紺碧のSpielplatz

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ロビンフッドの冒険・拡張1(Die Abenteuer des Robin Hood・Die erste Abenteuer-Erweiterung)

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拡張、待ってました~!!

この拡張では、ロビンフッドたちが、ジョン王子とシェリフからノッティンガムを救おうと奮闘している間に起きたいくつかの出来事を体験します。
拡張ですので、本体「ロビンフッドの冒険」が必要です。

No.369

ロビンフッドの冒険・拡張1(Die Abenteuer des Robin Hood・Die ereste Abenteuer-Erweiterung)

・Michael Menzel作

・Kosmos

・10歳から

・2人から4人

・時間…60分

・日本語化…必要です

 

ロビンフッドの冒険
紹介はこちら
第1章はこちら
第2章はこちら
第3章・その1はこちら その2はこちら その3はこちら
第4章・その1はこちら その2はこちら
第5章・その1はこちら その2はこちら
第6章はこちら
第7章・その1はこちら その2はこちら

ロビンフッドの冒険」は、2021年3月発売です。
新作には疎いわたしが、珍しく「欲しい!」と思ってさっさと購入(笑)。
Menzelさん、またやってくれたよー、これはSpiel des Jahresいくんじゃない??と思っていたら、見事ノミネート!
残念ながら大賞は逃しましたが(受賞は「ミクロマクロ・クライムシティ」)、個人的には2021年のゲーム大賞です。

そして、夏には拡張としてシナリオがネット公開されました。
ただ、わたしはダウンロードして印刷して本を作るより、製品化されたもので遊びたいと思ったので、発売までガマンすることに(笑)。
その後、エッセンのSpielでちゃんとシナリオが発売となりました!
これは買わねばっと思っていたけれど、後でも購入できるだろうと見送ったら、なんとKosmosのWebでのみ販売!
なので、クリスマスプレゼントとして、注文画面まで準備して、夫にポチっとしてもらいました(笑)。

拡張1は、シナリオが3本入っています。

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薄めの本、3冊です

・Die Tochter des Ketzers(異教徒の娘)
・Der Gesandte der Königinmutter(皇太后の使者)
・Die Intrige(陰謀)

「異教徒の娘」と「皇太后の使者」は、本編の第4章と同時期、「陰謀」は第6章が終わり第7章が始まるころの出来事だそうです。
なので、「異教徒の娘」と「皇太后の使者」は第4章まで、「陰謀」は第6章まで遊んでからプレイしてくださいとのこと…まぁ、普通は最終章まで遊んでから、拡張に行くと思うんだけど(笑)。

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今回は「異教徒の娘」

というわけで、天気の悪いクリスマス休みに、1号、2号、わたしの3人で「異教徒の娘」をプレイ。
ルールは全く変更なし。
…ただし、わたしたちはケロっと忘れてた(笑)。

それでも、シナリオを読みながら準備をしていくと、「あっ、そーだった!」「こうするんだった!」「あー、思い出したー」…読みながらちゃんと思い出せるって、すごい(笑)。

ちなみに、Menzelさんはインタビューで、新しいボードゲームで遊ぼうと準備していると、ガマンできない子どもたちが集まってきて「早く遊びたい!」っとせかされて、焦りながら説明書を読むのが好きじゃないので、説明書を読まずに始められるゲームを考えたとおっしゃっていて、「ロビンフッドの冒険」はまさにその通り!で笑っちゃいました。
時間がたっても、読みながら思い出していけるので、ホントうれしい(笑)!

以下、ネタバレしないように書きますが、少しでもネタバレしたくない方は、ここらへんで次に行ってください(笑)。

タイトルでも分かるように、この章ではマリアンのお父さんを探します。
そう、本編では異教徒として、いろいろあった方。
いろんなきっかけを作った人でありながら、最後まで姿は見えなかった…そーいや、どうなったんだろうと思ってたら、Menzelさん、ちゃんと結末用意してくださってました(笑)。

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準備完了!

まずは、スタートポジションにロビン(緑)、リトルジョン(青)、マリアン(黄色)をおく。
憎たらしいギズボーンのガイ(紫)も準備…してくれなくていいのになー。

「どうしよっか?」
「あのさ、今回ここに人がいるの。…ってことは、こいつに聞けってことじゃないかと」
「そうすると、お城に入らなきゃいけないのか。お城ってどーやって入るんだっけ?」
「えーっと、あれを使うか、これを使う…」
「え、あれ使うほうが早いでしょ」
「でも、あれは、また持ってない。探さなきゃいけない」
「じゃあ、これにする?」
「…うん、これ、出てるしね」
「じゃあ、全員これに向かおう!」

…と作戦会議が終わって、チップをひくと…いきなり赤。
「これ、ほんっとやる気そぐよね」
何にもしてないのに、勝手に希望が減っちゃうってどうよ(笑)。
しかも。
「ねえ、これ、なくなっちゃった…」
「え?」
「うん、だって…」
「あ、そっか」
「じゃあ、しょうがない、あれがありそうなところを探しまくろう」
「よし」

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何もしてないのに、敵だけが動く…

そして出てくる紫(笑)。
「ちょっとー、なんなの、これ」
「って、ひいたの、ままじゃん」
「そーだけどー」
「でもさ、このあとは悪いやつ出て来ないじゃん」
…確かに(笑)。

そのあとは、三人三様あちこち落ちてる(笑)ものを調べる。
人にも聞く(笑)。
3人とも戦わずにひたすら調べる(笑)。
そして、マリアンが「あれ」を見つける!

