紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

カスカディア(Cascadia)

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大自然に囲まれる!

カスカディアでは広大な風景が広がり、原住の動物たちがみなそれぞれの欲求を満たして暮らしています。
クマたちは群れで生活しますが、アカオノスリにはテリトリーが重要です。
あるいは、鮭がカスカディアを横断しながら母川への回帰を始めるのは、簡単なことではありません。
様々などうぶつを賢く配置し、より大きな地域を完成させることができれば、勝つチャンスは大きくなります。

No.404

・カスカディア(Cascadia)

・Randy Flynn作

・Kosmos

・10歳から

・1人から4人

・時間…30分から60分

・日本語化…必要ありません

「カスカディア」は、グラフィックが目をひきました。
スッキリしたきれいなデザイン…絶対ドイツじゃないな、このセンス(何気に失礼。でも事実←もっと失礼・笑)と思ったら、大当たりぃ、アメリカでした。
うん、やっぱあか抜けてるよね(笑)。
なんでドイツってだけで、急に野暮ったくなるんだろ(笑)。

気を取り直して(笑)、さて、ルールです。

動物チップは布袋(これまたかわいい!ドイツのゲームだったら、ただの黒い袋だよね…)に入れます。
タイルは、人数に合わせた枚数を裏返しにして積み重ねます。
上から4枚を表にして場に並べます。
布袋から、動物チップをタイルの隣に1つずつ置きます。
各プレイヤーは、スタートタイルを受け取ります。

得点カードを選んで置きます(初期おすすめあり)。
松ぼっくりと得点シートは、わきに置きます。

手番がきたら、動物が過密になっていないか確認してから、動物チップとタイルの組み合わせを1つ選んで、自分のタイルに少なくとも一辺は触れるようにタイルを置きます(必須)。
同じ動物がかかれたタイルに動物チップを置きます(任意・チップを置くタイルがなかったら、チップは布袋に戻します)。
松ぼっくりのかかれたタイルに動物チップを置いたら、ストックから松ぼっくりを1つもらいます。

タイルを1枚表にし、布袋から1つチップをひいて、場に補充します。
これで手番は終了です。

松ぼっくりは、ジョーカーとして、
・場からタイルとチップの組み合わせを取る際、組み合わせではないタイルとチップを取る
・場に置かれた動物を取り除き、布袋から新しくチップを4枚ひいて置く(置いてから、取り除いたチップを布袋に戻す)
ことができます。

場に補充することができなくなったら、ゲーム終了です。
得点計算をして、得点が1番多かった人の勝ちです。

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布袋がかわいい!

家族で遊ぶ日(241)。
以前は、新しいゲーム導入となると大騒ぎでしたが、気がつけば割とスムーズにいくように。
…というより、たぶん夫は抵抗するのをあきらめた模様(笑)。
まぁ、「チケットトゥライド」だけじゃいずれとっくにネタ切れになってるし、何より妻は事前お伺いしなくなったもんね(爆)。

1号は留守だったので、夫、2号、わたしの3人でプレイ。
まずは、「カルカソンヌに似てる」と言って、ざっとルールを説明する。
2号は、タイルとチップを見ただけで「なるべく同じタイルとチップをつなげる」と本能(笑)で分かったらしい(どんな本能だ・笑)。

最初は、初期のおすすめ得点カード(5枚)を使うつもりだったんだけど、新しいゲームが続く夫の負担を考えて、初心者のカード1枚だけにする(笑)。
初心者カードは、動物1匹だけ、2匹だけ、3匹だけにすると得点。
ポイントは、4匹になろうが5匹になろうが、3匹と同じ得点しかもらえない点。
これで、タイルの地形にも気を配れるようになるだろうという配慮…だったのかなと後で思う(笑)。

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狙いは…動物と地形が一致してるコンビかな

「とにかく動物同士をくっつけるように置く。でも、3匹以上くっつけても、3匹と同じ得点になるから、だったら新しいグループ作った方がいい。タイルはどうおいてもかまわないけど、できるだけ同じ地形同士をくっつけたほうがいい」…って言ったんだけど、ゲーム脳が育っている2人は「なるべく全部いっぱいくっつける」に脳内変換してたらしい(笑)。

スタートプレイヤーは、わたし。
タイルとチップの組み合わせが合っていた(タイルの動物とチップの動物が一致していた)ので、クマと大草原を取る。

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クマが現れたっ(笑)!

