紺碧のSpielplatz

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勝利への道 拡張セット1(Verflixxt nochmal!)

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Flixxyがひっかきまわす

Verflixxtふたたび…
マイナスタイルを隣のプレイヤーに押し付けようとしてたのに、やってきたのはまたコイツ…そう、このみょうちきりんな鳥にジャマされてばかり!
まぁいい、ミミズチップで他のプレイヤーを出し抜いてやろう…

No.161

・勝利への道 拡張セット1(Verflixxt nochmal!)

・Wolfgang Kramer und Michael Kiesling作

・Ravensburger

・8歳から

・2人から8人

・時間…35分

・日本語化…必要ありません

勝利への道」の拡張セット1です。
なんと、勝利への道は拡張が2つ出ています。
そしてなぜか両方持っているわたし(笑)

拡張セット1は、こまが2人分増えて8人までで遊べるようになりました。 
また
・Flixxy
Flixxyは中立のこまです。
手番のプレイヤーは、通常のさいころに加えて、Flixxyさいころもふります。
→Flixxyが出たら
通常のさいころの目だけFlixxyを動かします。
はてなマーク
通常のさいころの目だけ、自分のこまか、Flixxyか、あるいは番人かを選んで動かします(番人は、同じタイルに他のこまがいる場合にのみ動かせます)。
→Xマーク
Flixxyを動かしてはいけません。
つまり、通常のさいころの目だけ、自分のこまか番人かどちらかを動かします。

・ラウンドチップ
ラウンドチップは、数が大きいチップを上にして積み重ねておきます。
Flixxyはゴールについたら、またスタートに戻ります。
その場合は、ゴールタイルとスタートタイルを1ますと数えます。
Flixxyがゴールタイルにおかれるか、通り過ぎると、動かしたプレイヤーは、ラウンドチップを1枚もらいます。
ラウンドチップがすべてなくなったら、FlixxyとFlixxyさいころはゲームから取り除き、あとは通常のさいころだけで続けます。

・Verflixxtタイル
拡張セット1を入れて遊ぶ場合は、とったタイルは順番に積み重ねておきます。
途中で順番を入れ替えてはいけません。

こまかFlixxyがVerflixxtタイルの上に1つだけあって、そのこまかFlixxyを動かしたプレイヤーは、Verflixxtタイルをとるかわりに、自分のタイルの山の1番上のタイルを左隣のプレイヤーに渡します。
左隣のプレイヤーは、そのタイルを自分のタイルの山の1番上にのせます。
こまを動かしたプレイヤーがタイルを1枚ももっていなかったら、渡す必要もありません。
左隣のプレイヤーのこまがすべてゴールした後だったら、そのまた左隣のプレイヤーに渡します。
もし、こまを動かしたプレイヤー以外のプレイヤーのこまはすべてゴールしたあとだったら、こまを動かしたプレイヤーのタイルの山の1番上のタイルをゲームから取り除きます。
Verflixxtタイルはゲーム終了までその場においておきます(プレイヤーがとることはありません)。

それ以外にバリアントとして
・ミミズチップ
マイナスタイルをとらなければならない時、裏返しで山になったミミズチップの1番上のチップをもらいます。
表は他のプレイヤーに見せないようにします。
ミミズチップは次の手番から使うことができます。
1手番に何枚使ってもかまいません。
使わなかったミミズチップは、ゲーム終了後1得点になります。
→追加手番
さいころを1度ふったあと、追加手番として両方のさいころをふります。
→1番上のタイルを1番下にする
自分のタイルの山の1番上にあるタイルを、山の1番下にいれます。
→他のプレイヤーのこまを動かす
自分のこまと他のこまがのっているタイルを選び、さいころをふります。
さいころの目の数ぶん、そのタイルにのっている他のプレイヤーのこまと番人全部動かします(この場合、Flixxyさいころは無効です)。
→他のプレイヤーのこまと場所を交換する
隣同士のタイルにいる他のプレイヤーのこまか番人かFlixxyと、自分のこまの場所を交換します。
このチップは、手番の前後どちらでも使うことができます。

 

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スタート前

天気の悪い午後に1号、2号、わたしの3人でプレイ。
2号はFlixxyが気に入ったようで「タンドリー」と名付ける(でも、なんでタンドリー?)。
「え、タンドリーでもタイルとれんの?すごいじゃん!」…まぁね、それがプラスならね(笑)。

