紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

カラック / カタコンベ オフ カラック(Karak)

モンスターと戦って、宝を集めよう!

ヒーローを選んで、さぁ、迷宮の旅に出発しよう!
カラック城の崩れ落ちかかった塀の下深くには、素晴らしい宝と多くの危険が待ち構えている。
薄暗い迷宮を探検し、強力な武器と魔法を身につけ、危険なモンスターをさいころ勝負で倒すのだ。
宝をより多く集めた者が真のカラックの勇者となるであろう。

No.401

・カラック / カタコンベ オフ カラック(Karak

・Petr Mikša und Roman Hlandil作

・Kosmos

・7歳から

・2人から4人

・時間…45分

・日本語化…必要ありません

「カラック」は、しつこく何度もあちこちでおすすめされました。
何度も見せられると、なんとなく気になる…って、もうこの時点ですっかりカモなんですが(笑)。
ただ、調べてみると、評価はそんなに悪くない(BGGでも7点以上)。
何より先の見えない迷宮探険というのが気に入ったので、購入に踏み切る(踏み切ってばっか・笑)。

さて、ルールは。
スタートタイルを中央に置きます。
残りのタイルはよく混ぜて、裏返しに積み重ねて山にします。

各プレイヤーは、個人ボードとライフチップを受け取ります。
ライフチップは、個人ボードの指定の場所にハートを表にして置きます。
そして、それぞれヒーローを選びます。
ヒーローによって、特殊能力が違うので確認します。
ヒーローカードとヒーローこまを受け取り、ヒーローカードは個人ボードの指定の位置に、ヒーローこまはスタートタイルの上に置きます。

モンスタータイルはすべて布袋に入れます。
呪いマーカーは、わきに置きます。

手番では、ヒーローは4歩まで進めます。

1.未知の通路へ進みます
未知の通路へ進む場合は、今いるタイルからまだタイルが置かれていないどの方向に進むか決め、その向きにヒーローを置き、山からタイルを1枚表にして置きます。

A.通路のタイルが出た!
何も起きません。
そのタイルを置き、ヒーローをその上に置きます。
歩数が残っていれば、先に進みます。

B.部屋だ!
そのタイルを置き、布袋からモンスタータイルを1枚ひいて、部屋に置きます。

→宝箱だった!
鍵を持っていれば、宝箱を開けて(タイルを裏返しにする)個人ボードのヒーローカードの上に置きます。
鍵を持っていなければ、宝箱を部屋に置きます。

→モンスターだった!
戦います。
さいころを2つふって、モンスタータイルの数字より大きい数が出せたら勝ち、同じか小さい数だったら負けです。
また、すでに持っている武器や、魔法を使うこともできます。
○勝った!
モンスタータイルを裏返しにして、武器や魔法、鍵は、個人ボードの指定の場所に置きます。
指定の場所がすでにうまっていたら、すでに持っている武器と交換することができます。
交換した武器は、戦った部屋に置きます。
鍵や魔法は、個人ボードに置く場所がなかったら、部屋に置きます。
●負けた!
モンスタータイルはそのまま部屋に置き、ヒーローはライフを1つ失います(ライフタイルを1つ裏返しにします)。

→ワープだ!
すでにワープタイルがあれば、そのタイルに移動することができますが、しなくてもかまいません。
ワープは1歩と数えます。

→命の泉だ!
このタイルで手番を終了させたら、ライフをすべてハートの面にすることができます。

これを繰り返し、ドラゴンが出てきて、倒すことができたらゲーム終了です。
集めた宝の得点を計算して、1番多かったプレイヤーの勝ちです。

準備完了っ!

天気のよい午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
説明書のヒーロー解説に目を通して、1号は魔法使い、2号は戦士、わたしは剣士を選ぶ。
魔法使いは、炎の魔法を獲得したら、ゲーム終了まで使い続けることができて(他のヒーローは、使い捨てなきゃいけない)、壁を通りぬけることができる。
戦士は、戦うとき1度だけさいころのふり直しができて、最後のライフがなくなっても気絶しないで、次の手番ですぐに命の泉に移動できる。
剣士は、さいころで1が出たらふり直しができて、さいころで6が出たら、進むことができる(他のヒーローは、戦ったら歩数が残っていても手番終了)。
他のヒーローもおもしろそうだったけど、3人で遊ぶならこの組み合わせが1番バランスがいいかなと。

スタートプレイヤーは、わたし。
「じゃあ、こっちに行く」と剣士を心持ち移動させる(笑)。
タイルを表にすると…部屋。
表にしたタイルをスタートタイルの横に置き(ヒーローはまだ移動しない)、布袋からタイルをひくと…いきなり宝箱!
わたし「ってことは…鍵持ってないから、そのまま次に進むってことか」
2号「そうなるね」

宝箱の上にヒーローをのせ(笑)、またタイルを表にすると…部屋。
布袋からタイルをひくと…また宝箱!
2号「宝箱通りだね」
わたし「確かに(笑)」

そして、3歩目。
タイルを表にすると…部屋。
布袋から出たのは…ねずみ。

まずはねずみが相手

わたし「5かぁ…ってことは6以上出さなきゃいけないわけか」
1号「え、同じじゃダメなの?」
わたし「うん、ダメ。ほら、同じじゃ引き分けだからじゃない?」←ただの想像(笑)

よっしゃ!

さいころをふると、7。
無事倒したので、タイルを裏返しにして個人ボードに置く。
剣の1なので、以後わたしはさいころの合計プラス1になる。

攻撃力プラス1!