こうすれば、どんな動物でもカモーン状態が続けられる(笑)。
夫も、2号も、そんなに悩まず取る。

夫は、こんな感じ。
ちゃんと松ぼっくりゲットしてる!

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すでに松ぼっくりゲット!

2号は、しっかり地形もそろえて来てる…さすがゲーマー(笑)。

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こちらも松ぼっくりゲット!

…あとで考えてみると、ゲーム中ほとんど長考することがなかった(笑)。
これ、考えようと思ったらいくらでも考えられるように見えるんだけど、パズルを2重構造にしたので、自動的に選択肢がかなりしぼられる。
なので、見た目よりずっとスムーズに進んでいく…これは非常に快感!

また、全員のスタートタイルの組み合わせが違うので、欲しいタイルがちゃんとばらける。
つまり、全員待ち時間の間にどのタイルがいいかある程度しぼれるので、長考しなくて済む!
とにかくテンポが落ちなくて、とても気持ちいい。

わたしは海を広げる…海水浴、行きたいなー(違っ)。

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海水浴行きたい(違っ)

そう思ったせいか、なんとなくつい海のタイルを取ってしまう…そして、北海道育ち(笑)としては落とせない鮭も(笑)。
北海道のお歳暮、普通に新巻鮭1本とかだったっけ…

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鮭、帰省中(笑)

そーいえば、千歳にインディアン水車ってのがあって、こんなんで鮭つかまえられるわけないじゃんって思うような仕組みなのに、見てたら結構つかまえてた(笑)。
母川に戻って来るだけの能力あるのに、なぜ…(笑)

…って、話それた(笑)。

途中、ふとみると夫はクマを4匹つなげていたので、「あ、それ以上増やしても3匹と同じ点数だよ?」と言ったら、なぜか2号が「え?そうなの?先に言ってよ!」
…だから、先に言ったっつーの(笑)。

夫「そしたら…同じ動物でも2つグループ作ってもいいの?」
わたし「うん、いいよ、そっちのほうが点数は高くなるね」と言いながら、カードを見せる。
せっかく得点カード見える場所に置いといたのに、2人とも見てなかったな(笑)。

それからは、夫は3匹そろったら別の場所にグループを作る。
2号は地形重視で、うまく広げていく。
わたしは…キツネがなかなか出て来ない!
同数入っているはずなのに、やたらクマとシカが出てくる(笑)。
2号も「え、またクマだよ…」とぼやく。

めずらしく2号が悩んでいたので、「松ぼっくり使えば?そしたら、好きなタイルとチップ取れるよ?」と言ったら、2号「いや、松ぼっくりは使わない。松ぼっくりは集めるものなのっ!」…あっそ(笑)。

サクサクとすすんで、途中わたしは松ぼっくりを使って好きなタイルとチップを取る。
それを見た夫、「松ぼっくりって、どうやって使うの?」
…さっき説明したけど…まぁ、しょうがないかと説明すると。

夫も松ぼっくりを使った!!
好きなタイルとチップをとって、ニコニコしてる(笑)。

…すると。
松ぼっくりは集めるものと宣言(笑)してた方も、松ぼっくり使って好きなタイルとチップを取る(笑)。
思わず吹き出したら、「でも、これだけ。もう使わないっ」
わたし「集めたいなら集めればいいけど、使ってもいいじゃん、今2号が松ぼっくり一番多いんだし」
2号「だから、使いたくない。それに、ゲームの終わりに松ぼっくり持ってたら、点数になるんでしょ?」
わたし「うん、なるよ。1つ1点」
2号「ほらー、やっぱり使わないほうがいいんだよー」
…そーでっか(笑)。

そんな感じで進み、タイルが補充できなくなって終了。
わたしのカスカディア。

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鮭がはぐれたー(笑)

鮭、つながらないようにがんばって1タイル空けた!

