紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ラマ(L.A.M.A. / LAMA)

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正しくはL.A.M.A.…点がついていました(笑)

どんなときもL.A.M.A.のルールを守ろう!
Lege alle Minuspunkte ab(マイナス点を出しきれ!)!
手札はどんどん出そう、さもなければマイナス点となるぞ。
手札が出せない時は、降りるか、カード(できればちょうどいいカード)を1枚ひいてみるか…
マイナス点は、チップとして渡される。
手札を全部出すことができれば、チップを1枚戻せる。
戻すチップは、10点のチップでも1点のチップでもかまわない。
最後に、マイナス点が1番少なかったプレイヤーが勝つのだ!

No.252

・ラマ(L.A.M.A. / LAMA)

Reiner Knizia

・Amigo

・8歳から

・2人から6人

・時間…20分ぐらい

・日本語化…必要ありません

ちょっと時間ができたときに、ゲームやろう(主にわたし・笑)ということになって、思いついたのが「ラマ」。
おなじみのKniziaさん作で、「ラマ」は2019年のSpiel des Jahresにノミネートされています(受賞したのは、「ジャストワン(Just One)」でした)。

カードはよくきって、各プレイヤーに6枚ずつくばり、残りは裏返しにして積み重ね山札とします。
山札の1番上のカードを表にして、山札の隣におきます。

手番がきたら、場のカードと同じカードか、1つ大きい数字のカードを出します。
たとえば、場のカードが3だったら、3か4を出します。
6だったら、6かラマカード、ラマカードだったら、ラマカードか1となります。
カードを出したら、手番終了です。

カードを出せないときは、以下の2つから1つ選びます。
→山札から1枚とって、手札に加え、手番は終了です。
山札がない場合は、このアクションを選べません。
山札がなくなっても、捨て札を山札にはしません。
→手札をふせて、自分の前におき、降ります。
降りたら、以後このラウンドではカードを出したり、とったりできません。

誰かが手札をすべて出すか、全員が降りたら、ラウンド終了です。
1人を残して、全員降りた場合、残った1人はカードを出すことはできますが、山札からカードを補充することはできません。

残った手札の数字がマイナス点となります。
ただし、同じ数字のカードが2枚以上ある場合は、1回だけマイナス点となります。
例えば1が2枚あったら、マイナス2点ではなく、マイナス1点となります。
ラマはマイナス10点です。
マイナス点分、チップをもらいます。
白いチップはマイナス1点、黒いチップはマイナス10点です。

そのラウンドで、手札をすべて出したプレイヤーは、手元にチップがあったら1枚戻すことができます。
マイナス1点チップでも、マイナス10点チップでもかまいません。

何ラウンドか行い、だれかがマイナス40点に達したらゲーム終了です。
その時点で、マイナス点が1番少なかったプレイヤーの勝ちです。

 

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これ以上ないほどわかりやすい!

天気のよい午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
前に遊んだことは、2人とも覚えていたけど、ルールはケロリと忘れてました(笑)。

1ラウンド目。
カードくばって、2号からスタート。
わたしの手札は、3が2枚で、あとは単品(笑)。
…つい「マンマミーア」のノリで、3を2枚まとめて出したくなるけど、「ラマ」では1枚だけしか出せない…

…と思ったのは、わたしだけでなく1号も「…ねぇ、出せるのは1枚だけだよね?」と聞いてくる(笑)。
「マンマミーア」恐るべし(笑)。

出せなくなった2号は「出せなくなったら、どーすんだっけ?」「カードを1枚とるか、降りる。カードを裏返しにおいて、ラウンド終わるまで何もしない」と言ったら、カードをとる…1号もとる…わたしもとる(笑)。
そう、このラウンド、誰も5を持ってなかった(笑)。

そして、5をひいた1号が出す。
そしたら、わたしは6だよね…2号も6…1号も6…みんないっぱい6持ってた(笑)。
わたしはもう1枚6を出す…そして2号は…ラマ。
「でた、ラマ!」「これ、マイナス10点なんだよねぇ」「そう、さっさと出したいよね…」と言ったのに、1号あっさり1を出す。
「…なんでだよっ」(笑)。
わたしも1を出す…手札は1が2枚。
わたしの番まで1が回って来るかと思ったけれど、2号が2を出し、1号がカードをとったので、「降りまーっす」とカードをふせて降りる。

