紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

チキンアウト(Chicken Out!)

大当たりか、チキンアウトか、ドボンか…(笑)

勇敢なニワトリと意地悪なキツネが、賭けたりカウントしたり。
でも、あまりにもニワトリの数が多すぎて、すぐに読めなくなってしまう。
どっちにしろ21匹以上になったら、全部引き取ることになるけどね!

No.513

・チキンアウト(Chicken Out!)

・David Parlett 作

・Piatnik

・7歳から

・2人から5人

・時間…30分

・日本語化…必要ありません

ボードゲーム屋さんの近くに用事がありまして、ついでにちょこっと(ホントにちょこっと)のぞいたら、Noobs im Weltraumを見つけました。
あ、これおもしろそうなんだよなぁーなんて思いながら眺めていると、近くにあった「チキンアウト(Chicken Out!)」と目が合っちゃう(笑)。
Piatnikの小箱カードゲームってあんまり話題にならないけど、かなりわたしの好みなのです。
とにかく「簡単なのにおもしろい」…これに尽きます(笑)。
あと、made in Austriaなのもとてもいい!

さて、ルールは。
Piatnikのカードゲームらしく、カンタン。
カードはよくきって、各プレイヤーに均等に配ります(余ったカードは、箱に戻します)。
各プレイヤーは、カードを裏返しに積み重ねて自分の前に置きます(あるいは、手に持ってもかまいませんが、表を見てはいけません)。

スタートプレイヤーは、2枚カードを表にして場に出します。
・黒い数字のカード(黄色いニワトリ)は、それまでの合計にその数字を足し、その数を宣言します。
・赤い数字のカード(赤いニワトリ)は、それまでの合計にその数字を足しますが、足して22以上になる場合は、それまでの合計からその数字を引きます。
・キツネのイコールは、直前に置かれたカードと同じになります。
・キツネのX2は、それまでの合計を2倍にします。
・キツネのイコール0は、それまでの合計が0になります。
・キツネのイコール20は、それまでの合計が20になります。

→場のカードの合計が21を越えていなければ、次のプレイヤーの番です。

→場のカードの合計が21を越えて22以上になったら、最後のカードを出したプレイヤーは場のカードをすべて受け取り、自分の山に入れ、左隣のプレイヤーがスタートプレイヤーとしてカードを2枚出します。

→あるいは、カードを出したら21を越えると思ったら「チキンアウト」を宣言し、場にあるカードをすべて受け取り、自分の山に入れますが、スタートプレイヤーとしてカードを2枚出します。

→ちょうど21になったら、大当たり、場のカードはすべて箱に戻し、最後のカードを出したプレイヤーは、スタートプレイヤーとして好きなだけカードを出すことができます。
ただし、そこで21を越えてしまったら、すべて自分の山に入れ、左隣のプレイヤーがスタートプレイヤーとしてカードを2枚出します。

誰かが自分のカードをすべて場に出したら、そのラウンドが終わるまで続け、ゲーム終了です。
残ったカードは、ニワトリは1枚マイナス1点、キツネは1枚マイナス10点として計算し、マイナス点が1番少ない人の勝ちです。

箱、半分でいいよねぇ??

天気のいい午前中に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
実は、他のゲームを考えていたのだけれど、時間が足りなかったので、「チキンアウト」となりました。

ウチは手札、机の上に置くスタイルでやってみた(笑)

ざっとルールを説明して、カードを配る。
スタートプレイヤーは、わたし。
自分の山札から1枚表にすると…

かわいいスタート(笑)

1…
2号「かわいいね、このカード」
まぁ、確かに。
数字も1だし(笑)。
次。

1+7に手間取るって…

わたし「えーっと、7だから…」
2号「8」
…計算、鬼早っ(笑)!

次は2号…

まだ生まれてないから0!

2号「8」
0って、まだカラの中にいるのね(笑)。

1号は…

簡単な計算なのに、なぜこう戸惑うのか(笑)

1号「…15」
2号が答えを言いたくてうずうずしているのがおもしろい。
ほんっと計算早いよね。

そして、わたしは…

赤いニワトリ!

わたし「あ、えーっと…うーんと…」
2号「6」
…早すぎるっつーの(笑)。

赤の数字は、足して21を越えるなら引くという、安全カード。
足すと24で、21を越えるので、引いて6になる。
わたし「へー、意外にすぐには21越えないね」
説明書読んだときは、すぐ越えて泥沼になりそうとか思ってゴメン(笑)。

次の2号は…

また増えた…

2号「…17」
わたしがせっかく下げたのに、なんで一気に増やすかな(笑)。

1号…赤の7…「10」
わたし…ホッとしながらカードを表にすると…

行ったり来たり(笑)

わたし「17(笑)」
1号「せっかく下げたのに」
わたし「戻しちゃった(笑)」

そして2号は…

なぬ???

