紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

スイート&スパイシー(Sweet & Spicy)

ネコちゃんたちの戦い(笑)

ネコのおなかは空っぽ、何か食べるものが欲しい!
レモンチリ?…それもアリ!?

No.507

・スイート&スパイシー(Sweet & Spicy)

・Zoltán Győri 作

・HeidelBÄR

・8歳から

・2人から6人

・時間…15分

・日本語化…必要ありません

「スイート&スパイシー」は、2020年に発売された「スパイシー」の家族向けバージョンです。
グラフィックがあまり好みでなかったので保留してたら、あちこちでおもしろい!との声。
「スパイシー」自体は、グラフィックに惹かれてさっさと購入したものの、いまだに未プレイ…シリーズを狙うなら、まず「スパイシー」で遊ぶべきと思ったのですが、お店で見かけたら抵抗できませんでした(笑)。

さて、ルールは。
トロフィーカードは、わきに並べて置きます。
スパイシーカードはよくきって、各プレイヤーに5枚ずつ配ります。
残りのカードは、山札として裏返しに積み重ねて置きます。
終了カードの目もりを使って、山札に終了カードを差し込みます。

各プレイヤーは、スーパージョーカーカードを1枚ずつ受け取ります。
残りのスーパージョーカーカードは、山札の隣に積み重ねて置きます。
スーパージョーカーカードは、どんな場合でも宣言通りになるカードです。

手番がきたら、
・カードを1枚出す
手札から1枚選び、裏返しに場に出します。
その際、かならず「香辛料」と「数」を宣言します。
最初の1枚だけは、「1」か「2」か「3」を宣言しなければなりません。
それ以後は、宣言された数より大きい数を宣言してカードを出します(香辛料は同じ)。
「10」が宣言されたら、次は「1」か「2」か「3」を宣言します。
あるいは
・パスする
パスしたら、山札から1枚カードを手札に加えます。

カードが出されたら、手番以外のプレイヤーはいつでもチャレンジすることができます。
チャレンジは、宣言された「香辛料」か「数」のどちらかが正しくないと思った時いつでもできます。
正しくないと思われる「香辛料」か「数」を宣言し、出されているカードを表にします。
→手番プレイヤーの宣言が正しかった場合
チャレンジしたプレイヤーは、山札から2枚取って手札に加えます。
もし、すでにスーパージョーカーカードを使ったあとで、まだスーパージョーカーカードが山札の隣に残っていたら、1枚取って手札に加えます。
→チャレンジしたプレイヤーが正しかった場合
場に出されたカードをすべて受け取り、裏返しにして自分の前に置きます。
これが、得点となります。

最後の手札を出すときは、必ず「最後の1枚」と宣言します。
最後の1枚を出して、誰もチャレンジしなかったら、トロフィーカードを1枚もらいます。
あるいは、チャレンジされても、正しかった場合、トロフィーカードをもらいます。

誰かがトロフィーカードを2枚集めるか、トロフィーカードがすべてなくなったら、ゲーム終了です。

そうでなければ、手札がなくなったプレイヤーは山札から改めて5枚カードを取って手札としてゲームを続けます。

あるいは、終了カードが出たら、即ゲーム終了です。

トロフィーカードを2枚取ったプレイヤーがいたら、そのプレイヤーの勝ちです。
あるいは、トロフィーカード10点、スーパージョーカーカード5点、それ以外のカードは1枚1点として計算し、手札に残ったスーパージョーカーカードはマイナス5点、それ以外のカードはマイナス1点として計算し、得点が1番多かった人の勝ちです。

さぁ、ネコちゃんたちの戦い、始まりっ!

天気の悪い午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
「スパイシー」は所有済みだけれど、人数が多い方がおもしろいと聞いて、いまだ未プレイ。
でも「スイート&スパイシー」は、人数少な目でも楽しいらしいので、ざっとルールを説明して、スタート。

スタートプレイヤーは、わたし。
…いきなりここで気が付く。
…場合によっては、ウソを強要されてる(笑)。

というのは、スタートは1か2か3を宣言しなければならないから。
手札に、1も2も3もなかったら、絶対ウソつかなきゃいけない(笑)。

まぁ、でも、運よくレモンの1があったので、素直に「レモンの1」と宣言して、そのカードを裏返しに出す。
2号「レモンの2」
わたし「え?」
1号「ホントに?」
2号「…」
1号「ま、最初だしね、見逃す(笑)…で、レモンの3」
わたし「え?」
2号「…あやしすぎる」
わたし「確かに。どうする?」
2号「ウソだね。えーっと、3が違う!」

持ってる?普通?こんなの?

