紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

トレッキングヒストリー(Trekking Reise durch die Zeit / Trekking Throught Histrory)

タイムトラベルに出発!

ウェイバックツアーにようこそ!
これから、わたしたちの過去の素晴らしい出来事に立ち会うため、タイムマシーンで何千年もの人類の歴史を経験する三日間の旅に出発します。

No.600

・トレッキングヒストリー(Trekking Reise durch die Zeit / Trekking Throught Histrory)

・Charlie Bink作

・Underdog Games , Game Factory

・10歳から

・1人から4人

・時間…45分

・日本語化…カードの説明は和訳が必要ですが、なくてもなんとか遊べます。

「トレッキングヒストリー(Trekking Reise durch die Zeit / Trekking Throught Histrory)」は、spielbox 6.2023の紹介記事を読んで興味がわきました。
「ゲーマーとそうでない人が一緒に遊べる」とあって、どんなゲームが知りたくなったのです。
その上、偶然セールになってたということもあって、サクッと購入。

さて、ルールは。
イメージとしては、ロストシティとビンゴの合わせ技(笑)。
経験チップを色別に分けて、トレイ(付属)に入れます。
ボード…じゃなかった、マット(しっかりしたマットが付属。カードの処理がやりやすいです)を広げます。

先祖カードは、人数に合わせた枚数を指定の位置に置きます。
歴史カードは、1日目、2日目、3日目に分けてよくきり、1日目のカードを指定の位置に表にして置き、上から5枚を並べます。
2日目、3日目はわきに置きます。

各プレイヤーは、旅行計画表とクリスタルケース、早見表、懐中時計、得点マーカーを受け取ります。
得点マーカーは、マットの得点0のところに、懐中時計は文字盤の12のところに置きます。

文字盤の懐中時計が1番後ろにあるプレイヤーから始めます。
懐中時計が積み重なっている場合は、1番上にある懐中時計のプレイヤーから始めます。

手番のプレイヤーは…
1.カードを1枚選びます
2.懐中時計を進めます
3.チップを獲得します
4.選んだカードを自分の前に並べます
5.場のカードを補充します
を順番に行います。

1.カードを1枚選びます
マットに並んだカードを1枚選んで自分の前に置きます。
すでにカードが置かれている場合は、そのカードの西暦よりもあとの西暦のカードでなければなりません。
→置けるカードがない場合
場のカードを取る代わりに、先祖カードを取ることができます。
先祖カードは、どんな年号の上にも置けますが、時代をさかのぼることはできないので、そのあと通常のカードを置く場合は、その前に置かれた西暦よりもあとの西暦でなければなりません。
あるいは、いままで置いたカード列をわきにおき、新しいカード列を始めることもできます。

2.懐中時計を進めます
カードに書かれた数、懐中時計を進めます。
1日は12時間で、12時間ぴったりで終えたらボーナスとして3点獲得します。
12時間以上となっても、12のますで止まります。
クリスタルを使って、時間を遅らせることもできます。
クリスタル1つにつき、1時間マイナスとなります。
1度に1つ以上のクリスタルを使ってもかまいませんが、少なくとも1時間は進めます。

3.チップを獲得します
カードにかかれたシンボルと、カードが置かれた場所にかかれたシンボルの経験チップを獲得します。
獲得した経験チップは、旅行計画表の上から順番に置きます。
ますや列をうめることができたら、そこにかかれたボーナス(得点、あるいはクリスタル)を獲得します。

4.選んだカードを自分の前に並べます
西暦が見えるように置きます。

5.場のカードを補充します
取ったカードの左隣のカードを順番にずらして補充します。
次のプレイヤーの番です。

これを繰り返し、全員の懐中時計が12のますに来たら、1日目は終了です。
マットにある歴史カードはすべて取り除き、次の日の歴史カードを準備します。
このラウンドで使った旅行計画表は、箱に戻します。
経験チップは、トレイに戻します。
新しい旅行計画表を準備します。

これを3日間行います。
わきに置いた各歴史カードの山の枚数を数え、その得点を獲得します。
残ったクリスタルは、1つにつき1点です。
得点が1番多かったプレイヤーの勝ちです。

ボードじゃなくてマットだけど、「ボードゲーム」(笑)

