紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

クークック(zum Kuhkuck)

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「フィアスコ」の2人バージョン

プレイヤーは、できるだけ多くカードを集めます。
多ければ多いほどいいのです。
あと1枚、もう1枚…でも、気を付けて。
感電カードひいてしまったら、集めたカードはすべて捨てなければなりません。
うわーっ、くっそーっ、大失敗っ!!
「クークック」は、「誰が1番長くリスクを冒すことができるかゲーム」です。
ハラハラし通し、大興奮、心臓はドキドキ、を保証します!
最後まで、頭をクールに保つことができたプレイヤーが勝つのです。

No.243

・クークック(zum Kuhkuck)

Reinhard Staupe

・NSV

・8歳から

・2人用

・時間…15分

・日本語化…必要ありません

「クークック」は、「クーロラド」「クーヴァディス」とともに2014年に発売され、わたしは勝手に「Staupeさんウシ三部作」といってます(笑)。
当時は、大人買いもまとめ買いもしたことがなく(誰も信じてくれないだろうな…・笑)、どれもおもしろそうだけれど1つだけ、と「クーロラド」を購入。
あとで、「あー、あとの2つも遊んでみたい!」と思ったものの、時すでに遅し。
どこも在庫切れで、あきらめかかっていたのですが、先日「探索の旅」の道中で発見。
見事、再会(=購入)となりました(笑)。

カードはすべて裏返しにしてよく混ぜ、机の中央に軽く山にします(きっちり積み重ねるのではなく、こんもり丘を作るイメージで・笑)。
早見表は、2人がよく見える位置におきます。
得点用紙1枚と、鉛筆をわきにおきます。

手番がきたら、裏返しのカードから1枚選んで、手札にします。
それで手番は終了で、もう一人のプレイヤーが、裏返しのカードから1枚選んで手札にします。
それをくりかえします。
手札の上限は、20枚です。
20枚になったら、次の手番で得点にします。

手札が5枚以上になったら、プレイヤーはいつでもカードを得点にすることができます。
手番がきたら、1枚手札にするか、あるいは得点にするか、決めます。
一手番で、両方を行うことはできません。

得点にするときは、手札をすべて自分の前に表にします。
そして、どの色を得点にするか宣言します。
色は1色だけ選びます。
手札の枚数を数え、早見表で得点を確認します。
それから、宣言した色の枚数を数えます。
宣言した色のカードは1枚につき2点です。
枚数の得点と色の得点を足して、得点用紙に書き込みます。
得点にしたカードは、裏返しにして捨て札にします。

得点する色は、少なくとも1枚は手札になければなりません。
また、1度得点した色は、あとで得点し直すことはできません(1色につき、1回だけ得点できます)。

山からひいたカードが、感電カードだったら、それまでに集めた手札(感電カードも含みます)をすべて裏返しにして捨て札にします。
これで、手番は終了です。

山のカードが2枚になったら、手札はそのままにして、捨て札をよくきって裏返しにして山に加えて、ゲームを続けます。

プレイヤーのどちらかが、5色すべて得点した時点で、ゲーム終了です。
もう一人のプレイヤーは、得点することはできません。
色ごとに得点を確認し、より多かったプレイヤーはボーナスとして10点もらいます。
1人しか得点していない色には、ボーナス得点はありません。

すべての得点を足し、多かったプレイヤーの勝ちです。

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乳牛と思われる…

天気の悪い午後に、1号とわたしの2人でプレイ。
説明書を読みながら、デジャヴ…そう、「クークック」は「フィアスコ」を2人用にしたもの。
違いは、「クークック」には残念カードがないこと…それがどう出るか?

最初はさくさくと進む…と思ったのに、感電カードをひくのはわたしばかり(笑)。
少したまったと思ったら、感電カードってのを3回(!)繰り返す間、1号はひたすら集める。
「あのー、一応言っとくけど、手札の上限は20枚ね」と言ったら、「え?そうなの?」…上限のルールなんていらんやろって思ってたけど、これマジで必要(笑)。

わたしが感電ばっかりしている間に(笑)、1号さくっと黄色で46点…マジっすかー(笑)?
焦るわたしは、必死に集めるものの、感電が怖くてカードが10枚ぐらいで得点計算に直行(笑)。
手札8枚で得点計算したときは、1号に鼻で笑われる…うるさいっ(笑)。
感電するよりマシでしょっ(笑)。

それにしても感電カードの出る確率おかしいと思うぐらい、わたしばっかりひく(笑)。
1号なんて、感電カード見たことないでしょってぐらいひかない(笑)。
当然、1号は手札をためまくり(だって、感電カードひかないんだもん)、わたしはガマンできなくてさっさと得点(笑)。

わたしがちまちまと得点していると、ようやく1号も感電カードをひく。
うっひっひー、痛いだろーなーっと思っていたら、「感電カードの牛の絵、かわいいね」…そこですか(笑)?

感電したくないという一念だけで、得点10点台でも得点にしてたわたしは、あっという間に5色得点(笑)。
対する1号は、たった2色だけ得点(笑)。
ボーナスは、どちらも1号だったけれど、僅差でわたしの勝ち。
1号は「えー、2色対5色で僅差って…めちゃくちゃバランス考えてあるよね、これ」とのこと。

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感電カードがすべて(笑)

あー「フィアスコ」だなぁと思ったけれど、残念カードがないのが微妙。
「フィアスコ」で残念カードをひいた人以外は、全員手札を捨てるってすっごく楽しかったんだけど(性格悪すぎ)、2人でやってもおもしろくないのかな?
でも、自分がひいたカードで相手が手札を捨てるというのは、場をまぜっかえす感じでわたしは好きなんだけど。

最初から残念カードがない状態で遊んでたら、「あー、おもしろかった!」と思ったかもしれません。
でも、残念カードの存在を知っていると、なんか物足りなく感じます。
ソロプレイ度も、ぐぐっと上がっちゃう気がするし。

「フィアスコ」でも書きましたが、要はひねった坊主めくりです。
絵もかわいいし、カードのクオリティも高いです。
時間がないけど、ゲームしたいってときにはぴったりだと思います。

 

☆今日のありがとう☆
1号が「今日夕方時間あるからゲームできると思うよ」と言ってくれたので、何で遊ぼう??とさんざん悩んで、いくつか候補を出してルールまで読んで準備してたのに…直前になってわたしが遊びたくなったゲームは、全然違うやつ(笑)。
気まぐれにもほどがあるーっと自分で思ったけど、1号だけでなく2号も遊んでくれて、楽しかったです。