紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

シーソルト&ペーパー(Sea Salt & Paper)

折り紙デザインがかわいい!

折り紙で海を作ろう!
手札を集めて、その効果を利用し、ラウンド終了を宣言しよう。
それとも、相手に最後の手番を与えて、自分の得点を増やせるか?

No.569

・シーソルト&ペーパー(Sea Salt & Paper)

Bruno Cathala, Théo Rivière

・Bombyx

・8歳から

・2人から4人

・時間…30分

・日本語化…必要ありません

「シーソルト&ペーパー」は、目をつけていたのですが、あっという間に在庫切れになり、値段もその時は高かったので却下(笑)。

で、2023年のSpiel会場で欲しいと思っていた「クナール(Knarr)」のドイツ語版は早々に売り切れたのに、英語・フランス語版ならまだ売ってることに気が付きました。
しかも…作者さんがブースにいて、サインしてくれるっ!
え、そんなら買う買う買うっ、英語がんばるーっと列に並んで商品リストを見ると、「シーソルト&ペーパー」もあるじゃん!
しかも、Rivièreさんがサインしてくれるとのこと。

…じゃあ、買うしかないよね(笑)。
というわけで、ウチの「シーソルト&ペーパー」と「クナール(Knarr)」は、作者さんのサイン入りだけど、英語フランス語版です(笑)。
でも、「シーソルト&ペーパー」は、ネットでドイツ語の説明書が公開されていたので、そっち印刷しました(結局英語、読んでない・笑)。

さて、ルールは。
カードはよくきって、裏返しに積み重ね、山札とします。
山札の上の2枚を表にして、山札の隣に並べます。

手番が来たら…
・山札の上の2枚を取って、1枚は手札に、1枚は場の2枚のカードのどちらかの上に置きます。

・場の見えている2枚のカードのどちらか1枚を選んで、手札に加えます。
のどちらかを選んで、実行します。

それから、手札からペアのカードを自分の前に表に出して、その効果を使います(任意)。

ラウンドは、自分が7点以上集めて、なおかつ他のプレイヤーより得点が多いと思ったら、「終了」か「最後のチャンス」を宣言して終了となります。
「終了」ならば、すぐさま全員手札を表にして、得点を計算します。
「最終のチャンス」は、宣言したプレイヤー以外のプレイヤーがそれぞれ一手番ずつ行います。
宣言したプレイヤーは、手札を表にして置きます。
表になっているカードは、攻撃されません。
終了したら、点数を計算します。
宣言したプレイヤーより高得点のプレイヤーがいなければ、宣言したプレイヤーの勝ちで、ボーナスとして一番多い色のカード1枚1点もらえます(同点でも、宣言したプレイヤーの勝ち)。
他のプレイヤーは、一番多い色のカード1枚1点として得点を獲得します(通常の得点は獲得できない)。
宣言したプレイヤーより高得点のプレイヤーがいれば、宣言したプレイヤーは一番多い色のカード1枚1点として得点を獲得し、それ以外のプレイヤーは通常の得点を獲得します。

これを数ラウンド行い、人数に合わせた目標得点に達成した人が出たら、ゲーム終了で、その人の勝ちです。

とってもシンプル!

天気の悪い午後、2号とわたしの2人でプレイ。
2号にざっとルールを説明する。
カードの取り方と、終了宣言にクセがあるけど、とりあえずカードの取り方さえわかれば、ゲームはできる(笑)。

わたし「カードの取り方が、変わってる。山札から2枚取って1枚手札にして、もう1枚は場のどっちかに置くか、場のカードを1枚手札にするか」
2号「じゃあ、山札から2枚取る」
2号は、2枚のカードを確認して、1枚手札にして、もう1枚は場に置く。
この動き、とても新しい感じ。

わたしも2枚取って、1枚手札、1枚場札…どっちの山に置くか、ちょっと考える。
あ、これ、おもしろいわ(笑)。

最初に動いたのは、2号。

ペアでカードを出す

2号「(説明書見ながら)これ、ままのカードもらうんだよね?」
わたし「…ウン…ちょっとまって、順番に並んでるから、ちょっときる(笑)」
2号、さっそうとわたしの手札を1枚盗んでいく…くっそー。

その後も2号、カードをペアで出して、アクションを実行する。

ちゃくちゃくとアクションを行う2号…

2号「えーっと、これはカード1枚取っていいんだね?」
わたし「いいなぁ…」
2号「なんでままカード出さないの?」
わたし「……」
そう、2号の前にはペアのカードが並び、わたしの前には1組もない。
これ、なんのことはない、わたしの手札が「枚数集めて得点」のカードが多かったから(笑)。
なので、手札を取られるときついんだよ…

その後、わたしもようやく1組出す。

タイミング悪すぎ(笑)

…これ、場のカードを選んでもらえるんだけど、場にあるカードって1枚だけ…
わたし「選ぶもなにも、これしかない…」
2号、吹き出す(笑)。

選択肢は多くないし、アクションがあるカードとないカードがあるので、長考せずにサクサク進む。
このプレイ感は、とても気持ちいい。

しばらくすると、なんとなく(←これが一番ヤバいやつ)そろそろイケてる気がしてくる(笑)。
わたし「じゃー、ここでやめよっかなー」
2号「…別にいいけど」
わたし「やめるのは2種類あって、ストップとチャンスがあんの…どーしよっかなー」
2号「えー、もう1手番ぐらいやりたいなー」
わたし「…わかった、じゃあ、チャンスあげよう」
…やめときゃいいのに(笑)。

2号、もう1手番行い終了。

どーよ、どーよ、どーよ!