天気の悪い午後、1号(緑)、2号(黄色)、わたし(赤)の3人でプレイ。
ルールを説明するけど、西暦が書いてあるから、順番に並べるんだろうなというのは直感的に理解できるし、マットがとても分かりやすいので、まさに「やってみれば分かる」タイプのゲームだと思う。

スタートプレイヤーは、わたし。

1番古い(笑)カードは…

うーん、まずはとにかく古ーい(笑)カードを取るべきだよね。
この中で1番古いのは、紀元前506年「孫武兵法書 孫子を学ぶ」…あー、なんかそういうのあったっけ(おい)。

カードのチップと、カードのあった場所のチップがもらえる

このカードには、人物経験チップ(赤)のシンボルがついていて、このカードがあった場所には出来事経験チップ(青)のシンボルがあるので、わたしはそのチップを獲得する。
獲得した経験チップは、旅行計画表のますに置く。
カードには、2と書かれているので、懐中時計を2ます進める。

…あ、なんかおもしろい、この感じ!

それを見ていた1号と2号、カンペキに理解し、てきぱきと手番をこなす。
早見表があるので、みんなで手順を確認しながらプレイできるのもとてもいい!

1号は、うまくカードを確保して、2手番続けて行う。

いいなぁ、もう2枚もある!

この「パッチワーク」形式の手番順、テーマに合ってる気がする。
わたしは2人にのっかられて、なかなか動けなかったけど(笑)。

わたしの番!

ようやくわたしの手番で、紀元前221年のカード(万里の長城)を取る。
出来事経験チップ(青)と進化経験チップ(黄土色)をもらって、旅行計画表に置く。
懐中時計を2ます進めると…あ、まだわたしの手番!
取るカードによって、進み方が違うのってなんだかタイムトラベルっぽい(笑)。

次は、クレオパトラさんにお会いする(笑)。

やった!

さすがクレオパトラさん、人物経験チップ(赤)に加えて、クリスタルを2つもくださる!
人物経験チップ2枚で、わたしは2得点獲得!
なるほどなーと思わせるこのシステム(笑)。

ところが、次はいきなり1471年マチュピチュまで飛ぶ(笑)。
もう少し刻みたかったけど、ちょうどいいカードがなかったのだ。
そんなこんなで、懐中時計が1周して1ラウンド目が終了。
ピッタリに合わせた人は、3点もらえる。

2ラウンド目。
2つ目の歴史カードセットを使う。
旅行計画表も新しくなる。

中途半端な位置…

うーん、1519年からスタートかぁ…

歴史カードの列は、長ければ長いほど得点が高くなる。
でも、ムリだと思ったら、短いのはさっさと切り上げて、作り直した方がいいよね。

1号も2号も、できるだけ刻むように置いていくけど、どうしても飛ばされてしまう。
2号「これはちょっと飛びすぎる…」
1号「こんなに行ったら、次絶対置けない…」
わたし「そういうときは、先祖カードを使うといいよ。これは、下のカードがなんでも置ける。次の手番では、すぐ上の数字以上のカードを置かなきゃいけないけど、列のカード枚数は増える」
1号「別に、巻き戻せるわけじゃないの?」
わたし「そう、1回休み的な感じ(笑)」
先祖カード、ありがたい。
ご先祖様に感謝っ(笑)!

もう少し先に行きたいんだけど…

わたしは、1963年まで来て先祖カードを使ってみる。
こんなに長くなったんだから、あと数枚は置きたい。
1号は、すでに新しい列を作り始めてる。

ところが、待ってみたものの、1963年以降の歴史カードは出てこない…くやしー、でもここで一旦降りるしかないよね。
今まで作ってきたカード列を集めて、裏返しに置き、新しいカード列を作る。

再び紀元前からスタート!

気を取り直して、紀元前まで戻る(笑)。
この辺まで戻ったら、結構いけるのでは?
ここで、2ラウンド目が終了。

カード列の得点は、最後に足す

得点は、こんな感じ。
そして、3ラウンド目。

飛ばされたー!

せっかく紀元前まで戻ったのに、一気に998年まで飛んでしまう。
わたし「せっかく戻ったのにー」
1号「分かる、結構飛ばされるよね」

戻すタイミングが悪かったのか、最初の列よりずるずると言う感じで飛ぶ。
たった5枚なのにすでに1990年まで来ちゃった(笑)。
早見表を見ると、1990年の後って、たった1枚しかないんですけど(笑)。
出てこーいっと祈ったけど、もちろん出てこない…仕方がないから子孫カードでしのぎ、ゲーム終了。

わたしのタイムトラベル。

ガッツポーズっ!

