紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

エントデッカー(Entdecker)

さぁ、未知の島を発見しよう!

エントデッカー」は、有名なゲームデザイナーKlaus Teuber氏による新しいボードゲームです。
中世の船乗りとなり、長い船旅ののち、ようやく島が見えた興奮を体験することになります。
島と島の間の狭い場所をそっと船で通り抜け、島がどれくらい大きいのかを確認します。
この島の終わりはどこだろう?
どこから上陸するのが一番いいだろう?
どんなくだもの、あるいはどんな宝が隠されているだろう?
遊ぶたびに、全く異なった景色が広がり、常に探検家の心を刺激するのです。

No.409

エントデッカー(Entdecker)

Klaus Teuber

・Gold Sieber Spiele

・10歳から

・2人から4人

・時間…30分(2人)から45分

・日本語化…必要ありません

エントデッカー」は、1996年の作品です。
おもしろいと聞いていたので、ずいぶん前に在庫セールで見つけて即購入。

…ところが、ウチに帰って来て、わたしが買ったのは「ニューエントデッカー(Die neuen Entdecker)」で、「エントデッカー(Entdecker)」ではないことに気がつく(笑)。
くっそー、ちょっと違ったーっと悔しがりつつも、まぁ、ニューもそんなに悪くないみたいだしぃと自分を慰めました(笑)。

でも、先日古道具屋さんで今度こそ「エントデッカー」発見!
うっひょー、あったー!!と、これまた即購入…そんなわけで、ウチには新旧(笑)両方あります…似たようなゲームは買うなとあれほど言ってるのにっ(笑)。

というわけで、ルールです。

ボードを広げます。
裏に数字の書かれたタイルは、数字ごとに分けて積み重ねて置きます。
それ以外のタイルは、よくまぜて5つの山にします。

各プレイヤーは、お金ボードと同じ色の探検隊(探検家、ベースキャンプ、開拓地)を受け取り、お金のピンを4に差します。

発見チップは、布袋に入れます。
スタートプレイヤーは、収入ボードと船を受け取ります。

スタートプレイヤーは、まず収入ボードのルーレットをまわし、全員収入を得ます。
それから…
1.船を進める(必須)
何枚タイルを置くか宣言し、その数だけお金を減らします。
船をスタートさせたい場所に置きます(そのタイルにすでに他のプレイヤーの探検隊がいたら、その価値と同じだけのお金を支払います)。
そして、タイルを1枚表にしておきます。
その際、
→航路がつながるように置きます。
→?のついたタイルは、出来事が起きます。指示に従います。
→置けない場合は、わきによけますが、1枚表にしたことになります。
に気をつけます。
タイルを置いたら、そのタイルの上に船を進めます。
2以上を宣言したら、次のタイルを表にします。
どんな場合でも、必ず1以上を宣言し、タイルを表にします。

2.探検隊の1つを置きます(任意)。
タイルを1枚以上置いたら、船をすすめ、そこに探検隊の1つを置くことができます。
置く時は、お金ボードに書かれたコストを支払います。
ただし、探検隊を置けるのは、最後に置いたタイルの上のみです。
例えば、2と宣言して、1枚目のタイルを置いて、そのタイルに探検グループを置きたい場合は、2枚目のタイルは表にしないで、1枚目のタイルの上に置いて、手番終了となります。
タイル1枚分の空白を残して周囲にタイルが置かれた場合は、空白にあうタイルを番号が書かれたタイルから選んで置きます。

3.島が完成しました。
島が完成したら、得点計算になります。
その島に探検隊が1番多い人が、得点します。
まず、開拓地の数を比べ、それからベースキャンプ、探検家の数を比べます。
いずれかで1番多いプレイヤーが1位、その次が2位となり、1位のプレイヤーは、布袋から発見チップを1つ出します。
島のタイルの数と発見チップの数を足した数が1位の得点、半分にした数が2位の得点(切り上げ)となります。
発見チップは、1位のプレイヤーの前に置きます。

これを繰り返し、ボードのますにすべてタイルが置かれたらゲーム終了です。
発見チップの枚数が1番多かったプレイヤーは、ボーナスとしてその枚数が得点となります。
得点が1番多かったプレイヤーの勝ちです。

きれいな青でまさに海っ!

家族で遊ぶ日(246)。
天気のよい午後に、夫(白)、1号(黒)、2号(オレンジ)、わたし(赤)の4人でプレイ。
ルールをざっと説明…正直「カルカソンヌに似てる」で、ほぼ完了ではある(笑)。

説明書では、一番若いプレイヤーがルーレットをまわすことになっているけれど、スタートプレイヤーは、わたしがいいだろうということで、わたしが回す。
「ホントは、一番若い人がやるんだけどー、そっか、ままが一番若いよね~」と言ったら、白けたムードが漂う…なんでだよっ(笑)。

ルーレットをまわすと2。
わたし「全員、お金を2増やしてください」
2号「え、2だけ?」
知るか、ルーレットに聞いてくれ(笑)。

わたしは、まず2と宣言して、タイルを表にする。
半島っぽいのが出てきたので、それを置いて、もっと進むことにする。
2枚表にして、2枚目のタイルに探検家を置いて、手番終了。
カルカソンヌのクセで、とりあえず島があると何か置きたくなる(笑)。

