1番早くカードを出し切れ!
じゃなかったら、最大得点をかっさらうために、タイミングよく潜ってしまえ!
No.242
・ダック(Duck)
・Johannes Krenner作
・Huch
・8歳から
・3人から5人のリラックスしたプレイヤー
・時間…15分
・日本語化…必要ありません
「ダック」は、オビ湾さんのところで見て、絵のファンキーさに惹かれました(笑)。
ひげのはえたあひるってクールじゃんっと思いまして(え?)。
…こういろいろ長引くと自分の好みすら分からなくなってきます(笑)。
浮き輪カードは表にして、6を1番上にして順番に10まで積み重ねます。
各プレイヤーは、ビーチタオルカードを1枚自分の前におき、あひるカードを7枚うけとり、手札として他のプレイヤーに見えないように持ちます。
それから、もう1枚今度は表にしてくばり、各プレイヤーはそのカードを自分の前におきます。
残りのあひるカードは裏返しに積み重ね、山札にします。
手番がきたら、以下のAかBの2つから1つ選んで実行します。
A.カードを出して、山札からカードをひく
カードを出す場合は…
・色に関係なく、同じ数字のカードを好きなだけ出す
あるいは
・3枚以上で同じ色の通し(続いた数字)を出す(例・2,3,4や3,4,5など)
のどちらかです。
出したカードは、他のプレイヤーに見せてから、表にしたまま、自分の表になった捨て札の山に積み重ねます(つまり、見えるカードは1枚だけです)。
通しで出した場合は、昇順か降順か選んで積み重ねます。
同じ数字で出した場合は、どの色のカードを1番上にするか決めて、積み重ねます。
自分の捨て札の山に積み重ねたあと、まだ手札を持っていたら、1枚カードをひきます。
カードは
・あひるカードの山札の1番上から1枚ひく
あるいは
・左右の隣のプレイヤーどちらかの捨て札の山の1番うえのカードを1枚もらう
をえらび、1枚手札に加えます。
自分の捨て札の山に積み重ねたあと、もう手札がなかったら、ただちにラウンド終了です。
手札がなくなったプレイヤーは、浮き輪カードの山の1番上のカードをもらって、緑の浮き輪を上にしてビーチタオルの下におきます。
それ以外のプレイヤーは、あひるカードの数を足して、1番多かったプレイヤーが、手札をすべて捨て札にします。
残りのプレイヤーは、手札の中から1番数の多いカードを1枚ビーチタオルの下におきます。
B.ダックする
手番に、自分の手札の数字をすべて足して10以下で、自分の手札の数字の合計が1番小さいと思ったら、ダックすることができます。
「ダック!」と宣言して、自分の手札を表にして前におきます。
これで、ラウンド終了です。
プレイヤーは全員自分の手札を表にして前におき、手札の数字をすべて足します。
→ダックしたプレイヤーの手札の数字の合計が10以下で、しかも1番少なかったら…
浮き輪カードの山の1番上のカードをもらって、緑の浮き輪の面を上にしてビーチタオルの下におきます。
加えて、手札の中で1番大きい数字のカードもビーチタオルの下におきます。
それ以外のプレイヤーは、合計数が1番多かったプレイヤーが、手札をすべて捨て札にします。
残りのプレイヤーは、手札の中から1番数の多いカードを1枚ビーチタオルの下におきます。
→ダックしたプレイヤーの手札の合計数が11以上だったか、あるいは他のプレイヤーの合計数より大きかったり、1番大きかったら…
浮き輪カードの山の1番上のカードをもらって、赤の浮き輪の面を上にしてビーチタオルの下におき、手札はすべて捨て札にします。
それ以外のプレイヤーは、合計数が1番多かったプレイヤーが、手札をすべて捨て札にします。
残りのプレイヤーは、手札の中から1番数の多いカードを1枚ビーチタオルの下におきます。
このようにして、ラウンドは、誰かの手札がすべてなくなったときか、誰かがダックしたときに終了します。
ラウンド終了となったら、すべてのカードをよくきって、次のラウンドを行います。
ビーチタオルの下にあるカードは、ゲーム終了までそのままおいておきます。
5ラウンド行い、浮き輪カードがすべてなくなったらゲーム終了です。
各プレイヤーは、ビーチタオルの下にあるカードを確認します。
あひるカードの数字と、緑の浮き輪の数字はそのまま得点となり、赤い浮き輪の数字はマイナス得点となります。
得点が1番多かったプレイヤーの勝ちです。
天気の悪い午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
1号も2号もしげしげとカードを眺めて、「…うん、確かにひげ、生えてる」(笑)。
…ダメだーっ、あひるのヒゲが気になってしょうがない(って、言い出しっぺはわたしなんだけど・笑)。
ざっとルールを説明すると、2人ともすぐ理解。
ルールが自然だと、理解も早いのです。
さて、まずは手札確認…連番は3枚以上一緒に出すというのが効いてる。
2枚なら割と簡単にできるけど、3枚って難しい…
3人とも最初はなんとなく山札からばかり取っていたけれど、途中で当たり前だけど「オープンのカードをとったほうが確実」と気がつく(笑)。
連番や同数じゃないなら、手札にある数字は小さめのほうがいい。
でも、小さすぎるとビリにならなかったときの得点がショボくなる…
でも、もういらないっと思って6を捨てて、山札から7が出てきたりすると、ループに陥ったような気分になる…
…そうなると、ダックの衝動に駆られる(笑)。
後で分かることだけど、ダックするのって「もうムリっ!」「もうガマンできないっ!」って時がほとんど(笑)。
だから、ダックで勝つってほとんどない(笑)。
だいたいこの手札でなんとかなりそうっと思えたら、ダックしようなんて思わない。
…と、後でなら何とでも言える(笑)。
ぐるぐる回るだけで、らちが明かないと思ったわたしは、手札の合計が7だったし、「ダック!」宣言。
行けたやろと思ったのに、1号の方が数が少なく、わたしはいきなり赤い浮き輪をくらう(笑)。
2号は手札を全部捨てて、1号は一番大きい数のカードをビーチタオルの下に。
「なんかめっちゃむかつくんだけどー」と言ったら、2号は「あー、そういうことかー、分かったかもー」…頼むから人の話を聞いてくんないかな(笑)?
