紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

クーヴァディス(Kuh Vadis)

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○×ゲーム、バージョンアップ!

さて、どっちに行くべきか?
上か、右か、ななめか?
ま、どれでもいいか。
大事なのは、3つのスタート地点をつなげること。
つなげることができたら、勝てるのだ。
「クーヴァディス」は、子どものころよく遊んだ紙と鉛筆のゲームのように、簡単です。
でも、それよりおもしろくて、どきどきして、もっと楽しめます!

No.244

・クーヴァディス(Kuh Vadis)

Reinhard Staupe

・NSV

・8歳から

・2人用

・時間…15分

・日本語化…必要ありません

「クーヴァディス」は、わたしが勝手にStaupeさんウシ三部作とよんでいるものの1つです。
発売当時は、大人買いなんて考えたことはもちろん、やったこともなかったので、「クーロラド」だけを購入したのですが、あとで「他のも遊んでみたーい(笑)」…時すでに遅し(笑)。
でも、先日探索の旅に出て、道中で再会し「クークック」とともに無事購入いたしました(無事、なのか?)。

シートを1枚と鉛筆を用意します。
それぞれ、自分のしるしを〇か✕か決めます。

ゲームの目的は、シートにかかれた自分の3つのスタートマークをタテヨコななめでつなぐことです。
シートに自分のしるしを書き込むには、さいころをふって、牛を2匹か、同じ数字を3つそろえなければなりません。

手番がきたら、さいころをまとめてふります。
さいころは3回までふり直すことができます。
一旦わきにおいたさいころも、ふり直すことができます。

→牛2匹か、同じ数字を3つそろえることができなかったら…
手番終了で、シートには何も書き込めません。

→牛2匹(あるいは3匹)か同じ数字を3つそろえることができたら…
そろえた目のますを1つ選んで、そこに自分のしるしを書き込みます(〇か✕)。
すでにしるしが書き込まれたますは選べません。
出たさいころの目であれば、どのますにしるしを書き込んでもかまいません。
牛2匹と同じ数字3つが同時にできた場合は、どちらか1つを選んで書き込みます(両方書き込むことはできません)

→牛4匹か同じ数字を4つそろえることができたら…
牛2匹か同じ数字3つそろえた時と同じように、そろえた目のますを1つ選んで、そこに自分のしるしを書き込みます。
それから、ボーナスとしてもう一手番行うことができます。
さいころをまとめてふって、同じように目をそろえるようにします。
ただし、今回はその前にしるしを書き込んだますにタテヨコななめで接したますしかしるしを書き込めません。
タテヨコななめで接したますの目が出せなかったら、しるしは書き込めず、手番は終了です。
もし、ボーナスの手番で、また牛3匹か同じ数字4つそろえることができたら、ボーナスとしてまたさいころをふることができます。
ただし、しるしが書き込めなかったら手番は終了となり、さいころをふることもできません。

先に自分のしるしで3つのスタートマークをつないだプレイヤーの勝ちです。

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牛がかわいい!

天気の悪い(…)午後に、1号とわたしの2人でプレイ。
…いい加減「天気のいい」とか「青空の見える」って書いてみたい…

ルールをざっと説明すると、「…とりあえず、やってみる。やってみたら分かると思うから」と1号。
まぁ、人間ってのは基本「習うより、慣れろ」だしね(笑)。

わたしは〇、1号は✕でスタート。
まずは、さいころをじゃらじゃらっとふる…ダイストレイがあると遊びやすい。
「えーっと、じゃあ…5が2つ出たから、5を残して…もいっかい…あ、5が出た!」
残りの2つをもう1度ふったけれど、5は出ない。
「んじゃ…ここの5にする」とわたしは5を1つ選んで〇をつける。

1号も同じようにさいころをふり、3つ出た牛に✕をつける。
序盤は、何が出てもどこかにしるしがつけられるし、欲がなかったからなのか(笑)2人とも数字か牛をそろえてしるしをつけることができる。

…でも、中盤以降になると、2人とも欲が出すぎて、目がそろわなくなってくる(笑)。
「最初は目をそろえるのって、簡単って思ったけど、そうでもないじゃん…」と言ったら、「…あー、またダメだ!!」と1号(笑)。

こうなると、ますます欲深(笑)になる煩悩だらけのわたしたちは、ボーナス手番を目指すようになる。
…あー、もう、Staupeさんの掌で思いっ切りいいようにされてる気しかしない(笑)。

1号は、見事数字を4つそろえて、ボーナス手番!
「…でもさー、このなかから選ばなきゃいけない…のか。難しいじゃん!」…そう、1号は邪魔するために、わたしがつないだところに乱入した直後で、選べた数字は2つ(笑)。
…やっぱり出ない(笑)。

思わず笑ったわたしも、返り討ちにあう(なんでだよっ・笑)。
このまま膠着状態になるのかと思ったら、1号が一気に王手をかける。
わたしも王手!
ここで、1号痛恨の失敗!
最後は、さくっとわたしがつなげて勝利!

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〇がつながった!

要は、ちょっと複雑になった三目ならべです。
でも、三目ならべよりずっとおもしろい!
ルールを読んだときは「あー、これ、最後はグダグダになるタイプだな…」と思ったのですが、グダグダにならずさくっと遊べたし、考えどころもちゃんとあって、すごく楽しめました。
三目ならべやるぐらいなら、「クーヴァディス」のほうがずっとおもしろいと思います(笑)。

ちなみに、タイトルの「クーヴァディス」は、ラテン語の「Quo vadis(クオ ヴァディス)」、意味は「どこに行くのか?」にかけたようです。
確かに、〇✕のしるしをつけるのは、牛がのらりくらりと牧場を歩いているようにも見えます。
わたしはStaupeさんのウシ三部作の中では、「クーヴァディス」が1番おもしろいと思いました。

 

☆今日のありがとう☆
夕飯の献立が決まらなーい!
なぜ人間は一日三食も食べるんだーっと叫びつつ、結局困った時のハンバーグ(笑)。
1号2号がいっぱい手伝ってくれたので、さくっとできて、しかもとってもおいしかったです。
おいしいご飯が作れるとうれしいし、「おいしい!」と言ってくれる家族がいると、幸せだなと思います。