2号3を出す…1号4を出す…しばらく出し合って2号「降りる」1号も「降りる」。
ラウンド終了。

手札を見ると…わたしマイナス1、2号ラマがいたのでマイナス13、1号もラマがいたのでマイナス11…
「うわ、これ…」「おもしろいじゃん!!」と1号と2号。
2号は「ねぇ、全部カード出して上がれたら、チップ戻せるんだよね?どっちでもいいの?」と早速聞いてくる(笑)。
「うん、どっちでもいいの。マイナス10でもマイナス1でも」「そしたらさ、マイナス1が10枚たまったらマイナス10と交換すればいいじゃん」…こいつ、悪知恵働きすぎ(笑)。

2ラウンド目は、さくっと2号がカードを出し切って勝ち。
うれしそうにマイナス10のチップを戻す。
わたしはマイナス2でとどまったけど、1号またラマカードつきでマイナス12点。
ラマに好かれたらしい…

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まずは4…ということは4か5のカードが出せます

3ラウンド目は、運よくわたしが出し切って勝ち。
3人で遊ぶと、山札が半分にすらならないで終わることが多い気がする。
つい「もう少しはいける」と思ってカードをとったら、突然「おわり!」になることもあるけど。
「ラマ」には「UNO」で手札が最後の1枚になった時に言う「UNO宣言」はないけれど、なんとなくわたしたちは手札が残り1枚になると「あと1枚」と言ってた(笑)。
それくらい感覚的にちょっと似てる。

そして4ラウンド目。
1号がマイナス30点、2号はマイナス9点、わたしがマイナス2点とちょっと差がついたので、ここは固く行こうと思ったのに…手札がばらけまくって、しかも大きい数が多い。
ここで同じ数字が重なるとマイナスは1回しかカウントしないというのが効いてくる!
マイナスを減らしたいわたしは、降りたくても降りれない状態が続く。

3人とも3が出たところで、カードをとりまくる…そう、3人とも4がなかった(笑)。
「…また、ダメだ」
「うん、ダメだ」
「カードが増えてゆく…」
「増えてゆく…」
「どうしよう、降りたくても降りれない…」
とぼそぼそつぶやく3人(笑)。

ようやく2号が4を出し、うれしそうに1号の5が続き、たまった6をわたしが出す。
2号も6、1号も6、わたしもまた6…6が出るたび、3人とも息が止まる(笑)。
2号も6を出し、「あと1枚」…えっ。
でも…こっちも手札を減らすのに必死で読むヒマなし(笑)。

1号はラマを出し…わたしもラマを出し…2号の最後の1枚は…
…ラマだった!!
「ぎゃー、やられたー」
「またラマが残ったー!!」
まさに、阿鼻叫喚(笑)。

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なかなか長いラウンドだった…

2号はうきうきとマイナス1点チップを戻し、わたしはマイナス6点、1号はまたもやラマが残っていたためにマイナス13点をくらう!
結局、2号とわたしがマイナス8点、1号がマイナス…43点で終了。

終わった時、思わず3人で「おもしろい、これ!」と言ってしまったほどおもしろかったです。
とっても簡単なルールで、似てるといえばいろんなゲームに似ているけれど、出し切ったらチップを戻せるというルールが独特で差をつけたという感じです。

選択肢が多くない(場のカードと同じかその1つ上のカード)ので、長考することもなくさくさく進み、3人だと幕切れはたいてい突然(笑)。
さくっと終わるラウンドもあれば、なかなか決着がつかないラウンドもあり、変化に富んでいてほんっと楽しいです。

時間がかからず、ルールも簡単、でもしっかり遊べるというとてもよくできたゲームだと思いました。
Spiel des Jahresノミネートも納得です。

 

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☆今日のありがとう☆
お義母さんがコロナワクチン接種の1回目を受けました。
彼女が「これで2回目をうけたら、バスに乗ったり電車に乗ったりできるのね」とうれしそうに言うのを聞いて、厳しい規制生活を感じました。
もうすぐ長いトンネルから出られる!と思いながら家族とがんばります。