紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

チーキーモンキー モンキービジネス(Cheeky Monkey / monkey business)

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逃げた動物たちをつかまえろ!

さるたちが、動物園の動物たちを一斉に逃がしてしまいました。
逃げた動物たちは今、うっそうとしたジャングルに隠れています。
さぁ、逃げた動物たちをつかまえてください。

No.215

・チーキーモンキー モンキービジネス(Cheeky Monkey / monkey business)

Reiner Knizia

・Piatnik

・6歳から

・2人から6人

・時間…15分

・日本語化…必要ありません

こちらは(も?)金星くんのHPでおもしろそうと思い購入。
そのころ出回っていたFace 2 Faceの絵は好きじゃないなぁと探してみたら、Piatnikはmonkey businessとして結構かわいい絵だったので、こっちにしました。

チップはすべて袋に入れます。
ボーナスタイルは表にして机のまんなかにおきます。
ボーナスタイルにかかれた数だけ、その動物のチップが袋に入っています。

手番がきたら、袋の中を見ないで、袋から1枚チップをひき、自分の前に表におきます。
そして、続けてチップをひくかどうか決めます。
・ひかない場合
この手番でひいた自分の前にあるチップをすべて積み重ねて山にし、自分の前におきます。
チップを積み重ねる順番は、自分で決めてかまいません。
また、1枚しかひかなかった場合は、そのチップを自分の山の一番下におくことができます。
・ひく場合
→ひいたチップが、今までひいたチップと違う動物だったら、チップを自分の前におき、続けて引くかどうか決めます。
→ひいたチップが、今までひいたチップと同じ動物だったら、手番は即終了です。
自分の前に並べたチップは、すべて袋に戻します(注・山になっているチップは、袋に戻さなくてよい)。

また、ひいたチップが、他のプレイヤーの山の一番上のチップと同じだった場合は、そのチップを自分の前にとってくることができます。
山のその次のチップも同じだった場合も、とってくることができます。
ただし、そのあと袋からチップをひき、すでにひいたチップと同じ動物が出たら、いままでひいたチップだけでなく、他のプレイヤーからとってきたチップも袋に戻します。

さるのチップをひいたら、他のプレイヤーの山の一番上にあるチップと交換することができます。
交換したいチップを自分の前にもってきて、ひいたさるのチップをかわりにおきます。

袋のチップがなくなったらゲーム終了です。
各プレイヤーは集めたチップを動物ごとにわけ、各動物で1番多く集めたプレイヤーはボーナスタイルがもらえます。
同数のプレイヤーが2人以上いた場合は、誰もその動物のボーナスタイルはもらえません。
チップ1枚につき、1点として数え、ボーナスタイルの得点を足し、1番多かったプレイヤーの勝ちです。

 

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かわいい絵にだまされるな!

天気のよくない午前中に1号、2号、わたしの3人でプレイ。
むかーし何度か遊んだことがあるのだけれど、2人とも覚えていないとのこと。

「袋から1枚ずつ出す。好きなだけ出せるけど、同じのが2つになったら全部戻す。他のプレイヤーの山の1番上に出したのと同じチップがのってたらもらえる。さるは、他のプレイヤーの山の1番上のチップをもらうことができる。でも、そのあとも袋から1枚出して同じのが2つになったら全部オジャン」と説明。
潔いほど分かりやすいルール(笑)。
さすがKniziaさん!

まずわたし。
1枚目…ペンギン…2枚目…さる…3枚目…へび…4枚目…ペンギン!
「やられた。4枚ぐらいいけると思ったけど…」と言いながら、袋に戻す。

次は、2号。
さる…ペンギン…しまうま…さる!
やっぱり4枚でドボン。

次は、1号。
おうむ…さる…ペンギン…さる!
1号「また、さる??あ、さるが1番多いのか…」と言いながら、袋に戻す。

4枚って欲張ってるつもりないけど、このゲームでは欲張りなのかな(笑)?
昔はサクサク進んであっさり終わった記憶があったけど、もしかして泥沼系だったりする(笑)?
そんなはずは…

…とちょっと不安になりながら、袋から出す。
さる…キリン…おうむ…「ここでやめとく」…いきなり弱気(笑)。
ちょっと考えて、キリンを1番上にしておく。

2号は果敢に攻めて4枚、1号は3枚確保。
全員山ができると、俄然おもしろくなってくる!

1枚出すたびに、全員大急ぎで山を確認…1号が見事キリンをだして、わたしのキリンをさらってゆく(笑)。
「あ、めっちゃくやしー」と言ってたら、今度はわたしがさるを出して、キリンを取り返せるっと思ったら、1号はちゃっかりキリンを2枚目にしてた(笑)。

わたしはやたらとさるがでて、1号2号の山から誘拐を繰り返す(笑)。
1号と2号は、しっかり同じ動物を出して山から誘拐していく。

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いきなりかぶる…

終盤、かなりチップが少なくなってきたから、そんなにかぶらないだろうと勢いよくペンギンを出して、もう1枚出すと…またペンギンかよっ(笑)。
これには、1号2号も爆笑。
「そういえば、いままで連続ってあんまりなかったねぇ」と2号。
確かに、何度もかぶったけれど、でも連続じゃなかった…

…ここで、学べばいいのに、2号1枚目おうむ…よりによって、1号とわたしの山のてっぺんにいるおうむ。
おうむ3匹ならべて、2号出してみると…またおうむ!
今度は、1号とわたしが爆笑。
「そこまでおうむそろうとすごいよね」「確かに」。

そして、1号。
やつも学ばない(笑)。
おうむ出た時点でやめときゃいいのに、2枚目出して…当然おうむ(笑)。
「ねぇ、さっきおうむ4枚入れたじゃん。かぶると思わなかったの?」と言ったら、「えー、でも2枚ぐらいなら行けそうって思った…」…うーん、気持ちは分かる(笑)。

そんなこんなで、さくっと最後のチップが出てゲーム終了。
まずボーナスチップ。
1号は、ぞう、キリン、ペンギンを集め、2号は、しまうまとおうむ。
わたしは…さるだけ(笑)。
「えー、結構集めたと思ったけど、ボーナスはさるだけなのー?」とわたし思いっ切りがっかり(笑)。
1号は、ボーナス17点+チップ16点で33点。
2号は、ボーナス14点+チップ17点で31点。
わたしは、ボーナス10点(笑)+チップ19点で29点。
1号の勝ちで、以下2号、わたし。

最初は「これちゃんと終わるのかなぁ…」と不安になりましたが、見事な着地で思わず拍手!
たったこれだけのルールで、ここまで美しく進行するのは、遊んでいてほんっと楽しいです。
ややこしいルールや、分かりにくいルールがない分、プレイに集中できて、思いっ切り楽しめるのです。

わたしたちは3人で遊びましたが、今度は4人で遊んでみたいと思いました。
5人、あるいは6人になると待ち時間が長くなりそうだし、2人だと誘拐(笑)がそんなに起きなくて単調になる気がします。
でも、4人だったら山からの誘拐がしょっちゅうおきそうでおもしろそう!

ちなみに、昔(笑)1号2号と遊んだときは、2号が自分の山からチップをとられたくなくて、ずーっと山の上に手をのせていたという(笑)。
1号は、さるがでると大よろこびしてました。

初心者でも気軽に遊べるし、ゲーマーもたぶん(笑)楽しめるとてもよくできたゲームで、おススメです!

☆今日のありがとう☆
今練習中のチェロの曲、シャープが3つ…これ、かなりの難関。
しょっちゅうポジションチェンジで、音がどんどんずれてゆくのです。
思わず「もー、やだ!シャープ3つもいらないっ!」と叫んだら、1号が「分かるー、シャープは2つまでにして欲しいよね」と反応してくれました(笑)。
分かってくれて、ほんっとありがとう。
もうちょっとがんばってみるわ(笑)。