紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

エクスプローラー(Explorers)

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地図を片手に探検!

ついに発見した!
新しい世界、未知の土地、誰もまだ足を踏み入れていない場所。
しかし、それには理由があった。
空中を移動する岩山が何年にもわたって、この場所を隠し続けていたからだ。
しかも、この場所を発見したのはあなただけではない。
みな、この未知の世界を探検し、一攫千金を狙っているのだ。
探険地図を最大限利用し、どのルートを進むか計画して、大探険家になれるかどうかは、あなた次第だ!

No.381

エクスプローラー(Explorers)

Phil Walker-Harding

・Ravensburger

・8歳から

・1人から4人の探検家

・時間…20分

・日本語化…必要ありません

2021年のクリスマス前、あの手この手でボードゲームを買わせようとするお店に、カモにされたわたし(進んでカモになったという話も…)。
その戦利品のひとつが「エクスプローラー」でした。

ペンゲームということでしたが、箱がずしっと重い(笑)。
開けてみたら…タイルがいっぱい。
どっちかってーと、タイルペンゲーム?(そんなんないっつーの)

さて、ルールです。
枠にタイルをはめて、全員同じ地図を作ります。
各プレイヤーは、ペンと地図を受け取り、全員同じ村にスタート地点としてXをつけます。

手番がきたら、スタートプレイヤーマーカーを受け取り、探検タイルを1枚表にします。
探検タイルにかかれた地表2種類のうち1つを選び、自分の方に向けます。
選んだ地表に3つXをつけます。

手番ではないプレイヤーは、
→手番プレイヤーと同じ地表を選ぶ…Xを2つ書きます。
→手番プレイヤーと違う地表を選ぶ…Xを3つ書きます。

Xを書く際は、必ず…
・すでに書かれたXに、縦か横で接するように書きます(ななめは不可)。
・スタートの村以外の村には、Xを書くことはできません。
・Xは、すでに書かれたXに続いていれば、その手番のXをすべて続けて書く必要はありません。
に気をつけます。

タイルが1巡したら、途中得点計算になります。
タイルが4巡したら、ゲーム終了です。
すべての得点を計算して、1番多かった人の勝ちです。

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さぁ、出発!

くもり空の午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
まずは、おすすめの配置でやってみる。
いろいろ変えることができるゲームで、おすすめ配置があるのはありがたい。
どんなおもしろいゲームでも、出だしでつまづいたら、おもしろくないってことになりかねないし、まずはやさしいレベルでゲームに慣れるってすごく大事なステップだと思う。

スタートプレイヤーは、わたし。
探険タイルを表にすると、岩山と砂漠。
なんとなく馬(すぐにもう1つXを書くことができる)を目指して、岩山を選ぶ。

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進んでいくって感じ

となると、1号と2号は、岩山2ますか砂漠3ます。
2人は、当然砂漠を選ぶ。

1号の地図。

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着々と進む

遊んでみて気がついたけど、1回3ますというのがすっごく効いてる!!
2ますでもない、4ますでもない(笑)。
なんというか、すごく感覚になじむ。

途中、鍵(お寺に入れるようになる)やエメラルド(多ければ多いほど、得点が増える)、地図(使うと、探検タイルに関係なく地表を選んで、しかも4ますもXが書ける!)、食べ物(集めると得点になる)などを見つけて先に進む。

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鍵とエメラルドを見つけた!

わたしは、鍵を見つける。
「これ、ホントに探険してるって気分になるね」とわたしが言うと、2号が「確かに。どこに何があるか分かってるんだけど、探検してるって感じ」
老眼でも、ちゃんと見える大きさと色で、全くストレスを感じない(そこ?・笑)。

鍵を見つけたんだから、お寺に行きたいと思うけれど…なかなかちょうどいい地表が出ない。
リーチはかけたんだけど、鍵持ってるのに入れないー(笑)。

…と思っていたら。
2号「Aのお寺入る」
1号「え、こっちもAのお寺入る…こういう場合は?」
わたし「…2人とも12点もらえる。2人ともAのお寺の12点にマルして。わたしは12点と8点を消す…つまり、わたしがAのお寺に入っても、6点しかもらえない…」
1号、2号「やった、12点♪」
進み方は違うのに、同時にお寺に入ったらしい。
これは、おもしろい!

