紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

クライネ フィッシュ 小さい魚(Kleine Fische)

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ほぼ定番のカードゲームです

釣り竿をひいて、えさにつられた魚をつかまえよう!
でも、気を付けて。
魚たちは賢く、お互いに助け合うのです。
魚たちは、釣り糸をかみ切ってしまうので、残った小さな魚しかつかまえられません。
しかも、そこにたこまで乱入してくるのです。
最後に勝つのは、できるだけいろんな種類の魚と、できるだけ大きな魚を釣った人です。

No.222

・クライネ フィッシュ 小さい魚(Kleine Fische)

・Peter Neugebauer作

・Gold Sieber

・7歳から

・2人から4人のリスク好きな釣り師

・時間…15分から25分

・日本語化…必要ありません

「クライネ フィッシュ」は、1号、2号が小さい頃、よく遊びました。
今回出してきたら、1号も2号も「あ、なつかしー。これ学校でもやったよ」とのこと。
…学校でもやってたの?
それは知らなかった(笑)。

カードはよくきって、裏返しに積み重ねて山札とします。
さいころをわきにおいて、スタートです。

手番がきたら、山札の1番上のカードを1枚表にして、山札のわきにおきます。
表にしたら、続けるか、やめるか決めます。
→続ける場合
山札の1番上のカードを表にして、すでに表にしたカードのよこにおきます。
今まで表にしたカードと同じ種類の魚が出ない限り、何度でも表にできます。
ただし、表にしたカードが、今まで表にしたカードと同じ種類の魚(大きさは関係ありません)だったら、失敗!
同じ種類のカード2枚にはさまれたカードは、すべて捨て札になります。
場に残ったカードがあれば、それをすべて裏返しにして積み重ね、自分の前におきます。
手番終了です。
→やめる場合
いままで表にしたカードをすべて裏返しにして積み重ね、自分の前におきます。
手番終了です。
→たこカードが出た場合
その手番で表にしたカードは、たこカードと一緒にすべて捨て札になります。
たこカードを表にしたプレイヤーは、すでにカードを持っているプレイヤー1人を指名して、そのプレイヤーからカードを何枚欲しいか宣言します。
それから、さいころをふります。
さいころの目が、宣言した数と同じか、それ以上だったら、指名したプレイヤーの集めたカードから裏返しのまま宣言した枚数を選んで、他のプレイヤーに表を見せてから、自分の前に裏返しにしておきます。
さいころの目が、宣言した数より少なかったら、何も起きません。
さいころの目が、-1だったら、たこカードを表にしたプレイヤーは自分の集めたカードを裏返しのまま1枚選び、他のプレイヤーに見せてから、捨て札にします。

山札がなくなって、カードの処理が終わったら、各プレイヤーは集めたカードを魚の種類別に分けます。
各種類で1番大きな魚のカードが得点となります。
それをすべて足して、1番多かった人の勝ちです。

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「かわいい」「かわいい」「スーツケース魚」「かっこいい」だそうです(笑)

天気の悪い午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
何度も遊んだことがあるのに、今回改めて説明書を読み直して、「こんなゲームだったっけ?」と思ったことはナイショ(笑)。

まずはわたしから。
1枚目…2号が「あ、これ、かわいいじゃん!」、1号も「ホントだ、かわいい」
2枚目…まぁ、2枚でかぶったらしょーがないよなー…
3枚目…まだ行けるか…2号「これ、何?スーツケース魚?」(笑)
4枚目…意外にかぶらないもんだな…「これ、かっこいいじゃん!」
5枚目…欲張るとロクなことないよね、じゃあ、この辺で。
いきなり5枚獲得。

次は2号。
「意外にダイジョウブなんだねー」と言いながら、カードをめくるたびにコメントする2号(笑)。
「ちっさ!」
「え、これおもしろい!」
「でかっ」
…などなど。
さくっと5枚めくる…と、3枚目と5枚目が同じ!
「ちっ…」と2号が言うと、1号が「それでも2枚もらえるじゃん」、わたしも「このルール、結構親切かも。全部だめじゃないんだね」。
0か全部か、じゃなくて中間があるのがいい(笑)。

