紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

モンド(Mondo)

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世界創造!

プレイヤーは、ボードにタイルをならべて、様々な風景と変わった動物たちが住む自分の世界を創造します。
その際、制限時間と他のプレイヤーの動向にも気を配らなければなりません。
なぜなら、タイマーが鳴るまですべてが同時進行だからです。
タイミングよく終了した人は、ボーナス得点をもらえるでしょう。
3ラウンド行って、1番得点の多かったプレイヤーの勝ちです。
中級者バージョンでは、毎回変化する得点方法によりもっと楽しめます。
上級者バージョンでは、毎回変化する条件にチャレンジすることになります。

No.245

・モンド(Mondo)

Michael Schacht

・Pegasus Spiele

・8歳から

・1人から4人

・時間…20分から30分

・日本語化…必要ありません

 ゲームには、必ず何人で遊べるか書いてありますが、「遊ぶことができる」というのと「遊んでおもしろい」というのはまた別物です。
4人で遊べるゲームを2人で遊んでもおもしろいというのはかなり稀なことで、同じゲームでも人数によってがらっと印象が変わることがあります(ついでにいうと、一緒に遊ぶ人によっても・笑)。

先日ふと時間ができて、1号とわたしの2人で遊ぼうということになったとき、「2人専用じゃないけど、2人でもおもしろいゲーム」を魔窟(笑)から探し出そうと奮闘したのですが、なかなか見つからず…で、思い出したのがこの「モンド」。
ソロプレイ度が高めなので、2人でもおもしろいだろうと思って出してきたら、2号も遊べるとのことで、結局3人で遊ぶことに(笑)。
…だったら、こんなに悩まなかったのにー(笑)。

タイルはよく混ぜて、場に広げておきます。
重なっていてもかまいません。
ボーナスチップは、人数に合わせて準備します。
各プレイヤーは、ボードをうけとり、海の面を表にします(海の面は初心者向き)。
得点表と鉛筆を準備します。

全部で3ラウンド行います。
1ラウンド7分でタイマーをセットし、全員タイルを混ぜながら「3,2,1,スタート」のかけ声で、一斉に始めます。

場のタイルを1枚選び、それを自分のボードにおきます。
以後、タイルをおく時は、すでにおかれたタイルにかならず接しておきます(上下左右のみで、ななめは不可)。
タイルを探したり、おいたりするのは、いつも片手で行います。
常にタイルは1枚だけ持ちます(2枚以上持ってはいけません)。
手にとったタイルは、場に戻すか、自分のボードにおきます。
タイルは、どの辺を上にしてもかまいませんし、どちらの面を上にしてもかまいません。
柄がつながるようにおいたら得点になりますが、柄が途切れるようにおくこともできます。
ただし、柄が途切れたらマイナス得点となります。
一旦ボードにおいたタイルは、そのあと取りのぞいたり、裏返しにしたり、場所を動かしてはいけません。
タイルは、ボードの上に積み重ねておくことはできません。

プレイヤーは、タイマーが鳴る前だったら、いつでもタイルをおくことを終了させることができます。
そのプレイイヤーのボードのますがすべてタイルでうまっていなくても(1か所以上あいていても)、ボーナスタイルをとることで終了できます。
ただし、ボーナスタイルをとったあとは、自分のボードに新しくタイルをのせることも、ボード上のタイルを動かすこともできません(要は、もう触っちゃいけないってことです)。

タイマーが鳴るか、タイマーが鳴る前に全員ボーナスタイルをとって終了させたら、ラウンド終了です。

得点計算をします(初心者用)。
・動物
動物1匹につき、1点です。
・完成した土地
タイルの辺によってではなく、タイル内にかかれたラインで囲まれた土地は、1つにつき2点です。
ただし、海(水)は土地とみなされず、得点になりません。
・ボーナス得点
ボーナスタイルにかかれた数字が、そのまま得点となります。
・火山
活火山が1番多かったプレイヤーは、活火山1つにつきマイナス1点です。
1番多かったプレイヤーが2人以上いた場合は、全員活火山1つにつきマイナス1点です。
休火山は、1ラウンド目はカウントしません。
・タイルのおかれなかったますと、未完の土地
タイルがおかれなかったますは、1つにつきマイナス1点です。
未完の土地とは、タイル内ではなく、タイルの辺によって土地が分けられてしまった土地のことです。
未完の土地は、1辺につきマイナス1点です。
ただし、タイルがおかれなかったます(マイナス1点)によって、未完の土地となっても改めてマイナス1点とはなりません。

すべての得点を計算し、1番得点が多かったプレイヤーは火山チップをうけとります。
同点だったら、同点のプレイヤー全員で火山チップを共有します。
火山チップをもっているプレイヤーは、次のラウンドでは休火山も活火山として数えます。

ボードにのせたタイルをすべて場にもどし、ボーナスタイルももどして、タイマーをかけて次のラウンドを行います。
3ラウンド行って、得点が1番多かったプレイヤーの勝ちです。

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要はパズル

天気の悪い(…まだ続いてる…)午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
箱を開けたら、むかーし3人で遊んだときの得点表が出てきました。
1号も2号もかわいい点数(笑)。
2人とも一生懸命タイルをならべてて、かわいかったな…(遠い目)

カルカソンヌの親戚。タイルは辺でつないでおく。なるべく同じ土地をつなげる。つながってなくてもタイルはおけるけど、一辺につきマイナス1点。土地は広さじゃなくて数で勝負。活火山は一番多いとマイナス」と大雑把に説明(大雑把すぎるやろ…)。
でも、2人とも「分かった~」…ホントかよ(笑)。

デススターのようなタイマーを7分にセットして、スタート!
えーっと、柄を合わせておいた方がいいんだよな…まぁ、まずは上からいってみるか…まわりは海なので、海のあるタイルを適当にのせる。
それに合うタイルを探して…のせる。
土地は広げるより、小さく完成させて数多い方がいい。
だから、広げないようにしてるつもりなのに、柄を合わせてタイルをおくと…どんどん広がってしまい、完成しないっ(笑)。
いい加減終わらせたいけど、終わらない…なんでなの?

