紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

キングダムビルダー(Kingdom Builder)

今さらシリーズ(笑)

自分の王国を創るのだ。
ボードを組み合わせたら、すぐに始めよう。
より有利な場所に勢力を伸ばし、他のプレイヤーに取られる前に、特殊効果を利用しよう。
そうして集めた価値ある金は、最後に勝利を呼び込むだろう。

No.563

・キングダムビルダー(Kingdom Builder)

・Donald X. Vaccarino作

Queen Games

・8歳から

・2人から4人

・時間…45分

・日本語化…必要ありません

・Spiel des Jahres受賞(2012年)

キングダムビルダーは、2012年のSpiel des Jahres受賞作です。
当時は、1号も2号も小さかったので、六角ますを見て「これはムリ(笑)」と保留したのですが、Spiel des Jahresを受賞してしばらくしたら、ものすごい値崩れして、これ以上は絶対安くならないよね?ってところまで行ったので、「ま、そのうち遊ぶでしょ」ぐらいな感じで購入しました。

さて、ルールは。
ボードを4枚組み合わせ、そのボードと同じ早見タイル(笑)を置きます。
各プレイヤーは、同じ色の得点マーカーと、こまを受け取ります。
あまったボードを1枚裏返しにし、得点ボードとして各プレイヤーの得点マーカーを置きます。
地形カードはよくきって、各プレイヤーに1枚ずつ配り、残りは裏返しに積み重ね山札とします。
王国カードは、よくきって、3枚表にしてボードのわきに置き、残りは箱に戻します。
場所チップを指定の位置に置きます。

手番が来たら、地形カードにかかれた地形にこまを3つ置きます。
各ますに1つずつ置き、そのますに接するますにもう1つ、と合計3つのこまを置きます。
すでにこまが置かれていて、そこに接するますが地形カードと一致したら、そのますに置かなければなりません。

場所ますに接するようにこまを置くと、そのますにある場所チップを1枚もらえます。その効果は、その次の手番から使うことができます。

誰かが、こまをすべてボードに置いたらゲーム終了です。
王国カードにしたがって、得点(ゴールド)計算します。
また、お城ますに接するようにこまを置いたプレイヤーは、3ゴールド獲得します。
1番得点(ゴールド)の多い人が勝ちです。

我が王国の誕生だ!

家族で遊ぶ日(403)。
4人そろったので、「チケットトゥライド レガシー 西部開拓記」の続きをやろうと思ったら、「ちょっと休み入れようよ。レガシー、疲れたなー」という声が。
…確かにね、あれ、毎日やるもんじゃーないか(毎日やってたんか?笑)。

んじゃ、何がいいかなーと棚を見て目に留まったのが「キングダムビルダー」。
そーいや、全員できる年齢になってるじゃん(笑)。
時の流れは早いのう…(そっち?)

ざっとルールを説明するけれど、案の定場所チップで夫がひっかかる。
こまを置くルールはとても分かりやすいんだけど、場所チップの効果が種類によってはちょっと難しい。
わたし「とりあえず、こまの置き方だけ覚えて。で、このますに接するように置くとチップがもらえるの。で、チップの効果はまた後で説明する」
夫「たぶん、そのほうがいい」
1号と2号も無言でうなずく(笑)。
夫(青)、1号(黒)、2号(オレンジ)、わたし(ナチュラル)の4人プレイで。

スタートプレイヤーは、わたし。
地形カードは、草原。
…ここは絶対、場所チップをもらえるところに置きたい。

チップ獲得!

序盤は、チップを集めたほうがいいと思ったので、あえて他の地形に接しないようにこまを置き、チップをもらう。
夫「なんでまっすぐ置いたの?」
わたし「別にどう置いてもいいんだけど、なるべく他の地形に接しない様にするため。他の地形に接していて、そのカードが出たら、絶対そこに置かなきゃいけなくなるじゃん」
夫「あ、接してなかったら、他の場所にも置けるのか!」
わたし「そう。そうやってチップ集めたほうが有利かなと思って」
夫「なるほど」

夫のカードは、花畑。

お花畑に並ぶ家(笑)

夫「これで、チップもらえる?」
わたし「うん、もらえる」
夫もチップ獲得。

2号は、砂漠。

2号は、はじから出発

2号「うーん、ここかな…」
2号もチップ獲得。

一巡すると、全員理解(笑)。
なるほどね、そういうことか!
すばらしい!

うーん、悩ましい…

置く地形はカードが決めるけど、どこの地形に置くかはプレイヤーが考えるわけで、このバランスがとてもいい!
程よい悩ましさで、序盤にしてSdJ受賞納得(笑)。

途中、夫は隊列組んで(笑)勢力を伸ばす(笑)。

民族移動を思い出す…

目指すって感じで、見てて楽しい(笑)。

…と思ったら。

なぜそこ(笑)?

いきなり砂漠に飛ばされてるし(笑)。
夫「チップもらえたけど、ここすごく不便…」
2号「だから、こっちに移動したんじゃん(笑)」

そんなこんなで、あっという間に終了。

終了!

得点計算すると、わたしの勝ち。
以下、2号、1号、夫。

 

途中にも書きましたが、納得のSpiel des Jahres受賞。
ルールはシンプル、でもしっかり悩ましさがあって、遊んでいてとても楽しい!
毎回ボードと得点条件が変わるので、何度も遊べるというのもポイント高いと思います。
特に、たまーにゲームで遊ぶという層にはピッタリではないかと。

夫は、遊んだ後「これ、『フィヨルド』に似てるよね」と言ってましたが、確かに感触は似てます。
でも、フィヨルドはボードがないのに対して、キングダムビルダーは最初からボードがあるという違いは大きいと思います。
そして、カードの地形にこま置くというのが、プレイ感を軽くしていて、結果的には似て非なるものになっているのではないかと。

家族にも好評だったので、ぜひ再プレイしたいと思います。

 

キングダムビルダー・その2はこちら

 

☆今日のありがとう☆
その1
4人そろったので、例の続き、ようやくできましたー!
今回は、おもしろかったです。

その2
セールで、半額ボードゲーム発見!
うひひーっと買っちゃいました~!

その3
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん