紺碧のSpielplatz

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世界の七不思議 アーキテクト 建築家たち(7 Wonders Architects)

今さらですが(笑)

時代を越える堂々たる世界の奇跡を築くのだ!

No.556

世界の七不思議 アーキテクト 建築家たち(7 Wonders Architects)

・Antoine Bauza作

・Repos Production

・8歳から

・2人から7人

・時間…25分

・日本語化…必要ありません

世界の七不思議 アーキテクト」は、「世界の七不思議」をシンプルにしたゲームです。
元の「世界の七不思議」は、2011年のKennerspiel des Jahresを受賞しています(ちなみに、Kennerspiel des Jahresは2011年に創設されたので、初代受賞作となります)。
当然、おもしろーいと評判だったのですが、当時子どもたちが小さすぎてKennerspiel des Jahres受賞作は難しすぎるだろうと却下(めずらしく理性が勝った)。

でも、2021年に発売された「世界の七不思議 アーキテクト 建築家たち」は、再び興味がわきました。
子どもたち充分大きくなったけど、こういうのはやさしいのから入るべきよねーなんて思って調べたら、めちゃくちゃ高いっ!
いや、これ、導入ゲーム(←勝手に名付ける)の値段じゃないでしょーっとあきれるレベル(笑)。
しかも、箱、めちゃくちゃデカいし。
デカいっていうか、厚みがめっちゃあるやつ。
これは、ムリ(断言)。

…と思ってたんだけど、Blackなんちゃら(笑)で、ぐぐーっと値段が下がってしまう(笑)。
…もう逃げられない(笑)。
白旗上げて、購入しました。

さて、ルールは。
各プレイヤーは、小箱を受け取ります。
建物タイルは、裏返しにして並べます。
プレイヤーカードはよくきって、隣のプレイヤーとの間に置きます。

共通カードもよくきって、場の中央に裏返しに積み重ねて置きます。
学術マーカーもよく混ぜて、3枚表にし、残りは裏返しに積み重ねます。
戦争マーカーは、人数に合わせて準備し、平和面を表にして置きます。
ネコも場の中央に置きます。

手番が来たら…
・共通カードの山札から1枚取る。
・左隣のプレイヤーカードから1枚取る。
・右隣のプレイヤーカードから1枚取る。
の3つから1つ選んで、取ったカードを自分の前に表にして並べます。

グレーのカード
材料カードで、各建物タイルに書かれた数を集めることで、建物タイルを表にすることができます。
書かれた数を集めたら、カードを捨て札にし、建物タイルを表にします。
表にした建物タイルに、世界の奇跡シンボルがついていたら(小箱に書かれているシンボル)、その効果をすぐに行います。

黄色のカード
お金カードで、材料カードのジョーカーとして使うことができます。

青いカード
勝利点カードです。
ゲーム中は効果がありませんが、ゲーム終了時に得点として加算されます。
ネコがついていたら、ネコを自分の前に置きます。
ネコがいる間は、手番で共通カードの1番上のカードをこっそりみることができます。

緑のカード
学術カードです。
同じシンボル2枚か、違うシンボル3枚を集めると、学術マーカーを1つ獲得します。

赤いカード
盾カードです。
角笛のついたカードを取ったら、戦争マーカーを角笛の数だけ裏返し(盾の面)にします。
すべて盾の面になったら、戦争です。
両隣のプレイヤーと盾の数を比べて、多い人は軍隊マーカーを獲得します。
すべて比べたら、角笛のついた盾カードはすべて捨て札にします。

誰かが、建物タイルをすべて表にできたらゲーム終了です。
得点を計算し、1番多かった人の勝ちです。

実は、2度目のチャレンジ

家族で遊ぶ日(393)。
夫(オリンピアのゼウス像)、2号(アレキサンドリア)、わたし(バビロン)の3人でプレイ。

実は少し前に、夫、トトロさん、わたしの3人でプレイしたんだけど、ルール間違いがあり、正しいルールで改めてプレイ。
分かりやすいルールだと思うんだけど、説明書のタイルを表にした時の効果に関しての記述がいただけない。
Bauzaさんのゲームって、説明書がイマイチなことが多い気がする。
ゲーム自体は、おもしろいのになー。

スタートプレイヤーは、初プレイの2号。
わたし「要は、自分の両隣のカードの山か、中央のカードの山、1つ選んで1枚取るの。材料集めて、建物タイルを表にするか、青のカードで勝利点もらうか、緑のカード集めて学術マーカーもらうか…」
2号「ふーん…」
2号、無難に材料カードを取る。

一番最初に建物タイルを表にしたのは、夫。

効率いいよね

最初のタイルは、違う材料を2枚。
あっさり集めて、完成。

そのあと、わたしも完成。

わたしも1枚表にできる

このタイルを表にすると、勝利点2点もらえる。
次は、同じ材料を2枚か…

2号も完成。

お金って便利だよね(笑)

2号「これで、できたことになる?黄色ってジョーカーだよね?」
わたし「そーでーっす」

わたしは、ネコをもらったので、フル活用で共通カードの1枚目を見るけど、両隣のカードよりマシってだけで「しょうがないよね、これで」という感じで選択。
自分の建物カラーが緑だったので、学術でも攻めるべきかなと思って、学術カードも取ってみる。

