紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ハラリ(Halali!)

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森の中で…

この地では、猟師も狩られることがあります。
一人はきこりと猟師となり、もう一人はキツネとクマになります。
どちらも、カモとキジ、そしてお互いを狩りにいきます。
最初はカードは裏返しで、森は静まりかえっています。
でも、カードが表になればなるほど、騒がしくなってゆきます。
きこりは、猟師の視界が広がるように木を切り倒します。
ところが、するどい爪をもったクマがどんどん近づいてきます。
チャンスは平等です。
序盤は運次第ですが、狩猟が長くなればなるほど、作戦が大切になってきます。

No.257

・ハラリ(Halali!)

・Rudi Hoffmann作

・Kosmos

・8歳から

・2人用

・時間…40分

・日本語化…必要ありません

1号が「遊んでもいいよ(上から目線・笑)」と言ってくれたので、魔窟の2人用ゲームの山から出してきたのが「ハラリ」。
昔「お宝はまぢか」がおもしろかったので、Hoffmannさんの作品ということで「ハラリ」を購入。
…何度か遊んだのですが、おもしろさが分かりませんでした(笑)。
今度こそ分かるかな??(淡い期待・笑)

ボードを広げ、タイルを裏返しでよくまぜて、ボードのますに1枚ずつおきます。
中央のますは空けておきます。

どちらが青(キツネとクマ)で、どちらが茶色(きこりと猟師)になるか決めます。

手番がきたら、以下のアクションを行います。

1.タイルを1枚表にします。
タイルを表にするときは、ボード上にふれたまま自分が見えるようにめくり、相手側に倒します。
タイルのめくり方は非常に重要なので、常に同じ向きにめくります。

2.表になっているカードを動かします。
その際、以下の点に注意します。
・茶色のタイルは茶色のプレイヤーのみ、青のタイルは青のプレイヤーのみが動かせます。
・緑のタイルのカモとキジは中立で、誰でも動かせます。
・緑のタイルの木は、誰も動かせません。
・どのタイルも、動けるのはたてかよこだけです(ななめは不可)。
・ますにカードがなければ、まっすぐに何ますでも動けますが、クマときこりは常に1ますしか動けません。
・行ったり来たりすることはできません(次の手番で、前の手番の位置に戻してはいけません)。
・緑の中立のタイルは、相手プレイヤーが表にしたり動かした直後に、自分の手番で動かしてはいけません。

プレイヤーは、自分の色のカードを動かして、他のカードをとります。
・きこりは木をきります(木のタイルがあるますに行き、そのタイルをとる)。
・猟師はすべての動物(クマ、キツネ、キジ、カモ)を狩りますが、鉄砲が向いている向きにいる動物のみです。
・クマは、きこりと猟師を食べます(うわっ!)。
・キツネは、キジとカモを食べます。
とったタイルは自分の前においておきます。

すべてのタイルが表になったら、それぞれ5手番ずつ行って終了です。
ここからは、ボードにかかれた黄色い出口から自分のタイルを逃がすこともできます。
逃がしたタイルは、自分の得点となります。

ゲーム終了となったら、集めたタイルの得点を計算します。
クマ…10点
キツネ…5点
きこり…5点
猟師…5点
キジ…3点
カモ…2点
木…2点

それから、今度は役を交代してもう1度行います。
得点を足して、多かった人の勝ちです。

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確かに静まりかえってる…

天気の崩れてきた午後に、1号とわたしの2人でプレイ。
1号が猟師・きこりで、わたしがクマ・キツネになる。
セッティング楽だし、すぐ始められるのはいいな…

…と思ったのに。
まずは、どれがどう動くのか毎回調べる(笑)。
慣れれば簡単だけど、きこりとクマが1ますであとは好きなだけ動けるって、ちょっと不自然。
しかも、めくったタイルが自分のタイルじゃないと、頭がこんがらがる。
めくったとたんに、自分のタイルがやられちゃう可能性もあるわけで。

しばらくすると、1号がぼそっと「これ…戦争ゲームじゃん」…あー、ホントだー、ほのぼのした絵でごまかしてるけど、そうじゃん、絶対(笑)。

めくってもめくっても出てくるのは、猟師ばかり。
鉄砲の向きが明後日の方向だからよかったけど、クマが出てこないわたしはほんっとキツイ。
「ねぇ、ちょっと猟師多すぎない?」とわたしが言うと、説明書を見て1号は「8人もいるんだって。1番多いらしいよ」…何それ!

しかたがないので、キツネでちまちまとキジやカモをつかまえる。
木が生えまくって、動けなくなる…「ちょっとー、きこりさっさと木を切ってくれない?」と言ったら、「だって、きこり1歩しか動けないんだもん」…何それ!

中盤ぐらいで、これ、何かに似てると思う…なんだろ、なんだっけ…
あっ…

わたしが「これさぁ、1号好きでしょ」と言ったら、「うん、好きかも」とうれしそうに言う…やっぱり。
「『バイソン将棋』に似てるよね?」と言ったら、「うん、似てる、似てる!!」…やっぱり(笑)。
よーするに、1号が好きで、わたしが苦手なタイプのゲームってことだ(笑)。
なんでこのゲームで遊ぼうと思ったんだろう…しかも1号と(笑)。

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何をどうしたらいいのか…

ようやくクマがでてくるころには、そこら中に猟師がいる状態。
どっちに動いてもやられるわ、これ…
なんとかきこりは食べたけど、これで木は生えたまんま(笑)。
猟師も1人食べたけど、焼け石に水
1号の勝ち。

説明書を見ていた1号は「これさ、このあと役交代して遊ぶんでしょ?」…そうだけど、別にいいよー、忙しいでしょー…「ダイジョウブだよ、2回目もやろうよ」…えー…

仕方がない(笑)ので、交代して再び。
1号、キツネとクマ、わたし、猟師ときこり。

今度もクマがなかなか出てこない…けど、猟師も出てこない(笑)。
出てくるのは木ばっか…「これがジャマでなにもできない!!」と言ったら、「きこりで切ればいいじゃん」と1号。
そりゃそーだけど、知ってる?きこりって一手番に1歩しか歩かないんだよ?

ようやく出てきた猟師の鉄砲は何もない方向を向いてるし、もうどーしたらいいかわかんないー!!
…そう、先読みしない(できない)わたしには全然向いてない(笑)。

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はい、2回目

そんなこんなで、2回目も1号の勝ち。
もうやんないっ(笑)。

1号いわく「チェスに似てる。ただ、猟師の鉄砲の向きが運次第ってのがよくないと思う」とのこと。
わたしは、ルールが簡単そうに見えて、実際に遊んでみると意外に難しいと思いました。

たぶん何度か遊んでみれば、ものすごく楽しいときと、ものすごくつまんないときがあって、なるほどっと思うのでしょうが、少なくともわたしは何度も遊びたいとは思いませんでした。
1号も言ったように、タイルのめくり方次第ってのが気になったし、タイルのおき方によっては、木にかこまれてしまうこともありました。
それにドキドキできたら楽しいのでしょうが、わたしたちの場合はどっちかというと「えー…」とがっかりの方が多かったと思います。

いずれにせよ、わたしは苦手なゲームでした(笑)。

 

☆今日のありがとう☆

その1
夜、布団からわたしの足が出ていたら、わざわざ布団をかけてくれた夫。
こういうところがいいんだよなーと思って、反抗期だけど許すと思いました(笑)。

その2
久しぶりに2号が遊んでくれました。
いつもホントにありがとね。