紺碧のSpielplatz

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カルカソンヌ 原始の営み(Carcassonne Jäger und Sammler)

原始時代のカルカソンヌ

巨大な要塞に囲まれた現在のカルカソンヌ都市地域が形成される数千年も前から、そこには人々が暮らしていた。
人間は生き延びるために、野生の動物を狩り、木の実を集め、魚を釣っていた。
その足跡は、素晴らしい壁画や古代の遺跡に今も見ることができる。

No.443

カルカソンヌ 原始の営み(Carcassonne Jäger und Sammler)

・Klaus-Jürgen Wrede作

・Hans im Glück

・8歳から

・2人から5人

・時間…30分から45分

・日本語化…必要ありません。

ボードゲームにハマり始めのころ、「カルカソンヌ」で遊んでおもしろーい!!と感動し、他にはないのかなと探したら拡張がいっぱい出てきたけど、「原始の営み」も出てきました。
でも、そのころすでにほとんど手に入らない状態だったので、あきらめかかってたところに、偶然おもちゃ屋さんのワゴンセールで発見!(←2020年の再販で買ったんだろうなと思った方は、マニアです・笑)。

「原始の営み」は、これだけで遊べます。
だから、遊んでみたかったというのもあります。

火山のかかれたタイルがスタートタイルです。
それ以外のタイルは、よくまぜて裏返しに積み重ね、いくつか山札をつくります。
ボーナスタイル(裏に岩山がかかれています)もよく混ぜて裏返しに積み重ねて山札にします。
得点ボードをおき、そのわきに得点タイル(50、100とかかれています)をおいておきます。

各プレイヤーは、同じ色のこま6つと、小屋2つを受け取り、こまの1つを得点ボードの0におきます。

手番がきたら、必ず以下の順番で手番を行います。
1.タイルを1枚選んで表にし、すでに置かれているタイルに合うように置きます。
2.置きたければ、今置いたタイルの上に自分のこまを置きます。
3.置いたタイルで、森か川が完成したら、得点計算をします。

1.タイルを1枚選んで、置きます。
タイルはいままで置かれたタイルに、少なくとも1辺は接するように置きます。
また、タイルにかかれた絵を合わせて置きます。

2.こまを置きます。
一手番につき、こま1つか、小屋を1つ置けます(両方は置けません)。
どちらも、この手番で置いたタイルの上にしか置けません。
タイルのどの部分に置くか、はっきり分かるように置きます。
こまは、森、川、草原(ねかせておく)に置けますが、小屋は川か湖にしか置けません。
森と川が完成したら、こまは手元に戻ってきますが、草原に置いたこまと小屋は、ゲーム終了まで手元に戻ってきません。
この手番で置いたタイルでも、他のこまがすでに置かれてる部分には、自分のこまを置くことはできません。

3.川、森が完成。
・川が完成した場合
川は、湖か森にはさまれるか、輪になったら完成します。
川は、タイル1枚につき1点、湖に魚がいたら1匹につき1点です。
得点ボードの得点マーカーを動かして、置かれていたこまを手元に戻します。
・森が完成した場合
森は、1部分につき2点で、こまを置いたプレイヤーがもらえます。
得点ボードの得点マーカーを動かして、置かれていたこまを手元に戻します。
森を完成させたプレイヤーは(注・森にこまを置いていたプレイヤーでない可能性もあります)、完成させた森に金塊があるかどうか確認します。
金塊があったら、ボーナスタイルを1枚表にして、通常タイルと同じように置くことができ、こまや小屋も置けます。
ただし、そのボーナスタイルでまた森を完成させて、その森に金塊があってもボーナスタイルはひけません(ボーナスタイルは一手番につき1枚だけ)。
森を完成させても、金塊がなかったらボーナスタイルはひけません。
ボーナスタイルがなくなったら、以後ボーナスタイルはひけません。

川や森が完成した時、違う色のこまが乗っていた場合…
・置かれたこまの数が多い方が得点をもらいます。
・置かれたこまの数が同数だった時は、こまを置いたプレイヤー全員が得点をもらいます。

