紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

宝石の煌き デュエル(Splendor Duel)

今度は2人用!

ギルドのライバルを出し抜いて、名誉と富を得よう。
共通のボードからチップを取り、宝石カードを購入し、ボーナスと名声を集め、王室御用達となるのだ。

No.464

・宝石の煌き デュエル(Splendor Duel)

・Marc André & Bruno Cathala作

Space Cowboys

・10歳から

・2人用

・時間…30分

・日本語化…必要ありません

2022年EssenのSpiel新作。
会場では、試遊卓がたくさん並んでいてとても盛り上がっていました。
この力の入れようなら、すぐに流通するだろうと思い(会場では、ほとんど現物販売を見かけなかったというのもある・笑)購入を見送ったら、これは期待を裏切らずにわりとスムーズに流通してくれました。
会場の見本は、もっと箱が大きかったと思うのですが、届いたのは「宝石の煌き」の半分サイズ!
これは、ありがたい…←場所がなくて困っているヒト(笑)。
「宝石の煌き デュエル」は、「宝石の煌き」が2人用になったものです。

さて、ルールは。
まず、説明書がとても分かりやすかったです。
わたしがすでに「宝石の煌き」で遊んだことがあるというのを差し引いても、1度読んで流れが理解できる分かりやすさで感動。
最後のページにチャートまでついていて、至れり尽くせり。
他のゲームの説明書も、こうなって欲しい…(笑)

ボードを広げ、チップは布袋に入れます。
宝石カードは、難易度別に分けてよくきり、1は5枚、2は4枚、3は3枚カードを表にして並べます。
残りのカードは、山札として各列のわきに置きます。

王族カードは、ボードのわきに表にして並べて置きます。
スタートプレイヤーを決め、スタートプレイヤーではないプレイヤーが特権巻物を1つ受け取ります。
布袋からチップを1枚ずつ出し、ボードに書かれたやじるしにしたがって1枚ずつ置きます。

手番では…
1.特権巻物を使う(オプション)
特権巻物を持っていたら
・金以外のチップを1枚取ることができます。
・布袋に入っているチップを、やじるしにしたがって1枚ずつ置くことができます。そのあと、相手が特権を1つ得ます。
を行うことができます。

2.アクション
以下のアクションから1つ選んで行います。
・チップを3枚まで取ります。
チップは、縦横ななめで並んだチップを3枚取ることができます。
あるいは、隣同士の2枚、か、1枚だけ取ることもできます。
ただし、金を取ることはできません。
・金チップを1枚取り、宝石カードを予約します。
金チップ(ジョーカー)を1枚取って、宝石カードを1枚取って予約します。
予約したカードは手札として最大3枚まで持つことができます。
・宝石カードを購入します。
宝石カードにかかれた宝石を払って、宝石カードを買います。
払った宝石は布袋に戻します。
買った宝石カードは、自分の前に色別に分けて置きます。
能力がついたカードは、その能力をすぐ使います。
王冠が3つ、あるいは6つ集まったら、場に置かれた王族カードを1枚選んで自分の前に置きます。

アクションが終わったら、自分の前にあるチップの枚数を確認します。
11枚以上だったら、10枚になるようにチップを袋に戻します。

どちらかのプレイヤーが、
・名声得点(宝石カードにかかれた得点)が、20点以上
・王冠が10以上
・同じ色の宝石の名声得点が10点以上
のいずれかを達成したら、ゲーム終了でそのプレイヤーの勝ちです。

すべてコンパクトサイズ

天気の悪い午後に、2号とわたしの2人でプレイ。
ルールをざっと説明するけれど、オリジナルの「宝石の煌き」経験者(しかも強い・笑)なので、サクッと理解。

スタートプレイヤーは、わたし。
なので、2号が特権巻物をもらう。
2号「これ、何に使うんだっけ?」
わたし「チップの補充と、手番前にボードから好きなチップ1枚もらえる」
2号「ふーん」
のちに2号は、この特権巻物に助けられることになる(笑)。

わたしは、まず3つ並びを取る。

1列に並んだ3枚いただき

真珠は2枚しかないので、貴重(笑)。
狙いのカードがオニキス(たぶん。黒の宝石)で買えるので、一気に2枚集めとく。

序盤はチップ集めに集中

2号も1列3枚取り、わたしも1列3枚取る。
これも、静かな立ち上がりっていうの(笑)?

