紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

シミロ アニマル(Similo Animal Tiere)

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極秘動物を推理せよ!

5ラウンドで、極秘動物を見つけ出さなければなりません。
途中で極秘動物をとりのぞいてしまったら、みなさん全員負けです。
ヒントを出す人は、話してはいけません。
ヒントを解読することができるでしょうか?

No.318

・シミロ アニマル(Similo Animal Tiere)

・Hjalmar Hach, Pierluca Zizzi, Martino Chiacchiera作

・Heidelbär

・7歳から

・2人から

・時間…10分

・日本語化…しなくても遊べますが、小さく書いてある動物の特徴が分かるともっとおもしろいと思います

ネットで箱のクマくん(笑)と目が合ってしまう(笑)。
ルール調べたら、「ヒントを出して、どの動物か当ててもらう」…頭に浮かんだのは「インスペクターナーゼ」(笑)。
あれはすっごくおもしろかったし、なによりさくっと遊べそうだったので購入。

カードはよくきって、裏返しに積み重ね、山札とします。
ヒントを出すプレイヤーは、1枚とって他の人に見えないように表を見ます。
それが極秘動物になります。
その極秘動物を覚えておいて、そのカードと山札からとった11枚をよくきります。
計12枚を表にして3×4にならべます。

ヒントを出すプレイヤーは、山札から5枚とって手札とします。
手札から1枚選んで
・選んだカードが、極秘動物と共通点がある場合→表にして縦長におきます。
・選んだカードが、極秘動物と共通点がない場合→表にして横長におきます。
ヒントを出したプレイヤーは、山札から1枚とって手札に加えます。

他のプレイヤーは出されたカードを見て、相談して極秘動物ではないというカードを選びます。
1ラウンド目は1枚、2ラウンド目は2枚、3ラウンド目は3枚、4ラウンド目は4枚、5ラウンド目は1枚、場からとりのぞきます。
極秘動物カードがとりのぞかれたら、ゲーム終了で全員負けとなります。
最後に残ったカードが、極秘動物だったら、全員勝ちです!

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動物たちの表情が楽しい!

天気のいい午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
TVでオリンピックやってるので、なんとなく気がそぞろ(笑)。

ざっと説明すると、1号は「あ、これ『インスペクターナーゼ』に似てるね!」、2号は「よくわかんないけど、やればわかるよね」…頼むから、話を聞け(笑)。

まず、わたしがヒントを出す人。
わたしの極秘動物は…カメ。
かなり...狂暴そう…(笑)

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愛想なし(笑)

場に並んだ12枚と、手札の5枚を見比べて…まぁ、まず哺乳類じゃないってことで、ウシを横にだす。
「ふーん…えーっと、これって、ウシじゃないやつが正解ってことだから、ウシに似てるやつ、選べばいいんだよね?」と、言ってる1号本人も「あ?自分で言っててわけわかんなくなった」…確かに(笑)。

「インスペクターナーゼ」でもあったけど、この「ひっくりかえして考える」っての、最初はちょっともたつく。
「これに似てないのが正解」ということは「これに似てるやつが不正解だから、出す」なんだけど、すぐには反応できない…

のたくたやってるよこで、2号はあっさり「これでいいんじゃない?」とウマを出す。
…説明聞いてないと思ったけど、それなりに理解してたのか(笑)?
「うん、それじゃない」といって、わたしは2枚目のヒントのカードを出す。

とりあえず哺乳類を全部出させようと、次はネコを横に出す。
1号も2号も「これ、絶対ヘビとカメじゃないね」と言いながら、イヌとクマを出す。
「正解」。

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もう1匹出さないといけない…

3枚目も、キツネを横に出したけど…場には2枚しか哺乳類が残ってなかった(笑)。
1号は「これさー、どー考えても哺乳類じゃない動物だよね。でもさ、哺乳類、もう残ってないんだけど…」「でもさ、ままのことだから、鳥も哺乳類って思ってるかもよ」と2号…黙って聞いてれば、言いたい放題だね、このヒト(笑)。

2人は散々悩んで、コマドリを出したので、「正解です」と言うと、「ほらねー、絶対鳥も哺乳類だと思ってるんだよ」と2号。
…ヒント出す人は話してはいけないというルール、破棄してもいいですか(笑)。

