紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ミシシッピ クィーン(Mississippi Queen)

船を操縦!!

曲がりくねったミシシッピ川では、毎年有名なボートレースが行われます。
このレースに勝利するには、船長はカーブの多い川に沿うように船を操縦し、豪華なドレスを身につけた貴婦人を乗船させ、しかも他のボートや小島、障害物をすり抜けて一番早くゴールに到着しなければならないのです。

No.418

ミシシッピ クィーン(Mississippi Queen

・Werner Hodel作

・Spiele Schmiede / Keep exploring Games / Super Meeple

・10歳から

・2人から6人

・時間…45分から60分

・日本語化…必要ありません。

・Spiel des Jahres受賞(1997年)

ミシシッピ クィーン」は、1997年にSpiel des Jahresを受賞しました。
その時はGoldsieber Spieleから発売されましたが、その後絶版。
ものすごーく興味があったわけではありませんが、Spiel des Jahresを受賞したゲームなので、遊んでみたいとは思っていました。

で、先日偶然ネットショップで2019年に再販されたバージョンを見つけたので、購入。
こちらには、拡張だった黒バラ号(Die schwarze Rose)も入っています。

さて、ルールですが。
再販バージョンの説明書には、オリジナルの入門ルールがなかったけれど、初心者集団としては入門ルールで入門(笑)するべきだろうと、あえて入門ルールで導入することに。
だって、ダイアルくるくるとか、結構めんどくさそうだし…(笑)。

入門ルールでは…
川タイルからスタートタイルを抜き出し、机の上に置きます。
残りのタイルから4枚選んで、裏返しに積み重ねます。
その1番下に、ゴールタイルを入れます。

各プレイヤーは、船を受け取り、船にダイアルを置きます。
赤は速度、黒は石炭の量を表し、赤は1、黒は6にします。

積み重なった川タイルの1番上のタイルを表にして、スタートタイルにまっすぐ合わせます。
スタートプレイヤーから順番に、スタートタイルに書かれた番号のますに船を置きます。

手番がきたら、ダイアルを確認します。
赤の数字の分、進むことができます(1だったら、1ます)。
進む前に、速度を変えることもできます。
一手番につき、1つ上げる、あるいは下げる場合は、無料です。
2つ以上上げる、あるいは下げる場合は、1速度につき1石炭が必要です。
たとえば、2つ速度を上げたい場合は、赤いダイアルを2つ上げ、黒いダイアルを1つ下げます。
また、方向を変えることもできます。
一手番につき、60度方向を変える場合は、無料です。
120度以上、あるいは2回目以降の60度の変更は、1石炭が必要です。

もし、石炭が0になったら、ダイアルを外します。
以後その船は、石炭なしで進みます。
石炭が必要になったら、その時点で脱落です。

まだ誰もいないタイルに船が進んだら、その船の船長は方向さいころをふります。
その方向に合わせて、積み重ねた川タイルの1番上のタイルを表にして置きます。

1ますに船は1艘しか置けません。
移動中、他の船のますを通過する場合、その船を左右に動かし、自分の船を進めることができます。
ただし、他の船を動かす際にも速度1が必要になります。

最後の川タイルが表になったら、もう一度方向さいころをふり、ゴールタイルの位置を決めます。
ゴールに1番最初に到達した人の勝ちです。

スタート準備完了!

家族で遊ぶ日(256)。
天気のよい午後に、夫(青)、2号(黄色)、わたし(赤)の3人でプレイ。
ざっとルールを説明すると、2号はさくっと理解。
夫は…途中で意識が飛んだのが分かる(笑)。
2号「とにかくやってみようよ、そしたら分かるって」
…力強いお言葉、ありがとうございます(笑)。

スタートプレイヤーは2号。
そうすると、夫がラストプレイヤーになるので、夫もルールが理解できるだろうと(笑)。
2号「…1つ上げるのはタダ、なんだよね?」
わたし「うん」
2号「なら、上げるよね…で、2ます進む。オシマイ」

次は、わたし。
2号とまるっきり同じ(笑)。
序盤から石炭使ってまで速度あげることもなかろうと判断(笑)。

当然夫もまるっきり同じ。
…え、これでこのゲームなんとかなるんだろうかとちょっと不安になる(笑)。

二手番目。
2号、やっぱり速度を1上げて、直進(笑)。
2枚目の川タイルに入ったので、さいころをふると…まっすぐ(笑)。
3枚目の川タイルを接続…ミシシッピ川って曲がりくねってるんじゃないの(笑)?

