紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

スカウト(Scout)

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サーカスの団長にチャレンジっ!

いきなりサーカスの団長に任命されてしまったあなた。
今いるメンバーで、ライバルに勝てるようなショーをなんとか組んでいかなければなりません。
チームは適材適所。
あなたのサーカスに足りない役割は、ほかのサーカス団からどんどんスカウトしてきましょう!
一人加わるだけですばらしい連鎖反応が起き、誰も太刀打ちできないショーを組むこともできるかもしれません。
いまいるメンバーで戦うか、今はじっと待ってメンバーを集めるか... 決断がうまくハマったときが最高に気持ちいい、スピード感あふれるカードゲームです。
《スカウトより》

No.348

・スカウト(Scout)

・Kei Kajino(梶野 桂)作

Oink Games

・9歳から

・2人から5人

・時間…20分

・日本語化…必要ありませんし、日本語がオリジナルです

「スカウト」は、エッセンのSpielで購入。
2019年の秋のゲームマーケットでワンモアゲーム!さんから発売され、今回オインクゲームズさんが海外向けにデザインを変えて発売だそうで、なんと日本ではまだ購入できないとか(すぐ発売しそうな気がするけど・笑)。

「スカウト」は、Spiel情報をネットで調べているときに見つけました。
口コミでもかなり高評価だし、なにより日本のメーカーともなれば応援しないわけにはいかない!っと、Spielで買いに行ったら、お店の方が「日本の方ですか~?」と日本語で話しかけてくださり、とてもうれしかったです。
調子に乗って、「説明書、日本語も入ってますよね~?」と言ったら、「すみません、ドイツ語はあるんですけど…」と言われました(爆)。
ちっ、日本のゲームなのにー(だったら、日本で買いましょう・笑)。

ちなみに、オインクさんでは「3つ買うとキーホルダープレゼント」のキャンペーンやってたので、「スカウト」以外に「月面探険」と「ヘイヨー」を購入(笑)。
頂いたキーホルダーはこちら。

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他にもいろいろありましたが、表情が気に入りました(笑)

…これ持ってるなら、「ナインタイルパニック」も買わないといけないかな(笑)。
↑こうやって、深みにハマっていく…(ハマりかた、間違ってるけど・笑)

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色がきれいで、数字も見やすい!

各プレイヤーは、スカウト&ショーチップを1枚ずつ受け取ります。
スカウトチップは、机の中央におきます。
得点チップは、わきに山にしておきます。
カードは人数に合わせて準備し、よく切って各プレイヤーに指定の枚数を配ります。

配られたカードは、そろえてから広げます。
その際、カードの順番は変えてはいけないことに注意します。
あるいは、カードをそろえて上下さかさまにしてから広げてもかまいません。
いずれの場合も、カードの順番は変えません。

スタートプレイヤーは、スタートプレイヤーチップを受け取ります。
手番になったら、以下のアクションから1つ選んで実行します。

A.ショー
手札からカードを出します。
カードを出すときは…
・2枚以上出すときは、隣同士のカードを出します。
隣同士ではないカードを引き抜いて出すことはできません。
・同じ数字、か、連番、で出します。
→隣同士ならば、同じ数字、あるいは連番で何枚だしてもかまいません。
ただし、すでに場にカードが出されている場合は、そのカードより強いものでなければなりません。

強さは以下の順番で決定します。
1.カードの枚数
出したカードの枚数が大きい方が強いです。
2.同じ数字か、連番か
カードの枚数が同じ場合は、連番よりも、同じ数字の方が強いです。
3.カードの数字
1も2も同じだった場合は、カードの数字が大きい方が強いです。
連番の場合は、出したカードで一番小さい数が大きい方が強いです。

場に出ているカードより強いカードを出したプレイヤーは、場に出ていたカードを引き取って裏返しにして自分の前におきます。
これが得点になります。
これで、手番は終了です。