そして4枚目…かなり悩んだけど、クジャクを横にして出す。
「やっぱりねー、鳥じゃなかった!」と言いながら2号は場にある鳥3枚を出す…そして「でも、残りは鳥じゃない…」と1号絶望(笑)。
ごめんっ、でも、それしかヒントになりそうなの、なかったのよー(笑)!!
すると2号、「でも、鳥が食べそうだからトカゲも出す」…すげー論理(笑)。
でも、1号は冷静に「2号の論理は聞いてない(笑)。ままの論理を考えないといけないんだってば」…わたし爆笑(笑)。
カードゲームで、こーんな高度な議論を聞くことになろうとは(笑)。

2号「じゃー、1号はどれだと思うのさ?」
1号「…それが分かれば苦労はない」(笑)
2号「じゃー、ヘビにする?ヘビと鳥、似てんじゃん」
1号絶句(笑)。
わたしは心の中で(2号、そのまま押し切れー)と思う(←この親にしてこの子あり)。
1号「頼むから、理論的に考えてよ」
2号「だって、理論的に考えたって、カメとヘビとトカゲが鳥と同じになるわけないじゃん」(確かに…でも他にカードなかったんだもん…)

そんなわけで、2人でしばらく悩んで…よりによってカメを出した!!
「…それ、極秘動物…」
「えー!!」と2人(笑)。
ヒントで出せる動物の数が合わないと、ほんっと困るな、これ(笑)。

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さて、2号の極秘動物はどこだ?

気を取り直して、第2戦。
ヒントを出すのは2号。
…2号のヒントって、ひねりすぎて分からないことが多いけど、ダイジョウブか…(笑)
かなり不安(笑)。

まず、2号はネコを縦に出す。
「ということは、ネコの仲間は残す」と1号。
「じゃー、とりあえず…カエルを出す?」とわたしが言って、出してみると。
2号「正解です」。

2枚目は…カラスを横に出す。
「じゃー、鳥は全部出せるね」とわたしが言い、1号はコマドリとフクロウを出す。
「正解です」と2号。

3枚目は…「あー、ちょーどいいのがないー」と言いながら、ブタを横に出す。
…ブタじゃないのね…
「じゃあ、家畜ってことで、ウマとウシを出す」とわたしが言うと、「…ままの論理もひどい…」…うるさい(笑)。
「で、あとは…クマかな?」と言うと、「クマは家畜じゃない…」と1号。
うるさいって言ってんでしょ(笑)。
2号「正解です」

そして、4枚目…リスが縦…ってことは、リスの仲間。
「んじゃー、げっ歯目ってことで、キツネとオオカミとイヌは違うね」とわたし。
「でも、あと1匹は…ウサギと、ネズミとビーバーって、全部げっ歯目じゃん!!」と1号。
「困ったね」
「困った」
「どうしよう…関係ないけどさ、ビーバーの背景が鉛筆だ!おもしろいねー」とわたしが言うと、1号ため息(笑)。
「…どうする?もう、こうなったら、賭けだよね」
「…」…1号無言。
無言のまま、1号ウサギを出す…えー、ウサギって思いっ切りげっ歯目じゃん!

ところが、「アタリ!」と2号。
…だめだ、やっぱりついていけない、2号の論理(笑)。
てか、それについていってる1号って何者(笑)?

そして、残った2枚はネズミとビーバー。
2号はおごそかにハリネズミを縦に出す…

えーっ、ハリネズミぃ???
どっちも似てる…(違っ)。
途方にくれていると、1号が「わかった、これはビーバーじゃないよ」。
「なんで?」
「だって、ハリネズミ、でしょ、ネズミだよ」
…確かに、2号が考えそうだ…(笑)
「じゃあ、ビーバーを出す!」
2号「そうでーっす、極秘動物はネズミでしたー」
…1号と一緒に考えなかったら、絶対分からなかったな、これ(笑)。

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1号の極秘動物は…

おもしろいってんで、そのまま第3戦。
今度は、1号がヒントを出す人。
…たぶん、1号なら分かりやすい気がする…2号より(笑)。

1枚目…トカゲが横…仲間じゃないヤツ。
2号「これは簡単、ヘビじゃない?」
「うん、わたしもそう思う」
ヘビを出すと…「アタリ」と1号。

2枚目…オオカミが横…仲間じゃないヤツ。
2号「オオカミの仲間が出ればいいんでしょ、だったらウマと…」
「キツネかな?」とわたし。
「アタリです」…おー、いい感じじゃーん(笑)。

3枚目…フクロウが縦。
「ってことは、鳥は残しとかなきゃいけないんだね」とわたしが言うと、2号は「じゃー、ブタとウシとネズミかな?」「うん、わたしもそう思う」。
1号「そうです」…よしっ(笑)!