1号の出したカードを表にすると…
2号・わたし「うっそー、ホントー?」(笑)
2号、山札から2枚手札に加える(笑)。
1号、場のカードを裏返しにして自分の前に置く。

次は、2号からスタート。
2号「…これ、最初は1か2か3なんだよね…」
わたし「そう、結構きついよね(笑)」
2号「…チリの3」
わたし「(1号に)どうする?」
1号「最初の1枚だし、いいんじゃない?」
わたし「そうしとくか」

…って、別に他のプレイヤーと相談する必要ないだけど、ウチではなんとなくこうなった(笑)。

1号「チリの5」
わたし「チリの…7」
2号「あっやしーなー…じゃあ、チリの10」
わたし「うっそだーって言いたいけど、ここで使うか、スーパージョーカー!」
2号「だって、持ってないもん(笑)」
スーパージョーカーは、すべての宣言が正しくなるスーパーなジョーカー(笑)。
1号「…なんてことをしてくれたんだ、2号…じゃあ、チリの…3」
2号・わたし「違うっ(笑)」
2号「いいよ、ままがやって?」
わたし「ホントは、手を出すんだけどね。じゃあ…数字が違う」

大ウソつきー(笑)

違ったー!(笑)
しかも両方(笑)。
1号「だって、もうカードないから!」
だよねー。

このあたりで3人とも確信する。
「これは、おもろい」と(笑)。

1巡してから、レモンの1と宣言されて、「数字が違う」とチャレンジしたら、

正直者(笑)

両方とも合ってたり(笑)。
コショウでやってて、数字を刻んできたから、これは「香辛料が違う」とチャレンジしたら、

持ってる?普通?こんなの?(その2)

違ってたのは数字だったり(笑)。
1のカードが出た後に、いきなり7って来るから、チャレンジしたら、

飛びすぎやろ…

ホントに7だったり(笑)。
チャレンジしてもしなくても、常にくすくす笑っている状態(笑)。

わたし「あ、最後の1枚になったら『1枚になりましたー』って言わなきゃいけないんだって」
2号「あー、ウノ、みたいなもん?」
わたし「たぶん」
…これも、最初はなんで?と思ったけど、遊んでみたらよく分かる。
最後の1枚になったら、みんなでチャレンジが普通(笑)。
なんとかして、カードを引き取らせようと必死になるから(笑)。

結局、最初のラウンドはわたしが取り、2ラウンド目は2号、最後のラウンドはわたし、で、勝ったのはわたし、以下2号、1号。
1号「おもしろかった。最初はカードためたほうがいいかも」
2号「おもしろかった。パスもできるのに、パスするの、忘れてた(笑)」

 

いやー、おもしろかったです。
「スパイシー」が評判になった理由が、よーくわかりました(笑)。
トランプの「ダウト」に似てますが、それよりもずっとすっきりしていて、とてもおもしろかったです。

まず、ダウトと言えるのが、香辛料か数字のどちらか1つだけという点。
どっちか合ってたら、逃げ切れる(笑)可能性があるわけで、ウソをつく抵抗が少なくなったと思います。

そして、数字を飛ばしていいという点。
これは、ゲームにいい変化をもたらしたと思います。
ここはウソついて逃げ切る、とか、ここは半分本当にしとこう、とか、ここは全部ホント!とプレイヤー自身が選べるというのは、遊んでいてすごく楽しい!
疑う方も見分けがつきにくくなるし、「ダウト」より奥が深くなったと思います。

パスが可能だったり、チャレンジに失敗して手札が増える時もジョーカーを持っていなかったら、予備のジョーカーがもらえたり、と、ひとりが負け続けないためのルールもちゃんとあって、全員が気持ちよくゲームを続けられる工夫もあります。
勝ち負けを学ぶのはとても大事なことだと思いますが、わたしは、ひとりだけ脱落させる形はあまり好きではないので、「スイート&スパイシー」のルールはいいなと思いました。

いずれにせよ、ぜひまた遊びたいと思いますし、機会があれば「スパイシー」もチャレンジしたいです。

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日の天気は…朝、雨、そのあとくもって、また雨、またくもって、雨…の繰り返し(笑)。
運よくわたしは雨に降られなかったので、ラッキーでした。

その2
ひょんなことから知り合ったかた。
先日会った時に、「今度一緒にご飯食べましょ!」という話になったのに、お互い連絡先を交換し忘れる(笑)。
でも、今日は2人とも会った瞬間、「携帯番号教えてっ(笑)」
かなりののん兵衛さんとのことで、楽しみです。

その3
今までは、いわゆる「ママ友」つながりがほとんどだったけれど、そろそろママとしてではなく、わたしとしていろんな人と知り合えたらいいなぁと思い始めました。
そう思ったせいか、今までクロスすることのなかった人たちとの出会いが増えてきて、ワクワクしてます。

その4
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