最初の列、結構がんばった(笑)。
子孫カードはジョーカーとして便利だけど、もらえるチップが1枚だけってのがきつかったな。
旅行計画表にあまりチップが置けなくて、ボーナスもらえなかったもん。

1号のタイムトラベル。

チップ重視作戦だったらしい

1号は、2つ目の列が最長。
しかも3ラウンド目で、歴史カードを集めてチップを置いたので、旅行計画表がぎっしり詰まってる(笑)。

2号のタイムトラベル。

上手く伸ばせなかったらしい…

似たような長さの列が3列(笑)。
紀元前3500年のカードを獲得したのに、その次が1008年って(笑)。

完成させた列の得点を足すと…

遠くまで旅しました!

わたしの勝ち!
以下、1号、2号。
1号「これ、おもしろいわ。タイムトラベルっぽいし、すごく楽しい」
2号「これいい!旅行計画表が全員違うってのがよかった。そうじゃなかったら、つまんなかったと思う」
とのこと。

 

うん、spielbox 6.2023号に「ゲーマーとそうでない人が一緒に遊べる」ゲームとあったけど、納得。
めちゃくちゃ楽しい~っ!!

ビンゴと、数字並べを上手く組み合わせて、味付けしたって感じなので、ゲーム慣れしてない人もすんなり遊べるのではないかと思います。
で、ゲーマーはゲーマーで、いつどこで何を狙うか(笑)でちゃんと悩める。
ちなみに、カードの裏には出来事の説明が書いてあり、待ち時間が長くなったら、それを読むって手もあります(爆)。

これは、Spiel des Jahresにピッタリだなーと思っていたら、先日ちゃんと推薦リスト入りしてました。
ノミネートはされなかったけど、でもリスト入りするぐらいには充分クオリティーが高いと思います。

まず、ルールが分かりやすいです。
説明書もとても分かりやすく書かれていて、すぐ理解できるので、ゲーム中に確認することはほとんどなく、確認することになってもすぐその個所が見つけられるのです。
あのカードが欲しいけど、チップはあっちが欲しいんだよねー、という悩ましさもあり、遊んでいてとても楽しいです。

ただ、ドイツの感覚ならば、残念ながらプラスチックが多すぎ。
チップも懐中時計もプラスチックで、箱の仕切りもすべてプラスチック…アメリカや日本ではそれほどでもないと思いますが、ドイツ人の反プラスチック精神(爆)はかなり強いので、プラスチックゆえに遊ばない人がいても驚きません。

でも、ゲーム自体はとてもおもしろいです。
ぜひまた遊びたいと思います。

そして、この記事で600個のゲームを紹介したことになりました!
ここまで続けられたのは、読んでくださるみなさまのおかげです。
本当にありがとうございます。
最近は、リプレイ記事が多いのですが、これからは魔窟にあるゲーム(笑)も含めて、どんどん紹介していきたいと思います。

読んでくださって、ありがとうございます。

 

☆今日のありがとう☆
その1
夜、雨が降りました。
激しい雨で、その音で目が覚めたぐらい!
でも、日中は雨は降らず、天気もよかったです。

その2
メールを書きまくる(笑)。
最近は、LineやWhatsAppでのやり取りが多くて、メールは減ったけど、長い文章書く時は、やっぱりメールがいい。

その3
しかも、すぐにお返事がいただけて、すっごくうれしい!

その4
今日も半日TVがついてる(笑)。
誰か彼かふらふらとTVの前に行っては、「あ、点が入ってる!」「同点だ!」などと報告してくれちゃうもんだから、集中できないっつーの(笑)。

その5
あげく、夕飯作ってたら2号が手伝ってくれたんだけど、なんと携帯で見れるようにしてくれちゃう(笑)。
2人でぺちゃくちゃおしゃべりしながら料理してたのに、「ゴーーーーーーーーール!!」の声が聞こえたら、2人で携帯の前に駈け寄るという(笑)。

その6
今日の試合は、昨日に比べると小ぶりかな。
昨日のほうがおもしろかった(…って、見たんかいっ)。

その7
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん