紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ラマ ダイス(L.A.M.A. Dice / LAMA Dice)

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ラマにダイス仲間入り?

Lege Alle Minuspunkte Ab(マイナス点を出し切れ!)…このモットーは、ダイスゲームでも重要です。
さいころで自分のカードと同じ数字出せば、カードを捨てることができます。
でも、欲張りすぎて山のようなマイナス点をもらう前に、タイミングよく降りることも重要です。
一旦もらったマイナス点を返すには、自分のカードをすべて捨て札にするか、さいころでラマを3匹そろえるしかありません。
大人気「ラマ」カードゲームのダイス版です。

No.274

・ラマ ダイス(L.A.M.A. Dice / LAMA Dice)

Reiner Knizia

・Amigo

・8歳から

・2人から6人

・時間…20分

・日本語化…必要ありません

 先日、「ラマ」を遊んで改めておもしろいなーと思ったので、「ラマ パーティエディション」は飛ばして(笑)、「ラマ ダイス」に手を出しました。
ラマ パーティエディション」も遊んでみたいのですが、今のところなかなか購入のタイミングが合わず…これはあきらめろってことかな(笑)?

黒いラマカードは、机のまんなかに順番にならべます。
カードはよくきって、裏返しにつみかさね、各プレイヤーは6枚ずつうけとり、自分の前に表にしてならべます。
残りのカードは、このラウンドでは使いません。
チップは、わきにおいておきます。

手番のプレイヤーは、以下の2つから1つ選んで実行します。

さいころをふります
・降ります

さいころをふる場合…
さいころを3つふります。
→すくなくとも1つは、自分の前のカードと同じだったら…
そのカードを捨て札にします。
さいころの目と同じカードが2枚以上あっても、1枚だけ捨て札にします。
これで手番は終了です。
→ラマが3つそろったら…
もし、チップを持っていたら、1枚戻せます。
これで手番は終了です。
→自分の前のカードと1つも同じではなかったら…
机の真ん中のラマカードの列に、さいころと同じ目のカードがあったら、それを自分の列に加えます。
これで手番は終了です。
→自分の前のカードにも、ラマカードの列にも、さいころと同じ目のカードがなかったら…
ラマカードの列のカードをすべて自分の列に加えます。
これでラウンドは終了です。

降りる場合…
さいころをふらず、自分の前のカードをすべて裏返しにします。
以後、ラウンド終了まで何もしません。

ラウンドは…
→誰かが、自分の前のカードをすべて捨て札にできたら
さいころの目と同じカードが自分の前にもラマカードの列にもなくて、黒いラマカードをすべて自分の列に加えたら
→ラマカードの列のカードがすべてなくなったら
→全員降りたら
のいずれかで、終了です。

1人を残して降りた場合、ひとりでゲームを続けることはできますが、さいころをふって自分の前のカードと1つも一致しなかったら、ラマカードをすべて自分の列に加えて、ラウンド終了となります。

カードをすべて捨て札にできたプレイヤーは、手元のチップを1枚戻せます。
カードが残っているプレイヤーは、カードの数をすべて足します。
その際、同じ数が2枚以上あっても1枚分(4が2枚あっても4点)で計算します。
合計数をチップで受け取ります(黒が10点、白が1点)。

誰かが40点以上ためたら、ゲーム終了です。
チップが1番少なかった人の勝ちです。

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小さめで厚めなカード

天気のいい午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
カードをきって気がつく、「ラマ ダイス」のカードって小さいけど、ちょっと厚めになってる!
そして、ラマから1,2,3,4,5,6と順番にならべると、背景の虹がつながる!
さすがAmigoさん、やることが細かい(笑)!

ざっとルールを説明して、まずは2号から。
さいころふって…出た目と同じカードを捨てる。
それだけ。
同じ数を2枚持っていた2号は「これ、1つにつき1枚しか捨てられないんだよね?」と聞いてくる。
「うん、1枚だけ」…毎度のことながら、鋭いこと聞いてくるよね。

序盤は、たいていどれか同じになるので、淡々とすすむ。
しばらくすると「…ない…から、ラマからもらう」…「ない…ラマから…」…こうなると、減らしたいのにどんどん増えて行く気がして焦る(笑)。