2ラウンド目。
3人ともオープンカードをとる確率が高くなる。
そうなると、お互い何を集めているかを読もうとする(笑)。
2号が捨てたカードをもらうと「ちょっとー、とってかないでよ」と言うので、「でも、いらないんでしょ?」と言ったら、「それでも」と言いながら、2号は2号で1号のカードをもらう。
1号が「なんでとってくのさー、やめてくんない?」と言うと、2号が「だって捨てたんでしょ?」わたしは「ふーん、2号は6が欲しいわけねぇ…」3人とも牽制しまくり(笑)。
手札が残っていたら、1枚とるというルール、シンプルなくせにめっちゃキツイ(笑)。
どうやったら全部なくせるんだろう?と思いながら、捨ててはとり…をくりかえす。
すると、1号が同数を3枚一気出し。
「あーっ!」「げーっ!!」と2号とわたし(笑)。
1号は緑の浮き輪をもらい、2号とわたしは手札を比べる…2号のほうが少ないっ!
「さっきはマイナスで、今度は0かよっ!」と言ったら、2号も「もらったっていっても、3点だからね?」…1号だけがにんまり。
3ラウンド目。
3人ともコツをつかんできて、カードの動きが激しくなってくる。
どうやってもあがれる気がしないわたしは、カードの数字を小さめにすることに集中する(笑)。
実はこれ、場合によっては全然得策じゃないのに(笑)。
なんとか3枚連番を1回成功させ、同数も出して、残りは3枚…0が2枚と1が1枚…
そこで、1号が「ダック!」(笑)。
…ヤツもどーしょーもなくなったらしい(笑)。
手札を確認すると…1号5点で、わたし1点(笑)!
1号、赤い浮き輪をもらって、2号とわたしの勝負…わたしが勝ったけど、「ちょっと待って、こういう場合って…わたし1点しかもらえないの??」1号と2号、当然爆笑。
わたしだって、他人ごとだったら爆笑してたと思うけど、くーやーしーっ(笑)。
あがれれば1番いいけど、あがれなかったときのためについ小さい数字のカードを持っていたくなる…でも、やりすぎると得点できてもショボかったりする。
この辺のバランスは、見事としかいいようがない!
そのまま、とったりとられたり、で5ラウンド終了。
勝ったのは、もちろん1号。
以下、2号、わたし…ちなみにわたしはそのあとまたダックで、赤い浮き輪をもらってしまい、マイナス得点でしたーあははー(笑)←笑ってる場合か(笑)?
「ダック」はわたしのみならず、1号も2号もハマりました。
この後も何度も遊び、そのたびに2人とも「これ、おもしろい」「これは、また遊びたい」と絶賛。
プレイ時間は短いのに、めちゃくちゃ充実感があります。
ルールは難しくないし、何ラウンドか遊んだらすんなり遊べる理にかなったルールだと思います。
ちなみに、今のところウチでは「ダック」はすべて不成功(笑)。
にっちもさっちもいかなくなると、ついついダックしたくなるんだけど…っていう、そういう真理をホントうまくついてきます。
プレイヤーの心が分かってるというか(笑)。
わたしは勝てないタイプのゲームですが、遊んでいてほんっと楽しい!
カードの裏のデザインもかわいく、ビーチタオルもいい感じです。
早く心おきなくビーチタオルにねっころがってぼーっと海が見たいです。
☆今日のありがとう☆
おろし金で自分の指もおろしてしまい(よりによって右手人差し指)、かなり不自由なのですが、のたくたしていると1号、2号がさっと手伝ってくれます。
いやー、これはモテるやろー(笑)。
助けてくれてありがとね。