国防も大事

戦争が起きた時のために、とりあえず赤いカードも1枚。
角笛がついていたので、戦争マーカーが1枚表になる。

そんな感じで、終始淡々と進んでいく。
他のプレイヤーとのからみはほとんどなく、お互い黙々とカードを集めるという感じ。
…これ、最大7人でできるっていうけど、そんなことしたら待ち時間めちゃくちゃ長くなるのでは…

そして、戦争勃発。

納得いかない(笑)

知らぬ間に盾を集めていた(たぶん、偶然だと思う)夫が2勝。
わたしは、2号に勝って1勝。
盾がひとつも集まらなかった2号は、負け。
2号「これ、キツイね…」
わたし「そう、盾が欲しくても盾が出てこないと、キツイ」

そう言いながらも、2号上手くジョーカー集めて、次の建物タイルを完成させる。

なんでそんなにジョーカーがあるの?

わたしは、両隣のカードも共通カードも全然欲しくないやつで、しょうがないから学術カードを集めてみる…って、これ、一番やっちゃいけないヤツだよね(笑)。

夫、3枚目の建物タイルを表にする。
ボーナスの両隣のカードを1枚ずつ獲得。
ボーナスを理解してない夫、「え、もらっていいの?」
…いいです(ムカーっ)。

途中、学術カードを材料カードとして使おうとした夫とモメる(笑)。
夫「これ、シンボル違うからいいんだよね?」
わたし「だーかーらー、色が違うじゃん。こっち灰色、こっち緑。緑は、同じの2枚か違うの3枚で、このマーカーがもらえる」
夫「マーカーもらうとどーなるの?」
わたし「マーカーによって、なんかもらえたり、得点がもらえたりする」
夫「得点もらってもしょうがないよね」
わたし「しょうがなくないって、最後に得点が多い人が勝つんだもん」
夫「そうなんだ」
…ルール1つ間違ってたけど、あなたすでに1度プレイしたことあるよね??
それとも、わたしの記憶違い?

プレイとは関係ないところに時間と気力を使ってしまい、わたしはグダグダ(笑)。
隣のカード取ったら、その下からお金出てきて、夫に取られたり、2号に取られたりで、アシストばかりしてしまう。

途中、2号が山のように盾が集まってしまう。
わたし「今、戦争起こったら、2号ボロ勝ちだね」
2号「どうやって、戦争起こるんだっけ?」
わたし「角笛ついたカードを取ったら、マーカーが裏返しになって、全部裏返しになったら戦争になる」
2号「戦争起こしたいけど、角笛付きカードないね…」
…物騒なセリフだけど、気持ちは分かる(笑)。

どうしようかな、なかなか材料集まらないなーなんて思ってたら。
夫「できた」

(絶句)

…え??
夫「お金3つと材料1枚で、最後のタイルできた」
2号「…ホントだ」
わたし「…って、ことは、これでオシマイ…」
あっけない幕切れに、脳みそが考えることを拒否してる(笑)。

2号のアレキサンドリア

最後のタイルはできてた(笑)

最後のタイルの「全部違う4枚」は持ってたのにねぇ…

わたしのバビロン。

一番やっちゃいけないパターン

…いろいろ手を広げすぎて、全部中途半端。
得点計算の時、バビロンは2枚目のタイルが0点なことに気が付く…これ、難易度高すぎない?

計算してみると、夫の勝ち。
以下、わたし、2号。
夫「これ、悪くない。ぼく、前回も勝ったよね」…なのに、なぜ緑とグレーのカードを混ぜようとするんだっ?
2号「おもしろかったけど、物足りない。プレイ時間が長すぎないのはいい」

 

1回目よりは、おもしろかったです。
でも、手放しにおもしろいとは思えませんでした。

まず、全体的にあっさりしすぎ。
わたしは、もう少しプレイヤー間のやり取りとか、ハラハラドキドキがあった方が好みです。
ただ、1回目より2回目のほうがずっとおもしろいとは思ったので、何度かやってみるゲームなのかもしれません。

次に、上にも書きましたが、説明書の七不思議の効果の記述が分かりづらいのが残念。
それ以外は、割と分かりやすく書かれていたと思うのですが、効果に関しては導入と結末を違うページにしてしまったために、何言いたいんだか分からない状態に。
調べてみたら、やはりそこが分からないと言っている方がいて、わたしだけじゃなかったっとホッとしました(笑)。

ここのメーカーって、結構ぐだぐだな説明書が多い気がします。
あと、できれば、初回おすすめの建物の組み合わせが欲しかったです。

でも、ルール間違いがあったからもう1度やってみようと思い、やってみたら1回目よりおもしろかったので、それはそれでアリなのかもしれません(笑)。
今回は3人プレイだったので、カードを挟んで全員とやり取りがあったけど、これ4人以上でやったら全然関わらない人が出てくるわけで、そうなるとまた全然違うプレイ感なんだろうなと思います。

プレイ時間は短いので、何度か遊んでみるといいと思います。
読んでくださって、ありがとうございまます。

 

☆今日のありがとう☆
ようやくイブ!
無事ここまでこれたことに感謝。
サンタさんが来る前に、布団に入らねば!
みなさんも、素敵なクリスマスを。