1ラウンド目は、運よく3が2枚になったので、わたしはさっさと降りる(笑)。
ここで下手に粘るとロクなことはない(笑)。

そのあと2号もおりて、1号だけ残る。
「最後の1人になると、さいころの目と自分の前のカードが合わなかったら、ラマのカード全部もらわなきゃいけないからね」と言うと、「…じゃあ、降りる」(笑)。
理性的なプレイだね(笑)。
全員チップをもらう。

2ラウンド目。
前回はばらけていたカードが、今回は重なってる。
…まぁ、なんとかなるでしょ(笑)。

…と思って始めたけれど、さいころなんて何とかなるもんじゃないっ(笑)。
それでも4を2枚まで減らしたけど…ここで魔がさす(笑)。
さいころ、ふります」と言うと、2号が「え??ふるの?絶対降りると思った」というので、「うん、ままも絶対降りると思った(笑)」。
血迷ったも甚だしい(笑)。
で、当然4は出なくて、ラマのカードから2のカードが来る。

…粘るとロクなことがないとか言っときながら、これだもんなー。
だいたい4が2枚が4が1枚になったって、マイナス4は変わらないのに(笑)。
おかげで、このままだとマイナス6ですが(笑)?

親のマヌケプレイを目の当たりにした2号は、理性が勝り(笑)「降りる」(笑)。
1号も「降りる」…ここで、「さいころ、ふります」って言ったらホントにケーベツされそうだったので、わたしも「降りる」。
…ムダにマイナス2点増やした(笑)。

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この出目なら、2とラマが捨てられる!

3ラウンド目。
だんだんコツがつかめたと思いたいけど、ダイス相手じゃコツもなにもあったもんじゃない(笑)。
自分の前にまだ4枚もあるのに、さいころの目と同じ数がないってどーゆーこと(笑)?
しかも、また(笑)血迷ってラマカードから、ラマを連れてくるわたし(笑)。
…マイナス10点じゃん(笑)。

でも、説明書には「ラマは出やすいです」って書いてあったっ!
実際、さいころは6面中2面がラマ。
…でも、全然出ないんですけどーっ(笑)。

ハラハラしながらさいころふって、何度目かでようやくラマを捨てれられる…どーこーがーラマが出やすいのよっ(笑)。
とりあえずラマはいなくなったけど、てんでんばらばらの数字をどうするか…と悩んでいたら、1号がいきなり「…つんだ」。

え?
うっそー、1号、自分の前のカードともラマカードの列とも一致しない出目×3(笑)。
…ということは、ラウンド終了??
早すぎて、頭がついてこない(笑)。

2号とわたしは、それでもラマがいなかったから10点以下のマイナスだったけれど、1号…ラマがいた(笑)。
「マジ?マイナス10点?」と1号ボーゼン(笑)。
もう少し行くだろうと思ったのに、ダイスだとこういう幕切れもあるわけか!

4ラウンド目。
コツをつかんだというより、「これはコワい」という経験を積んだ3人(笑)。
めっちゃ慎重になる(笑)。
…でも、わたしたちがいくら慎重になっても、ダイスはなってくれない(笑)。
途中、1号は見事ラマ×3を出して、マイナス10の黒チップを戻す。
そこまでは、1号の一人負けだったのにこれで分からなくなった…

あー、またてんでんばらばらーっと降りるべきか行くべきか悩んでいたら…今度は2号「…つんだ…と思う…」…マジっすか??
…あっちゃー、確かにつんでる…2号の前には6,5,4とそろって、ラマカードの列にはラマもいた…
「もしかしなくても、これで合計マイナス40以上…だよね…」…うん…たぶん。

そんなわけで、ずーっとマイナス重ねた1号が最後に逆転勝ち。
以下、わたし、2号。

うーん…微妙、です。
ゲーム自体はすっきりまとまっているし、ルールも少ないし、とても遊びやすいです。
でも、「ラマ」を知っていると、これじゃない感が強い(笑)。
「ラマ」とは全く別のゲームだったら、もっと楽しめたような気がします。

1号も2号も「ラマの方がいい。ダイスはまぁまぁ」と言ってましたが、同感。
決しておもしろくないわけじゃないんですが、両方知ってるとラマのほうがおもしろいと思ってしまいます。
逆にいうと、「ラマ」がそれだけ完成されたおもしろさだということでもあります。
「ラマ」と関係なかったら、ハードル高くなくて、結構楽しんだんじゃないかと…

…そんなわけで、「ラマ パーティエディション」に興味がわいてきちゃいました…どうしよう(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
ひっさしぶりに夫と2人でサイクリング。
天気がよくてすっごく気持ちよかったです。