手元に戻ったこまは、次の手番から使うことができます。

ゲーム終了時の得点
・小屋と水路
小屋は、いったん置かれたらゲーム終了まで置かれたままで、ゲームが終了してから得点を計算します。
小屋は、つなげた川や湖にすでに他のプレイヤーの小屋(注・こまではありません)があったら置くことはできません。
つなげた川や湖に、自分か他のプレイヤーのこまがあっても、小屋は置くことができます。

小屋を置いた川や湖は水路となり、ゲーム終了時にその水路に魚が何匹いるか数え、それが得点になります。
同じ水路に、他のプレイヤーの小屋があったら、小屋の数が多いプレイヤーが得点します。
小屋の数が同じだったら、小屋をおいたプレイヤー全員得点します。

・草原と猟師
ゲームが終了したら、草原にねかせて置いたこまのプレイヤーは、その草原に動物が何匹いるか数えます。
ただし、サーベルタイガーがいる草原では、サーベルタイガー1匹につき動物(マンモスは除く)が1匹食べられてしまうので、マイナス1匹となります。
動物1匹につき2点として得点を数えます。

すべての得点を足し、一番多かった人の勝ちです。

こまが片手上げてる!!

家族で遊ぶ日(278)。
天気の悪い午後、1号も2号もお出かけしてしまったので、夫とわたしの2人でプレイ。
「原始の営み」は、1号、2号とは何度か遊んだことがあるけれど、夫は初めて(笑)。
でも、基本(オリジナル)が頭に入っているので、逐一説明していけばダイジョウブだろうと、休みじゃないけど(笑)、遊んでみることにする。

説明しやすいように、スタートプレイヤーはわたし。
1枚ひいて、おく。
サーベルタイガー付きの森(笑)だったので、わたしは当然スタートタイルの森にくっつける。
森の上にこまを置いて、手番終了。

次は夫。
夫のタイルは湖…
わたし「オリジナルでは、道があんまり魅力的じゃなかったけど、こっちの川と湖は、結構得点できるの。例えば川を完成させると、タイルの数プラス魚の数が得点になるよ」
夫「…そしたら、このタイルの横に置いたら…」
わたし「そう、湖にはさまるから川が完成できる。そんで、4点もらえる」
夫「じゃ、そうする」
基礎が入ってると(笑)話が早い(笑)。

わたしの次のタイルは、森だったので森を広げる。
ついでに、川もおさえる。

だんだん広がっていく…

夫も森タイル。
夫「この森って、いつもの街だよね?」
わたし「そうです。しかも、金塊があると、ボーナスタイルがもらえるよ」
夫「…ぼくのはないけど、きみのはある!」
…これで、「ずっりー」って言ったら、まさに2号(笑)。

夫もわたしも、オリジナル出身(笑)なので、どーしても森を優先してしまう(笑)。
「原始の営み」では、水路も結構重要だし、今回は草原ルールも入れようと思っているから、おりを見て(笑)夫に説明しなければ…(笑)

夫、川マニアとなる(笑)

どうやら夫は、あっさり川で得点できたのが気に入ったらしく、ほっといても川にこまを置く(笑)。
あとは、小屋の説明だなと思ったので、ざっと説明する。
わたし「小屋は、川か湖に置ける。小屋とこまは、かぶってもいい。小屋は最後までそこに置いとく。最後にその小屋につながった水路にいる魚の数が、得点になる」
夫「ふーん…」

その後、夫は川タイルをひきまくり、川を作っては得点を重ねる。

ここで勝負(笑)

ここで、わたしは小屋を設置。
魚が集まってきたので、賭けてみたっ(笑)。

魚小屋(?)設置

夫「え、小屋おけるの?」
わたし「うん、置けるよ。だって、小屋同士は重なっちゃいけないけど、小屋とこまならダイジョウブって言ったじゃん」
夫「…」
…確かにね、この川は、ほぼ夫が作ったものだから無言になるよね(笑)。
でも、ここでこまか小屋、どちらか1つしか置けないってルールが効いてくる。
夫は目先の川得点(川タイルの数プラス魚)に気を取られて、最終得点(魚の数)は後回しにしちゃったけど、夫のタイルの出方では小屋を置くヒマがなかった。

ようやく完成っ!