4枚目…さすがの1号も「あー、どれもちょっと違うんだよなぁ…」と言いながら、ネコを横…
「そしたら、ハリネズミとリス…は出せるかな?」
「たぶん。でも、まだあと2枚出すんだよ?」
「さっき、フクロウ縦だったから、鳥が極秘動物なんだろうけど、残りの動物、鳥ばっかりじゃん!」
「じゃあさ、ネコに近い鳥を出す」と2号…ごめん、何言ってんだか、全然分かんない。
「だからさ、ネコが食べそうな鳥を出すの」…やっぱりよく分かんない…
「分かった、色が似てるから、たぶんニワトリは違うよ」…そういうゲームだっけ、これ?
…抵抗する気にならなかったので、とりあえずニワトリを出す。
1号「ダイジョウブです」…いや、わたしの頭はもうダイジョウブじゃない(笑)。

あと1枚…どれだろ…と思っていたら、2号「あとはキツツキじゃない?ネコは壁ひっかくし、キツツキは木をつつくじゃん」…もう、全然ついていけてないんですけど、わたし(笑)。
1号は1号で、頭を抱える…いいよね、きみはヒント出すだけじゃん!
わたしは、この論理に立ち向かわなきゃいけないんだぞー(笑)。

「うん、そうだね、キツツキにしよう」と力なくわたしがキツツキを出すと。
1号「正解でーっす」…ホントかよ(笑)。

そして最後の5枚目…残ったのはワシとカラス。
1号が出したのは…イヌが横。

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この状態でどうしろと(笑)

…もうイヤ、鳥とイヌに共通点があってたまるかっつーの(笑)。
そして2号「…分かった、イヌとワシは色が似てるから、カラスが極秘動物だよっ」
…そーゆーゲームじゃないって言ってんのに(笑)。
「…じゃなかったら」
…まだあんの(笑)?
「イヌは何でも食べるじゃん。カラスもなんでも食べるじゃん。でもワシは肉を食べる!」
…ホントかよ(笑)。

2号の自由な論理に反論する力はなかったので、カラスを出す(笑)。
すると、「あったりー」と1号。
マジ?
…正解したのに脱力するゲームってのもめずらしい(笑)。
あっててよかったよ…

いろいろ書きましたが、すっごく楽しいゲームです。
カードに動物の特徴が書いてあるので、勉強にもなります。
でも、やっぱり終盤のこじつけが最高(笑)。

序盤は分かりやすいヒントが、終盤にかけてどんどん難しくなって、最後はこじつけ(笑)。
そのこじつけを、どう推理するかがこのゲームの醍醐味かもしれません(笑)。
推理というより…賭け、かもしれませんが(特に、2号がヒントを出す場合・笑)。

「シミロ」は、ルールは簡単、短い時間で遊べて、しかも遊び終わったあとは、みんな楽しい!というとてもいいゲームです。
「シミロ」は、シリーズになっているので、組み合わせて遊ぶこともできます。
種類が増えると、ヒントが出しやすくなるのか…かなり興味があります(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
その1
オリンピック。
野球の金メダル、おめでとうございますっ!
野球の知名度が全くないヨーロッパでは、観ることができず(涙)。
ダイジェスト版でようやく観れたのですが、すっごくうれしかったです。
しかも懐かしのハマスタ
あー、行きたいっ!!
ちなみに、こちらのアナウンサー「野球は日本の国技と言えます」と言ってました。
サッカーも人気だけど、野球は今も愛されてますね。

その2
レスリング。
須崎選手、乙黒選手、金メダルおめでとうございます。
お二人の笑顔が、すごくすてきでした!

その3
今回のオリンピック、感謝を口にする選手が多くていいなぁと思います。
開催してくれて、そして参加してくれてありがとう、と思います。

その4
昨日、プレゼントでもらったボディスクラブを使ってみました。
どうやって使うか分からなかったので(笑)、おっかなびっくりでしたが、今朝起きると…肌がつるつる!!
気持ちよくて、若返った気分(爆)。

その5
掃除機かけながら、「なんかさー、掃除ばっかしてる気分」と言ったら、1号が「じゃあ、夕飯作ってあげようか?」
うっそー、やったー、ラッキー(笑)!
めっちゃ助かった&すっごくおいしかったよん!

その6
最近、サザンを聴いているのですが…わたしにとってもサザンは「高校時代」だということに気が付きました。
当時は、ファンだったわけでないけれど、周囲が結構聴いていたので、一緒に聴かされてたって感じですが、その頃の曲を聞くと、高校時代がよみがえる!
教室の雰囲気とか、廊下のタイルとか、生徒のおしゃべりとか…懐かしいなぁ。

その7
私信・Yさん、お誕生日おめでとう!!