旅客機のコクピットで、チームとして成長しよう。
お互いのアクションを組み合わせ、世界中の空港に安全に着陸するのだ。
No.577
・スカイチーム(Sky Team)
・Luc Rémond作
・Kosmos , Scorpion Masqué
・12歳から
・2人専用
・時間…20分
・日本語化…一部訳されていると遊びやすいですが、なくても遊べます
「スカイチーム(Sky Team)」は、2023年Spielの新作。
会場で見かけて、おもしろそうっと思ったのですが、オリジナルはフランス語(と英語)。
でも、その時点ですでにKosmosがドイツ語版を出すと決まっていたので、ドイツ語版を待っていたのです。
で、早速箱を開けてみると…
初回に必要なものだけ、さっと取り出せるようになってました。
ちょっとレガシーっぽい感じでいいな(笑)。
さて、ルールは。
各プレイヤーは、機長と副操縦士となり、それぞれさいころとついたてを受け取ります。
コクピットを準備し、初回は指定の空港シート(モントリオール空港)と高度シートをセットします。
指定のマーカーを指定の位置に置きます(空気力学マーカー2、ブレーキマーカー1)
空港シートの指定の位置に飛行機こまを置きます。
コーヒーカップは、わきに置きます。
各ラウンドは、
1.相談し、さいころをふります。
2.さいころをコクピットに置きます。
3.ラウンド終了。
で構成されます。
1.相談し、さいころをふります。
高度シートに、ふり直しチップがある時は回収し、指定の位置に置きます。
ラウンド中、ふり直しチップを使って、いつでもさいころをふりなおすことができます。
機長と副機長で、どのように飛行機を操縦するか相談します。
それから、それぞれ自分のさいころをふります。
さいころをふったら、それ以後話してはいけません。
2.さいころをコクピットに置きます。
高度シートに示された人が、スタートプレイヤーとなります。
スタートプレイヤーは、自分のさいころから1つ選んで、それを自分の色のますに置きます。
・操縦(機長、副操縦士)
各ラウンドで、必ずさいころを置きます。
機長と副操縦士のさいころの目の差分、機体が傾きます。
傾きすぎると、その時点でゲーム終了です。
・エンジン(機長、副操縦士)
各ラウンドで、必ずさいころを置きます。
機長と副操縦士のさいころの目を足した数によって、機体が空港に近づきます。
・無線(機長、副操縦士)
そこに置いたさいころの目のますにある飛行機を、1機取り除きます。
・着陸装置(機長)
出た目と同じますに置きます(順不同)。
マーカーを1つずらし、緑ランプを点灯させます。
・着陸フラップ(副操縦士)
出た目と同じマスに置きます(順番に置かなければなりません)。
マーカーを1つずらし、緑ランプを点灯させます。
・集中力(機長、副操縦士)
さいころを置いたら、コーヒーカップを指定の位置に置きます。
コーヒーカップを使うと、さいころの目をプラス1かマイナス1にすることができます。
2つ使ってプラス2、あるいはマイナス2にすることもできます。
・ブレーキ(機長)
出た目と同じマスに置きます(順番に置かなければなりません)。
ブレーキマーカーを1つずらします。
すべてのさいころを置き終わったら、ラウンド終了です。
高度シートを1ずらします。
コクピットに置いたさいころを戻します。
空港シートと、高度シートが両方とも1番最後の位置にあったら、最終ラウンドとなりますが、そうでなければ、次のラウンドを始めます。
最終ラウンドの場合は…
空港シートに飛行機が残っていない
着陸装置と着陸フラップのランプが、すべて緑になっている
操縦で、飛行機が水平である
ことを確認します。
そうでなければ、着陸失敗です。
そして、エンジンに置いた機長と副操縦士のさいころの目を足した数が、ブレーキマーカーより小さければ、着陸成功です。
天気の悪い午後、2号とわたしの2人でプレイ。
ルールをざっと説明…ルールの数は多いけれど、コクピット(ボード)に分かりやすく色分けされているので、あっさり理解。
なるほどっと思うほどのスムーズさ。
あ、これは話題になるわ…
まずは、2号機長、わたし副操縦士でスタート。
さいころをじゃらっと振る。
わたし「さいころ振ったら、しゃべっちゃいけないんだって」
2号「げ、そんなのムリじゃん(笑)」
うん、わたしもそう思う(笑)。
2号、しばらく悩んで…
2を置く。
思わずわたしは「えっ??」
2号「しゃべっちゃいけないんじゃなかったっけ(笑)」
大きい数ばっかり出ちゃったから、まずいんだよなぁ…あ、でも。
3を置く。
3から2を引いて1なので…
わたしの方がさいころの目が大きいので、わたしの方に機体が傾く。
わたし「これ、傾きすぎたら、すぐに失敗になるからね」
2号「了解」…って、しゃべってるやん(笑)。
次に2号は…
エンジンに1を置く。
1…かぁ。
エンジンは、各ラウンドにつき1ずつ進めていくのがよさそう。
進めなかったら仕方がないけど、一気に2進めると、飛行機をどける(笑)ヒマがなくなる気がする。
なので…
4を出して、無難に1進めてみる。
わたし「これは、うまくいったね」
2号「うん」…だからしゃべるなと…←わたしもです(笑)。
次に2号は…
着陸装置に1を置く。
これ、順不同なのがうらやましい。
副操縦士の着陸フラップは、上から順に置かなきゃいけないんだよなぁ。
わたしの残りのさいころは、大きい数ばかりなので…
無線を使って、飛行機を誘導。
ホントはもっと手前からやりたかったけど…
2号は、着陸装置に6を置いて、緑ランプを点灯させる。
いいなぁと思ったけど、え、ちょっと待って、このまんまだと次のラウンドでエンジンで1進めるのが、7か8って範囲が狭すぎないか?