次は1号。
1号も果敢に5枚…今度は2枚目と5枚目が同じ!
「1枚だけかよっ」「まぁ…ないよりマシ」とフォローすると、「分かってるってば、そんなん!」と言われる(笑)。
いつまで続くんだ、反抗期(笑)。

わたしの番で、2枚目にでっかい魚がでて、2号が「え、これ欲しいっ、すっげーおっきい!」といい、つられてわたしも欲しくなって、3枚目でやめる(笑)。
2号はホント、訪問販売の才能あると思う(笑)。

そして、とうとう出た、たこカード!
まず1号が、4枚めくったところでたこを出す。
「あぁ…あの大きいかわいい魚も…」と2号の悲痛な声…って、めくったのは2号じゃないのに(笑)。
そのせいか、1号は「2号から2枚もらう!」と言ってさいころをふる…出たのは-1(笑)。
悪いけど、2号とわたし爆笑。
だって…ねぇ。
1号は、集めたカード3枚しかないのに1枚捨てる。

大笑いしたくせに、次にたこを出したのは、わたし(笑)。
3枚目でたこが出て、全部捨て札…「2号から2枚もらう!」…出たのは-1(笑)。
1号と2号が大爆笑するなか、わたしは集めたカードから1枚捨てる…なんでだよっ(笑)。

2号とわたしが、あまりかぶることもなく確実にカードを集めるのに対し、1号はかぶる確率が突出して高い(笑)。
しかもまたたこ出没(笑)。
「ちくちょー、2号から1枚っ!」…さり気に2枚から1枚に減ってるのが笑える(笑)。
そして出たのは…-1。
「またかよっ(笑)」…確かに(笑)。

次のたこはわたし。
わたしも「2号から1枚っ」…というのも2号は山のようにカードを集めているのに、1号4枚しかない。
さすがに4枚から略奪する気にはなれず(笑)…なのに出たのは…-1(笑)。
1号が「ねぇ、これ、マイナス1しか出ないようになってんじゃないの??」…試しにふってみると、今度は出る2(笑)。
「マジかよっ、これっ」…真剣にさいころにケンカを売る1号(笑)。
気持ちは分かるわ。

結局2号はたこを1度しか出さず、しかも「2枚」と宣言して、さいころ2を出し、わたしから2枚略奪。
「なんで2号ばっか集められるんだよー」と1号がぼやく(笑)。

そんなこんなで、ゲーム終了。
1号はかぶりまくって、集めたカード5枚(笑)。
魚3種類で、1匹は4点の一番大きい魚だったので「あ、大きい魚つかまえたんだねー」と言ったら、「それだけねっ!あとをよく見てよっ、あとの2匹1点だからっ」…火に油注いじゃった(笑)。

枚数は、2号の方が多かったけれど、4点の魚を上手く集めたわたしの勝ち。
以下、2号…1号(笑)。

要は、坊主めくりの変形です。
でも、今回また遊んでみて、とてもよくできたゲームだと思いました。
バッティング(かぶること)してもカードがもらえることがあるというのは、遊んでいて最後までテンションが落ちません。
みんなでバッティングしまくって、全くカードがとれないとしらけることがありますが、それがうまく回避されているのです。
そして、カードの枚数ではなく、魚の大きさというのも、このゲームに合っています。
たこカードが出ても、他のプレイヤーから大きな魚をもらえるかもしれないし、運の要素はかなり高いとしても、いろんな方法で魚が釣れるのはとてもおもしろいです。

1号と2号も「これ、やっぱりめっちゃおもしろい。簡単なのに、すっごく楽しいじゃん!」と言ってました。
ロングセラー(1997年発売)なのも納得のおもしろさです。

おまけ。

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2号のお気に入りは一番下の魚

どの魚も愛嬌があって、結構かわいいです。
それにしても…確かに「スーツケース魚」が混じってる(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
朝からなんだかテンポにのれず、いろいろ手間ばっかりかかっていたのですが、夕方2号とちょこっとゲームしたら、気分ががらっと変わって我ながらびっくり。
…足りなかったのは、ゲームだったんだな(笑)。
2号、ゲームに付き合ってくれてありがとう!