紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

アフリカ―ナ(Africana)

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アフリカ探検に出発!

19世紀終わりのアフリカ。
ヨーロッパの大国は、あまり知られていない大陸の秘密を探し出そうとやっきになっています。
プレイヤーは、アフリカ協会の依頼を受けて、数多くの探検に参加します。
渡航ルートをうまく利用し、より多くの探検が成功すれば、費用のかかる貴重な宝蔵品を探す旅を続けることができるでしょう。

No.163

・アフリカーナ(Africana)

Michael Schacht

・Abacus Spiele

・8歳から

・2人から4人

・時間…60分

・日本語化…必要ありませんが、地名が日本語だと遊びやすいと思います。

Michael Schachtさんの「ヴァルドラ」が評判になり欲しいと思ったものの、予算(笑)とタイミングが合わず、なかなか手が出せない…ところに出たのが「アフリカーナ」。
こちらはなぜか予算とタイミングが合い、ささっと購入(笑)。

このゲームは、「アサラ」と同じく対象年齢になっていない子ども(今度は2号・笑)と遊んだのに、とにかくおもしろくて、一時期毎週末遊んでいました。
…なのに、ルール覚えてないのはなぜだろう(笑)。

ボードを広げます。
地図は赤道で北(茶色)と南(白)にわかれています。

ボードに本台をおき、冒険カードはカードのわくの色(茶色と白)にわけてよくきり、白いわくのカードは北の本台に、茶色いわくのカードは南の本台におきます。
探検カードを、裏面のA,B,Cにわけてよく切り、Cから人数に合わせてカードを抜きます。
ボードの探検カード置き場に、まずCの山、その上にB、Aと裏返しに積み重ねます。
上から5枚を指定された場所に表にしておきます。
助手カードは、表にしてボードのわきにおきます。
移動カードはよくきって裏返しにして積み重ね、山札としてボードのわきにおきます。
金貨、銀貨は、ボードわきに銀行としておいておきます。
1金は5銀です。

各プレイヤーは、指定された国のセット(協会カード、探検家こま、協会こま4つ、資金)を受け取り、指定された都市に探検家こまをおきます。
それから、ジョーカー助手カード1枚、移動カードの山から1枚カードを受け取ります。

手番がきたら、以下の3つのアクションから1つだけ選んで実行します。
A.移動カードをひく
B.冒険カードを買う
C.探検家こまを動かす
手番終了時には、枚数の上限(5枚まで)を越えていないか確認します。
また、探検が成功したかどうかも確認します。

A.移動カードをひく
山札から、移動カードを2枚ひきます。

B.冒険カードを買う
探検家が北にいれば北の本、南にいれば南の本から冒険カードを買うことができます。
1ページめくるのは無料ですが、それ以上めくる場合は1ページにつき1銀を払います。
お金が足りているのなら、何ページめくってもかまいません。
カードを買うときは、1枚につき5銀です。
買ったカードは、自分の前に表にしておきます。
1手番に、何枚買ってもかまいません。

冒険カードは2種類あり、
→芸術品(宝)
カードの上にかかれた街に探検家が到着すると、カードにかかれたお金がもらえます。
また、ゲーム終了時に勝利点がもらえます。
→助手
カードの上にかかれた街に探検家が到着すると、ボードわきの助手カードがもらえます。
以後、助手カードを移動カードとして使うことができます。
助手カードは、ゲーム終了時にマイナス得点となりますが、とても有用なカードです。

C.探検家を動かす
探検家を動かすには、行きたい都市にかかれたシンボルがついた移動カードを出します。
シンボルが2つある場合は、どちらか1つを選びます。
カードがある限り、いくつでもすすむことができます。
ジョーカーは、どのシンボルでも使うことができます。
2ます以上すすむ場合は、1枚ずつカードを出してならべ、こまを動かします。
目的地に着いたら、ならべたカードから助手カードとジョーカーを手札に戻し、残りの移動カードは捨て札にします。
1ますに探検家は何人でもおけます。
また、5銀を支払えば、移動カードや助手カードの色を必要な色に変えることができます。
1手番に何回色を変えてもかまいませんが、1枚につき5銀支払います。

探検に参加する
探検に参加するには、探検カードの上にかかれた都市に探検家こまを移動させ、その都市に到着したら探検カードの上に協会こまをおきます。
同じ都市の探検カードが2枚以上ある場合は、すべてに参加することができます。
すでに他のプレイヤーの協会こまがおかれている場合は、その上に自分の協会こまをおきます。
1枚の探検カードに自分の協会こまは1つしかおけません。
協会こまをおいたら、カードがおかれた場所の上にかいてある資金(ボーナス)がもらえます。
協会こまをおいたプレイヤーは全員資金(ボーナス)をもらえます。

探検が成功する
探検家を移動させ、自分が参加している探検カードの下にかいてある都市に到着したら、探検成功です。
探検を成功させたプレイヤーは、探検カードにかかれたお金をもらい、カードを自分の協会カードの下に重ねておきます。
その探検カードにおかれていた協会マーカーは、すべて持ち主に戻されます。

冒険が成功する
冒険カードを買ったプレイヤーが、冒険カードにかかれた都市に到着したら、冒険成功です。
芸術品の場合は、カードにかかれたお金をもらいます。
成功した冒険カードは、自分の協会カードの下に重ねておきます。
助手の場合は、同じ色の助手カードを手札に加え、冒険カードは自分の協会カードの下に重ねておきます。

手番終了時には…
・手札が5枚以下かどうか確認する…6枚以上の場合、手札を捨て札にして5枚以下にする。
・自分の前に、まだ完了していない冒険カードが4枚以上ある場合、3枚以下になるまで捨て札にし、そのカードは箱に戻す。
・探検カードが4枚以下になっていたら、山札から補充する。

ゲームの終了…
探検カードが補充できなくなったら、全員の手番が同じ数になるようにして終了する。

得点計算
協会カードの下にあるカードにかかれた勝利点

芸術品
同じ芸術品が2つにつき…6点
同じ芸術品が3つにつき…12点
違う種類の芸術品が2つにつき…2点
違う種類の芸術品が4つにつき…10点
各芸術品は1度だけカウントします。
すでに組み合わせた芸術品を、違う芸術品と組み合わせてボーナス得点を得ることはできません。

助手
助手カード2枚…マイナス5点
助手カード3枚以上…マイナス10点

10銀(=2金)につき1点
手札として残った移動カード(ジョーカーと助手カードは除く)2枚につき1点
成功しなかった冒険カードの芸術品1つにつき1点

すべてを足して合計を出します。
得点が1番多かった人の勝ちです。

 

天気の悪い…って、ここんとこずっと天気悪いんですけどっ(八つ当たり)。
1号、2号、わたしの3人でプレイ。

前回は、指定通りに1番イタリアの白を2号、2番フランスの青を1号、3番ドイツの黄色をわたしでやったのですが、2号とわたしがしょっちゅうこまを取り違える…
というのも、普段(特にチケットトゥライド)は、黄色=2号、赤=わたしで、赤がなかったら白を使っているわたしは大混乱(笑)。
2号は2号でゲーム中何度も「あ、黄色じゃなかった」…慣れとは恐ろしい(笑)。

なので、今回は2号とわたしを入れ替えて、わたしがスタートプレイヤーでイタリア、2号は3番手のドイツにしました。
ちなみに、1号はチケットトゥライドでは黒担当ですが、他のゲームでは緑か青担当なので問題なく。

わたしはNapoli出発…イタリア隊だから当然か(笑)。
先手有利だからしょうがないとはいえ、探検カードが白(南半球)出発ばかり。
まぁとりあえずTripoliかな…
上の本も下の本も1ページ目は助手…いずれ助手は欲しいけど、お金を増やさないことにはにっちもさっちもいかないので、とにかく探検。

