紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ザ・ボーダー(The Border)

囲んで囲んで囲むのだ!

境界線をひき、その領域を囲むのだ…しかも、待ち時間なしで!
手番のプレイヤーが使えないさいころは、他のプレイヤーが使うことになる。
少ないルール、的確な計画と、さいころ運…こんなにシンプルでも、さいころゲームはおもしろい!

No.408

・ザ・ボーダー(The Border)

Michael Kiesling & Reinhard Staupe

・NSV

・8歳から

・2人から4人

・時間…30分

・日本語化…必要ありません

「ザ・ボーダー」は、KieslingさんとStaupeさんの共作ということで、気になってました。
でも、紙ペン系はWalker-Hardingさんの「エクスプローラー」で大満足したので、もういいかなという気持ちもあり、躊躇してたら…値段下がる(笑)。
ブルーレイ買うついでに、つい購入(このパターン、最近ほんっと多い…)

さて、ルールですが…
まずふたを開けて、「なんでふたの裏、黒いの?」と触ってみたら、ふかふか…
あ…これって…
なんと「ザ・ボーダー」は、ふたがダイストレイになっている!!

ダイストレイがついてる豪華版(笑)!

NSVは、「オバケの活字どろぼう」や「」でもそうだったけど、「ゲーム買えば、すぐ遊べる」状態のゲームが多いです(←意味分かってください・笑)。
ペンや鉛筆がついてるゲームはそこそこあるけど、今回はダイストレイもつけてきたか…これは本気だな(笑)。
しかも、「ダイストレイとしてお使いください」というような記述は、どこにもないという(笑)。
まさに「ゲーム好きなら、どーやって使うか分かるよね?」的で、わたしはめっちゃ好きです(笑)。

各プレイヤーは、ボードとペンを受け取ります。
スタートプレイヤーは、さいころとフタ(笑)を受け取ります。

手番がきたら、さいころをまとめてふります。
さいころは3回までふり直しができます。
途中でやめてもかまいません。
また、わきによけたさいころをふり直してもかまいません。

手番のプレイヤーは、同色のますのグループを完成させる(そのグループのすべてのますにしるしがつく)ようにしるしをつけます。
完成できない場合は、しるしがつけられません。
どの場所のグループでも、完成させることができるなら、しるしをつけられます。

手番以外のプレイヤーは、手番プレイヤーが使わなかったさいころを使います。
その際、必ずすでにしるしがついたますの隣のますにしるしをつけます。
グループを完成させてもかまいません。
手番のプレイヤーが、すべてのさいころを使ったら、出た目を1つだけ選んでしるしをつけます。

これを繰り返し、建物を囲むことができたら宣言し、得点をもらいます。
1番最初に囲んだプレイヤーは、大きい得点を囲みます。
それ以外のプレイヤーは、その数字を消します。
2番目に囲んだプレイヤーは、小さい得点を囲みます。

誰かが6か所囲んだら、ゲーム終了です。
得点をすべて足し、1番多かった人の勝ちです。

ダイストレイ使ってます(笑)

天気のよい午前中に1号、2号、わたしの3人でプレイ。
ルールをざっと説明するけど、拍子抜けするぐらい簡単だし、1手番やってみたら完璧に理解できる。
なんて素晴らしい!
ルールが簡単っていうのをウリにしているだけあるわ、これ(笑)。

スタートプレイヤーは、わたし。
さいころふって…灰色2個と、赤が2個出たので、それにする。

まぁ…いい出だし、かな?

1号と2号は、緑1か所にXを書く。
しかも、2人はすでにXがかかれた隣じゃないと書けないので、選択肢なし(笑)。
…これは、分かりやすいっ!

2号は、オレンジを3つ出す。

同色3つ!