ちょっと微妙…

夫も2と宣言して、タイルを表にし、2枚目に探検家を置く。
2号は、1と宣言して、探検家を置く。
1号は、いきなり?のタイルを表にする。
すると…カミナリのタイル。
1号「これ、なんだっけ?」
わたし「カミナリ。タイルは置けるけど、探検隊置けないし、このあとタイルもひけない、手番終了」
1号「げーっ」
確かに、これは出鼻をくじかれた…けど、初手番で?ひくのもかなりのチャレンジャーでは(笑)。

わたしは、ちゃんとタイルを観察しないまま、なんとなく(出た)すでに置かれたタイルから出発する…すると、島を発見するというより、島のはじっこだけ発見して船がどんどん進んでいってしまう。
船が風に翻弄される感じでおもしろい…まぁ、翻弄されてるのは、船じゃなくてわたしなんだけど(笑)。

そして、毎回お金が支給されるのがうれしい(笑)。
わたしの手番になると、なぜか夫が必ず「お金、お金やって?」と声をかけてくる(笑)。
そーゆーの、一番忘れそうなのに(笑)。

2号「えーっ、また2?」
わたし「うん、また2…なんで大きいの出ないんだろうねぇ…え、5もあるんだ、4までだと思ってた」
2号「…だから、5出ないんじゃない?ちゃんと見てよ」
…ハイ(笑)。

少しずつ姿を現す島々

1号は、あえて?を選ぶ作戦らしく、お金が半分になったり、お金もらったりと大忙し(笑)。
わたしは、右はじに島を占拠した…つもり。
ところが、ここからがキツい!
というのも、ちょうど当てはまるタイルじゃないと置けないから。
1ます空いたら、うめられるけど、2ますでしかも海路が続いていたらダメ…何度もチャレンジするものの、なかなかうめられない!

わたしが四苦八苦しているあいだに、夫と1号は小さい島を発見しては、完成させていく。
2号も少し遅れて、島発見!
…いまだに1つも発見してない(=得点がない)のはわたしだけ(笑)。

島、どこまで続くのよっ(笑)

わたし「あー、もう、島ができないー」
2号「ホント、めっちゃ難しい、これ」
1号「確かにね、後半はほとんど進まない感じだ…」
3人で騒いでいるのに、夫は楽しそうに船を進める。
そして、わたしはようやく1つめの島を発見!

紺碧島と名付けよう(笑)

「やったー!できたー!」
…って、2点の島、ね(笑)。
発見タイルひいても2点で合計4点…まさに焼け石に水(笑)。

得点計算に集中したため、写真を撮り忘れたけれど、最大の島はわたしを除く(笑)3人で取り合いとなり、途中で入り込んできた夫が2位、1位は1号。
大量得点すぎて、何度も数え直す…2号「最初に見つけたのは、2号だったのに…」(笑)
そう、最初に探検家おいたのは2号だったよね(笑)。

ビリでしたー(笑)

最終は、こんな感じ。
勝ったのは、1号、以下夫、2号、わたし。

ものすごーく楽しい!!
ホントに島を発見していくという感じで、おもしろかったです。
カルカソンヌ」もいいけど、「エントデッカー」のほうがわたしは好きかな。

カルカソンヌは、タイルの引き運がすべてという気がしてしまうのですが、エントデッカーはそれだけじゃないと思います。
「どこからスタートするか」を選べるので、「自分でやってる」という気持ちになるというのが大きいです。

なにより少しずつ現れる島を見るのが、めっちゃ浪漫(笑)!
船の進み方も、風に吹かれながら進むという感じで、行きたいと思った方向と全然違う方向に進むこともあって、すごく楽しい!
この先に何があるか分からないというドキドキ感は、「カラック」でもあったけど、「エントデッカー」のほうがタイルが大きいせいか、もっとドキドキ(笑)。
タイルが置けないとがっくりだし、置けたら置けたで他の島とつながってしまって、悲鳴を上げたり(笑)。
どうなるか分からないので、取っても取られても後腐れがないというのも(ウチの場合)プラスポイントだと思いました。

なにより、ひっさしぶりに夫が「うん、このゲーム、気に入った!」と言ってくれたのがうれしかったです。
コペンハーゲン」は気に入ったけど、気に入るだろうと思った「カスカディア」はまぁまぁと言われて、困っていたので助かったー!
たぶん、しばらく「エントデッカー」で遊ぶことになると思います。

ちなみに、説明書のプレイヤー名が、Teuberさんご自身と、奥さま、お子さんのお名前だったのも、よかったです。

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日もいい天気でしたっ!
涼しいままだけど、青空で気持ちよかったです。

その2
宇宙兄弟』…ムッタ無事、○○○○○になる!←一応、ネタバレしないようにしてます(笑)。
このコミック、ホントすごい。
ストーリーにムリがなくて、分かりやすい。
1号に「シャロンさんが…になった」と言ったら、「あー、あれねー」
2号に「ムッタが○○○○○になった!」と言ったら、「早っ、もうそんなに読んだの?」…ハイ…ヤバい、このままじゃ日常生活に支障がぁ…

その3
とはいうものの、子どもたちと共感しあえるって、ほんっとしあわせ。
わたしも、シャロンさんみたいに的確な言葉を見つけられる人になりたい!

その4
わたしが『宇宙兄弟』にハマってしまい、夕方あわてていたら、1号が料理を手伝ってくれました。
…ありがとう、ホント(笑)。

その5
『リーサルウェポン・2』鑑賞中。
もう、なんというか、ぶっ飛んでていいわー。
夫「何も考えなくていい、ひたすら楽しいっていいよなぁ」…まさにその通り!

その6
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪♪♪