唯一南半球出発の1号は、北に向かうついでに探検3つに参加できる。
いいなぁ…
2号も「出発できんの、下ばっかだよね…」と言いながら、とりあえず資金集めのためにTripoliを目指す。

探検カードは、参加したらだれでも資金がもらえるというのはありがたい。
特にゲーム前半は、どうしても金欠(笑)なのでとにかく探検カードに書かれた街をめざす。

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青が探検カード独占(笑)

見落としがちなのが、外周のルート。
Lagos-Cape Townは割と目立つから見落とさないけれど、Jidda-Madagascarは地図からはみ出ているのでつい見落とす…目ざとい2号は、外周ルートをうまくつかってどんどん探検を成功させる。
1号は、有利な出発位置だったはずなのに、移動カードがなかなか思い通りにならないようで、ちまちま移動してはカードを補充。
わたしは、狙っていた探検カードを2号に横取りされてばかり…くっそー、外周を見落としたっ(笑)。

運がいいと、自分がいる場所の探検カードが表になってそのまま参加ってことも。
冒険カードも、他のプレイヤーがめくったときに自分の狙いが出てくると、気合いが入る(笑)。

序盤は、2号がさくさくと探検を成功させ、今度は宝を狙い始める。
わたしは、ようやく資金に余裕が出たので、助手を雇うことに。
1号も宝探しに参戦。

めまぐるしく変わる探検カードが、情報戦という感じでおもしろい。
どうせなら探検カードのゴールと、宝の都市を一致させたい。
…ので、お金にモノを言わせて本をめくる1号と2号。
2号にいたっては「この宝をコレクションしたいから…5お金残しておけば買えるんだよね。じゃあ、残りでページめくる」といい、狙いの宝が出るまでページをめくる…豪快といえば豪快(笑)。

わたしは、2人まで助手はマイナス5点なので、助手を2人そろえて宝探し(笑)。
助手が2人いると、ほぼ移動カードをとらずにすむので移動がラクに。
1号、2号が集めていない宝をこそっと集める(笑)。

2号は途中で助手が便利という事に気がつき、1人雇う。
1号は…雇わずにがんばってる。

探検カードがすべて表になると、今度は3人でトレジャーハンターに変身(笑)。
「まだ、探検カード終わらせちゃダメ」と三人三様に要求。
わたしも最後に宝を見つけ、1号が探検カードを完成させてゲーム終了。

結局、探検カードを手際よく完成させた2号の勝ち、以下、わたし、1号。

あー、楽しかった!というのが最初の感想。
ルールが分かりやすく、理にかなっているので、「こういうときってどーすんだっけ」ということがほとんどなく、ゲームに没頭できます。
探検に参加して目的地に到着すると成功で、お金がもらえるとか、宝の地図をもらってその場所にいくと発見できるとか、すごく自然。
当時、対象年齢以下だった2号もちゃんと理解できて、一緒に楽しめたのはそのおかげだと思います。

今回おかしかったのは、ゲーム途中から2号が「あ、そのチケット、やる」と言い出したこと。
チケット?と思ったら、探検カードのことで、どうやらZuZ(チケットトゥライド)の呼び名をそのまま流用したらしい(笑)。
言われてみれば、探検カードをチケットに見立てると、移動カードは電車カードで、よく似てる!!
アフリカーナでは、チケットはオープンで誰でも参加可、移動も1枚あれば進めるし、早い者勝ちではないので、ZuZより平和に遊べますが(笑)。

ちなみに、アフリカーナを机の上においといたら、夫が「へー、これおもしろそう」と興味持ったし、地図見せたら「…これ、できそうな気がする」と言っていたので、もしかしたらもしかするかもー(笑)。
期待しないで待ってみます(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
欲しかったゲームが届いた!
早く遊びたいなー。