…とはいうものの、わたしは小さい目のさいころがないので、着陸フラップにさいころが置けないんだよー!!
仕方がないので…
集中力で、コーヒーカップ準備しとく(笑)。
これで1ラウンド目終了。
2号「これ、おもしろいじゃん」
わたし「うん、そう思う!」
なんだかわかんないけど、確かに飛行機を操縦しているような気分になるのがおもしろい!
その後、2人ともすっかりハマって、写真撮るの忘れる(笑)。
写真撮るの忘れるって、実はいいゲームってことかもしれなーい(←開き直り)。
2ラウンド目は、いきなり出目がひどかったので、「ふり直ししたい」と言うと、「2号も」。
前ラウンドで獲得してたふり直しチップを使って、ふり直し…ちょっとはマシ、かな(笑)。
さすがに、直接あーだこーだは言わなかったけど、さいころふり終わったあとでも「え?」「あ…それは…」「うげっ」などの擬態音はあったと白状しときます(笑)。
2ラウンド目終了時。
機体、むっちゃ傾いてるんですけど?
しかも、2号着陸装置、全部緑ランプ点灯させちゃった…こうなると、飛行機進めるのが難しくなるんだけどーっ!
わたし「ちょっと、無線使ってちゃんと飛行機誘導してよ」
2号「わかった、でも、そっちも着陸フラップどうにかしてよ」
わたし「そんなこと言ったって、操縦とエンジンでバランスとると、残りのさいころ置けないんだってば」
2号「あ、あと、このブレーキやるんだよね?」
わたし「そうだよ、それ機長の仕事」
2号「これ、順番どうでもいいの?」
わたし「いや、順番ある。2から出さないとダメ」
2号「げー…」
…わたしの着陸フラップの気持ち、分かったか(笑)!
そんな感じで、2人ともあれこれ考えながらさいころを置き、処理する。
コーヒーカップのお世話になりつつも、うまく速度を調整する。
…こんなに共同作業なのに、なんで相談しちゃいけないのかなぁ(爆)。
そんなこんなで最終ラウンド。
ここまで来ると、お互い何をすればいいか、分かってる(笑)。
他の飛行機誘導して…機体を水平にして…エンジンはブレーキよりも少ない数…
2号「やったー」
わたし「着陸成功っ!!『当機は、カナダモントリオール空港に到着しました』って感じだね!」
これは、達成感あるーっ!!
2号「これ、おもしろい。ホントに飛行機を操縦してる気分になる!」
とのこと。
いやー、めっちゃ楽しかったっ!
たださいころふって置くだけなのに、この仕掛けは素晴らしい!
途中に書きましたが、だんだん空港が近づく感じがちゃんと再現されてて、本当に飛行機操縦しているような気分になりました(って、実際にはやったことないけど)。
とにかくボードのデザインが秀逸!
すごく分かりやすい!
説明書をわきに置いて、確認しながらやったけど、1回やったらすんなり理解できました。
このデザイン、マジですごい!
そして、相手がさいころを置く瞬間の緊張感がたまらない(笑)!
思わず「え?」とか言っちゃうけど、それって普通じゃないかと。
派手に相談しちゃったらつまらないとは思うけど、多少のやりとりはあったほうが自然じゃないかなぁと思います(笑)。
いずれにせよ、日本の空港は羽田空港だったので、これは絶対やる(笑)!
すでにすんごく楽しみです♪
読んでくださって、ありがとうございます。
☆今日のありがとう☆
その1
今日の天気は…くもり。
でも、気持ち暖かくなった気がします。
その2
夫が郵便局まで行くというので、「えーっ、なんで一人で行くのー、ずるいー」と抗議して、くっついていく(笑)。
ホントに郵便局行っただけで終わったけど、でも久々の散歩はよかったです。
その3
2号の宿題を手伝う。
PCであれこれ書いていたのに、そしてちゃんと保存したはずなのに…後で開けようとしたら、どこにもないっ!
えー、なんで、どーして、どういうことーっ??
あそこもここも全部探したのに、ない…絶望…しててもしょーがないから、2人で最初からやり直しましたとさ。
くっそーっ!!
その4
そんなわけで、これじゃー、今日の記事は書きあがらないなと思ったけれど、なんとかなった!
ボードゲームの神さま、ありがとう(笑)!
その5
その上、家族でボードゲームで遊べて、しかもおもしろかった!
このところ、なんだかなぁというのが多かったので、久しぶりに「楽しかった!」と思えて、うれしいです。
その6
さぁ、今日も張り切ってゆきましょう!
るんるん♪