B.スカウト
場に出ているカードをスカウトして、自分の手札に加えます。
その際、場に出ているカードの両端のカードどちらかを選びます。
真ん中ののカードは選べません。
スカウトされたプレイヤーは、スカウトチップを受け取り、スカウトしたプレイヤーは選んだカードを手札に加えますが、その時はどの位置に入れるか、そしてどちらの数字を上にするかを選べます。
これで手番は終了です。

C.スカウト&ショー
1ラウンドにつき、1度しか行うことができません。
スカウト&ショーチップを出して、行います。
スカウトをした手番で、ショー(カードを場に出す)ことができます。
これで手番は終了です。

ゲームは、
a.手札をすべて場に出したとき

b.場に出されたカードより強いカードを出すことができず、全員がスカウトを行ったとき
終了となります。

得点計算は、
・裏返しにして集めたカード、スカウトチップは1つにつき1点
・残った手札は、1枚につき-1点、ただしbで場に出されたカードを出したプレイヤーは、残った手札はマイナス点になりません

得点チップを配ります。
これを人数分のラウンドを行い、得点が1番多かったプレイヤーの勝ちです。

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カードの順番と上下は変えてはいけません

天気のいい午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
ルール説明していると、飽きてしまった2号が「もういいから、やってみよ?」と言うので、「いや、これはやってみれば簡単だとは思うけど、事前にちゃんとルール頭に入れておかないと遊べない」と脅したら言ったら、おとなしくなる(笑)。

説明書を読んで思ったけれど、ルールが多めなので一見難しそう。
でも、遊んでみれば自然なルールなので、プレイ自体はそんなに難しくない…意識するのは、「カードの順番を変えない」ってこと。
…まぁ、これがかなり不自然なルールではあるんだけど(笑)。

わたしの手札は…

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そのままバージョン

あるいは…

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上下さかさバージョン

…そのままバージョンかなぁ??
とりあえず、わたしがスタートプレイヤーで始めてみる。

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ホントに「なんとなく」出す(笑)

おっかなびっくり偶然隣同士だった1を2枚出す…すると2号は「えーっと、そしたら、3枚以上出さなきゃいけないの?」「2枚でも同じ数字で、2以上だったら出せる。連番なら3枚出さないとダメ」と言うと、ずいぶん悩んで4を2枚出す。

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2号は4を2枚

「そしたら、わたしのカードが2号の得点になる。裏返しにして2号の前におく」と言うと、1号と2号「なるほど」。
1号は「出せるカードがないときは?」と言うので、「スカウトする。2号が出したカードの両端…でも、2号は2枚出したから、関係ないけど…のカードを1枚手札に加える。その時、カードの向きを変えていいし、手札の好きな場所に入れられる。で、2号はスカウトチップをもらう。これも得点になる」「分かった」。

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2号の4、1号にスカウトされる

1号は、スカウトして2号のカードを1枚手札に加える。

そうなると、場に出された2号のカードは4が1枚…これ、スカウトすると4か、ひっくり返して6か…あ、じゃあ4をもらって、3と5の間に入れればいいんだ!

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わたしも2号の4、スカウトする(笑)

わたしもスカウトして、2号はスカウトチップをもらう。

何度か確認しながら手番を行うと、流れが分かって来て、途端におもしろくなってくる!
ついつい順番通りにならべたくなる衝動(笑)をこらえながら、悩みまくる。
遊んでいくうちに、3人で遊ぶと3枚以上のカードが出たら、2人続けてスカウトするとラウンド終了という単純な事実に気がつく(笑)。
うっげー、これめちゃくちゃキツイじゃん!!

初ラウンドは、全員感触がつかめず1枚2枚出しが続き、わたしが出した3枚連番で1号も2号もスカウトしたので終わり。

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スカウトした4が役に立つ!

