紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

島が見えた!(Land in Sicht!)

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大海原に出発!!

トンガの王さまの生活は、まさに楽園の暮らしです。
今日は、宮殿で賑やかなパーティを開くことになりました。
世界中から招待したお客さまに、島々でよりすぐりの貴重な品々をお見せするのです。
最大級の真珠、高価な宝、甘いくだもの、めったに見られない動物たち…それらは、あちこちの島に散らばっています。
さぁ、急いで集めなければ!

王さまは、腕の良い航海士を送り出しました。
彼らこそが、南太平洋の海路をよく知っているのです。
サンゴ礁が広がる場所を通り抜けることはできないので、船長は決められた海路をたどるしかありません。
でも、その海路がどこへゆくのかは星だけが知っています。
たぶん、器用に船をあやつる船長も知っているのでしょう。
王さまの命令通りに大切な宝物を集めて、1番最初に王さまの島に到着した人が勝利します。

No.152

・島が見えた!(Land in Sicht!)

・Stefan Dorra作

・Ravensburger

・6歳から99歳までの航海士

・時間…20分から40分

・日本語化…必要ありません

わたしが初めて遊んだStefan Dorraさんのゲームは、「バケツくずし」だったと思います。
シンプルなのに楽しくて、どこか暖かい…そのあともいろいろ遊びましたがその印象は変わらず。
楽しいゲームはいっぱいあるけれど、暖かいと思わせるのはそんなにないと思います。

「島が見えた!」は、ボードがパタパタするというのに惹かれて購入。
ところが、タイルの1枚がはりついてしまってパタパタできない!
ダメもとでRavensburgerに問い合わせたら、すぐに代替品を送ってくれました。
こういうことにちゃんと対応してくれるのは、当たり前のようで当たり前じゃないと思います。
おかげで、いまだにウチではRavensburgerのイメージめっちゃいいです(笑)。

まず枠を作ります。
裏の番号に合わせて組み立て、中に海のタイルをならべます。
枠の色がついたタイルは、枠にそっておきます。

それから、王さまの注文を決めます。
プレイヤー全員で、王さまが何をいくつ欲しいか決め、王さまの注文ボードにその数だけキューブをおきます。
また、王さまの島も決めて、そこに白い船のこまをおきます。

各プレイヤーは、同じ色の船のこま、船ボード、旗をもらいます。
枠にそっているタイルから1つ選び、パタパタを開けます。
その島の港に船のこまをおきます。
そこがそのプレイヤーのスタート地点です。

手番がきたら、船を動かします。
海にかかれた船の道(点線)にそってタイルぎりぎりまで船を動かし、その先のタイルを開けます。
そのまま船を動かし、港に到着するまで続けます。
場合によっては、長距離移動することもありますし、元の島に戻ってくることもあります。

船を動かすときは…
・船の道にそって動かします。
・タイルのはじまで動かしてから、次のタイルを開けます。
・船は、線路を走る電車のように動くので、十字路を右折左折することはできません。
・1つの港に船はいくつでも係留できます。
・港について、その島にある宝物が必要ならば、自分の船ボードのその宝物にキューブをおくことができます。
・港について、その島にある宝物が必要でなければ、その宝物は積まないで次の港まで船を動かすことができます。
に気をつけます。

港について、宝物を積むかどうか決め、積む場合は自分の船ボードのその宝物にキューブをおき、積まない場合は次の港を目指して船を動かします。
宝物を積んだら、手番は終了で船がのっていないタイルはすべてまた海の面にします。

王さまの注文の宝物が全部そろったら、船ボードに旗をたてて王さまの島へ向かいます。
王さまの島に1番最初に到着した人が勝ちです。

 

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黄色の宝箱、どこーっ(笑)!

急に寒くなった日の午後、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
説明書には「王さまの注文は5個から10個」と書いてあったけど、やめときゃいーのに大人プレイ(笑)でいきなり12個で始める(笑)。

序盤は3人とも気の向くまま航海(笑)。
タイルぎりぎりまで行ってパタパタをめくるのがとっても楽しい。
「お、パイナップルだ」
「こっちは、宝箱」
「あ、鳥!」
と、3人ともどんどん宝物を集めてゆく。

でも、ある程度集まってくると、だんだん「これが欲しい」になってくる。
説明書にも「自分の手番以外で海の道を覚えておきましょう」ってわざわざ書いてあるのに、それをやらないでぼーっとながめていたわたし(笑)。
1号、2号はとっくに海の道覚えようとしてたのに。
しかも、覚えようとしてるのに、1号も2号もさっさとパタパタ閉める(笑)。
あげくの果てに「もうちょっとゆっくり閉めて…」と頼み出す(笑)。

何も考えず「やっぱり宝物は多い方がいいよね」なーんて言って、宝箱を5つ集めることにしたことで、自分の首を思いっ切り絞めたと気がついたときは、すでに手遅れ(笑)。
というのは、船ボードがよくできていて、同じ宝物は集められないようになっているのです。
つまり、5個集めるということは、宝箱がある島を全部めぐらないと集まらない!
…記憶力0のわたしは途方にくれる(笑)。

でも、それはわたしだけではなく、1号も2号も他の宝物は集まったけれど、宝箱が2つ足りない(笑)。
2号が持っている青い宝箱、1号もわたしも持っていなかったので「それ、どこにあった?」と聞いたら「え、わかんない。もう覚えてない」…おーい(笑)。
そして、黄色い宝箱に至っては3人とも持ってない(笑)。
「どこにまだ行ってないんだろう?」「ここ、なんだっけ?」「確かナントカ島だったと思う(島の名前は憶えていない…)」「あ、そっか」「じゃあこっちかな?」と3人で総力戦(笑)。

王さまの島は割と早く見つかったので、それは3人とも覚えていたけれど、黄色い宝箱…どこーっ(笑)。
…と、1号が発見!!
もちろん3人ともそこに突進(笑)。
その道中で足りなかった赤い宝箱も見つけて、そのまま王さまの島(今回はトンガ島)に到着した2号の勝ち。
黄色い宝箱、よりによって王さまの島の隣にあった…(笑)

のんびり船に乗ってあちこちめぐるというのが、うまく表現されていると思います。
どきどきしながらタイルをめくるのがすごく楽しい(笑)。
1号も2号も「ルール簡単なのにおもしろいじゃん!」と言っていましたが、わたしもそう思います(てか、最近難しいゲームばっかりやってたっけ?と反省…)。
それに、パタパタを閉めたら大海原が現れて、この夏海水浴に行けなかったわたしたちにはちょっとうれしい。
個人攻撃もなく、奪い合いもなく、ひたすら航海する感じで、暖かい気持ちで遊べました。

 

☆今日のありがとう☆
ようやく雨がやみました!
寒いのは相変わらずだけれど、それでも雨が降っていないってだけで、すーごく気がラク(笑)。
気持ち上向きでうれしいです。