紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ナイアガラ(Niagara)

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川の流れに逆らえるか?

ナイアガラ川の押し寄せる流れへ、向こう見ずな冒険家たちがダイアモンドを狙ってやってくる。
やつらは、宝石を得るために、カヌーをあやつってごうごうと流れ落ちる滝のぎりぎりを目指す。
しかし、天候の変化によって川の流れは常に変化し、急流に飲み込まれそうになる。
しかも、宝石はカヌーにのせただけでは決して安全ではない。
乗り手たちの一部は、居直り強盗となって背後から襲ってくるのだから!

No.382

・ナイアガラ(Niagara

・Thomas Lieschlng作

・Zoch

・8歳から

・3人から5人の宝石ハンター

・時間…30分から45分

・日本語化…必要ありません

・Spiel des Jahres受賞(2005年)

「ナイアガラ」は、2004年発売で、2005年のSpiel des Jahresを受賞しています。
久しぶりに箱をあけたら、なんと説明用DVDが入ってました!
そういえば、わかりやすーっと思いながら見た記憶が…(笑)
今は、ネットで出てきますが、当時は新しい試みだったと思います。

さて、ルールです。
箱の中身を出して、さかさまにして台を作ります。
その上に川のボードを置き、川プレートを置きます。
同じ色の宝石を集めて、その色の穴におきます。
天気のマーカーは、0に置きます。

各プレイヤーは、同じ色のパドルカードとカヌーを受け取り、カヌーは船着場に置きます。
スタートプレイヤーは、浮き輪を受け取ります。

まず、プレイヤーは全員パドルカードを1枚選び、ボードの指定の場所に置きます。
全員出したら、一斉に表にし、スタートプレイヤーから処理していきます。

1.数字のパドルカード
→カヌーを動かす
出した数字の分、カヌーを動かします。
カヌーが両方とも船着場にあるときは1つだけ動かし、両方とも川にある場合は両方とも動かさなければなりません。
1つは川、もう1つは船着場にある場合は、川のカヌーは必ず動かし、船着場にあるカヌーは動かしても動かさなくてもかまいません。
動かしている途中で、進行方向を変えることはできません。

出した数字は、必ずすべて使い切ります。
宝石を集めて船着場に戻るときは、数字を使い切る必要はありません。
川プレート1つにつき、1点です。

→宝石の積み降ろし
宝石採掘所に接したプレートにカヌーがあれば、カヌーに宝石を積むことができます(2点)。
あるいは、積んだ宝石を採掘所に降ろすこともできます(2点)。
いずれにせよ、宝石を積んだり降ろしたりするのは、カヌーを動かす前か、動かした後におこないます。

→宝石を盗む
宝石を盗むカヌーは、必ず宝石を持っているカヌーより下流からスタートします。
宝石を持っているカヌーのプレートにぴったりでカヌーを動かしたら、宝石を盗むことができます(点は必要ありません)。

2.雲のパドルカード
→気候にある雲を左右どちらかに1つ動かします。

スタートプレイヤーから順に処理が終わったら、このラウンドで使われたパドルカードで一番小さい数と気候の数字(雲があるます)を足して、その数の分、水のプレートを上流から押し入れます。

カヌーが滝つぼに落ちたら、カヌーは使えません。
宝石1つ(何色でもよい)で買い戻すことができます。
もし、カヌーが両方とも滝つぼに落ちてしまい、しかも宝石が1つもなかったら、1つタダで戻せます。

浮き輪を左隣のプレイヤーに渡し、新しいラウンドを行います。
これを繰り返して、
・すべての宝石を1つずつ計5つ集める
・同色4つの宝石を集める
・色に関係なく宝石を7つ集める
のいずれかの条件を達成したプレイヤーがいたら、そのラウンドを最後まで行ってゲーム終了です。
条件を達成したプレイヤーの勝ちです。

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コンポーネントの質が高い!

家族で遊ぶ日(226)。
夫(青)、1号(茶色)、2号(黄色)、わたし(赤)の4人でプレイ。
「ナイアガラ」は、昔何度も遊びましたが、宝石を取った取られたで泣き出す子が続出してしまい、いつの間にか封印(笑)。
先日、トトロさんと久しぶりに遊んだらルールを間違えていたので、家族4人で再プレイとなりました。

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色とりどりの宝石が誘う川?

スタートプレイヤーはわたし。
全員パドルカードを選ぶ…まぁ、最初だし一気に6出してもダイジョウブかな…んじゃ、6出して一気に透明の宝石もらっちゃえー!
…って、ブブー(笑)。
船着場にカヌーが2つある時点で、6を選ぶのは愚策(笑)。
だって、カヌー1つしか動かせないのに…

当然、他は4とか3とか無難な出足だった(笑)。
全員カヌーを動かし、さて川流れ(笑)。
…よかった、2号が3を出してくれて。
いきなり飛び出したわたしのカヌー、滝つぼに落ちずになんとかとどまる(笑)。

そこでようやく「やばいじゃん、この後一気に戻りたくても、カードは5以下しかないじゃん!!」と気がつくわたしは、ホントに遊んだことあんのか(笑)?
以後、パドルカードは、全部使い切らないと戻ってこないというルールに苦しめられることになる…

大きい数を出したい、一気に戻りたい、だけど他も同じように考えて大きい数を出されると、今の気候は0だけど、一気に滝つぼ行きになるかも…どうしようー!
2つ目のカヌーも動かして宝石を積んだものの、いくらさかのぼっても船着場まで戻れないーっ!!