「よし、じゃあ、あれを持ってあっちに行けば…」
「そうだね、じゃあ、みんなこっちに行こう…」
全員移動開始(笑)。

ところが途中で、また違う情報が手に入る。
「え、じゃあ、あれじゃなくて、それか」
「そう。でも、マリアン、それも見つけてる」
「すごいじゃん」

マリアン、それをリトルジョンに渡す。
リトルジョン、それを持って教会へ。

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リトルジョン、必要なアイテム持ってたんだけど…

「え、リトルジョンじゃだめだって。マリアンじゃなきゃダメなんだって」
「えー、マリアンそっちまで行かせんの?」
「んじゃ、リトルジョンもこっちにきて、ここで渡せばいいんじゃない?リトルジョンが持ってるんだし」
「あ、そっか」

リトルジョンとマリアンふたたびランデブー(笑)。
で、それを使うと…「え、これ、探すの?」
「うん、これ」
「えー、これかぁ…見たことないよねぇ…」
「3か所まで探していいの。3か所以上になったら、負け」
「これ、見たことないよね」
「うん、ないと思う」
「えーっと、人…ここら辺はもう見たよね」

…などなど、1号とわたしが相談しているのに、2号は無言。
昔から2号が無言だと、ロクなことが起きないのだけど(爆)、2号はボードを凝視してる…そして「あのさぁ、このタイルって裏返しにしたことないんじゃない?」と1枚のタイルを指さす…

…え?
確かにそのタイルは、裏返しにした形跡はない(笑)。
…でも、そういう推理っていいんだろうか(爆)。
1号も「ちょっと待った、それは…でも、うん、そのタイルは裏返しにしたことないよね」
…確かにね、ボードの質がまぁまぁなので、裏返しにしたことがあるタイルは一目瞭然…一目瞭然だけど、でも…

「んじゃ、これに賭けてみようよ。ロビンフッド船に乗って、一気に行っちゃえばいいじゃん?」
行っちゃうんだ…(笑)

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タイル探ししてしまった(笑)

そして、ロビンフッドがタイルをめくると…
「やった、お父さんだ!!」
「めーっけ!」
早っ(笑)。

というわけで、無事ミッション完了。

 

久しぶりの「ロビンフッドの冒険」は、やっぱりおもしろかったです。
そして、ブランクがあっても本を読みながらすぐ始められるってのは絶対いいっ(笑)!
あと2つのシナリオも、とっても楽しみです。

ただ…やっぱりボードの質はもう少し上げてほしかったなぁ。
タイル探しできてしまうって、ねぇ(てか、普通はやらないけど・笑)。
ただ、本編で分からなかった結末が分かったというのは、よかった!

そして、本体を出す時点で、すでにこういう話を組み立てられるようになってたというのもすごいなと思います。
そういえば、本編の最終章を終えた時、2号が「でもさ、使ってないタイル結構あるね。これ何に使うんだろう」と言ってたっけ…もうその時、すでに2号は気がついてたってことか(笑)。

そういえば、Kosmosから春に拡張2(で、いいのかな?)発売の発表もありました。
拡張2は、ボックスになっているので、シナリオだけでなく、他のパーツも追加されるのではないかと。
こっちもめっちゃ楽しみです♪

 

☆今日のありがとう☆

その1
みなさん、どんな年越しでしたか?
ウチは、1号と2号が出かけていたので、夫とわたしはブルーレイで映画を観ていたのだけれど、忘れないようにっとテレビの前に時計をおいたにもかかわらず、年越しの瞬間は2人とも気づかず(笑)。
1分たったところで、夫が「あ、もう2022年だ!!」(笑)
あわてて正座して、「あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」でした(笑)。

その2
ちなみに観ていたのは、「ジョーブラックをよろしく」。
アンソニーホプキンズさんの演技に、すっかり引き込まれていました。
それにしても、彼は、ホントに俳優。
指を1㎝動かすだけで、まゆを1㎜動かすだけで、すべてが伝わってくる…すごすぎ。
この方が生きている時代に生きられて、幸運としか言えない!

その3
わたしの尊敬する方が「目が覚めたら、It’s all right!」と書いてらして、お正月早々平手打ちくらいました(笑)。
あー、もー、ホントそうそうそうそうそうそうそう…と、ひたすらうなずくだけ(笑)。
年末からのイライラやもやもや、ぐちゃぐちゃが一気に吹き飛んで、「なにたわごと言ってんだ、生きてるだけで大ラッキーじゃん!!」と自分に喝(笑)
わたしごときに紹介されてもご迷惑だと思うので、リンクはあえてしませんが、一番大事なことを思い出させてくださって、本当に感謝です。

その4
突然「I wanna wish a Merry Christmas」と歌い出した1号。
「…ってもう終わったか…」…思わず吹き出しました(笑)。

その5
ボディソープの封(セロファン)、なかなか開けられなくてイライラ。
…余談ですが、年取ると、こういうのがすぱっとできなくてイライラしませんか(笑)?
「あー、もう!」と叫んだら、2号がちらっと見て「やろうか?」
…控えめに言っても、めちゃんこウルトラすっごくいい子だと思いませんか(笑)?
そう思ったせいか、次の瞬間ぱらっと外せた(笑)。
「ありがと、2号が『やろうか?』って言ってくれたら外せた」と言ったら、「よかった」…これはモテるね(笑)。

その6
ある方から「好きなものへのパワー」という素敵な言葉をいただきました。
あー、そうだ、わたしやっぱりボードゲーム好きだ!!と改めて認識(笑)。
今年もボードゲーム愛で邁進します!

その7
さぁ、今日も張り切ってゆきましょう!
ルンルン♪