ご覧の通り、アクションなしカードが多かった。
でも、いかり2枚集めて5点だよ?
これは勝ったでしょーっ!

な…に…こ…れ…

…と思ったのに、点数計算すると…もっちろん2号の方が多かった(笑)。
わたし「え?あんで?2号、人魚なんか持ってたの?」
2号「そーでーっす(笑)」
くっそーっ、お情けかけるんじゃなかったーっ!
わたし「絶対もう1回付き合ってもらうっ!」
2号「へいへい」

2ラウンド目。

ふむ。

スタートプレイヤーは、わたし。
まぁ、これなら山札から2枚取るかな…

最初のうちは、2人とも山札から取るんだけど、手札が集まってくると、当たり前だけど場のカードも取るようになる。
どっちのカードに重ねるか、かなーり悩ましい!

動き出したのは、わたし。

ペアを出す!

カードを出して、アクション。
このペアは、もう1手番できる。
場のカード…うーん、違うカードが欲しいなーとやっぱり山札から2枚取る。

1ラウンド目と逆に、今度はわたしがカードを出し、2号は手札を集める展開。
…ということは、そう、2号はアクションなしの集めると得点になるカードが多いということ。
だったら、手札いただきましょうか(笑)。
わたし「はい、じゃー、手札から1枚ひく」
2号「えーっ、せっかく集めてるのにー」
わたし「だからじゃん(笑)」

今回は、2号が終了宣言。
わたし「え、終わり?」
2号「うん、終わり」
わたし「チャンスなし?」
2号「なし」
…まぁ、そうなるわな(笑)。

わたしの手札。

人魚パワー炸裂!

なんと、人魚が2匹?2人?もいる!
これは勝ったでしょーっと思ったんだけど…

タコに負ける…

2号、タコで荒稼ぎ(笑)。
そのうえ、2枚じゃないと得点にならない灯台が1枚だけなのに、ボーナスカードでしっかり3点ゲット!

計算してみると、1点差で2号の勝ちっ!

この後も何度か遊んだのですが、わたしはどーしても勝てないっ!
2号「え、これ、おもしろい。いつものカードゲームとちょっと違って、すごく楽しい!」

 

おもしろいっ!
これ、不思議なプレイ感。
アクションありのカードとなしのカードの混ぜ方が、秀逸!
そして、カードの捨て方も新鮮で、楽しい!
Spiel des Jahres推薦リスト入り、納得!
候補作もいいけど、推薦リストも侮れないなーと思います。

目新しいルールはないけれど、分かりやすいルールをすっきりと組み合わせてあるので、ものすごく遊びやすいです。
なのに説明書が分かりにくいというのが玉に瑕ですが(笑)、でも、ちょっと遊んでみたら「あー、そういうことねー」とすぐ理解できます。
プレイ時間も短く、「もう1回!」が気軽にできる点も◎!

ペアのカードを出すとアクションできるけど、1点獲得も公開することになるってのも、初心者にはありがたいヒント。
おかげで、初プレイでも終了宣言のハードルが低めで、楽しめます。

あと、カードの折り紙デザインがとてもいいです。
日本人としては、どなたが折ったのかなぁと気になったのですが、グラフィックデザイナーとして2名のお名前があり、あぁその方たちなのねと思ってました。
ところが、spielbox 2.2023号によると、Tomoko Fuseさんという方とのこと。
説明書によると、Fuseさんのデザイン使用許可を取り、2名が製作したので、その2名がグラフィックデザイナーということになっているようです(説明書には、Fuseさんのお名前あり。BGGにはクレジットなし)。
これ…違和感感じるの、わたしだけかな。

あ、でも、ゲーム自体はとてもいいと思います。
初心者でも、すぐ楽しめるいいゲームです。
拡張も入れて遊びたいです。

読んでくださって、ありがとうございます。

 

☆今日のありがとう☆
その1
ぼやっとした天気。
しかも、寒い。
でも、あったかーいフリース着たから、ダイジョウブ!
ユニ〇ロさまさま(笑)。

その2
衝動買いした毛糸だまで何を作るか悩む(笑)。
量的には、たぶんマフラーかなーと思うんだけど、かなり太目の糸でまともに編むとごわごわになりそう。
しかも、段染めの糸だから、デザイン凝りすぎないほうがいい…って、ちょっと難しすぎやしませんか(笑)?

その3
でも、がんばる。
今度の冬までに間に合えばいい…と思って、気楽に行こう!

その4
2号「あ、まま、明日チェロのリハーサル入った」
わたし「あ、そ、何時から?」
2号「10時から」
わたし「どこで?」
2号「たぶん…○○」
わたし「たぶんって、ちょっと!」
2号「ダイジョウブ、あとで聞くから」
わたし「で、なんのリハーサルなの?」
2号「わかんない」
わたし「わかんないって、どゆこと?」
2号「先生に、とりあえず、チェロと弓持って来いって言われただけだもん」
わたし「何弾くかも分かんないの?楽譜どーすんの…って、全部持ってくのか…」
2号「そうだよ(ドヤ顔っ)」
疲労感、感じるだけソンって気がするのはなぜ…

その5
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん