紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ヴァルドラ(Valdora)

ようやく遊びましたっ!

むかし、遠く遠く離れたところに、数えきれないほどの財宝が隠された谷がありました。
そのうち、金や銀、そして宝石を狙う探険家たちが世界中からやってきました。
注意深く契約書や装備を整える者もあれば、契約書にある宝石を早速契約者に届ける者もいます。
最後に富と名誉を得たいのなら、ライバルを出し抜かなければなりません!

No.480

・ヴァルドラ(Valdora)

Michael Schacht

・Abacus Spiele

・10歳から

・3人から5人

・時間…60分

・日本語化…必要ありません

ヴァルドラは、2009年発売です。
かなり評判になり、遊んでみたいっと思ったのですが…いつものように「高い」(笑)。
値段下がらないかなぁ、なんて思っている間に、後続の「アフリカーナ」発売(笑)。
そちらは、あっという間に「ヴァルドラ」より安くなったので、購入して遊んだら、おもしろいのなんのって!
何より、当時小さかった1号も2号もあっさりルールを理解して、とても盛り上がりました。

…となると、ますます気になるのが「ヴァルドラ」(笑)。
なのに、結局高止まりしたまま、売り切れ…えーっと叫んだって、後の祭り…

ところが、ボードゲームの神さまは見捨てなかった(誰それ?)!
2021年のSpielで拡張も含めて投げ売りになっているのに、遭遇っ!
箱デカいっつーのに、うへへーっと抱えて帰りましたとさ。

さて、ルールですが。
ボードを広げます。
各プレイヤーは、初期装備カード、冒険者カード、早見表を受け取ります。
こまをボード中央の港の街に置きます。
コインを、スタートプレイヤーは1枚、次のプレイヤーは2枚…と受け取ります。

宝石は、布袋に入れてよく混ぜ、指定の場所に6つずつ置きます。
カード台は、指定の場所に置き、各カードセットはよく切って、決められたカード台に置きます。

職人ボードは、ボードわきに置き、職人タイルを色別にして指定の場所に置きます。

手番がきたら…
1.移動します
自分のこまを移動させます。
何ます移動してもかまいませんが、街を通り過ぎて移動することはできません。
ただし、食料を持っていれば、カードを裏返しにして通り過ぎることはできます。
とまったますにすでに他のプレイヤーのこまがあれば、そのプレイヤーに1お金を支払います。
ただし、各プレイヤーが所有できるお金は6お金までです。
7お金以上になる場合は、銀行に支払います。
また、銀山のますにはこまはいくつでもとまることができます。

2.アクション
以下のアクションから1つ選んで実行します。
A.装備や契約書を買う
B.宝石を集める
C.契約書を完成させる
D.お金を得る
E.食料を補給する

A.装備や契約書を買う
本のある街にとまったら、装備や契約書を買うことができます。
1ページめくるのは、無料ですが、それ以降は1ページにつき1お金を支払います。
購入する場合は、装備は金を1つ(黄色の宝石)、契約書は1お金(銀貨)を払います。
契約書は、3つまで所有することができます。

B.宝石を集める
宝石のあるますにとまったら、宝石を集めることができます。
装備カード1枚につき、指定の宝石を1つ置きます。
装備カードの数だけ宝石を集めることができます。
港のある街では、港にある船の数だけ宝石を集めることができます。

C.契約書を完成させる
契約書に書かれた宝石を持って、契約書に書かれた貴族の館に行くと、契約書を完成させることができます。
館に行ったら、指定の宝石を港のある街に戻し、契約書は各プレイヤーの探検家カードの下に置きます。
そして、その契約書にかかれたワッペンの職人タイルを1枚受け取ります。
工房タイルにかかれた数の職人を集めたら、工房タイルを受け取ります。
工房タイルを受け取った後、その工房のワッペンがかかれた契約書を完成させたら、ボーナスタイルをもらいます。

D.お金を得る
銀山のますにとまると、お金を6お金まで補充することができます。
7お金以上所有することはできません。

E.食料を補給する
街のますにとまり、探検者カードの食べ物がある面を表にします。

これを繰り返し、職人ボードの職人タイルが1色だけになったら、ラストプレイヤーまで手番を行い、ゲーム終了です。

完成した契約書の得点、職人タイル(1色につき10点)、工房タイルの得点、ボーナスタイルの得点、装備カードに置かれた宝石(1つにつき1点)をすべて足し、1番多かったプレイヤーの勝ちです。

準備は、ちょっと大変

家族で遊ぶ日(304)。
夫(青)、2号(黄色)、わたし(赤)の3人でプレイ。
Schachtさんは、3人プレイが1番いいと聞いたけど、ヴァルドラはどうなんでしょ(笑)。

まず、ルールを説明するけれど…意外に多い。
多いっていうか…細かいルール(職人関連)が多くて、忍耐力のない夫と2号は「もう、よく分かんなくなってきたから(笑)、始めてみようよ」…そうなると思ってました(笑)。

2号は「アフリカーナ」経験者だし、なんとかなるだろうと、夫がラストプレイヤーになるように、2号をスタートプレイヤーにする。
2号「どこ行ってもいいの?」
わたし「いいよ。でも、街を越えたらダメ」
2号「ふーん」
しばらく考えて、2号は銀山に行く(笑)。
2号「お金がないと何もできない」
…確かに(笑)。
そういうわたしも、銀山へ行く(笑)。
わたし「先立つもの、必要だよね」
それを見ていた夫、やはり銀山(笑)。
わたし「銀山は、何人でも入れるしね」

お金が集まったので、2号は宝石拾い(笑)。
宝石というか、金を拾う。
お金で契約書は買えるけど、装備は金…てか、黄金って書いたほうが分かりやすいか、黄金じゃないと買えない。
このあたりは、慣れれば問題ないけど、最初のうちはちょっと戸惑う。
案の定、夫は黄金がないのに装備の街に行こうとして「行ってもいいけど、何も買えないよ?」と言われて、「え?」…ですよね(笑)。

最初のうちは、リュックサック1個なので、黄金を拾っては装備を購入するという感じ。
…でもさぁ、見えてる契約書の宝石の色の装備が出てこないんだけど(笑)。
結局「めんどくさいから1番上」とか「好きな色だから青」なんて買い方をして、後で頭を抱えることになる(笑)。

装備1つにつき宝石1個って少ないよね

徐々に装備が整ってきて、夫と2号は運よく宝石3個の契約書を購入。
…わたしも欲しいっと、お金をたんまり持って街にいくものの、何枚めくっても宝石3個が出てこないー(笑)。
わたし「ずるいっ、なんで夫と2号には出てきて、わたしには出てこないのよっ」
夫「知らなーい、行ったら偶然出てきたんだもん」
2号「そうだよ、偶然出てきたんだもん」
…どうも、わたしの欲がジャマしてるらしい(笑)。

夫も「集めた宝石を配達する」を理解し、配達しだす。
そして、契約書のお金を配達するのがトクということに気が付く。
夫、お金の契約書集めまくり…

…わたし、お金の契約書が有利って師匠のレビューで読んでたのに、思い出さなかった…痛恨(笑)。

お弁当もらうヒマなかった…

気がついたら、職人1色で終了。
得点計算すると…なんと夫の勝ち!
夫「おもしろかった。でも、ちょっと長い」
2号「長すぎ。もう少し短い方がいいと思う」

 

2人も言ってますが、おもしろいけれど、内容的にはプレイ時間長すぎ(笑)。
もう少し短いほうが、おもしろいっと思いながら終わりになるのではないかと。
初プレイでしたが、終盤は3人ともダレまくりましたから(笑)。

あと、後続の「アフリカーナ」を知ってると、「そうか、こっちが先だよね」と納得。
わたしは、「アフリカーナ」の方がおもしろかったと思います。

ただ、「ヴァルドラ」のこまのすすめ方、本のページのめくり方、宝石の集め方は、かなり自由で気持ちがいい!
本当に旅しているような気分になります。
悩ましさも軽くて、気軽に遊べると思います。

だから、その分プレイ時間の長さがもったいないです。
もう少し短かったら、気軽に再プレイしたいと思えるのに、長いし最後の方がダレるので、終わったことでホッとしてしまい、次がない(笑)。
ウチは、拡張も一緒に買ったので、なんとかしてまたプレイするつもりですが、もったいないなぁと思いました。

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日は、くもり。
そして、寒い…冬ですね(開き直り)。

その2
お菓子の包み紙を、ゴミ箱に入れようとした小さな女の子。
ところが、風が吹いて包み紙が飛ばされる…と、若いお兄さんがさっと足で踏んでおさえてくれる(笑)。
女の子は、お兄さんのところに行って手渡してもらう。
そして、再びゴミ場後に入れようとすると…また風(笑)。
お兄さん、守備を固めてゴミが飛んでくるのを待つ!
でも、風がやんだので、女の子自分で拾う(笑)。
お兄さん、がっかり(笑)。
なんだか和みました~。

その3
どーしてもお餅が食べたくなって、とっておきのお餅を食べました。
…お餅って、なんでこんなにおいしいんだろう!
お雑煮もいいけど、やっぱり磯辺焼きが一番!

その4
道を歩いていたら、前にいたおねーさんが4人とも形は違うけど「黒く」て、「綿が入った」「長めのコート」を着ていて、おもしろかったです。
制服って感じでした。

その5
制服といえば、制服がない1号と2号は、ボタンが苦手なことが判明(笑)。
小さい頃は、ボタンは大変だからと避けていたけれど、大きくなってもボタンがない服しか着ていないので、ワイシャツなんかを着るとなると、大騒ぎ(笑)。
めちゃくちゃ不器用そうにボタンをとめているので、思わず笑ってしまって「なんで笑うの?!」と言われるまでがワンセット(笑)。

その6
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