紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

13クルー(13 Indizien / 13 Clues)

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迷宮入りする前に、犯人を捕まえろ!

1899年のロンドン…
街は凶悪犯罪に脅かされ、捜査は困難を極めていた。
スコットランドヤードでは、暗中模索の捜査が続き、ついに腕利きの刑事であるきみたちの協力が求められた。
各刑事は、事件を一件ずつ担当し、他の刑事が事件を解決する前に、直感を駆使して13の証拠から、犯人と犯行現場、凶器を確定するのだ!

No.233

・13クルー(13 Clues / 13 Indizien)

・Andrés J Voicu作

・Game Factory

・10歳から

・2人から6人

・時間…30分

・日本語化…カードの名前が日本語だと遊びやすいと思いますが、色とアイコンで区別はつきます。

またロックダウンになるかもしれないという時期(そんなこともあったなぁ…遠い目・笑)になんとなく購入。
たぶん、気持ち的に何かに備えたかったのだと思います…だからって、ゲーム買っちゃうってのはあんまりやらないと思いますが(笑)。

各プレイヤーは、ついたて、ルーペ1つ、鉛筆(付属してますが、よく書けないっ・笑)と捜査用紙を受け取ります。
ついたてを立てて、そこに鉛筆と捜査用紙をおきます。
ついたてのなかと捜査用紙は、他のプレイヤーに見えないようにします。
ルーペはついたてのわきにおき、他のプレイヤーにも見えるようにします。

人数に合わせてカードを準備します。
カードは、犯人・場所・凶器にわけて、それぞれよくきります。
各プレイヤーに、犯人・場所・凶器のカードをそれぞれ1枚ずつ裏返しにしてくばります(合計3枚受け取ることになります)。
残りのカードは、すべて一緒にしてよくきります。
残りのカードから、各プレイヤーに2枚ずつ裏返しにしてくばります。
合計5枚のカードから、他のプレイヤーに見えないようにして、犯人・場所・凶器のカードを各1枚ずつ選びます(すべて同じ色のカードにはしないようにします。ここで選んだカードが、左隣のプレイヤーの扱う事件となります)。
残りの2枚は裏返しにしておいておきます。

選んだ3枚のカードは、左隣のプレイヤーには見られないようにして、左隣のプレイヤーのついたての外側のポケットに表にして差し込みます。
差し込んだら、左隣のプレイヤーに戻します。

右隣のプレイヤーは、あなたのついたての外側のポケットにカードを差し込みます。
ついたてが戻ってきたら、今度は内側のポケットに残しておいた2枚のカードを表にして差し込みます。

ついたての外側のカードは、本人以外のプレイヤー全員が見ることができます。
ついたての内側のカードは、そのついたてのプレイヤー本人しか見ることができません。

プレイヤーにくばられなかったカードは、極秘情報提供者として1列にならべ、その横にアルファベット順にタイルをおきます。

捜査を始める前に、捜査用紙の人数に合わせて抜いたカード、今自分が見ることのできるカードに斜線をひきます。
そうすることによって、各プレイヤーには13の証拠が残ることになります。

手番がきたら、手元にあるルーペの数だけ捜査ができます。
ルーペを誰かひとりに1つ渡します。
ルーペを持っていなかったら、中央にあるルーペを1つもらって渡します。
中央にもルーペがなかったら、ルーペを持っているプレイヤーから1つもらって渡します。
ルーペのないプレイヤーが2名以上いた場合は、自分の手番の次に手番がくるプレイヤーにルーペを渡します。
それを手元にあるルーペがなくなるまで続けます。
ルーぺがなくなったら手番終了です。

ルーペを渡したら、以下の3つから1つ選んで実行します。

・証人尋問

・極秘情報提供者から情報を得る

・犯人を告発

証人尋問
ルーペを渡したプレイヤーに、質問をします。
質問は、そのプレイヤーが見ることのできるカードの色か、カテゴリーをたずねます。
色は、3人で遊ぶ場合は全部で7色、カテゴリーは男性か女性か、屋内か屋外か、近距離攻撃か、遠距離攻撃か、です。
質問は、
「赤いカードは何枚見えますか?」
「男性は何人見えますか?」
「屋内の場所はいくつありますか」
のようにたずねます。
「屋内の武器はいくつ見えますか?」
「赤いイヤリングはいくつ見えますか?」
という質問はNGです。

質問されたプレイヤーは、自分が見えるカード(自分以外のプレイヤーのついたてにはさんであるカードと自分のついたての中のカード)を確認して、正直に(ウソはいけません)答えます。

極秘情報提供者
ルーペを持っていないプレイヤーにルーペを渡します。
それから、極秘情報者のカードから1枚選んで、こっそり表を見ます(他のプレイヤーには見せません)。
それから、カードを元の位置に裏返しに戻します。

犯人を告発する
犯人が分かったと思ったら、ルーペを持っていないプレイヤーにルーぺを渡し、「人物」「場所」「凶器」が何であるかを言います。
他のプレイヤーは、告発をすべて聞いてから、「正解」か「不正解」と答えます(途中で答えたら、ヒントになっちゃうからね…)。

正解だった場合は、そのプレイヤーの勝ちです。
不正解だった場合は、誰かが正解するまでそのままゲームを続けます。

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犯人と場所と凶器を探す!

