紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

キャプテン フィリップ(Captain Flip)

Spiel des Jahresにノミネート!

海賊の旗を掲げ、仲間を雇って、宝箱を金で埋め尽くせ!

No.603

・キャプテン フィリップ(Captain Flip)

・Paulo Mori , Remo Conzadori作

・Play Punk

・8歳から

・2人から5人

・時間…20分

・日本語化…早見表を訳す必要があります

「キャプテン フィリップ(Captain Flip)」は、2024年のSpiel des Jahresにノミネートされました。
わたしのSpiel des Jahresの予想は、「トレッキングヒストリ(Trekking Reise durch die Zeit / Trekking Throught Histrory)」だったんですが、推薦リスト入り止まり、しかも、Kennerspiel des Jahresだろうと思った「スカイチーム(Sky Team)」がSpiel des Jahresにノミネート(笑)。
これは、「スカイチーム(Sky Team)」が取るよなぁと思ったんですが、ネックになるのが「2人専用」という点。
今までSpiel des Jahresを受賞した作品は、すべて2人以上で遊べるもので、2人専用というのはないんですよね…
なので、万が一(笑)のために、「キャプテン フィリップ(Captain Flip)」も遊んでみようと思ったわけです。

さて、ルールは。
各プレイヤーは、個人ボードを受け取り、早見表を見やすい位置に置きます。
金貨は、山にします。
宝の地図は、中央に置きます。
タイルはすべて布袋に入れます。

手番が来たら、布袋からタイルを1枚ひき、まず見えた面を表とし、その面で置くかどうか、決めます。
→置く場合
ボードに置きます。
→置かない場合
タイルを裏返しにし、その面を表としてボードに置きます。

ボードに置く場合は、必ず1番下から置きます。
ます目を空けて置くことは、できません。

タイルを置いたら…
黄色い部分…すぐにその効果を実行します。
灰色の部分…ゲーム終了時にその効果を実行します。

誰かが、縦4列すべてタイルを並べたら、全員が同じ手番数になるまでプレイし、ゲーム終了です。
ゲーム終了時の効果を実行し、1番多く金貨を集めた人の勝ちです。

船に誰をのせようか?

「遊びたいなー、遊びたいなー、あ・そ・び・た・い・っ!!」とつぶやきながらうろうろしてたら、ため息つきながら2号が「いいよ、遊べるよ」…毎度ありがとうございます(笑)。
天気の悪い午後に、2号とわたしの2人でプレイ。

袋、小さすぎ(笑)

ざっとルール説明するんだけど、要は「袋からタイル引いて、ボードに置く」それだけ(笑)。
早見表があるので、自分で確認できるし、これはラクチン(笑)。

スタートプレイヤーは、わたし。
布袋からタイルをひく…んだけど、なぜ布袋、こんなに小さいの?
袋の中でタイル、全然混ぜられないんですけどー。
少なくとも、倍のサイズは欲しいな、これ。

とにかく1枚ひくと…船員。
…これは、裏返しにしなくてもいいかな。
一旦裏返しにしたら、絶対その面を使わなきゃいけないので、船員でいくことにする。

まず船員ひとり確保(笑)

船員は、多ければ多いほどいい。
ゲーム終了時に何人いるかによって、金貨がもらえる。

サルは、ひっかきまわすタイプ(笑)

2号はサル。
2号「1枚金貨がもらえて、上下左右にあるタイルを裏返しにするのか。でも、タイルなかったら裏返しにできないよね」
わたし「うん、できないから、しょうがないよね」
2号「じゃあ、サルでいく」
2号、サルを置いて、金貨をもらう。

次に、わたしは料理人をひく。
料理人は、料理人を置いた横列のタイルの数だけ、金貨がもらえる。
お、これはおいしいじゃん(笑)。

料理人だけあって、おいしい(笑)

船員の隣に置いて、金貨2枚いただきっ。
これは、確かにおもしろい。

見張り人かぁ…

そして、次のタイルは…見張り人。
ゲーム終了時に、このタイルの上にタイルがなければ金貨4枚…って、序盤に出てこられてもなぁ(笑)。
うん、ここは裏返しにしてみよう。
わたし「裏返しにするわ」
2号「だよね」
裏返しにすると…

オウムは、金貨1枚取られるけど、タイルもう1枚ひける!

オウムっ!
オウムは、もう1枚タイルをひけるという優れもの。
ただし、ゲーム終了時にいたら、金貨1枚支払わなきゃいけない。
うーん、金貨1枚ぐらいなら、いいかな…

もう1枚タイルをひくと、なんとサルが出る。
…サル、かぁ…どうしよう。
裏返しにしてもいいけど、裏返しにして使えないのがでてくるのもなぁ…
迷ったけれど、サルのまま、調理人の隣に置き、調理人を裏返しにするとっ!!

…出てきたのはサル(笑)!
わたし「え、またサルなんだけど?」
2号「…ってことは、またひっくり返さなきゃいけないの?」
わたし「…そういうことになる」
…これは、恐怖だ(笑)。
金貨1枚もらったぐらいで、これは怖い(笑)。

うーん、船員とサル…どっちを裏返しにする?
散々迷って、最初のサルを裏返しにすると…「やたーっ、調理人っ!セーフっ」

次の手番で、見張り人も出て来てくれて、宝の地図もゲット!

宝の地図と一緒に金貨1枚ゲット!

今度の見張り人は、ちゃんとトップに置けた(笑)!
手番終了時に宝の地図を持っていたら、金貨1枚もらえるというのもうれしいっ。

そして、その頃の2号は…

積み上げたって感じ(笑)?

お、見張りが1番上にいる!
でも、オウムが出てこないので、タイルの枚数は少なめ。

そんなこんなで、わたしが4列完成させて、ゲーム終了。

できあがりを見るのも楽しい!

タイルの灰色部分を集計。
わたしは、オウムが2羽もいるのでマイナス2点。
2号は、船員を集めまくる。
計算してみると、わたしの勝ち!
2号「おもしろい、これ。引き運はあるかもしれないけど、裏にすることもできるから、そんなに気にならないよね」
とのこと。

 

想像してたより、ずーーーーっとおもしろかったです。
なるほど、これならSpiel des Jahresにノミネートされるなと納得。
ノミネートされなかったら、遊ばなかったと思うので、ノミネートしてくださってありがとう(笑)って感じです。

ルールは、これ以上ないほどシンプル。
でも、仕掛けが秀逸。
全員が早見表で確認できるようになっているので、最初のうちはのんびりした展開かもしれませんが、タイルに慣れてくると盛り上がること間違いなしです。
実際、わたしたちも終盤は「サル、サル来い!」とか「オウムが欲しいっ!」と気合い入れてタイル引いてました(笑)。

うーん、相手が「スカイチーム」じゃなければ、アリだったかもなぁ…
そう思うぐらい、シンプルで分かりやすいのに、ちゃんと考えどころがあります。
てか、「スカイチーム」が異次元すぎるんだと思います(爆)。

あ、あと、袋はもっと大きくしてほしかった!
どー考えても小さすぎです(笑)。
個人ボードは何種類かあるので、「何度も遊んでくれ!」という感じがとてもいいなと思いました。

読んでくださって、ありがとうございます。

 

☆今日のありがとう☆
その1
天気は、よし!
ただ、余裕は全くありませーん(笑)。

その2
なんとかなる、なんとかなると思いたい(笑)。
がんばります!