紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

火と石の時代(Fire & Stone)

人類の目覚め

人類のゆりかごアフリカから、旧人の部族を率いて世界へ!
猟人と採集民として、新しい地域を発見し、技術を身につけ、集落をつくろう。
このゲームは、タイルがランダムに置かれるので、毎回違う展開になるでしょう。
また、怪しげな洞穴は少し難易度を上げるでしょう。
さぁ、石器時代にようこそ!

No.500

・火と石の時代(Fire & Stone)

Klaus-Jürgen Wrede

・Pegasus Spiele

・10歳から

・2人から4人

・時間…45分から60分

・日本語化…必要ですが、日本語版が発売されています

「火と石の時代」は、「カルカソンヌ」のKlaus-Jürgen Wredeさん作。
Wredeさんなら遊んでみたいと思ったけれど、発売後の評価は微妙(笑)。
どうしようかなと思っていたら、師匠の「派手さはないが、ドイツゲームの良さを持っているゲーム」というコメントに、これは遊ばねばならぬっと使命感に燃える(笑)!
偶然、中古ボードゲームショップの閉店セールで中古が格安になっていたので、購入に至ったというわけです。

ところが、ふたを開けてみたら…え?

未使用でした!

タイル抜けてないけど(笑)?
カードもパッケージに入ったままだったし、たぶんシュリンクがないだけ。
欠品もないし、ラッキーっ!

さて、ルールですが。
各プレイヤーは、個人ボード、個人カード、人こま、小屋こま、収穫物タイル、マーカーを受け取ります。
ボードを広げ、指定の場所に発見タイルを裏返しに置きます。
各カードは、それぞれ別々によくきって、指定の場所に置きます。

発見タイルは…
・森
その地域の森チップの山を受け取り、表を見て1枚選び、自分のボードに置きます。
・火
表にしたら、1点獲得します。
個人ボードにある森チップを好きなだけ、食料か食料保存袋にすることができます。
・採集物
表にしたら、採集するか、そのまま置いておくか決めます。
→採集するなら、自分の個人ボードに置きます。
→そのまま置いておくなら、食料を2つもらいます。
・小屋
小屋タイルは、小屋タイル置き場に並べます。
タイルを表にしたら、小屋を建てることができます。
すでに小屋が建っているますでは、すでに建っている小屋の数だけ食料を支払って建てます。
小屋を建てたら、同じ地域の火のますにこまを移動させます。
・洞窟
洞窟タイルを表にしたら、洞窟カードを表にし、以後そのルールに従います。

11枚目の小屋タイルが表になったら、指定の数の手番を行い、ゲーム終了です。
得点を計算し、1番多かった人の勝ちです。

Theボードゲームって感じ(笑)

家族で遊ぶ日(326)。
夫(青)、1号(緑)、わたし(赤)の3人でプレイ。
ルールをざっと説明するけれど、いつものように「とにかくやってみて?説明聞いてもわかんない」「うん、やってみよ?」とのことで、これまたいつものようにやりながら説明することになる(笑)。

スタートプレイヤーは、わたし。
人こまは、1ますか2ます進める。
まぁ、とりあえず1ますかな…

進んだ先のますにあるタイルを表にする。
キノコが出てきたので、採集して自分のボードに持ってくる。
1度に集められる採集物は2種類、3人プレイの場合は、最初にもらえる採集物が1種類なので、もう一つは自分で選べる。
わたし「これ、採集したくなかったら、そのまま置いとく。そうすると、食料が2つもらえる。ただし、食料は食料袋がなかったら保管できない」
1号「なるほど」
確かに、このルールはとっても分かりやすい。

次は、夫。
わたし「1ますか2ます進めるよ」
夫「じゃあ、ここ」
タイルを表にすると、火!
わたし「1点もらえます。あとね、森タイルで動物持ってたら、それを…たぶん焼いて、食料にしたり、食料袋にできる」
1号「あ、なるほどね、火で焼いて動物食べるわけか」
わたし「そういうこと」
…うん、めちゃくちゃ理にかなったルールだ(笑)。

徐々に行動範囲が広がっていく

1号は、2歩進んでクルミを見つける。
1号「あ、クルミだ!もらっとこ」

その後、小屋が出たので、わたしは小屋を建てる。
最初の小屋は、タダってのがいい(生活臭プンプン・笑)。
わたし「小屋は、いっぱい建てたほうがいいよ。最後に得点になるから」
1号「あ、そーなんだ」
2人はガンガン進むけれど、わたしは森に行って動物を捕まえる(笑)。
せっかくタイルがあるんだから、全部表にしたいじゃん(笑)?