「最初はよく分かんなかったけど、ちょっと分かってきたかも…」と1号。
確かに、最初は出すことに一生懸命で、スカウトして手札をよくするっていう余裕は全くなし(笑)。
だから、連番なんてどうやって作るのか見当もつかず…

2ラウンド目。
スタートプレイヤーは、2号。
「うーん、何を出したらいいか、分かんない」…確かに(笑)。
とりあえず2号は「このカードがなかったら、連番あるいは同じ数字が並ぶ」というカードを出したらしい(笑)。
そう、ついつい「このカードがこっちに来たら…」って考えちゃうんだけど、「このカードがなかったら…」っていうほうがずっと大事。

1号は1歩先にすすんで、「スカウトしたカードで手札の並びをよくする」っていうのに気がついて、わりと大胆にスカウトしていく…

…となると。
手番順で1号がスカウトすると、わたしもスカウトしたくても、手札を出してラウンドが終わるのを阻止しなきゃいけなくなる(笑)。
もう1枚あればもっといい手になるのにーというカードを出す無念(笑)。

2ラウンド目も、ちまちまと出し続けたわたしがラウンドを終わらせる。
「残ったカードがマイナスってのがきついよね…」と手札をためまくった1号はため息(当たり前じゃ)。

3ラウンド目。
スタートプレイヤーは、1号。
2号は「分かってきたかもしれないけど、カードを並べかえちゃいけないってすごく難しい…」とのこと。

でも、3ラウンド目ともなると、全員かなり分かってきて、かなりスムーズ。
悩むは悩むけど、選択肢が多くないから、長考はしない。
スカウトで手を作っていくのができるようになると、ますますおもしろくなってくる!

相変らず1号はスカウト攻め…一体何枚カード集めんのよっと思いながらも、わたしは尻ぬぐい(笑)。
2号とわたしはちまちまと出し続け、今度は2号が3を2枚…

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3を2枚…

3を2枚かぁ…1号は何でくるかな、4以上を2枚か、連番3枚かぁ…となると、わたしの手から出せるのは…ま、出せなかったらスカウトして、2号に丸投げだな…
…なんて考えていたのですが。

だんっ!

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ちょっと待て!!!!!

…なにそれ???
えーっ、6枚連番って!!
そんなこと、できんの?????

…絶句(笑)。
当然、わたしも2号もスカウトすることしかできず。
ラウンド&ゲーム終了。

1ラウンドと2ラウンド勝ったにもかかわらず、3ラウンドで手札がたっぷりマイナスになったわたしは、逆転負け。
勝ったのは、1号、以下わたし、2号。

これめっちゃおもしろいじゃん!!ということで、そのまま第2戦(笑)。
ちなみに、第1戦では誰もスカウト&ショーチップは使わず(笑)。
使わずっていうか…使えないというか…使う余裕全然なかった(笑)。

さて、1ラウンド目。
大きい役を作って、一気に終了させると勝てるということがよーやく分かったので(へっぽこですみませぬ)、全員最初はしょぼく出す(笑)。
いらないカードを出しては、欲しいカードがあったらスカウト、スカウトしたカードをあえて上下逆に入れられるようになると、かなり上級(自画自賛・爆)。

1号も2号も「えー、それ2か5かぁ…どっちもいらないなー」なんてやってる(笑)。
ワカモノはこれだから…(笑)

今回は、わたしが888で終了。
ふふん、だいぶ分かってきたぞっ!

