紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ポルト(Porto)

グラフィックが美しい!

ポルトガルポルトにあるリベイラ地区は、色とりどりの家々で有名です。
ゲーム「ポルト」では、みなさんがその家々を建てるのです。
先を読んで階層を積み重ね、ボーナス点を集め、公共の注文を完成させることによって、勝利点を得ます。
ゲーム終了時に、個人の注文を完成させていれば、さらに勝利点を得ます。
勝利点が一番多かったプレイヤーの勝ちです。

No.477

ポルト(Porto)

・Orlando Sá作

・mebo

・8歳から

・2人から4人

・時間…50分

・日本語化…必要ありません

ポルト」は、2021年のSpielで見かけて、グラフィックに一目ぼれ!
行ったことないけど、ポルトに今すぐ行ってみたいっと思ったぐらい(笑)。
ただし、会場での販売はなく、わたしは代わりに(笑)「リスボントラム 28」を購入しました。
代わりだったけど「リスボントラム 28」、とてもおもしろかったです。

で、「リスボントラム 28」がおもしろかったんだから、「ポルト」もきっとおもしろいに違いない!と思っていたのですが、発売のアナウンスがない(笑)。
見かけないし、これはナシなのかなぁと思ったら、2022年のSpielの会場でばったり出くわす(笑)。
歩いていて、角を曲がったらそこにあった、みたいな感じで、あー、これは買えってことよねーっと流れで購入。
というわけで、1年がかりで手に入れました。

そして先日、遊んでみようとようやく箱を開けたのですが…な、なんと、ドイツ語の説明書が入ってない!!!
え、うっそ、マジ?…箱を確認したら、「説明書は、ポルトガル語、英語、スペイン語」と書いてある…がーん、会場で確かめるべきだったーっ!
こうなったら、ポルトガル人の友人に訳を頼むか?と思いながらネットで調べると。
…あっさりドイツ語の説明書が出てきました。
ちゃんちゃん(笑)。

さて、ルールは。
ボードを広げ、よくきって裏返しに積み重ねた建築カードを指定の位置に置き、5枚を表にして指定の位置に置きます。
得点タイルをよく混ぜて、各家の1階部分に表にして置きます。
公共の注文カードもよくきって裏返しに積み重ね、指定の位置に置き、4枚を表にして指定の位置に置きます。
各プレイヤーは、同じ色の得点マーカーと早見表を受け取り、得点マーカーはボードの1のわきに置きます。
階層タイルは、1階(地上階)とそれ以外に分けて、ボードわきに置きます。
スタートプレイヤーは、スタートプレイヤーマーカーを受け取ります。

手番がきたら、
・カードを取る

・家を建てる
のどちらか1つを選んで実行します。

・カードを取る
場に表になっている5枚のカードから、カードに書かれた数字が合計で3までカードを取ることができます(例えば、1のカード3枚、3のカードなら1枚のみ)。
カードを選び終えたら、山札から新しいカードを表にして並べます。

・家を建てる
かならずカードを2枚捨て札にします。
1枚は階層の数、もう1枚は階層の色を指定します(青の3と黄色の1ならば、青の階層1つか黄色の階層3つということになります)。

→1階(地上階)を建てる場合は…
とびらのついた階層を置きます。
また、そこに置かれた得点タイルの得点を獲得し、得点タイルを好きな家(同じ家でもかまわない)の屋根の部分に置きます。
隣にすでに家が建っている場合は、その家と同じ色の家は建てられません。
→2階以上の階層を建てる場合は…
1階に置かれた階層と同じ色の階層を建てます。
建てた階層の家が何階建てになったか数え、それを得点として獲得します。
また建てた隣にすでに階層があったら、各1点の得点になります。
一番上まで建てたら屋根タイルを置き、そこに置かれていた得点タイルの得点を獲得します。

公共の注文を完成させた場合は、そのカードに書かれた得点を獲得し、カードは裏返しにして自分の前積み重ねて置きます。

人数に合わせた数の屋根が置かれたら、ゲーム終了です。
得点が1番多かった人の勝ちです。

ボードがきれいで、わくわくっ!

家族で遊ぶ日(302)。
久しぶりに4人そろったので、これは何か新しいので遊びたいっと思い、ふと目についた「ポルト」を出してみる。
説明書を印刷して読んでみると…思ったよりややこしそうな印象。
もしかしたら、やってみたら意外にすっきりしているのかなと思いつつ、スタート。

いつものようにざっとルールを説明するけど、全員「とりあえずやってみよ?」(笑)。
まぁね、走りだして疑問が出てから話を聞いたほうが、分かりやすいかもしれない(笑)。

スタートプレイヤーは、わたし。
序盤は、とりあえずカード取り、だよね(笑)。
わたし「全部で3までね。1のカードなら3枚取れるけど、3のカードなら1枚」
2号「2と1でもいいよね」
わたし「うん」

なんせ手札ナシで始めるので、ひたすらカード集め。
いい加減、次を説明したほうがいいかなと思ったので、しばらくしたらカードを出す。

どうだーっ!

わたし「これで、水色の階層を2つ建てます」
えーっと、どーせなら得点が高いとこってんで、4のタイルがあるところに建てる。

一番のり!