とうとうヨーロッパへ

採集物が3つ集まれば、発明カードがもらえる。
移動が早くできたり、コスト少なく小屋が建てられたりと、なかなかお得(笑)。
わたしは、3種類目の採集物を集められるカードをもらってみる。
小屋タイルが3枚集まったので、次の地域にも行けるようになる。

しばらくすると、3人とも「小屋を建てたいけど、食料が足りなくて建てられない、食料を保存できる食料袋って、どこにあんの?」状態に陥る(笑)。
わたし「食料袋は、森のタイルについてるのもあるはず。あとは、発明カードだって」
1号「そんなん、場にないじゃん」
夫「よく食料もらえるけど、しまうとこ(袋)がないから、ためられないんだってばー!」
ここから、3人とも袋探しに没頭(笑)。

小屋タイルが5枚になったので、なんと人こまが増える。
2人動かすって、結構間違えそうだけど、なんせ動けるのが1ますか2ます。
あんまり悩むこともなく、全員さっとなじんで2人を動かせるようになる。

このあたりから、3人ともてんでんばらばらな場所で活動するようになる(笑)。
1号はとにかく先に進み、夫は袋を探し、わたしは2人が残したタイルを表にしていく(笑)。
いや、ほら、だって、残り物には福があるっていうじゃん(笑)。

そして、洞穴タイルが出たので、洞穴カードを表にする。
わたし「船でこの間を移動できるんだって」
夫・1号「ふーん…」
どうやら2人は目の前のタイルに精一杯で、船まで気が回らないらしい(笑)。
かくいうわたしも、どうやって小屋を建てるか考えてて、写真撮るの忘れた(笑)。

次の地域に入ると、そろそろ終盤なのでできるだけ小屋を建てつつ、得点カード(発明カードと同じく、採集物を集めるともらえる)を狙う。
この辺のバランスは、とってもおもしろい!

最後の小屋タイルが出てきて(出したのは、もちろん1号)、ゲーム終了。

かなりあちこち行った!

序盤は、おっかなびっくりという感じで進んだけれど、中盤以降は慣れてどんどん進んじゃうとこなんか、テーマに合ってて遊んでいて楽しい!
わたしは、こんな感じで終了。

チップがのっているのが個人ボード

それぞれ得点計算すると…

福はあった!

残り物には福がある的に、ちまちまと小屋を建てたわたしの勝ち。
以下、夫、1号。
夫「初めてだったから、最初はよく分かんなかったけど、分かってきたらおもしろい。もう1回遊びたい」
1号「テーマと合ってる。どんどん先にすすんで発見するのは楽しかった!」
とのこと。

 

あー、めっちゃ楽しかった~!
テーマとやることがなじんでいるので、その世界にどっぷりつかることができます(笑)。
未踏の地に足を踏み入れ、そこで動物をつかまえて、小屋を作り、また先に進む…って、もうそれだけで楽しそうでしょ?
それがまんまゲームになってるんだから、楽しくないわけがない(笑)。

これ、評価が低めなの、ぜーんぜん分かんないです。
目新しいシステムがないからなのかな?
いや、でも、ボードゲームって目新しいシステムのために作るモノなの?
違うよね。
家族や友達や仲間と一緒に、楽しい時間を過ごすための手段のひとつだと、わたしは思ってるんだけど。

そういう点で「火と石の時代」は、すごくよくできてると思います。
初心者でも、何度か手番を行えば理解できる敷居の低さ、でも、運だけでは勝てないマニアックな部分が上手くミックスされてて、ものすごく充実してます。
小さいことだけれど、スタート時にもらえる採集物が、各プレイヤーで異なる組み合わせになっているので、一種類に集中するのを避けられるようになってるのです。
こういう工夫って、ゲーム中の余計な摩擦(笑)を減らしてくれるので、のびのび遊べます。

毛すら生えてない初心者の夫に「もう1回やってみたい」と言わせるとは、さすがWredeさん。
今度は、ぜひ4人で遊びたい!

 

というわけで、これで500個目のゲーム紹介となりました。
もう少し早く500個に到達する予定だったんだけど、最後の10個ぐらいでペース落ちちゃいましたね(汗)。
ここまで続けられたのは、読んでくださるみなさまのおかげです。
いつも読んでくださって、本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いしまーっす。

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日もいい天気!
午後から多少くもったけれど、それでも雨は降らなかった!
…ただ、やっぱり寒かったけどね(笑)。

その2
Lufthansa、コロナ禍で運休していた関空ミュンヘンを5月から再開するそうな。
わたしは関空使わないけれど、でも、それでもすごくすごくうれしい!
これで、日本とドイツがもっと近くなる!
関西出身の友人たちは、羽田経由を強いられてたけど、お家に帰るのが楽になる!
あー、うれしーっ!

その3
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