紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

大猟(Fette Beute)

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えさ争奪戦!

この木の実はぼくのだ!
かわいい動物たちは、えさ集めに精を出しています。
かわいい?
冗談じゃない!
彼らはどんな小さな木の実でも、誰かにあげようなんて思うわけがありません。
ひたすら集め、ため込み、隙あらば他からくすねます。
ため込んだえさから目を離さないように!
目にもとまらぬ速さで、彼らはえさをとっていきます。
さぁ、誰が1番多くえさを集められるでしょうか?

No.282

・大猟(Fette Beute)

・Christine Deschamps & Maëva Da Silva作

・Amigo

・8歳から

・3人から6人

・時間…15分

・日本語化…必要ありません

2021年春のAmigo新作の1つ。
アーティチョークなんて大キライ!」と「ラマ ダイス」を買った勢いで購入(笑)。
成り行きで、Amigoの新作がそろい踏み(笑)。

各プレイヤーは、一番早く同じえさを5枚集めるのが目的です。

各プレイヤーは、5枚のカードセットと、えさカードを3枚うけとります。
えさカードは表にして種類別に自分の前にならべます。
残りのえさカードはよくきって、裏返しに積み重ね山札とします。

まず全員5枚のカードを手札にし、2枚選んで自分の前に裏返しにおきます。
全員おいたら、王冠を持ったプレイヤーから順番に1枚カードを表にしてアクションを行います。
2周して、全員前においたカードが2枚とも表になったら、1ラウンド終了です。
王冠を左隣のプレイヤーに渡します。
カードをすべて手札に戻して、2枚選びます。

誰かが同じ種類のえさを5枚集めたら、ゲーム終了です。
5枚集めたプレイヤーの勝ちです。

カードセットは5枚で、

・リス
えさカードの山札のカードを1枚表にして、自分の前におきます。

・アライグマ
他のプレイヤーの前に表になっているえさカードから1枚選んで、自分の前におきます。

・ハムスター
ハムスターはえさを集める代わりに、えさを守ります。
アライグマにえさを狙われたら、自分の手番でなくてもハムスターを表にすると、えさカードはとられません。
手番でハムスターを表にした場合、効果は何もありません。

・マーモット
マーモットは、かならず2枚目のカードにします。
マーモットは、1枚目のカードの動物のまねをします。
ただし、ビーバーはまねできません。

・ビーバー
誰かがビーバーを表にしたら、このラウンドでビーバーを自分の前に出した人は、すぐさま表にします。
→このラウンドでビーバーを出したのが、手番のプレイヤーだけだったら…
えさカードを3枚山札からとります。
→このラウンドでビーバーを出したのが、2人以上いたら…
ビーバーを出さなかったプレイヤーは、えさカードを1枚山札からとります。

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結構みんな凶悪な顔(笑)

天気の悪い午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
動物カードの効果をざっと説明して、すぐスタート。

1ラウンド目。
まぁ、いきなりビーバーでがめることもないかと、1枚目リス、2枚目マーモット。
これ、定番のコンビだなーと思いながら、スタートプレイヤーのわたしから表にする。
「リスなので、1枚もらいます」。
2号もリス…やっぱり。
1号はアライグマ…わたしのところから、どんぐりをくすねる。
ちっ。

2枚目は、マーモットでもう1枚えさをもらう。
2号も同じ組み合わせで、「あ、ままと同じじゃん!」…1号もマーモットで、今度は2号から1枚えさをくすねる。
「手癖悪いね、1号のとこ」
「うん、悪い悪い」と2号とわたしはこそこそ(聞こえてるっつーの)。

2ラウンド目。
肩慣らしも終わったし、じゃービーバーと…リス、かな?
スタートプレイヤーの2号が表にすると…ビーバー…あっちゃー、かぶった(笑)。
「えー、ままもなのー」…って、それ、お互い様ですから(笑)。
1号がさくっとえさカードをもらう…なんかすごくずるい気がする(笑)。

3ラウンド目。
今度こそっと、こりずにビーバーを仕込むわたし。
…ほんとこりないよね。
でも、えさカード3枚は大きい…と思うのはみな同じ(笑)。
今度は3人かぶる(笑)。
「…こういうときって…」「うん、誰ももらえないと思う」「がーん」(笑)。
2号は「みんなさー、ビーバー狙いやめようよー」…って、キミが言っても説得力全然ないんだけど(笑)?

4ラウンド目。
でも、確かにビーバーばっかりじゃつまらないかと、わたしはアライグマとリスをしこむ。
今度は、1号と2号がビーバー(笑)。
「ビーバー狙いやめようとか言っときながら、2号は出すんだ」とわたしが言うと「だって、そう言ったら誰も出さないかと思ったのに…」…わたしはのせられて、1号はのせられなかったというわけですな。
でも、おかげで1枚えさもらえたけど(笑)。

ただ、1号も2号もうまくアライグマを仕込んで、えさ4枚集めてリーチかけてるのに、わたしは1つもリーチがない(笑)。
なんでかなぁ…

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2号、みごとくるみを5つ集める!

よし、ここはやっぱりビーバーで…と思ったのに、今度は1号とかぶる(笑)。
もう、ビーバー、ほんっと役に立たない(笑)。
仕方がないから、アライグマで1号2号のリーチがかかったえさをくすねる。
まぁ、こんだけえさが少ないとわたしのハムスターは出番ないな(笑)。

最後は、2号がアライグマでリーチのえさを5枚にして終了。
勝ったのは2号、以下1号、わたし。

シンプルな数比べです。
カードを5種類にしたことで、初めてでもすんなり遊べると思います。
何度か遊んで慣れてくると、お互いの読み合いが熱いのなんのって!
1枚ずつ出すのではなく、2枚まとめて出して1枚ずつ表にするのは、おもしろいと思いました。
ひとりぼっちのハムスターを表にする時のさみしさと言ったら(笑)。

3人で遊んでもビーバーはかぶりまくったので、4人以上ならビーバーはほとんど使えなくなりそうですが、5人以上で遊ぶ場合のバリアンテもあります。
カード運がーなんて言わないで、裏をかこうとみんなで必死になるのが正しい遊び方だと思います(笑)。

「ハゲタカの餌食」は人数がそろわないと楽しめませんが、「大猟」なら3人からでも楽しめます。
裏の裏をかいたつもりが、やっぱり表だったーと楽しいゲームです。

 

☆今日のありがとう☆

その1
『レイヤーケーキ』を観ました。
すっごくおもしろくて、家族全員楽しみました。
でも…見終わった後「もうひとつのエンディング集」を見て、家族全員「もうひとつのエンディング集」の1つのほうがずっといい、で一致。
だって…あそこまであんだけがんばったのに、あのエンディングだけはストーリーから浮いてる!
もったいないなぁ…

その2
半年ぶりぐらいで、友達と一緒に散歩にいきました。
寒かったけれど、すごく楽しかったです。