基本セットとそんなに変わらないだろうと思ったのはゲーム前だけ(笑)。
まず、タイルの並びが基本セットと違ってランダムなので、すでにカオス(笑)。
基本の並びだと、「あー、マイナスタイルとっちゃったから、あそこで絶対よつばタイルをとらなきゃ!」と思えたのに、ランダムなので全く計画が立たない(笑)。
まぁ、さいころゲームに計画もへったくれもないけど(笑)。
とりあえずよつばタイルは何枚あってもいいだろうと思って狙うけど、そんなんみんな考える。

しかも。
Flixxy…じゃなくてタンドリーがひっかきまわす!
1号もわたしも、わりとタンドリーは除外して考えてたのに、2号はタンドリーありき(笑)という感じで、自分のこまかタンドリーか選べるときでも、あえてタンドリーを移動させてマイナスタイルにタンドリーだけおいたりする。
…そう、次にタンドリーを動かさなきゃいけない人は、自動的にマイナスタイルをとることになるわけで(笑)。
もちろん、それが2号本人になる可能性もあるけれど、ちゃんと1号かわたしがとらされる…摩訶不思議(笑)。

わたしはうまく立ち回って、序盤でよつばタイル2枚、プラスタイル1枚集めたけれど、1号には次から次へとマイナスタイルが集まる(笑)…でも、一緒に集めたミミズチップを使って、ようやくとれたプラスタイルを自分の山の1番下に滑り込ませる。
2号は…タンドリーも動かしつつ、自分のこまを集団ですすめる…集団ですすむと、マイナスタイルをとらずに済むけれど、プラスタイルをとるのには手間がかかる。

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計画もヨミもあったもんじゃない…

中盤以降、わたしはよつばタイルにモノを言わせようとマイナスタイルの大きいのを狙うけれど、さいころの出目には恵まれず。
狙うととれないという悪夢(笑)。
でも、2号がゴールギリギリまで運んだタンドリーをゴールさせて、わたしはプラスチップをもらう。
「ずりーっ」…うん、気持ちは分かる(笑)。

1号と2号は、残り少ないよつばタイルの1つに2人で居座る…2号が「そろそろ先に行った方がいいんじゃない?」と言えば、1号は「いや、いい。ここ、居心地いいから」。
まさに我慢比べ。
そして、そこに突入してくるタンドリー(笑)。
空気読めない鳥だな(笑)。
「てか、まま、タンドリーここに持ってこなくていいからっ!」と2号が言うので、「え、1号と2号だけじゃさびしいかなと思って、タンドリー連れてきたんだけど?」。
よつばタイル超満員(笑)。

終盤で、1号がVerflixxtタイルをうまく使ってわたしにマイナスタイルを押し付ける。
よつばタイル2枚しかないのに、わたしのマイナスタイルすでに4枚…どうにかしたくても、わたしのこまはゴール直前のマイナスタイルの上(笑)。
そのまま、わたしはゴール。

超満員のよつばタイルは、根負けした2号がプラスタイルに移動し、1号はタンドリーを動かしてとる。
そのまま、1号も2号もゴール。

得点計算してみたら。
なんとマイナスタイルの山と思われていた1号がぶっちぎりで1位。
以下、わたし、2号。
2号は、とったタイルの枚数自体が少なくて(5枚)これでは得点増えず。

ついついプラスタイルを集めたいと思うけれど、まずはとにかくタイルを集めないと得点にはならないと気づくの、遅すぎた(笑)。
プラスタイルの最大は8だけれど、マイナスタイルの最大は-10…ということは、マイナスタイルの大きい数字をとって、よつばタイルでプラスに変えるほうが得点しやすいわけで。

あと、ミミズチップルールは入れたほうが絶対おもしろいです。
マイナスタイルに対する抵抗が少し減るし、タンドリー並みにゲームをひっかきまわすこともできます。
1号は、要所要所でうまくチップを使っていました。

1号は「マイナスタイルが4枚になったときは、やってらんねーと思ったけど、やってみたら勝てた。あきらめちゃいけないってことだな!」と言っていたけれど、このゲームは最後の最後まで分かりません。
そのはちゃめちゃさがこのゲームの魅力だと思います。

 

勝利への道 拡張セット2はこちら

 

☆今日のありがとう☆
めっちゃ寒かったけれど、夫と近所を散歩。
別に何をした、何を話したというわけではないけれど、なんか楽しかった(笑)。
うん、よかった!