紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

フィアスコ(Fiasko)

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高く高く積み重ねよう!

このゲームの目的は、スーパーマーケットの商品を積み重ねて一番高い塔を作り、得点することです。
ゲーム中、手札が増えれば増えるほど、商品の得点を増やすことができます。
でも、気を付けて。
フィアスコカードをひいたら、すべてのカードを失い、また最初から集め直すことになるのです…

No.202

・フィアスコ(Fiasko)

・Reinhard Staupe作

・F.X.Schmid

・10歳から

・2人から5人

・時間…30分

・日本語化…必要ありません

「フィアスコ」は古本屋さんで発見。
絵がかわいいなと思ったら、泣く子も笑う(笑)Staupeさん作(「プルンプザック(Der Plumpsack geht um)」など)ではありませんか。
うひひひーっと買ってきました(笑)。

カードはよくきって、裏返しにして山札にします。
記録係を決めて、表に各プレイヤーの名前を書き込みます。

手番がきたら以下の2つから1つ選んで行います。
・山札から1枚とって手札にします
山札から1枚とって手札にして手番は終了です。
ただし
→フィアスコカード
フィアスコカードをひいたら、フィアスコカードを他のプレイヤーに見せ、引いたプレイヤーは今までためた手札をすべてフィアスコカードと一緒に捨て札にします。
→残念でしたカード
残念でしたカードをひいたら、残念でしたカードを他のプレイヤーに見せ、他のプレイヤーは全員今までためた手札をすべて捨て札にします。
残念でしたカードも捨て札になります。
残念でしたカードをひいたプレイヤーは、手札を捨てなくていいのです。

・手札から商品を選んで得点にします
まず、手札の枚数を数えます。
手札から商品を1つ選び、その商品のカードをすべて出します。
その商品の点数をすべて足します。
商品の点数に手札の枚数をかけます。
それが、その商品の得点です。
その得点が13点未満である場合は、得点にすることができません。
各商品は、ゲーム中一度だけ得点にすることができます(つまり、1度得点にした商品は、もう得点することはできません)。
記録係は、得点表に得点を記録します。
記録したら、得点したプレイヤーは得点した商品カードだけではなく、手札をすべて捨て札にします。

山札がなくなったら、捨て札をよくきって山札にします。

誰かが5つの商品すべてを得点したら、ゲーム終了です。
5つの商品で得点したプレイヤーは、ボーナスとして20点もらいます。
それぞれの商品で、1番得点が多かったプレイヤーは30点ずつもらいます。
もし2人のプレイヤーが同点だったら、15点ずつもらいます。
商品の得点とボーナスをすべて足して、1番多かったプレイヤーの勝ちです。

 

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絵がかわいい!

寒い日の午後に1号、2号、わたしの3人でプレイ。
実は、その前にも遊んだのだけれど、2号がフィアスコカードばかりひかされてキレたので(笑)、仕切り直し。
前回は説明書通り、カードは積み重ねて上から1枚ずつとっていましたが、今回は少しでも自分で運をコントロールできるようにと場にカードを広げることにしました。
これなら、自分で選ぶので運だけではないかと(笑)。

序盤は無言…てか、基本このゲームは無言(笑)。
自分の手札を見ながら、いつどこでどれを出すか頭はフル回転しているので、話している余裕なんかない。

たまに誰かがため息をつきながら、手札を捨てる…あ、フィアスコカード出た!
フィアスコカードと残念カードはちゃんとカウントすべきなのに、手札の計算してるとすぐ忘れる(笑)。
「あ、今ので…5枚くらい?」と言ったら、1号も2号も「どうだろねー、知らなーい」…すっげー意地悪ー(笑)。

フィアスコカードと残念カードが全部出たら、安心してカードとれる…って、でも、たいていいい感じ(わたしたちにとっては悪い感じ)に出てきてくれちゃうので、「絶対セーフ」タイムってそんなに長くない!

相変わらず2号はフィアスコカードをひく確率が高く、ため息つきながら捨て札にした直後、1号が残念カードをひき、わたしは悲鳴を上げながら手札を全部捨て、2号は「捨てるもんなんかないもーん(ヤケ)」(笑)。
よかったじゃん、先に捨てといて(笑)。

わたしは、手札にトマト缶がたまってきたので、そろそろ出そうかな…あー、でももう1枚ぐらいいけるよね…
…まさに、トマト缶を積み上げながら「…あと1つぐらいのるかな」という気分。

そして、お約束通り出てくるフィアスコカード…「ウソでしょー」と言いながら手札を全部捨てる…1号と2号にやにや…むかつくっ(笑)。

次はコーン缶が集まってきた…よし、よくばるとロクなことがない、次の手番で得点にしよう…と思ったのに、2号見事に残念カードをひく!!
2号、めっちゃうれしそう(笑)。
もーっ!

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左がフィアスコカード、右が残念カード

1号はうまーく集めて得点にする。
毎回100点越え…なんでそんなにうまく集められんの?
2号は…相変わらずフィアスコカードをひきまくり。

手札がかなりたまったので、崩される(笑)前にとにかく得点にしようと何も考えないで(笑)手札を出したら、よりによって自分がとっくに得点した商品がいっぱい集まってることに気がつく(笑)。
「トマト缶で得点します…って、もう得点してた…じゃあ、きゅうり…あれ?これもやってた。じゃあ…しょーがないから魚缶にする」と言ったら、1号ふきだす。
「あのさー、いつでも表を見ていいんでしょ。なんで見ないのさ」と言うので、「だって、見てるヒマないもん。それにこんなに手札いっぱいあったら出した方がいいかと思って」と言ったら、「まあ、確かに手札増えると出しときたくなるよね」。
そう、持ちなれない札束みたいなもん(笑・どんなたとえ?)。

そんなこんなで、結局1号が5種類完成させてゲーム終了。
勝ったのは、ダントツで1号、以下わたし、2号。
2号は「もう、このゲーム絶対やんないからっ」…知ってるって(笑)。
1号は「簡単でおもしろかった。点数の計算の仕方がおもしろい。箱の"Das war eine Dose zuviel!"(1缶多すぎた…)って、ホントそう!」とのこと。

要は、ちょっとひねった坊主めくりです。
同じ種類のカードを集めるだけでなく、枚数も必要というのがポイント。
手番で狙いのカードが来なくても、枚数増えたら得点も増えるわけで、ついつい「もう少し」「あと一回」「これで最後」で、フィアスコカードをくらう...それが分かっていても、単純に楽しいのです(笑)。

遊んでいると「そろそろ出そう」っていうのがなんとなく分かるのですが、もうちょっとという欲望にはたいてい勝てません(笑)。
しかも、フィアスコカードだけでなく、残念カードまで仕込んだStaupeさん、お見事としか言いようがない(笑)。
フィアスコカードと残念カードは、ちょっと似ているので「げー、出たー」と思った後に、「あ、これ、残念カード!!」と気がつく瞬間がたまらない(笑)。

難しいこといわないで、もう1枚めくるかやめるかでドキドキする、それがこのゲームの正攻法だと思います(笑)。

ちなみにFiaskoとは、「大失敗」という意味です。
最初っから大失敗することになってるのがいかにも(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
「あれ?新しいパジャマ?いいじゃん!」と夫。
…確かに新しいパジャマだけど、先週金曜日から着てます…
まぁ、気がついてくれただけマシか(笑)。
気がついてくれて、ありがとう(笑)。