2ラウンド目は、かなりのスカウト合戦…1号とわたしが(笑)。
2号は、珍しく読みが当たらず苦戦…「カードの並びを変えてはいけない」というルールになかなかなじめないらしい。
でも、ここでようやく「スカウト&ショー」チップが使われる(笑)!
しかも全員使えたっ!
長かったなぁ…頭に入るまで(笑)。

そして、余裕の出てきた1号は「じゃあ、ジェームスをスカウトします」と言い出し、2号も「トーマスと、ジョージ、行きますっ!!」と言いながらカードを出すように。
わたしも「では、トランポリン団員いただきます」…そう、実はサーカスなんだよね、このゲーム(笑)。
2ラウンド目は、1号が取る。

この時点で、ちょうど20点になったわたしは、10点の星を2つおく。

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計算しやすいかなと思っただけなのに…

それを見た2号「なんかイヤミだよね。20点の星1つすればいいのにさー」…得点チップの星は、20点まであるんだけど、3ラウンドでマイナスくらってしまったら、10点が2つの方が計算しやすいかなと思っただけなのにー(笑)。
1号まで「ホントだー、すっげーイヤミだよねぇ」…二人そろってなんなのよっ(笑)。

3ラウンド目。
いきなり手札の並びに恵まれる…345と続いて、間があいて、6があって、またあいて、7…ふむ。

わたしは、とにかくあいだのジャマなカードを出すことに集中する。
とはいうものの、そう簡単には出せないんだよねぇ…

ところが、スカウトでフィーバー(古っ)できて、8と9を連番でおける。
…となると、どーにかして3から9まで続けたいっ!!
2号は相変わらず迷走しているけれど、1号も手札をため込んでる…あれ、絶対ヤバいやつ(笑)。
…案の定、1号45678で勝負かけてきたっ!!

「ふっふっふ、スカウト…とみせかけで、どうだー!!」と、3456789を出すっ!

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できる時はできる(笑)

1号「えーっ、よく集めたねぇ」(笑)。
2号「何それ、ずるいっ!!」(出た・笑)
わたし、ぶっちぎりで勝ち~!
以下、1号、2号。

あー、おもしろかった!!が一番最初の感想(笑)。
ものすごく充実したゲームです。

ルールは多めかもしれませんが、何度か遊んでみれば、「あー、そーゆーことねー!」と納得できると思います。
麻雀と、トリックテイキングが組み合わさった感じで、ルールが分かってくると、ものすごく楽しい!

カードに上下をつけて、スカウトした時どちらを上にしてもいいっていうのが、とにかくしびれます。
…っと言っても、最初のうちは「ひっくり返してもいい」っていうの、全然使いこなせなかったけど(笑)。
「スカウト&ショー」も、それができるようになるまでちょっとかかった(笑)。
そういう意味でも、「スカウト」は何度も遊んで欲しいと思います。

難点は…1にも2にも、説明書の文字の小ささ…老眼にはキツすぎ(笑)。
同じくカードに書かれた名前や道具も小さくて、最初は見る気にもなれませんでした。
箱が小さいので仕方がないとはいえ、説明書の文字の小ささは殺人的(殺眼的?)。
結局、説明書を拡大コピーしましたが、字の小ささに苦労しているのはわたしだけではないと思います。

ゲーム内容は、ホントによくできてる!という感じで、今すぐにでもまた遊びたくなるような中毒性があります(笑)。
遊びながら、これ、ドイツ人好きだろうなぁと思いました(笑)。

次回は、ぜひ4人か5人で遊んでみたいです。
また全然違う雰囲気になりそうで、とても楽しみです。

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日もいい天気!
おかげさまで、気持ちよく過ごせました。
いろいろはかどったし、明日もがんばるぞー(笑)!

その2
左手の中指の指先を切ってしまう…そうなると、チェロが弾けなーい(みなさん、もうご存知ないと思いますが…一応、チェロやってます)!
…と言ったら、2号「よかったじゃん、練習サボれるじゃん(笑)」…おいっ(笑)。
でも、実はわたしも同じこと考えてた(笑)。
…ったく(笑)。

その3
ある会があったのだけれど…「つまんなかった時のために、ゲームの説明書持っていこうかな」と言ったら、1号と2号に全力で反対されました(笑)。
ここんち、子どもの方がオトナだ(笑)。

その4
さぁ、今日も元気にゆきましょうっ!
ルンルン♪