紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

バケツくずし(Alles im Eimer)

f:id:konpekino:20201103050759j:plain

蹴るか蹴られるか…

このゲームでは、相手のバケツピラミッドを崩しつつ、自分のバケツピラミッドを守ることを目指します。
プレイヤーは、手札からカードを出して、その動物を隣の相手のバケツピラミッドに向かって走らせます。
次のプレイヤーは、同じ動物のもっと大きい数のカードを出して、その動物の向きをかえ、その隣の相手のバケツピラミッドに向かって走らせます。
自分のバケツピラミッドを守るためには、場に出た動物カードよりも大きい数のカードを出さなければなりません。
大きい数の動物カードが出せなくなったら、その動物は自分の色のバケツをけとばします。
もし、そのバケツの上にバケツがのっていたら、そのバケツも一緒にけとばされて、ピラミッドから吹っ飛ばされます。
ピラミッドのバケツが一番多く残せた人の勝ちです。

No.177

・バケツくずし(Alles im Eimer)

・Stefan Dorra作

・Kosmos

・8歳から

・2人から6人

・時間…20分から40分

・日本語化…必要ありません

前に「島が見えた!」に「バケツくずし」と書いたけれど、そーいえばまだ紹介してなかった!っとあわてて棚から出してきました(笑)。
わたしの「バケツくずし」はKosmos版で、バケツは2Dなのですが、バケツ3Dバージョンも出ています。

各プレイヤーは、各色2個計10個のバケツと、カードを8枚手札として受け取ります。
残りのカードは、裏返しにして積み重ね山札にします。

各プレイヤーは、手札を確認し、バケツでピラミッドを作ります。
1番下の段に4個、1番上の段に1個おきます。
その際…
・手札にない色のバケツは、ピラミッドの上の方におく
・手札に多くある色のバケツは、ピラミッドの下の方におく
・同じ色のバケツは、なるべく離しておく
・とはいうものの、手札は追加するので、計算通りいくかどうかはわからない
ことに気をつけます。

スタートプレイヤーは、手札からカードを自分の前に出します。
出したカードの動物が左隣のプレイヤーに向かって走り出します。
カードは、1枚か2枚か3枚出せますが、4枚以上は出せません。
カードを出したら、出したカードの枚数にかかわらず、山札から1枚ひいて手札に加えます。

スタートプレイヤーの左隣のプレイヤーは、隣から走ってきた動物をよけるために、同じ動物で前のプレイヤーが出したカードよりも大きい数字のものを出します。
2枚、3枚まとめて出す場合は、カードの数字を足すことができます。
まれに、スタートプレイヤーがふたたび手番になることがありますが、その場合はすでにスタートプレイヤーの前におかれたカードと新たに出すカードを足します。

カードが出せない、あるいは出したくないプレイヤーが出たら、自分のバケツピラミッドから動物カードと同じ色のバケツを1つ取りのぞきます。
そのバケツを取りのぞくことによって、崩れ落ちるバケツがある場合は、そのバケツも取りのぞきます。
もし、取りのぞかなければならない色のバケツがピラミッドになかったら、どれか1つ選んで取りのぞきます。

バケツを取りのぞいたら、ピラミッドが2つになってしまった場合、どちらか一方のピラミッドをすべてとりのぞきます。

バケツが取りのぞかれたら、プレイヤーは自分の前におかれた動物カードをすべて集めて捨て札にします。
バケツを取りのぞいたプレイヤーから、次のラウンドを始めます。

誰かのバケツピラミッドがすべて取りのぞかれたら、ゲーム終了です。
残ったバケツが多い人の勝ちです。

 

f:id:konpekino:20201103050849j:plain

バケツを死守するのだ!

昔、何度か遊んだことがあるものの、ルールはすっかり忘れてました(笑)。
1号と2号にざっと説明すると…わかったようなわからないような顔。
やってみれば分かるだろうと、天気の良い(久しぶり)の午後1号、2号、わたしの3人でプレイ。

まず、わたしの手札。
…オレンジのひつじと紫のぶた…が多いかな。
でも、緑の犬は7…1枚しかないけど。

バケツのプラミッドが倒されないように、枚数が多い動物のバケツを下の方におきたくなるけど、枚数だけでなくそのカードの数字も重要…と後で気がつく(笑)。
というのも、何度かやると「1枚しか持ってないけど、その数字が大きかったのでバケツがとられなかった」ということも発生するのです。
逆に枚数持ってたけど、数が小さかったから蹴り飛ばされるとか。

…もう、いくら悩んでもしょうがないと開き直って、まんべんなくバケツをならべる(笑)。
同じ色は近くにしないようにとか、枚数が少ないバケツは外側におくとか、そんなことは気にしたけれど、今ここでがんばったところでどの色の手札が来るかは分からないし。

1号、2号もそれなりに(笑)悩んでバケツピラミッドを作る。
そして、わたしからカードを出す…

オレンジの3…2号はオレンジの4…1号はオレンジの5…わたしはオレンジの4を足す…2号はため息をつきながらオレンジの6を出す…1号「出せない!」
1号、バケツピラミッドからオレンジのバケツを出す。
…わたしはオレンジが強いつもりだったけど、いきなり貧相になる(笑)。

1号は、青の5を出す。
「いきなり5??」と言ったら、「それしかない…」…わたし馬は3しか持ってないのにー。
「出せない」…わたしのバケツピラミッドから青のバケツを出す。

…そんな風に繰り返してゆき、3人ともかなりピラミッドが崩れてくる。
そして、1号がスタートプレイヤー。
赤の牛の3…わたし牛は1匹もいないので、「出せない」。
しばらくして、また1号がスタートプレイヤー。
赤の牛の2…今回もまたわたしは牛がいないので、「出せない!」。
「もー、牛いないんだってばー!」と言ったら、「だったら、もっとちゃんとカード切ってよっ!」と手札を見せてくれる1号…確かに、1号の手札は牛だけ(笑)。
「ごめん…それはしょうがない…」(笑)。

終盤、バケツが少なくなってくると、3人とも2枚、3枚攻撃(笑)開始。
少ないバケツを守ろうとみんな必死(笑)。
手札がじり貧になっていくなかで、最後の1つを蹴り飛ばされた2号の負け。
1号の勝ちで、以下わたし、2号。

f:id:konpekino:20201103050926j:plain

絵もバケツも結構かわいい

「2号が負けたのは意外。出せなかった感じしなかったけど」と1号が言ったら、「バケツのおき方が悪かったんだと思う」と2号。
わたしも、1号に牛攻撃(笑)を受けた時は終わったと思ったけれど、赤いバケツはすでになかったので、上から1つずつ崩せたことに助けられました。

このゲームは、たぶん5人6人で本領発揮なのではないかと。
3人だとすぐ回ってきてしまうので、あんまりハラハラしないのです。
5人6人だと、手番が回ってくるまで時間があるし、手札にない動物が出た時の緊張感は想像するだけでもおもしろいです(笑)。
小さい数字できざみたいと思っても、ない手札は出せぬ(笑)でバカでかい数字を出すときは、こっちはため息、周囲は悲鳴で楽しいです。
今度は5,6人…せめて4人で遊んでみたいけど…どうかなぁ(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
夕飯が決まらず悩む…ようやく思いついたのは、家族がそーんなに好きではないもの。
でも、それ以外ほんっとに思いつかなかったので、それを作ることに。
そしたら。
3人とも「おいしー」「おいしいよー」「おいしかったー」と言ってくれました。
おいしいと言ってくれて、ホントありがとう。