ようやく森が完成。
わたし「この森には金塊があるので、ボーナスタイルがもらえます」
ひいてみると、なんと魚4匹!
…ってことは、小屋付きの川に置くしかない(笑)。
ついでに、川を完成させて得点!
夫「魚4匹もいるんだ」
わたし「うん、これはおいしい」

夫もボーナスタイル!

その後、夫も森を完成させる。
夫「金塊あるから、ボーナスタイルもらえるよね?」
わたし「もらえます」
夫のボーナスタイルは、「火事」。
わたし「火事なので、サーベルタイガーが逃げちゃう。オリジナルではやってないけど、草原にこまをねかせて置くと、その草原にいる動物が得点になるよ」
夫「とりあえず、この穴にぴったりなんだけど?」
わたし「あ、ホントだ。いいんじゃないかな、サーベルタイガーがいてもマイナスにならないから、ここにこま置いといたら?ただし、このこまはゲームが終わるまで戻ってこないよ」
夫「今、何点になるの?」
わたし「すでに6点」
夫「じゃ、置く」

サクッと草原ルールが理解できてよかった(笑)。

わたしも、マンモス1匹タイルが出てきたので、草原に挑戦。
カルカソンヌは何度も遊んでるけど、草原やるの初めて(笑)。

祝・草原(笑)!

やった、わたしも草原の持ち主(笑)。
…って、もうすでにサーベルタイガー2匹もいるんですけどね(爆)。
向こうにいるシカを呼び込みたいなぁ…

最終形

そんなこんなで、最後の1枚が置かれて終了。
動物得点は夫、小屋得点はわたし、勝ったのはわたし!
夫「デザインいいなと思ったけど、遊んでみたらちょっと分かりにくいね」
わたし「だから、今は新しいデザインで売ってるよ」
夫「でも、オリジナルではつまんなかった道が、川になったらおもしろくなってよかった」
とのこと。

 

考えてみたら、カルカソンヌは、いままでどのバージョンでもいつも3人か4人で遊んでいて、今回初めて2人で遊んだのですが、2人がベストって感じがしました(笑)。
カツカツしないし、のんびり楽しめて、とても楽しかったです。
それに、このタイル数で5人で遊んだら、いろんなものが完成できなくて中途半端に終わるのではないかと。

あと、夫も気がつきましたが、この旧バージョンはデザインが見づらいのが欠点。
川が真ん中に流れていないので、タイルをきっちり並べても川が流れない(笑)とか、池から流れる川が短すぎて見づらいとか、イマイチな点が多いのです。
それは出版社側も分かったようで、2020年にデザイン一新で再販になってます。

新バージョンは、各段に見やすくなっていて、遊んでいてストレスフリーだと思います。
…でも、同じゲーム2つ買うほど余裕があるわけじゃないしなぁ(笑)。

あと、オリジナルでは人気のなかった道が、川になったら大人気(笑)。
池と魚、そして小屋のルールは秀逸だと思います。
少なくともわたしたちは、街だけでなく川にも気を配るようになりましたから(爆)。

夫も気に入ったようなので、また遊びたいと思います。
そして、新作「Nebel über Carcassonne」がますます楽しみになりました!

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日はくもり。
でも、雨が降らなかったので合格(なんの?)。
そんなに寒くなく、過ごしやすかったです。

その2
役所に行く用事があったのだけれど、待ち時間長かったのに、手続きは3分…まぁ、早く終わったんだからいいか(笑)。

その3
なかなか解消できない寝不足(笑)。
今日もお昼ご飯の後…自動的にまぶたが降りてました(笑)。

その4
たった数日の旅行だったというのに、その間にたまったあれこれが片付かない!
あーもう、すべてを放り出してゲームで遊びたい…(おいっ)

その5
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