紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

Ku-Ka-König

お望み通りって感じ(笑)?

欲しいものは、なんでももらえる!
勝つか負けるかは、あなた次第!
超簡単で、おもしろくて、ドキドキーまさに王さまクラスのゲーム体験です。

No.538

・Ku-Ka-König

Reinhard Staupe

・KENDi

・8歳から

・2人から4人

・時間…20分

・日本語化…必要ありません

2023年のSpiel新作。
KENDiの4作目で、今のところコンプリートっと思ったんだけど、よく見たらもう1作(Sixto)ありました(笑)。
Spielの会場で、Ku-Ka-Königを求めてKENDiのブースまで行ったのに、なぜSixtoに気が付かなかったんだろう…思い込みってコワいわー(笑)。

さて、ルールです。
数字カードを人数に合わせて並べます。
カードはよくきって、数字カードの下に3枚ずつずらして置きます。

「Ku-Ka-König」のかけ声と共に、各プレイヤーは自分が欲しい列の数字を指で示しながら叫びます。
→その数字の列を選んだのがひとりだった場合
その列を選んだプレイヤーが、そこに置かれたカードをすべて獲得します。
種類別に分けて、自分の前に置きます。
→その数字の列を選んだのがふたり以上だった場合
選んだ列のカードを1枚、箱に戻します。
その後、その列を選んだプレイヤーは「Ku-Ka-König」のかけ声と共に、再び列を選びます。

全員がカードを獲得したら、各列にカードを3枚ずつ補充します。
これを、誰かが13枚以上カードを獲得するまで続けます。
誰かが13枚以上獲得したら、前半終了で、得点計算を行います。

得点を計算したら、各プレイヤーの前に置かれた赤いXのついたカードは、すべて取り除きます。
このカードは、後半では得点になりません。
緑のレのついたカードは、残します。
このカードは、後半も得点になります。

すべてのカードが数字カードの下に並べられたら、最後のラウンドとなります。
全員がカードを獲得したら、得点計算し、前半と後半の得点を足して1番多かったプレイヤーの勝ちです。

さて、どの列を狙うか…

天気の悪い午前中に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
ルールをざっと説明するけど、特に難しいところはなし。
カードの説明は、カードにかなり分かりやすく書いてあったので、さっとすませて「緑のレは、前半と後半で得点できるけど、赤のXは1回得点したら捨て札になる」というのは念押ししとく(別名「聞いてないとは言わせない」・笑)。
そして、「Ku-Ka-Königって言うの?『せーのっ』じゃダメ?」という声があったので、お年頃(笑)に配慮して、ウチでは「せーのっ!」でやることに。
わたしは、Ku-Ka-Königでやりたかったんだけどなー(逆にそういうお年頃・笑)。

さて、前半。
タイトルがKu-Ka-Königって言うぐらいだし、王さまは落とせんだろうっと、わたしは王さまがいる列を狙う。
3人「せーのっ」
わたし「2っ」
1号と2号「4っ!」
1号「えーっ」
2号「なんでだよー」
わたしは、2の列をもらい、4の列からカードを1枚捨て札にする。
わたし「そんで、2人でもう一回やるの」
2号「あ、やっていいんだ」

というわけで、仕切り直して「せーのっ」(笑)。
1号「1っ!」
2号「3っ!」
わたし「セーフっ(笑)!」
2人とも2枚の4の列は回避、3枚ずつゲット。

そんな感じで、繰り返していくと…

お得な列が出現(笑)

取られないで、どんどん伸びる列が発生!
2号「すっげー長くなった…」
わたし「最初の3枚のときは、こんなもんかと思ったけど、そんなもんじゃなかったね(笑)」
わたしは、短めだけれど4の列に農夫と農婦と家が1枚ずつあるのに気が付く。
農夫も農婦も家も1枚だけでは得点にならず、農夫と農婦で7点、そこに家があれば14点になる。
…王さまもいるし、この列だな。
1号と2号が気が付かないといいけど(おいっ)。

3人「せーのっ」
わたし「4」
1号「3」
2号「3」
1号と2号「またかよーっ」
しめしめ、わたしは4の列いただきっ(笑)!

3の列のカードが1枚減って「せーのっ!」
1号「6!」
2号「5!」
よっしゃ、分かれた!

ここで、わたしのカードが13枚以上になったので、前半戦終了、得点計算になる。

幸せな農家誕生(笑)

農夫と農婦と家で一気に14点!
これは、おいしいっ(笑)。
王さま4人で9点だし、ワッペンは8点!
よっしゃーっ!

1号は…

牧場経営(笑)?

動物がいっぱい(笑)!
教会は1軒だけなので、得点にならなかったけれど、騎士は2号と同数なので1枚につき2点で6点になる。

そして、2号は…

残念でした~

2号「農婦、3人いるんだけど…もしかして、これ0点?」
わたし「そう、0点。農婦は農夫がいたら7点で、家があったら14点だったんだけど…」
2号「ちぇ、3人もいるのにー(笑)」
それでも最多教会得点(笑)10点獲得。

前半終わったところで、トップはわたし、以下2号、1号。
得点計算が終わったら、赤いXのついたカードはすべて捨て札にする。

そして、後半戦。

各列の差が激しくなってくる!

3の列がやたら長い(笑)。
動物多めだし、いいかもっと思ったけれど、いやいやいや、わたしは王さま狙いでいくっ!
3人「せーのっ!」
わたし「2!」
1号「3!」
2号「3!」
1号と2号「なんでだよーっ」
…やっぱり(爆)。

3の列からカードを1枚捨て札にして…「せーのっ!」
1号「3っ!!」
2号「7!!」
決まった(笑)!

そんな感じで、サクサク進み、山札が切れる。
最後の「せーのっ!」をやって、終了。

わたしのカード。

やっぱり王さまだよね

王さまに賭けたっ(笑)!
農場は、農夫が2人で家だったので、0点…やっぱり農婦がいないとねー。

1号のカード。

動物コンプリート!

大牧場完成(笑)。
動物全部集めてる(笑)。

2号のカード。

大騎士団(笑)

騎士団結成(笑)。
今回も教会最多得点、1号と共にゲット。

後半は、1号がトップで、以下わたし、2号…とはいうものの、すべて1点差!
総合順位は、わたし、2号、1号で、わたしの勝ち。
1号「オークションみたいでおもしろかった!ルールがわかりやすいのもいい」
2号「カードが多い列が欲しいけど、かぶるかもしれない…って他の人も思うかもしれないから、やっぱり多い列…って考えるのが楽しかった!裏をかいたつもりだったけど、かけなかった…」

 

いやー、おもしろかった!
ありそうなルールなのに、遊んでいてよくあるタイプじゃんと思わなかったのは、ひとえに得点方法がいろいろあったからだと思います。
しかも、カードのアイコンがめちゃくちゃ分かりやすい!
いちいち説明書で確認する必要がないのです。
1号も2号もカードを見るだけで、あっさり理解していました。

遊ぶ前は、3人プレイだから、あんまりかぶらないんだろうなー、ホントは4人で遊ぶべきかなーなんて思ってたんですが、3人プレイでも充分かぶりました(笑)。
かぶると、その列のカードが1枚減るってのもいいし、そのあとどの列を取るか考えるのも楽しいです。

3人プレイなのに、7列って多いのではと思ったけれど、ゲームが進んでいくと1,2列が長ーくなって、ゆえにかぶりやすくなるという仕掛けだったという(笑)。
なんかこう、Staupeさんの手のひらで転がされてる感がすごいです。

ちなみに、Ku-Ka-Königのかけ声ですが、
英語・Ku-Ka-King…は、まぁいいとして、
仏語・Kou-Ka-Roi…なんでやねん(笑)。
その点伊語は、Ru-Ra-Re…分かってらっしゃる(笑)。

ぜひまた遊びたいゲームです。
読んでくださって、ありがとうございます。

 

☆今日のありがとう☆
友達が、駐輪場から見えた富士山の写真を送ってくれました。
すごくきれいでした!