わたし「こうすると、タイルで4点、2階層なので2点もらえる。公共の注文カードの条件を満たしてたら、その得点ももらえる」
公共の注文条件は満たしていなかったので、6点。
わたしは4点のタイルを、隣の建物に置いてみる。
夫「屋根のタイルはどうなるの?」
わたし「一番上の階層を建てた人が、屋根を置いて、タイルの得点をもらえる」
夫「ふーん」

わたしが建てたのがおもしろかったのか、夫も早速建てる(笑)。

夫も理解したっ(笑)!

夫「これとこれで、紫のを2つ」
お、紫の1と、黄色の2、合ってる(笑)。
わたし「で、夫は2点もらって、で、得点タイルの4点ももらう…このタイル、どこに置く?」
夫「どこがいいと思う?きみのおススメは?」
わたし「えーっと、違う所の方がおもしろいんじゃない?」
ということで、違う建物に移動させる。

その後、1号も2号もちょこちょこと建て始める。
やってみると分かるけど、このカード2枚で考えるって、結構頭がこんがらがらる(笑)。
カードを出してから、「えっと、あら?どっちの色だっけ?」となることもしばしば(それはわたしだけ?)

その上、隣にまだ建ってない状態ならば計算しやすい得点も、隣にすでに建っているとめんどくさいったらありゃしない!
両隣に建っていて、高さが違ったりすると何度も確認することになって、プレイテンポが落ちまくり…
途中、1階なのに通常階を置いて、夫(!)に「それチガウ。コッチ」ととびらが書かれた1階を渡される始末(笑)。

しばらくすると、2号がしっかり公共の注文で得点を重ねているのを見て、夫もマネする(笑)。
夫「これで、この注文できてるよね?」
わたし「あ、ホントだ、すごいじゃん!」
…もしかしてルールが分からないふりは、油断させるためなのでは(笑)?

そのうちドラマチックなできごとがあるんじゃないか(笑)と思って淡々と遊んでたけど、何も起こらないまま進んでいく。
遊んでいるというより、単純作業をこなしてるって感じ。

そんなこんなで、10番目の屋根がのっかってゲーム終了。

終わった…

夫「絵はキレイだけど、ゲームは単調でつまらない」
1号「得点計算はめんどくさいし、おもしろくない」
2号「つまんなくて、しかも長い」
だそうです。

 

うーん、これは…残念、かな。
作業が多い割には、単調で、おもしろさにつながってないような。
夫、1号、2号の意見が一致しているのが象徴的。

ボードを広げて、わーっと思った時が一番盛り上がったかも(笑)。
カード2枚で色と数を決めるっておもしろいなと思ったのですが、実際にやってみるとそれほどおもしろくなかったし、むしろ自然じゃなくって遊びづらかったです。

あとは、上にも書きましたが、建物を建ててからの得点計算がめんどくさいのなんのって!
1階(地上階)ならまだいいんだけど、両隣がすでに建っているところに3,4階ぐらいから建てると、「あ、どっから建てたっけ?」「ここから」「そしたら、こっちが○点で、あっちは…」なんてことになって、その間全員ストップ。

カードを出して何かを作るとか、こまを進めるっていうのは、よくあるシステムだと思うけど、なんでこんなに単調で平坦だったんだろう?
「なるほどー」とか「え、これおもしろいっ」と思う瞬間が皆無で、終わった瞬間4人で思わずため息つきながら「終わった…」とつぶやいてしまったほど。

でも、グラフィックはとてもきれいです。
ちゃんと日本の旗もあったりして、見ていて楽しい!
この絵でパズル作ったらいいのに…(笑)

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日の天気は、雨が降ったりやんだり。
途中日が差したので、お、これで悪天候ともおさらばかっと思ったけど、残念でしたー、また雨降ってました(笑)。

その2
葛飾北斎パズルのその後。
わたし「葛飾北斎さー、パパもうやらないって」
2号「え、なんで?パパがやりたいっていって開けてたよね?」
わたし「もう忍耐力ないんだって」
2号「えー…」
わたし「仕方がないから、ままがひとりでやってる。でもさ、1日1ピースやったらさ、いつかは…」
2号「…3年かかるね」
…そんな計算しなくていいから(笑)。
ちなみに、1000ピースのパズルです(笑)。

その3
わたし「じゃあ、2ピース…」
2号「それでも1年半かな」
わたし「…」
2号「わかった、手伝うから」
そう、それが聞きたかった(笑)。

その4
実は、2号はパズルが上手い。
前にやった1000ピースも、ちょこちょこ作って、あっという間に完成させたぐらい。
なので、葛飾北斎…じゃなくて、神奈川沖浪裏も…

その5
さっき見たら、ちゃんといくつかうまってた(笑)。
ウチのパズルは、いつも通り道に置いてあって、誰でも参加できるようになっております(笑)。

その6
今までは、夫と2号とわたしがやってたんだけど。
1号はあんまり興味がないらしい。

その7
トリオの曲、ぎょえーって感じだったけど、かなり先が見えてきた!
今度のリハーサルまでにはなんとかなりそう…

その8
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