抜けてるわたしは、柄が合ってばそれでいいやとタイルをおいていったので、気がつくとほとんど動物のいないさびしい島が広がる…2号も1号も動物いっぱいでにぎやかなのに!
あわてたところで、時すでに遅し…動物のついたタイルはほとんど残ってない!
1号が抜け、2号も終わらせて、わたしは時間ギリギリに終了。

計算してみたら…2号は動物で20点とったのに、わたし8点(笑)。
この差は大きすぎ(笑)。
しかも、動物いないのに活火山だらけでマイナスを食らうわたしの島…わかった、火山が多すぎて動物逃げたってことだな(解説はいらないっつーの)。
計算すると、2号がトップで、以下1号、わたし。
2号は、わたしにダブルスコアの差をつける…なんでこんなに差がつくの?

2ラウンド目。
今度は動物を意識する…そして、使いづらい柄が3種類のタイルを積極的にとってみる。いろいろやってみると、作りやすくて確実に得点できるのは3×3に土地をならべることだと分かる。
つまり柄が2種類のタイルを組み合わせて作っていくようにすると、たいてい完成できるし、動物を上乗せすると確実に得点できる。

…と、分かっているけど、あえて3種類タイルをとって小さい土地を完成させるわたし。
序盤は、タイルが残っているから選べるものの、中盤以降は1号、2号がめぼしいタイルをかき集めてしまったので、なんとか完成させようとなりふり構わずタイルをおくと、動物はいない、活火山ばっかりということになる…って、1ラウンド目とおんなじ展開じゃん(笑)!
そのうえ、ちょうどいいタイルなくて最後の1枚でマイナスをくらう。

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上から時計回りに、2号、1号、わたし

でも、2ラウンド目は動物で13点獲得!
やったーっと思っていたら、2号は22点…何それ(笑)。
でも、わたしは土地で24点たたき出す(笑)!
相変わらずトップは2号だけれど、ここでわたしは2位に浮上!
1号は、動物が集められず、活火山でマイナス11点…火山、危険(笑)。

3ラウンド目は…動物を集めることに集中する(笑)。
苦手だった3種類のタイルもかなり使いこなせるようになって、小さい土地をどんどん完成させる。
3×3をめざした1号は、さくっと完成させて一抜け。
わたしはこのラウンドでようやく「目当てのタイルを探す」ことができるようになる(笑)。
ハイ、それまでは適当に手にしたやつを適当に並べておりましたので(それじゃー、勝てないわな・笑)。

このラウンドで、やっと土地を全部完成させることができる!
これは、快感だ…

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同じく上から時計回りに、2号、1号、わたし

そして、得点計算。
3ラウンド目は、動物得点ではほとんど差がつかず。
土地得点はわたしがトップだったけれど、2号の方が多いと思った火山が1つ差でわたしのほうが多く、痛恨のマイナス9点をくらう…
結果は、2号の勝ちで、以下1号、わたし。
今回かわいい点数だったのは、わたしでした(笑)。

うーん、ゲーム自体は全く悪くないのですが…できあがった地図が人工的過ぎて、「世界を創造した」という感じはほとんどありません(笑)。
タイルをならべて作り上げるといえば「カルカソンヌ」が有名ですが、「カルカソンヌ」はできあがったものを眺めて楽しめるのに対し、「モンド」はできあがったものを眺めても満足感は低めです。
土地がすべて直線で区切られているというに、わたしは違和感を感じました。

そして、基本的にめちゃくちゃソロプレイです。
プレイヤー同士のからみがあるといえば、火山の数ぐらいですが、そんなん無言でお互い数え合うぐらいだし、だいたい数えるヒマがあるなら自分の島を完成させたい(笑)。

何度か遊んでいるうちに、1号と2号は3×3が手っ取り早いことに気がついて、そればかり狙うようになり、ゲームの流れが単調になりました。
そのために、中級、上級ルールも用意されているのだと思いますが、初級でおもしろいと思えなかったら、中級、上級にチャレンジしようとも思わないわけで。
なんかいろいろ中途なことになっちゃったなぁと思いました。

パズルが好きで、直線で区切られた土地でも違和感を感じない方は、楽しいと思います。
1号は「これ、動物で得点を狙った方がいいと思う。できあがった地図があんまり楽しくないのが残念」とのことで、2号は「動物を集めるのが大事。おもしろいとは思うけど、みんなで遊んでるって感じはしない」とのこと。

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ウチではデススターとよばれているタイマー(笑)

ちなみに、タイマーは昔懐かしいゼンマイタイプで、かちこち音がします。
タイマーはとても気に入ってます(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
今日は、酢豚を作りました。
みんな大好きなのは知ってるけど…手間がかかるんですよねぇ…
でも、今日はすっごくおいしいのができて、わたしはもちろん、家族も大満足。
みんなでおいしいご飯を食べられて、とてもうれしかったです。