紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

妖怪(Yokai)

f:id:konpekino:20210224051024j:plain

妖怪たちに調和を!

妖怪たちが、てんでんばらばらになってしまいました。
あなたたちの目的は、4つの妖怪家族を色ごとに集めて、調和をとることです。
簡単そうに聞こえますか?
甘く見てはいけません。
なぜなら、話し合うことは禁じられているからです。
「妖怪」は簡単なルールで、長く楽しめるゲームです。

No.256

・妖怪(Yokai)

・Julien Griffon作

・Game Factory

・8歳から

・2人から4人

・時間…20分

・日本語化…必要ありません

日本語タイトルのゲームは、やっぱり気になります。
でも、説明読んだら思いっ切り記憶力ゲームっぽい(笑)。
モリーをちょっとひねったって感じだけど、協力ゲームならわたし以外の記憶力に頼れるかな(最初から他力本願・笑)と購入。

妖怪カードはよくきって、裏返しに4×4にならべます。
ヒントカードは、人数に合わせた枚数をよくきって裏返しに積み重ね、山札とします。

このゲームの目的は、同じ妖怪仲間をまとめてあげることです。
4種類の妖怪たちが、お互いの仲間と縦横でつながるようにして、なおかつ妖怪全員が縦横でつながるようにできれば、プレイヤーの勝ちです。

f:id:konpekino:20210305052828j:plain

妖怪カードとヒントカード

手番がきたら、以下の順番にアクションを行います。

1.妖怪カードを2枚見ます。
裏返しになった妖怪カードから2枚選んで、他のプレイヤーに見えないように妖怪を見ます。
2枚のカードは隣同士である必要はありません。
妖怪を見たら、カードがあった場所に戻します。

2.妖怪カードを動かします。
妖怪カードを1枚選んで、動かします。
動かすカードは、この手番で妖怪を見たカードでも、それ以外のカードでもかまいません。
動かすときは、そのカードが必ず他のカードに縦か横で接するようにおきます(ななめは不可)。
また、裏返しになっているカードが2つに分かれてしまう動かし方はできません。
つまり…

f:id:konpekino:20210305052908j:plain

これは不可

このようなおき方や、

f:id:konpekino:20210305052944j:plain

これも不可

このようなおき方もできません。

3.ヒントカードを表にするか、表になったヒントカードを妖怪カードの上におきます。
ヒントカードを1枚表にするか、表になったヒントカードを妖怪カードの上におく、のどちらかを行います。
表になったヒントカードは、見やすいように1列にならべます。
表になったヒントカードをおく場合は、ヒントカードを1枚選び、妖怪カードの上におきます。
ヒントカードをおかれた妖怪カードは、以後妖怪を見ることはできませんし、動かすこともできません。

f:id:konpekino:20210305053039j:plain

ヒントカードは1色、2色、3色の3種類

ゲームは…
・妖怪同士をつなげておくことができたと手番のプレイヤーが宣言する

・最後のヒントカードが、妖怪カードの上におかれたとき
終了となります。

妖怪カードをすべて表にして、完成しているか確認します。
完成できたら、プレイヤーの勝ちです。

f:id:konpekino:20210305052802j:plain

スタート時

天気のいい午後、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
ルールを説明すると…2人とも分かったような分からないような顔(笑)。
確かにルールだけだとぼんやりした感じではある。

まず、わたしから。
目の前の2枚をめくってみると…河童とろくろ首。
…よくわかんないけど、河童を離れたところに移動。
ヒントカードをめくると、2色…これ、どうやっておいたらいいんだろう(笑)。

2号も2枚めくって、うち1枚を移動。
…そうか、あの2枚は違う種類なんだな(笑)。
1号もめくった2枚のうち1枚を移動。
…あれも違う…って、でも移動したところに同じのがあるとは限らない…よね(笑)。

わたしは、河童を移動させた先の2枚を見る…あ、河童とろくろ首!
じゃあ、ろくろ首を移動させ…られない(笑)。
ろくろ首を移動させると、かたまりが2つになっちゃう…じゃあ、さっきのろくろ首をこっちに移動させる?
…でも河童の場所も必要だよね…
…などなどいろいろ考えて、結局最初に移動させた河童を今見た河童の隣に持ってくる(笑)。

そして、何度か手番を行うと、いつものようにどのカードをめくったか忘れる(笑)。
ので、自分の忘備録(笑)として2色カードをおく。

すると2号が「あ…えーっと、そうか」…うん、そうだ(笑)。
きっとたぶん正しい色を選んでくれた…と思うことにする(笑)。
3人とも「えーっと…」「どうしよう…」「これ…」とつぶやくものの、それ以上は言わない…というか、言う余裕がない(笑)
そして、それぞれがカードを移動させていったら、妖怪たちが細長く広がってしまう…こうなると2つにわかれないようにカードを移動させるのが難しくなる!
つまり、移動させたくても移動できないことも出てくる…

f:id:konpekino:20210305053303j:plain

苦心しているのがよく見える(笑)

わたしはひたすら河童を集め…たつもり(笑)。
1号が「もう、これ、できたんじゃない?」と言い出したときは、「まっさかー」という気分だったけど、2号も「うん、そんな気がする」と言うので、表にしてみると…

f:id:konpekino:20210305053216j:plain

ろくろ首が!!

…おしいっ、ろくろ首が一緒じゃなかった(笑)。

おもしろいってんで、そのまま2回戦。
わたしがめくった2枚は、なんと両方とも狐!
…これは動かしたくないな(笑)。
なので、まだ見てないカードを適当に移動(笑)。

2号も2枚見て…「どこに何があるかわからないけど、動かす」と言いながら、見た2枚の1枚を動かす(笑)。
でも、それで1号もわたしも「あの2枚は違う」というのが分かる!
これって、実はものすごくヒントになっているというのに、あとで気がつく(笑)。

1号は2枚見て、見てない1枚を動かす…そう、たぶんあの2枚は同じ(笑)。
3人ともヒントカードがどんどん表になっても見向きもしない。
だいたい3色のヒントカードって、ほとんど役に立たない気がするんですけど(笑)。

わたしは、次の手番でめくった2枚の1枚がまた狐。
当然その狐をさっきの狐2匹のとなりにおく。
そして、赤と青のヒントカードをおく…赤だって分かってくれーっと念じながら(笑)。

f:id:konpekino:20210305053356j:plain

2色だけど赤だから(笑)

そこで、一旦1号と2号は迷ったみたいだけれど、そのあとヒントカードで青1色が出たら、2号が見事にわたしも見た鬼の上においてくれる。
うん、これは分かってるね、よしっ。

…と思ったら、また1号が「できたような気がする…」…ホントかよ(笑)。
前回はハズレだったけど、2号も「うん、できたんじゃない?」と言うので表にしてみると…

f:id:konpekino:20210305053426j:plain

やったー!!できたー!!

できてた!!
これは、めちゃくちゃうれしいっ!
2号が「ままがここにヒントカードおいたとき、ちょっとびっくりしたけど、やっぱり狐でよかったんだ!」と言い、1号は「ろくろ首と河童がよく出てきて、狐は見なかったからヒントカード分かんなかった」と言い、結構危ない橋を渡っていたらしいこと判明(笑)。
ちなみに、河童が向かいあっておいてあるのは2号の意向(笑)。
「河童はこうやっておくのが正しい」とのことです。

そのあとも何度か遊びましたが、毎回とても楽しかったです。
ザ マインド」を、シンプルに分かりやすくした感じです。
グラフィックも美しく、遊んでいて雰囲気にひたれます。
場のカードの形が変わっていくのが、現れては消える妖怪のようで、ゲームに合っていました。
わたしたちは3人で遊びましたが、2人、あるいは4人で遊ぶとまた違う印象になるのではないかと思います。

1号と2号は、ほとんどヒントカードを使いませんでした。
わたしは自分が忘れるのを防ぐために(笑)使いましたが、あまり使わない方が完成しやすいような気がします。
だいたい3色のヒントカードって、混乱するだけじゃないかと(笑)。

また、ルールの「話し合ってはいけない」ですが、普段はおしゃべりすぎるぐらいおしゃべりなのに、「妖怪」プレイ中は3人ともほぼ無言(笑)。
「えーっと…こっちかな?」「うーん」…話したといえば、それぐらい(笑)。
説明書には、「プレイ前にどのくらい話していいか話し合っておくといいでしょう」とありましたが、わたしたちはゲームに熱中して話すのを忘れたという感じでした。
それだけ集中させてくれるゲームです。

あと、バリアンテとして、スタート時のカードのならべ方を変える、決められた妖怪を隣同士にする条件を付ける、と長く遊ぶ工夫もされています。
次は、バリアンテを入れてぜひ遊びたいです。

 

☆今日のありがとう☆
おいしそうと思って買ったおやつが、1号、2号に大好評!
しばらくはこれでいくか(笑)。