わたし「あ、これはいいかも。経験値を積んで強くなるって感じだね」
2号「なるほどね、『アンドールの伝説 ジュニア』でもそーゆーのあったらよかったのに(笑)」
たーしーかーにー!(笑)

宝箱通り出現(笑)

戦ったので、わたしの手番は終了。
次は2号。
2号「んじゃ、こっち行く」…タイルを表にすると通路。
布袋からタイルをひくと…魂泥棒。
2号「え、これ12って…」
…あ。
絶対勝てないヤツじゃん(笑)。
1号「こいつは、絶対武器がないとダメなのか…」
2号一応さいころをふるものの、もちろん負け。
モンスタータイルは部屋に置いたままにして、2号のライフ1つ減る。

いきなり魂泥棒!

次は1号。
1号「12(魂泥棒)はムリだから、こっち行く」
タイルを表にして、布袋からタイルを引くと…ねずみ(5)。
さくっと倒して、手番終了。

すでに通路が見える場所を移動することもできるけれど、まだ見えないところに進むほうが断然おもしろい!
1号とわたしは、モンスタータイルの引き運がそこそこあって、着々とモンスターを倒して経験値(というか要は武器なんだけど)を積んでいく。

やーりーっ!

10のガイコツ王を見事倒して、3の武器を手に入れる!
毎回さいころの合計プラス3というのは、とても大きい!

おもしろいのが、2号は戦士だけあって強いんだけど、モンスタータイルも強いのが出てくる!

やった、倒したっと思ったら…

ようやく倒した!と思ったら、出てくるのは鍵や魔法(笑)。
2号「そーじゃなくて、武器が欲しいんだけどっ」…確かに。

また強いやつ…

1号の魔法使いは奥で、せっせとモンスターを倒していく。
わたしもモンスターを倒すけれど、宝箱も出てくる…鍵、どこだろ(笑)。
2号は…9のガイコツ戦士に負ける(笑)。
2号「もー、10以上って、どーやったらでるのさっ」(笑)

挟み撃ち?

2号、ガイコツ戦士(9)はあきらめて、反対に進むと…ガイコツ番人(8)。
2号「8なら勝てそうだけど…」…さいころをふると9!!
わたし「やったじゃん!!」

倒したんだけどね…

裏返すと…鍵(笑)。
「…武器が欲しいんだってば…」と2号(笑)。
「あ、でも、宝箱開けられるね!」と言ったら、「武器の方がいいっ」(笑)
…気持ちは分かる(笑)。

そして、1号の手番。
タイルを表にして、布袋からひくと…「あ、出たっ、ドラゴン!!」
わたし「それを倒したら、ゲーム終了ね」
1号「じゃあ、倒すか…って、ちょっと待って、これ15??」
2号「だね」
わたし「うん」
1号「魔法使いの武器5で、炎の魔法(1)があるから、全部で6…ってことは10出すの?」
2号「だね」
わたし「うん」
1号「…」

ラスボス登場っ!

1号「まぁ、戦うしかないよね…」
さいころふってみると、9。
1号「次も戦っていいの?」
わたし「うん、戦えるよ」

次のチャレンジで、1号、見事ドラゴンを倒す!!
全員「やったー!」と大騒ぎ。

やったー!

集めた宝箱を数えたら、1号の勝ち。
以下、わたし、2号。

2号…武器…

個人ボードを見れば分かるけど、2号は見事に武器がもらえなかった(笑)。
2号「戦士なのにさぁ、武器もらえないってどーゆーこと(笑)?」
1号は、しっかり武器をランクアップできたのが勝因。

あー、でも、おもしろかった!
コンピューターゲームによくあるタイプのゲームを、ボードゲームに落とし込んだという感じです(でも、ボードはない・笑)。
ライフや道具の表示の仕方が、その影響を感じさせます。

でも、やってることは全く別物(笑)。
2Dと3Dの違いもありますが、コントローラーで遊ぶのと、実際にこまをつかんだり、さいころをふったり、タイルを裏返したりするのは、やっぱり違います。
こまが3Dというだけで、充分リアルに感じられるのです。
逆に言うと、全くリアルじゃない絵でもリアルになるという(笑)。

どきどきしながらタイルを表にして、モンスタータイルを置く。
そしてさいころをふる…コンピューターゲームと違って、あやつられている感覚は全くなく、自分でどうにかしているという感覚、これがとてもよかったです。

…と感じるのは、基本的にわたしがアナログゲームファンだからかもしれません。
でも、想像の余地があるほうがその世界に入り込めるのではないでしょうか。
拡張が出ているのも納得のおもしろさだと思います。

ちなみに、個人ボードにはくぼみをつけてあるので、タイルがずれなくて、きっちりおさまるので気持ちよかったです。

小さいことだけど

それに、タイルのボードも出しやすいように指を入れる穴付き(笑)。

ちゃんと分類できるようになってる!

箱の中には、どこに何を入れるかちゃんと書いてあるし、作った人たちの愛情を感じます。
こういう気遣い、すごくいいなと思います。
…まぁ、箱は大きすぎると思いますが(笑)。

 

☆今日のありがとう☆

その1
朝起きたら…雪降ってた(笑)。
真っ白い世界は、なかなかきれいでした!

その2
ずいぶん前に試したものの、分からな過ぎてあきらめたゲームに再挑戦。
すると。
びっくりするほどスムーズに進んで、しかもおもしろい!
またいいゲームにめぐり会えてうれしいっ!

その3
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪♪♪