2号も3枚取る

2号も1列3枚取る。
…となると、わたしは…足りないのはアレだから…

ここをもらって…

ここで、すでに9枚なので、次はチップ1枚とるか、じゃなかったら金チップとって宝石カード予約するか、宝石カード買うか、だよね。

次の手番で、狙いの青(サファイアかな?)の宝石カードを購入!
それから、ジョーカー狙いで宝石カードの予約。

1枚目のカード購入

2号、ここで特権巻物を使ってチップを補充。
2号「だって、欲しいやつ、もうないんだもん」
…分かるー(笑)。

同じ色の石が並んでる…

わたし「あ、もし2号がこの赤3つを取ったら、わたし巻物もらえるの」
2号「なんで?」
わたし「不公平だからじゃない?あと、1度に真珠2個とっても、相手が巻物もらうよ」
2号「なるほどね」
2号、ここで、狙いのチップをごそっと集める(笑)。

始める前は、「絶対名声得点がついてる宝石カードしかとらない」と言ってた2号だけれど、始めてみたら名声得点がついている宝石カードだけを買うのは結構難しいと気がついたらしく、名声得点がない宝石カードで宝石を集めていく。
おかげで、割となだらかにランクアップしていく感じ。

えーっと、何を集めたらいいんだっけ(笑)?

うーん、どうしようかな…
まさにわらしべ長者で、欲しいカードを取るにはあれが必要で、だからこれを取らなきゃいけなくて、そのためにはこっちのこれが…

…なんてやってると、「で、どうしたいんだっけ?(笑)」になる程度の脳みそだったりする(笑)。

おまけつきの宝石カード(笑)

2枚目は、名声得点はないけど、赤い宝石(たぶんルビー)を購入、能力つかって赤いチップがもらえる!
宝石カードを買うことで、自分の手元に宝石がたまっていくと、上のランクの宝石カードも狙いやすくなるって、美しい流れだなぁ…

王冠付き宝石カード

わたしは、2個目のサファイア(たぶん)を購入。
王冠もついてるし、王冠も意識していこうかな…

そんな風にして、淡々とすすんでいくんだけど、2人とも頭の中は大忙し(笑)。
ボードのチップが少なくなって、巻物出してチップを補充すると、相手が巻物もらえるってすごく公平な感じがして、好きなルール。

ずっとほとんど差がつかず、2号名声得点18点、わたし16点で迎えた終盤。
わたしは、4点の宝石カードを予約して金チップをもらう。
これで、次の手番で予約したカードを購入すれば20点で勝ちっ!!

…というのに2号も気が付き「あー、だめだ、どーしても足りない…」(笑)
で、2号の狙いを読んだわたしは言わなきゃいいのに、「でも、2号巻物2本持ってるじゃん。1本使ってチップ補充して、もう1本使って好きなチップ1枚取ればいいんじゃない?」
2号「え、それできんの?」
わたし「巻物のオプションは、やらなくても1つやっても両方やってもいいって書いてあるもん」
2号「じゃあ…」
そう言いながら、巻物1本だして、チップ補充。
2号の狙いのチップが出てきたので、巻物もう1本だして1枚チップを取る。
そして、手番として名声得点が4の宝石カードを購入!

2号「これで、22点!!」
わたし「やられたー…言うんじゃなかった、巻物の秘密(笑)」
そんなわけで、2号の勝ち、わたしの負け(笑)。

 

いや、でも、めちゃくちゃ楽しかったー!
「宝石の煌き」を遊んだことがある方なら、スムーズになじめると思います。
これは、見事な2人用!

説明書を読んだときは、どのチップを取るか決めるのに時間がかかりそうだなと思ったのですが、やってみたら金チップがあるので割と早く3枚取りができなくなるのです。
どうせ取るなら3枚欲しいという貧乏性(笑)と、チップの上限10枚までというルールのおかげで、選択肢が狭まるので悩む時間はほとんどなし。
なので、気持ちのいいテンポで遊べました。

あと、巻物の存在が自然な「公平感」を生み出していて(実際、公平するためにあるんだけど)、先手有利とか、ずるいっと思うことがありませんでした。
この辺りは、ホントにエレガントだなぁと思います。

わたしが2人用ゲームの苦手な点は、直接攻撃が多いことと、不公平感が高いことなんですが、「宝石の煌き デュエル」はそれを感じませんでした。
いい感じに巻物がぐるぐる回って、自分の手をよくすることに集中していたので、すごく充実して楽しかったです。

もし、2人で遊ぶ機会が多いなら、絶対遊んで欲しいです。
あるいは、「宝石の煌き」が好きなら、絶対遊んで欲しいです。
いずれにせよ、内容の濃いいいゲームだと思います。

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日は、天気が悪く、寒かったです。
それでも、ちゃんとがんばった!
エライ、わたしっ(笑)。

その2
むかーし何度か行ったけど、その後10年近く行かなかった場所に行きました。
もうすっかり忘れたと思ったけど、行ってみたら思い出した!
記憶っておもしろーい!

その3
悲しいお知らせ。
なんかなぁ…天気も悪いし寒いしで、気持ちも一緒に落ちていく…
でも、こういう時こそ笑顔でいこう!
今日も無事過ごせたことに感謝!

その4
さぁ、今日も張り切ってゆきましょう!!
るんるん♪♪♪