紺碧のSpielplatz

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チェックポイントチャーリーの捜査犬(Checkpoint Charlie)

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スパイ猫を探せ!

チェックポイントチャーリー、ベルリンの壁で一番有名な検問所がこのゲームの舞台です。
時は、1960年代、冷戦真っ只中。
K9捜査犬チームのメンバーは、チェックポイントチャーリーをくまなく監視しています。
捜査犬たちは、それぞれ異なった情報機関のメンバーでもあり、誰よりも早くスパイ猫のトップを探し出そうとやっきになっています。
どの捜査犬が正確な推理でスパイ猫のトップに近づき、正体を見破ることができるでしょうか?

No.118

・チェックポイントチャーリーの捜査犬(Checkpoint Charlie)

・José Antonio Abascal作

・Piatnik

・10歳から

・3人から5人

・時間…30分

・日本語化…必要ありません

ベルリンのチェックポイントチャーリーは、今見ても違和感がある場所だと思います。
にぎわった道に突然現れて、そこだけ時間が止まってしまったような…そのイメージが強かったせいか、「チェックポイントチャーリー」というタイトルを見たら、興味がわいて購入。
なかなか遊ぶチャンスがなかったのですが、ようやく。

各プレイヤーは、捜査犬カードとチップをうけとります。
スパイカードはよくきって、裏返しに積み重ねておきます。
手がかりチップは黒い袋にいれておきます。
得点チップは裏の色別にわけて裏返しにしておきます。

各プレイヤーは、他のプレイヤーに見られないように黒い袋から手がかりチップをとりだし、裏か表を選び、捜査犬カードの下におきます。

手番がきたら、スパイカードから1枚表にします。
そこにかかれたスパイ猫が、自分の手がかりチップと一致する場合は自分の前に見えるようにならべておきます。
手がかりチップと一致しない場合は、自分の捨て札置き場に捨てます。

手がかりチップは
・新聞を持っている、持っていない
・コートを着ている、セーターを着ている
・茶色の猫、グレーの猫
・帽子をかぶっている、かぶっていない
・サングラスをかけている、かけていない
があり、すべての手がかりに一致していると思う猫が分かったら、各プレイヤーはいつでも(手番ではなくても)捜査犬チップをその猫のカードの上におくことができます。

プレイヤー全員が捜査犬チップをスパイ猫カードの上におくか、スパイ猫カードがなくなったら捜査は終了です。

捜査が終了したら、各プレイヤーは手がかりチップを見せます。
5つの手がかりすべてに当てはまるスパイ猫カードに捜査犬チップをおいたプレイヤーは、黄色の得点チップを1枚もらいます。
5つの手がかりのうち、4つ当てはまるスパイ猫カードに捜査犬チップをおいたプレイヤーは、白い得点チップを1枚もらいます。
5つの手がかりのうち、3つ以下しか当てはまらないスパイ猫カードに捜査犬チップをおいたプレイヤーは、黒い得点チップを1枚もらいます。
5つの手がかりすべてに当てはまらないスパイ猫カードに捜査犬チップをおいたプレイヤーも黒い得点チップを1枚もらいます。

得点を10点以上集めたプレイヤーの勝ちです。
あるいは、1色でもすべての得点チップがなくなるか、5ラウンド行ったらゲーム終了で、その時点で得点チップの得点が1番多いプレイヤーの勝ちです。

 

天気の悪い午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
黒い袋というのが、布ではなくプラスチックの袋で、それだけですごくあやしく見える(笑)。
それぞれ手がかりチップをとり、どっちにするか決めて、捜査開始!

わたしは、茶色かグレーの猫で、グレーにしてみる。
スパイカードをめくると…グレーだ。
1号も2号もさくさくと選び、ならべていく…3,4枚ぐらい並んでくると「たぶんこれ?」というのが分かってきます。

3人プレイの場合は、使わない捜査犬カードもスパイカードに混ぜて、出てきたら黒い袋から残りの手がかりチップを出し、はじいて表か裏か決めます。
それが、全員共通の手がかりとなるのです。

今回はそれが割と早く出てきたので、確実な手がかりがあっさりもらえる。
自分の手がかりと合わせて3つ、となると…

…考える前に、1号がさっと捜査犬チップをおく。
2号が「ずっるーい!」と大騒ぎ。
わたしは…何が起きたのか分からない(笑)。

そのあと2号とわたしはなんとか手がかり4つは合っているであろう猫を見つけ出し、チップをおく。
1号大当たり、2号とわたしも手掛かり4つは当たりでした。

2ラウンド目。
わたしの手がかりはサングラス。
スパイでしょ、サングラスは必須でしょーっという思い込みだけでアリにする(笑)。

わたしの前はあっという間にサングラスの猫だらけ。
なのに、2号の前にはなかなかおかれない…1号も少な目で、確実な自分のヒントだけが他にも知れ渡り、知りたい他の手がかりは隠れたまま(笑)。
ようやくスパイカードから捜査犬も出てきてかなりしぼりこめるかなと思った瞬間に、また1号がさっと捜査犬チップをおく。
2号「また??ずりぃー!!」…確かにそう思う(笑)。

前回と同じく、2号とわたしは手がかり4つは合ってるはずの猫を探してチップをおく。
1号大当たり、2号とわたしは小当たり(笑)。

3ラウンド目。
今度こそっと思って、新聞持ってない猫にする。
今回は、いい感じに捨てたり並べたり、だったのに、やっぱり捜査犬が出てきた直後、今度はわたしがめくったばかりのカードに、1号捜査犬チップをおく!

わたし、まだ自分の手がかりしか確認してないんですけど??
…また手がかり4つは合ってるはずの猫を探す…

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全然間に合わない…

結局1号ぶっちぎりの勝ち。
2号とわたしは同点…

これ、得意な人はめっちゃ得意、苦手な人はいくらやっても分からないっていうゲームだと思います。
でも、わたしはとても楽しめました。
だんだん犯人をしぼってゆく感じがうまく再現されているし、あそこの手がかりはこれだろう、こっちの手がかりはあれだろうっと考えるのはおもしろかったし、それにビンゴな猫が出てきたら、見つけた!!って気分になるんだろうなと(←1度もできなかったので、想像ですが・笑)。

この手のゲーム、1号はほんっと強い。
2号も強そうだけど、勘も使おうとするので迷走しがち(笑)。
わたしは…CPUにもうすでに難アリってことかと(笑)。
でも、おもしろかったので、今度はバリアント入れて遊んでみたいです。

 

☆今日のありがとう☆
友人がこのブログを読んで家族とゲームしたくなり、すごろくを手作りしたそうです。
「あー、ブログ始めてよかった!!!」と思った瞬間(笑)。
読んでくださって、ホントにありがとう!