2号「え、21じゃん!!」
すげっ、いきなりビンゴ?
2号「21だったらどうなるんだっけ?」
わたし「場のカードは、捨て札になって、2号がスタートプレイヤーになる。この場合は、好きなだけカードを出していい(通常は2枚)」
2号「やった!」

2号、1枚目…6
さくっと2枚目…9「15」
悩まず3枚目…7

調子に乗りすぎ(笑)

2号「え、22?」
1号とわたし、爆笑。
わたし「そういう場合は失敗で、出したカード自分の山札に戻して、次のプレイヤーがスタートプレイヤーになる」
2号「きったねー」
いや、きたなくないって、欲張りすぎたのが悪いんだって(笑)。

1号。

赤い数字見ると、引きたくなる…

1号「あ、7?」
わたし「残念、21を越える時だけマイナスにできるから、この場合は13だね」
1号「あ、そっか、13」

わたし、元気よく…

おまえっ、なんで今出てくんだよっ(笑)!

X2???
わたし「え、え、え、え、え…」
2号「26だね。だからダメ」
…理解できなくて脳みそが計算するのを拒否った(笑)。

そして、2号がスタートプレイヤー。
赤の3と黒の7…2号「10だよね」そうです。

1号は…

20でとめて持ってこないで~

1号「…0ってしたくなるけど、20か」
わたし「そうだよね…0にしたくなるけど、20だよね…」
わたしはしばらく考える…0カードとか、赤い数字カードとか出てくる可能性もあるよね、あるけど…
わたし「ここは、チキンアウトします」
場のカードを自分の手札に加えて、カードを2枚出すと9と3…「12」
2号は4…「16」
1号は1…「17」
…刻んできたな(笑)?
どうしよう、と迷ったのは一瞬、突撃ー(笑)。

うっほほ~い(死語)!

やった、赤の2!!!
わたし「19」←めっちゃ自慢げ(笑)。
2号「…チキンアウトだよね…」
2号、場のカードを引き取り、2枚カードを出す。
2号「1で10で、11」
1号「あ、イコール…ってことは、21??」

また21!

1号「おっしゃ、ビンゴ!」
場にあるカードは捨て札になり、1号が好きなだけカードを出す。
これ、ボーナスって感じで、すごく楽しい(笑)!

その後…

おい…

こんなん回ってきたので、チキンアウトしたり…

イコールと5で「5」
イコール来て「10」
またイコール来て「15」

イコールキツネ、大集合(笑)

1号「これは難しい…」
わたし「どうする?」
2号「行くっ!!」
えー…

マジ?

2号「行ったっ、20!!」
すげ。
1号「…チキンアウト…」
だよねぇ。

かと思えば…

0行進(笑)

もったいない、なんで続けざまに0が出てしまうの(笑)?
…と思っていたら…

え、いきなり20っすか?

20!!!
これは、3人で爆笑(笑)。
この落差は、激しすぎ(笑)。

あるいは…

1多かった…

2号「22!!」
惜しい、実に惜しい…
わたし「ニアピン賞作りたい(笑)」

そのあと、2号スタートプレイヤーで…

こういうこともある(笑)

2号「…え、これで21でいいの?」
わたし「うん、いいの」
2号「ラッキー」

そんな感じで、一時は2号がぶっちぎりかと思いきや、意外にもわたしが1番最初に山札なくして勝ち。
以下、2号、1号。
1号「サクサク遊べておもしろい。終わるのかと思ったけど、ちゃんと終わったのがすごい!」
2号「これ、あんまり考えなくていいね。でも、計算はしなきゃいけない。すごく楽しかった」

 

めっちゃおもしろかったです。
やっぱりPiatnikの小箱カードゲームは、いいっ!
ゲーマーさん向けではないかもしれないけど、ルールがシンプルで分かりやすく、気楽に遊べて、楽しいっ!

「チキンアウト」は、手札じゃなくて山札にしてカードを出す順番を決めてしまったのがミソ!
手札を眺めてうんうん悩む時間がないので、待ち時間0で、ものすごくサクサク進むのです。
なーんて言うと、カード運がーってなりそうだけど、わたしたちは全然気になりませんでした。
むしろ、全員で何が出てくるかドキドキしてたって感じで、チキンアウトするかどうかで充分悩ましかったです。

これは、再戦希望。
勝っても負けても、楽しいって気持ちになるいいゲームです。

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日の天気は、晴れ!
今年初めての入道雲を見ました。
うん、夏が来る!

その2
これでもボードゲームブログのつもりですので、ここにメモっときます(笑)。
Spiel des Jahresのノミネートが発表になりました。

Spiel des Jahres
ノミネート
・Fun Facts
Next Station London
Dorfromantik
推薦リスト
Mantis
That’s Not a Hat
・Hitster
Akropolis
Kuzooka
Sea Salt & Paper
QE

Kennerspiel des Jahres
ノミネート
・Challengers!
・Planet Unknown
・Iki
推薦リスト
・Mindbug
・Council of Shadows

Kinderspiel des Jahres
ノミネート
・Gigamon
Mysterium Kids
・Carla Caramel
推薦リスト
Mein erstes Abenteuer
・Douzanimo
・Rutsch & flutsch!

Kinderspiel des Jahresのゲーム…全く知らないー(軽くショック・笑)。
子どもたち、大きくなっちゃったもんなぁ…
でも、わたしのメインは、やっぱりSpiel des Jahresなのだと再認識(笑)。
この件については、日を改めて記事にしようと思っています(ホントかよ)。

その3
さぁ、今日も張り切ってゆきましょう!
るんるん♪♪♪