探険タイルが一巡したら、1ラウンド終了で、得点計算。
食べ物とエメラルドをチェックして、得点を書き込む。

2号の地図。

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いきなり食べ物コンプリート

食べ物コンプリートしているところが、2号らしい(笑)。

1号の地図。

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おなか減ってない?

食べ物1つもなし?
1号「だって、落ちてなかったもん」
…落ちてない…うん、そんな感じだよね(笑)。

わたしの地図。

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確かに「見つけた!」って気分になる(笑)

食べ物1つ拾った(笑)。
エメラルド3つ!

そして、2ラウンド目。
1ラウンド通してみると流れが分かってきて、「ムムム!」の時のように、なるべくあちこちにリーチをかけたほうがいいと気がつく。
3人で遊んでいるので、3回に1回は自分の希望の地形が選べるのだから、その時に…

…って思ったんだけど、そう簡単でもなかった(笑)。
3人とも、ほぼ毎回「手番のプレイヤーが選ばなかった地形」を選んでXを3つつける(笑)。
本能的に手番プレイヤーと同じ地形選んでX2つだけだったら、負けると思ってる(笑)。

だもんだから、リーチを狙いつつも、どっちかというとやっぱり「つけられるところを探して、見つけた拾えるものを拾う」方向(笑)。
でも、だんだん道ができてゆくのを見るのは楽しい!!

そして、わたしもようやくお寺に入る!
わたし「お寺に入った!」
2号「え、どこの?」
わたし「Cのお寺!」
2号「え、こっちもなんだけど…」
またもや同着(笑)。
2号とわたしは12点ずつもらう…このあと1号が入っても6点…うひひ(笑)。

2ラウンド目終了。
1号の地図。

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巨大うさぎ登場(笑)

…なぜかうさぎが見張ってる(笑)。
さすがににんじんを拾ったらしい(笑)。
あ、だからうさぎ(笑)?

2号の地図。

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絶対生き残るタイプの探検家

相変らず熱心に食べ物集め。
エメラルドもいい感じで集めてる…集めるの、得意だよね。

わたしの地図。

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お寺参り(笑)

2ラウンド目で一気にお寺を2つ訪問(笑)。
おすすめの配置だと、鍵を拾ってからお寺に行けるようになってるのが分かる。

3ラウンド目になると、かなり慣れてきて、全員地図を使えるようになる。
3ますから4ますになるだけで、ものすごく進んだ気分になる!
確かに地図だわ、これ…(笑)

そして4ラウンド目では、「村得点」を狙うようになる。
村得点は、村のあるますの上下左右にXがあればあるほど得点になる。
ただし、スタートの村以外の村にはXがつけられないのがポイント。
つまり、回り道をしなければならないわけで。
3人とも村を囲むのに集中する(笑)。

そして、終了。
結果は…

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あちこち探検しました!

勝ったのは、なんとわたしっ!
以下2号、1号。

これはおもしろいってんで、もう1回やることに。
時間が長くないゲームは、「もう1回!」ができるのがいいんだよなぁ。

2回目は、1回目で使わなかったタイルを使って地図を作ることにする。
お寺と鍵が集まらないようにしてみる。
得点タイルは、1回目と同じ…すぐにバリアンテにいっちゃうのは、もったいないし(笑)。

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なかなか難しい地形!

スタートプレイヤーは、わたし。
中央に一番近い村がスタートの村になるから…「じゃあ、5の村」ということで、それぞれ5の村にXをつける。

最初のうちは、とにかく3つXをつけたい…となると、作戦もへったくれ(笑)もない(笑)。
探険なんだから進んでナンボ(笑)。

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進め探検隊って気分(笑)

進める方向に進んでるだけ(笑)。
まぁ、カッコつけて「鍵狙ってんだよね」と言うこともできるけど、ただの偶然。

1号は…

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ベースキャンプを作ったって感じ

もう鍵見つけてる!!

2号は…

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次は宝石商っすか?

…すごい勢いでエメラルド集めてるんですけど?
前回は食べ物だったけど、鞍替えっすか(笑)?