2号は…

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この地形…タダものではないな(笑)?

2号も、3匹グループを作るだけでなく、地形がすごくそろってる!
すっげー…

そして、夫。

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夫…地形は?

「クマは4匹になっちゃったけど、キツネとアカオノスリはちゃんと2つに分けたよ!」と自慢げに言ってるけど…地形は(笑)?
「あんまり地形はつなげなかったんだね」と言うと、「え、だってつながってなくてもいいんでしょ?」
…あっちゃー、そこちゃんと伝わっていませんでしたか…
つながってなくてもいいけど、つながってたら得点になるんだけどね(笑)。

動物得点は、3人ともほぼ変わらず。
ただ地形得点で2号が高得点をたたき出す。
なんと夫の3倍の得点…てか、夫、地形ムシにもほどがあるっつーの(笑)。

結局、2号の勝ち、2点差でわたし、そして夫。

あー、おもしろかったー!
上にも書きましたが、見た目よりずっとテンポよく進むので、退屈になるヒマがありませんでした(笑)。
グラフィックはきれいだし、動物チップをぽこっとのせるのは、単純に楽しい!

ネットで「2重構造のパズル」という表現を見つけましたが、まさにその通り!
こっちを立てれば、あっちは立たず、でも、それがそんなに苦しくないレベルなので、遊んでいてひたすら楽しかったです。

そして、松ぼっくりは素晴らしい(笑)!
地形が1種類のタイルの上に指定の動物チップを置くと、松ぼっくりがもらえるのですが、結構頻繁にチャンスがめぐってきます。
でも、地形得点の際、地形が1種類のタイルは1得点にしかならないので不利なのです(笑)。
そのための松ぼっくりか!と気がつくと、松ぼっくり、手放しにはよろこべないかも(笑)。

これだけすっきりしたルールで、ここまで悩ましいってすごいです。
次回は、初期の得点カードセットで遊んでみようと思います。

 

カスカディア・その2はこちら

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日は雨。
しかも風が強い!
嵐だなぁと思っていたら…午後突然青空が見える。
お日さままで出てきた!
…全部アリの天気で、ラッキー(笑)。

その2
昨日宣言していた巨大な敵…ちゃんと片づけましたー!
もうね、1日分の気力と体力使ったから、そのあとは抜け殻(笑)。
でも、こちらの希望が通ったのでものすごーくホッとしてます。
あー、でも大変だった!

その3
夫がじーっとわたしの顔を見てる。
何言ってくるんだろうと思ったら、「そういえばさ、知ってる?ぼくは今でもきみはかわいいなって思うよ」…不意打ちで(笑)すぐ反応できないわたし(爆)。
「いや、それをいうなら、あなただって。わたしにとって、あなたは最高の人だから」と言っときました(笑)。

その4
そのあと…最高、うん、最高なんだけど、「あとね、すーごくかっこいいって思う。かっこいいってドイツ語でなんて言うの?」と聞いたら、「かわいいでいいんじゃない?」「え、かわいいってprettyって意味でしょ、かっこいいじゃないじゃん」「じゃあ、きっとカッコイイはドイツ語にないな」
…ドイツ語、結構かわいそうね(笑)。

その5
…なーんて会話してますが、わたしの母曰く、夫は全然ゲルマンじゃないので、やっぱりカッコイイじゃなくてかわいいでいいのかもしれません(笑)。

その6
確かにね、「結婚しました」の写真を見た方が「かわいらしい花婿さんですね」とコメントくださったので、やっぱりかわいいのか(笑)。

その7
どっちにしろ、わたしにとっては最高の夫であります(笑)。

その8
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪♪♪