天気の悪い午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。

ざっとルールを説明すると、2人ともすぐ理解。
ルーペの扱いが多少ややこしいだけで、あとは"Mastermind"とか"Wer ist es"と同じなので、そんなに難しくはない。
でも、ルールが「難しくない」からといって、ゲームも「難しくない」わけじゃない(笑)。

カードをくばって、わたしは2号の、2号は1号の、1号はわたしのついたてにカードを差し込む。
残った2枚は自分だけが見える面に差し込む。
…このあと、この2枚に苦しめられることになる(笑)。

まず、捜査用紙の自分が見えるカードに斜線をひく。
残りは確かにあと13枚…げー、こっから3枚見つけるの(笑)?
もうなんかすでに絶望なんですけど…(探偵の才能、全くなし・笑)

どうしたらいいかわからないので、当てずっぽうで2号に「赤いカードは何枚見えますか?」と聞いてみる(笑)。
「うーんと…2枚」
…2枚か…1号のところに赤が1枚あるし、ということは、わたしのところにも1枚あるってこと?

…いそいそと印をつけようとしてハタと気づく。
もう1枚の赤が2号のついたての中だったらどうしよう(笑)?

今なら、赤の1枚は2号のついたてか、わたしと記録しておけばいいと思うけれど、そのときは「不確実な情報は混乱するだけだから、書かないほうがいいな」と思ってしまって、何も書かなかった…まさにザル捜査(笑)。

次は、2号。
わたしにルーペを渡して「緑は何枚見えますか?」…緑?
自分のついたてのなかにも1枚あるから…「2枚」
…あー、この自分のついたてのなかのカードってめっちゃ厄介じゃんっ(笑)!!

わたしは、ついたての中のカードにジャマされて、全然捜査が進まない。
確定できない情報なら、未確定として記録しなきゃ分かるわけないのにーと気がつくのは、ゲームが終わってからだったという…(笑)

仕方がないから、より確実な情報を求めてわたしは極秘情報提供者に向かう(笑)。
ふむ、とりあえず可能性は1つ減った(笑)。

2号も同じワナにはまったらしく、「わっかんねー!」を連発。
わたしはわたしで、「えーっと、1号、黄色のカードは何枚見えますか?」と聞いたら、「それ、さっきも聞いてたけど、いいの?」と1号に言われる始末(笑)。

そして、2号が「もー、わかんないから、言う!」…分かんないから言うの(笑)?
「うんとー貴婦人(Gräfin)が市場(Markt)で包丁(Messer)使った!」…「ブブー」「やっぱり違ったか」(笑)。
わたしも、犯人は1人にしぼれたんだけど…場所と凶器はまだ2つ…えーい、山勘で告発してみるか(おいっ)?
それよか、貴婦人が市場で包丁使うって…なんかフツーにありそうなんだけど(笑)?
あ、貴婦人は包丁使わないか…

なーんて思考が脱線してたら、1号が「伯爵(Herzog)が港(Hafen)で毒(Gift)を使った!!」…見事大当たり(ちなみに、Giftは英語では贈り物ですが、ドイツ語では毒です)!!
すっげーっ(笑)。
でもさ、港で毒?どうやったんだろう?←もう思考が本道に戻れない人。

案の定、1号が「おもしろい!もう1回やろう」と言うので、もう1回。
2号はブーブー言ってましたが(ついでに言うと、わたしも心の中でブーブー・笑)。

2回目は、「ついたての中かもしれない」というのも記録することにした…んだけど、早々にリタイア(笑)。
だって、ほんっとわかんないんだもん(開き直り)。
相変わらず何度も同じ質問して(でも、2号も同じ質問してた)、犯人も場所も凶器もあと2つというところで、1号があっさり正解。
2号は場所も凶器も確定してたけど、犯人は2人…わたしダントツのビリ(笑)。

1号が好きだろうなと思って買ったのですが、大当たりでした。
確率をしぼっていくゲーム、好きだったはずだけれど、わたしはついたての中のカードに振り回されて、全然ダメでした(笑)。

質問の仕方は遊んでいれば慣れると思いますが、ルーペのシステムがとってつけたようでちょっと遊びづらかったです。
全員がなるべく公平に質問できるようにするための工夫なんでしょうが、もう少しやりやすい方法はなかったのかなと思います。

ただ、ゲーム自体はとてもおもしろかったです。
情報をあつめて、犯人をしぼっていく感じがうまく再現されていたし、いろんな可能性を考えて、しぼりこめたら快感…って、わたしはぜーんぜん経験できませんでしたが(爆)。
みんなで相談して犯人を見つける感じで、楽しかったです。

1号はハマったようなので、また遊んで、今度は犯人、場所、武器の1つぐらいは絞り込んでみたいです(目標低すぎ・笑)。

おまけ。

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グラフィックがとてもいい!

カードが全部あやしそうで、ますます悩む(笑)。
一番下のメイドさんなんて、めっちゃコワそう…絶対同じ部屋にいたくない(笑)。
だいたい吹き矢(Blasrohr)って…忍者かなんかかな(笑)?

 

☆今日のありがとう☆
その1
『カジノロワイヤル』、知っていてもポーカーのシーンでどきどき。
観終わったら、1号が「あーあ、この映画の一番いいシーンが終わってしまった…」と言うので、思わず爆笑。
確かにそうだけど…そのあとのぺしぺし(笑)とか、ばっしゃーんとか、はカウントしてもらえないの(笑)?
…でも、確かにポーカーのシーンの緊迫感は何度観てもいい!
フェリックスさんのセリフもめっちゃかっこいいし…って、また観たくなってきた(笑)。
その2
007のボックスを買って以来、ひたすら観続けているのですが…お年寄りが「水戸黄門」にハマる気持ちが分かった気がします。
いい人と悪い人がはっきりしてて、最後は絶対いい人が勝つ!…これがどれだけ心に平和をもたらしてくれることか(笑)。
こういうこと言ってる時点で、わたしも堂々のオバちゃんですけど(笑)。