2回目となると、かなり流れが分かって来るから、全員狙いを定められるようになる。
そして「くっそー、この岩山が登り切れない…」とか「川を下りたいけど、水が出ないー!」とか「ちくしょー、あと1ます足りない!」が多発(笑)。

2ラウンド目中盤のわたし…

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岩山に登れない…

言うまでもなく、3ますXをつけていかないと、とてもじゃないけど回り切れない。
ただ、それを繰り返していると、行きたいところにもなかなか行けない(笑)。

終盤は、「岩、岩が欲しい!」「仕方がない、地図使うっ!」と大騒ぎになる(笑)。
まさに探検してるって感じで、すっごく楽しい!

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左から、1号、2号、わたし

そんなこんなで、終了。
今回も、わたしの勝ちっ!
以下、2号、1号。

こーれーはー、めっちゃ楽しいっ!!
ホントに探険してるみたいで、ものすごくゲームに入り込めます。
ルールは少ないし、しかも直感的に理解できるものばかりなので、すごく自然。
鍵見つけたら、お寺に入れるとか、エメラルド集めれば得点になるとか、理にかなっているので、ゲームに集中できます。

初めて遊ぶ時は、絶対に初期のおすすめ配置にすべきです。
2回目に自由に組み立てたら、かなり難しくなりました。
初期のおすすめ配置ならムリなく探険できて、しかもルールになじんでいけます。
導入としては、ホントよく考えられているなと思いました。

そして、4ラウンド目になると、めぼしい所は行っちゃった状態になりがちだけれど、ここで村を囲む得点が生きてくる(笑)!
村を囲む得点は、エメラルドや食べ物と違って、ラウンドごとの得点にはならず、ゲーム終了時のみの得点なので、序盤は全員放置(笑)なんだけど、4ラウンド目になるとそれを狙い始める(笑)。
こういう最後までダレない得点配分、うまいなぁと思いました。

全員てんでんばらばらにやっているのに、そんなに点差がつかないのも好印象。
差がつきすぎると、再プレイする気がなくなりますが、それも見事クリアですごくバランスのいいゲームだと思います。

しかも、バリアンテもたっぷりつけて、なんて太っ腹(笑)。
「何度も遊べよ?1回じゃ許さん」(笑)というRavensburgerの気合いを感じます。
説明書もとても分かりやすいし、さすがRavensburgerさんって感じです。

1号は、「これ、すっごくおもしろい。ホントに探険してるみたいで、よかった!」
2号は、「みんな3つしかXつけられないのに、いつの間にか全然違うところに行ってるのがおもしろかった。ホントに探険してるって感じ」
だそうです。

これは、近いうちにバリアントにチャレンジしなければ(笑)!

おまけ。
箱の内側。

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こういうのが、ゲームをもっと楽しくしてくれる!

中にもタイルが印刷されてて、かわいいっ!

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日は昨日がウソのようにいい天気!
寒かったけど、元気に過ごせました。

その2
「パパが食べ始めたヌテラ、食べた。すごくおいしかった。でも、ビンを開けたらかなり減ってて悲しい…」と2号。
分かった、次、大びん買ってきてあげるって(笑)。

その3
本日のスキージャンプ混合団体戦
…飛び終わってから失格ってどーゆーこと??
びっくりしました。
2号に「スーツのサイズが違反だからって、飛んでから失格になったんだって」と言ったら、「え??なんで?そういうことは、飛ぶ前にいうべきじゃない??」
おーみーごーと!まさに、その通り!
スキー連盟に聞かせてやりたい発言、ありがとう(笑)!

その4
夫の同僚(ワクチン未接種)がクリスマスにコロナ感染。
ワクチン接種、どんなに勧めても「ダイジョウブ、ぼくはかからないから」と言ってた人。
自宅療養してたらしいけど、症状が悪化して結局救急車で病院へ。
すぐにICUに入ったとか。
今は一般病棟に移ったけれど、退院のめどはつかず…「ざまあみろって思うかなと思ったけど、そういう気持ちは全然ない。病気やケガで苦しむのは、どういう状況であれ、悲しいことだよ」と夫。
…ここで夫に惚れ直すわたしは邪道でしょうか(笑)?

その5
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