蛇行してるってきいたけど…

ただし、夫もわたしも先に障害物があることが分かる。
夫「これ、ぶつかっちゃいけないんだよね?」
わたし「うん、島に突入はだめ。でも、1手番につき1回60度ならタダで方向変えられるよ」
夫もわたしも、次の手番で速度3まで上げ、夫は方向も変えて島を回避。
2号はひたすらまっすぐ走ってゆく…

わたしは、目の前に島が近づいたので、60度方向を変えて進む。
3ます進めるということをけろりと忘れ、蛇行気味になる(笑)。
夫は、その間に一気に速度5まで上げて、さくっとわたしを追い抜く(笑)。
2号、また新しいタイルに進んだので、さいころ…「また直線!!」
…どこが、曲がりくねってるんだろ(笑)?

気持ちいいほど直線(笑)

わたしも速度を上げたいけど、怖くて上げられない!
だって、次々と島がでてくるんだもーん!
2号もここで速度4!
夫、2号に追いつくっ!
わたし、追いつかないっ(笑)!

わたし出遅れる…

結局、川タイルは最後まで直線(笑)。
わたしもようやく速度4まで上げて、2人に近づく。
そして、ゴールタイルのみが右にカーブ(笑)。

ゴールが右寄りになったため、なんと夫がゴールに一番近くなる!

ゴールだけカーブした(笑)

わたし「え、ちょっと待って、次の手番で…」
2号「うん、パパがゴールだね」
夫、ニヤニヤ…
…なにこれ(爆)。

ビリ…

夫、無事ゴール、次は2号がゴールで、ビリはわたしっ。

 

はー、なるほどーって感じ。
序盤は「これ、ゲームになってんのか」と不安になりましたが、中盤以降は充分悩ましく楽しかったです。
ただ、今回は川が真っ直線だったので、波乱が少なかった(笑)のではないかと。

船の造作も、ダイアルの仕組みも、発売当時は「すげー!!」だったんだろうなと想像つきます。
ただ、ゲーム中、ちまちまとダイアルをまわしたり、押しのけた船の処理などが、プレイテンポを多少落とすかもしれません。

でも、だんだん現れる前方は、すごくおもしろかったです。
いきなり島が見えてきたりするのは、霧の中を移動するみたいでドキドキします。

夫と2号の反応は悪くなかったので、次回は正式なルールで遊んでみようと思っています。

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日もいい天気!
そんなに暑くないし、空は青いし、いい感じ~♪

その2
わたしが強烈に脅す頼み込むので、1号と2号、今日もゲームで遊んでくれました!
すっごくうれしー!
ホントにありがとう!

その3
その様子を見た夫、通りすがりに「これは難しそうだねー」…あのー、これ子ども用のゲームなんすけど(笑)?

その4
注文していたゲーム、予定よりずっと早く到着!
ふふん、わたしの勢いに負けたと思われる(笑)。

その5
お隣さんのネコの餌やりを頼まれている2号。
今朝は行くのがちょっと遅くなったら、「玄関で待ち伏せされた。しかもミーミーすっごく文句言われた」とのこと。
文句言われたっていう表現、なかなかよろしい(笑)。

その6
2号チェロの練習中。
拍を数えるのに、「いち、にぃ、さんっ」…あら?ドイツ語じゃないんだ(笑)。
おもしろいなと思いました。

その7
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