戻れないとどーなるか。
そう、全員処理が終わった後、また下流に流されてしまう!!
それをせめて遅くするために、雲カードで-1に動かしたい…でも、その間は自分のカヌー動かせないっ!!

…あー、バカだった、いきなり6で飛び出したわたし(今ごろ)。
戻りたくても戻れない(青春時代?)…と思いながら4を出すわたし(これでも、5は切り札に取っておいた)。

わたし以外は無難に出発し、しかも川の流れで3も進めたので、宝石を積んでからカヌーを動かすの手順で、華麗に戻って来る…

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大渋滞(笑)!

そして大渋滞(笑)。
見て分かるように、わたし以外はちゃんと宝石2つ集めてる(爆)。

…わたし、宝石持ち帰るのに一体何手番使ったんだろう…思い出したくないほど、船着場が遠かった…

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イモ洗ってんじゃないんだから…

ようやく1つ戻ったけど…まだもう1つは川の中…素早い2号は、すでに宝石を2つ集めて、また川下ってるっつーのに…
わたしだけでなく、途中で気候を変える余裕は誰にもなくて、最後に3人出す(笑)。
-1にしたかった人もいただろうに、最後に+1にした夫…オニだ(笑)!

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まさに「2歩進んで3歩下がる」(笑)

一気に下流に流される…わたしは戻りたいだけなのにー(笑)。
パドルカードが戻ってきたときは、本気でホッとした(笑)。

そのあとは、みんなそれぞれ宝石を集める…ところが、1号が「まま、2号紫でリーチかけてる…」
え?
…あ、ホントだ、ヤツはすでに紫を3つ集め、4つ目をカヌーにのせた!
わたし「2号がこれ持って帰ったら、2号の勝ち?え、ずっるーい」
2号「なんで?ズルはしてないよ?」
1号「確かに、してない」
わたし「してなくても、同じ色4色ってずるい(笑)」
3人がぺちゃくちゃしゃべっている間、「ぼくは、あと青いのが欲しい」と乱入する夫(笑)。
日本語分からなかったら、乱入しなくていいからね(笑)。

…仕方がない、盗むしか…ないよね。
偶然わたしのカヌー(しかもカラ)が、2号のカヌーより川下にあったし、パドルカードも残っていたので、ぴったりにして盗む。
「だって、盗まないとゲーム終わっちゃうから!!」と言うと、2号「そんなに必死に言い訳しなくていいから。ダイジョウブ、泣いたりしないから」…そう、昔はこれでギャン泣きする子が多発したのよね…

なんとか2号の勝ちを阻止したものの、わたしが集めた宝石5こ、色てんでんばらばら
紫いらなかったのに盗んじゃったしなぁ…

と、思っていたら、1号「あれ?5こ集まったかも…あ、全部色も違う!!」
まーじーでーすーかー(笑)。
…そんなこんなでゲーム終了(笑)。
勝ったのは1号。

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1号、お見事!

数はいいセンいってたんだけどなぁ…(そういう問題ではない)

あー、でもやっぱりおもしろいっ!!
このころのZochは、荒いけどものすごい勢いがあったなぁと思い出しました。
「これをボードゲームにするのはちょっと難しいよね」なーんて思いそうなことを、さらっとやってのける…今もZochにそういうイメージがあるのは、きっとこのゲームのせい(笑)。

何度遊んでも、全く違う展開になるし、読んだ通りになんか川は流れないし、でホント楽しいです。
これは、絶対人数が多い方がおもしろいと思います。
3人、4人だと、同色4つ集めるのはそんなに難しくないので、楽しむ前に終わってしまうこともあります。
今回は1号が気がついて、わたしが阻止しましたが(その結果として1号が勝ってるんだけど・笑)、そこでプレイヤー間のコミュニケートを取らせるつもりだったのかな。
人数が少ないときは、同色4つのルールはナシにしたほうが、盛り上がるかもしれません。

当然のようにちゃーんと拡張もありますので(笑)、次回は拡張入れて遊びたいです。

 

ナイアガラ 拡張・川の精はこちら

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日はいい天気でした!
すっきり晴れた青空で、当然寒い(笑)。
でも寒くても、青空なら問題なし。
いい気分で過ごせました。

その2
電車で出かける。
帰り道、わたしはコンパートメントひとり占め(笑)。
隣のコンパートメントは、おばさまがひとり占め。
ある駅に到着すると、隣のおばさま立ち上がる…視界の片隅で、「あ、降りるんだな」と思った次の瞬間、わたしの目の前に何かが落ちてきて、太ももに衝撃。
…おばさま、通路に倒れてた!!
え、あ、どーなってんの、「ダイジョウブですか」と言いかけて、あ、違う、日本語じゃなくてドイツ語だけど、こーゆーときってなんて言うのーと動揺してると、倒れたおばさますくっと立ち上がって、「ダイジョウブ、よくあることだから」と言って、すたすたと電車を降りる…
「よくあること」なの?
そうか、「よくあること」なんだ。
…って、よくあったらまずいじゃん(笑)!

その3
おばさま、わたしが隣のコンパートメントにいてよかったねぇ。
わたしの太もも、クッションになってたよ(笑)。
ムチムチにしといてよかった(そうじゃない)。

その4
よくあることなのかどうなのか分からないけど、でも、頭を打たなくてよかった。
ホントに。

その5
夫に、「こういうときって日本語なら『ダイジョウブですか?』だけど、ドイツ語ならなんていうの?」と聞いたら、「何も言わない」(笑)。
そーじゃなくってー(笑)。

その6
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