残ったのは、赤1つ、青1つ。
1号「赤はつけられないんだけどー」
わたしは…あ、ダイジョウブ(笑)。

1号は、緑2つ、オレンジ2つ。

灰色1つかぁ…

2号とわたしは灰色1つ…手番以外のさいころは、ほとんど選択肢がないので、つけられるところにつけるという感じ。

わたしの手番。
適当にふったら、緑が3つも出たので、それで手を打つ(笑)。
…この適当さが後で自分の首をしめるとも気がつかず…

やった、緑3つーとよろこぶ単純なわたし(笑)

深く考えていなかったわたしは、出た目をどんどん使っていけば、そのうちどっか囲めると思ったんだけど、めちゃくちゃ甘かった!!

次の手番では、いきなりプレゼントタイム(笑)。

いわんこっちゃない…

青2つしか使えない…残りの3つ…
2号「あ、プレゼントありがとー!」
1号「3つもプレゼントしてくれるんだー、ありがとー!」
…こいつら、めっちゃむかつく(笑)!

その後もプレゼントタイム開催(笑)。

いわんこっちゃない…またかよっ(笑)

わたし「信じられない…1つしか使えない…」
2号「プレゼントありがとー!」
1号「ほんっと、ありがとー!」
…こいつら、ホントに…

しかも1号、わたしが「え、そこにつけるの?こっちのほうがよくない?」と言ったら、「え、だって、そっちまだ誰もあんまりつけてないじゃん。だったら、あとでも間に合うかなと思って」
…そうか、そんなことまで考えてたのか…そりゃわたし、勝てないわけだ(今ごろ・笑)。

行き当たりばったりでXを書いてゆくわたしに対し、1号も2号も狙いを定めてXを書いてゆく…その差は歴然(笑)。
その上、自分のボードで手一杯のわたし、他の人のボードにも目を光らせる1号と2号…

一応、わたしの名誉(笑)のために書いとくと。

こんなこともできた(ただし1回だけ)

こういうこともあった(いばりっ)。

中盤になると、1号と2号がほぼかわりばんこに「あ、ここ囲んだ」「こっちできた」と得点してゆく。
…わたしは、どこもリーチすらかかってないというのに!!

2人が大きい得点をあらかたかっさらったあと、わたしはようやく1つ…つまり、2人はすでに3,4か所囲んだところで、わたしは1か所囲んだという…

2号が6か所目を完成させて終了。

14点…惨敗

勝ったのは2号、以下1号、ずっと下がってわたし。
ちっ。

おもしろいっ!
序盤は、どこかにつけられるしるしが、中盤以降どんどん選択肢が減っていくので、差がついていても最後まで分からない(と思わせる)のがよかったです。
こんなにシンプルなルールで、こんなに熱くなるとは思いませんでした。

もともと選択肢はそんなに多くないので、長考しようがありません。
手番のプレイヤーが選んでいる時は、他のプレイヤーも一緒に悩んで、残りのさいころが決定したら、しるしがつけられるところにつけるという感じで、退屈するヒマなし(笑)。
わたしは自分のボードで手一杯でしたが、1号2号は他の人のボードもしっかり観察して作戦を練っていたようです。

あと、さいころ運次第という感じがほとんどないってのもすごい!
さいころ使ってるのに、これは珍しいと思います。
目が出ないーっと騒ぐのは、ほんっと終盤の終盤のみ。
あとは、どこかつけられるし、つけられなかったらプレゼントタイム(笑)になるだけ(←根に持ってる・笑)で、すごく楽しかったです。

今回は、大差で負けたので、これ絶対リベンジしたいと思ってます(笑)。

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日もいい天気!
あんまり暖かくならなかったけれど、青空が広がって、それだけでハッピー♪

その2
売れ残りのイースターのチョコレートが半額(笑)!
ブラックチョコレートのたまご、買ってみたら…めっちゃおいしいっ!
定価じゃ高すぎて買わないけど(笑)、これは当たりっ!

その3
そういえば、パリのチョコレート博物館で買ったチョコレートも、すっごくおいしかったっけ。
大袋に、チップ状になったチョコレートがたんまり入ってて、シンプルそのものなんだけど、いくらでも食べられるというまさに危険な袋(笑)。
2号も「またパリに行って買ってきたい」というほどおいしかったです。

その4
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪♪♪