紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ジャイアントステップ(Zwerg Riese)

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巨人の肩にのって旅します

「金、金、金ー集めているのはそれだけさ!金、金、金、欲しいものはそれだけさ!」という声が、森に響きます。小人たちは、街から街へ旅をしながらできるだけ多くの金を集めます。小人たちは、小さく、賢いので、特別な方法で旅をします。つまり、巨人のリックの肩にのって旅するのです。巨人の大股で旅すれば、次の街へ100倍速く到着します。誰が巨人のリックと街から街へと賢く旅をして、一番多くの金を集めるでしょうか?

No.335

ジャイアントステップ(Zwerg Riese)

Marco Teubner作

・HABA

・6歳から99歳

・2人から4人の大きな小人と小さな巨人たち

・時間…20分から25分

・日本語化…必要ありません

キャプテンクック」に続くHABAの長方形シリーズ(笑)。
ジャイアントステップ」を出してきたのは、「キャプテンクック」の隣にあったからです(断言←おいっ)。

ボードを広げ、各プレイヤーは同じ色の小人と個人ボードを受け取り、どの街からスタートするか決めて、その街に全員小人をおきます。
コインは裏返しにして混ぜて、小人がいない街に1つずつおきます。
残りは積み重ねてわきにおきます。
カードもよくきって、裏返しに積み重ね山札としてわきにおきます。

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カードと小人とリック

手番がきたら、以下の2つから1つ選んで実行します。

1.カードをひきます。
山札から1枚表にします。
→巨人カード(地形カード)だった!
やったね、そのカードを表にして
・カードのひくのをやめて、いままでひいたカードを自分の手札にします

・カードをもう1枚ひきます
のどちらかを選びます。

→茶色の泥棒カードだった!
残念!
今まで表にしたカードは、すべて集めて左隣のプレイヤーに渡します。
左隣のプレイヤーは、カードを1枚選んで自分の手札に加え、また左隣のプレイヤーにカードを渡します。
受け取ったプレイヤーは、1枚選び手札に加えて、また左隣のプレイヤーに渡す、をカードがなくなるまで繰り返します。
注意・手番のプレイヤーは、カードをもらえません。
泥棒カードを山札の1番下に入れ、手番は終了です。

→赤い泥棒カードだった!
今まで表にしたカードは、茶色の泥棒カードと同じように処理します。
それから、赤い泥棒カードを山札に入れ、山札をよくきります。

もし、表にした最初のカードが茶色か赤の泥棒だったら、不幸中の幸い!
手番は終了ですが、他のプレイヤーの手札から2枚ひきます。
2枚は同じプレイヤーからでも、2人のプレイヤーからでもかまいません。

2.巨人のリックと旅に出ます。
巨人のリックと旅に出る時は、自分のコマがいる街の塔の窓にリックの片足をおきます。
そこからコンパスの要領で、リックをくるりと回し、目指す街の方向に反対の足をおきます。
それから、その足がおかれた地形カードを出します。
カードが出せなかったら、その時点で手番終了で、カードは手札に戻します。
街に片足が入ったら、街に到着で、その街に小人を移動させ、コインを受け取ります。使ったカードはすべて山札の一番下に入れます。
小人がいない街で、コインがない街があれば、その街にコインを裏返しに置きます。

コインがすべて集められたら、ゲーム終了です。
コインにかかれた数字を足して、一番多かった人の勝ちです。

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さぁ、出発!

天気のいい午後に、1号(緑)、2号(黄色)、わたし(赤)の3人でプレイ。
ルール説明しながら、昔ぼろ負けしたことを思い出す…リックの歩幅をよむのが難しいんだよね、これ(笑)。

スタートプレイヤーは2号。
ちゃっちゃっちゃとめくって、手札3枚。
1号も、ちゃっちゃっちゃちゃっとめくって、手札4枚。
勢いに乗って、わたしちゃっちゃ…「あ、泥棒…」
2枚目で出るってどーゆーことっ(笑)?
通常の地形カードは2号に行き、茶色の泥棒は山札の下に。
わたしだけ手札ない…なんか、めっちゃ悔しいんですけどー(笑)。

…と思ったら、1号も2号も泥棒(笑)。
全員自分の手番では、他の人にカードをプレゼント状態(笑)。

そして、カードがたまったところで、わたしの小人出発!

リックの足を街に立てて…

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さぁ、行ってみようっ!

まず水のカード…
くるりっ!

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くるりっ!

次は、草原のカード…
そして、くるりっ!

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くるりっ!

次は森のカード…と出していくんだけど、わたしは距離感をよむのがヘタクソらしく、「あら?なんでここまでしかいけないの?」となること多々(笑)。
そーなると、出したカードかき集めてすごすごと引き返す…むなしいことこの上なし(笑)。

その後、わたしの小人はボード左下、1号の小人は右側、2号の小人は左上に移動…これが後でどう出るか?

1号は、確実に歩幅をよんでコインを集めていく。
2号は、ちょこちょこ泥棒が出てなかなかカードが集まらない。
わたしは…満を持してリックを歩かせても、歩幅をよみ切れず…「あー、また足りないっ!」

そのうち2号が「これさー、さっきから森のカード待ってるんだけど、出てこない!」と言いながら、カードをめくる…いきなり泥棒(笑)。
「…ってことは、じゃー、1号が多いから1号から2枚もらう」…確かに、1号はわたしの倍は持ってるな(笑)。
運よく森をひいた2号は、そのあとそのカードを使って隣街に到着、コインももらう。

1号がコンスタントにコインを集めるのに、わたしは迷走を深める(笑)。
最後のコインは…

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わたし一番遠い!!

「…でも、ここで手札集めても、たぶん2号が次の手番でコインとるよね?じゃあ、一か八かでやってみる!」と言うと、1号も2号も「ふーん…」という反応…だよね(笑)。
でも、手札結構たまってるし、なんとかなるんじゃないかと…

…ところが、最後の2歩でカード足りなくなる(またかよっ!)。
「あー、どう歩いてもムリだよね、これ…」「うーん、ちょっと距離がありすぎたかもね」…確かに。
そのあと2号がさくっと最後のコインを集めて、ゲーム終了。

コインの枚数は、1号7枚、2号5枚、わたし4枚と1号がダントツだったんだけれど、点数計算したら、1号と2号同点で11点、わたしは9点という結果。
わたしは、4枚中2枚が3点だったけれど、1号は3点は1枚だけ(笑)。
1号は「納得いかねー(笑)」、2号は「悔しい、絶対勝てたな」、わたしは「やっぱりよめねぇ(笑)」と叫ぶ…(笑)

これは、HABAらしいとてもいいゲームです。
分かりやすいルールと、丁寧に作られたコンポーネントで、ゲームの世界に入り込めます。
巨人のリックはきちんとプラスチックで作ってあるので、何度遊んでも先がつぶれたりしませんし、ボードに傷がつかないように先が丸くなっているのも素晴らしいです。

行きたい街に行くには、どのカードが何枚必要か考え、それを集めるのですが、集められても、そのカードで本当に行けるかどうかは、やってみなきゃ分からない!というのがこのゲームの醍醐味!
わたしは突出して多かったけど、1号も2号もリックをくるりとまわして、「あ…」ということが数回あったので、ものすごく楽しかったです。

上級用としては、雲が出てきて、雲があるところは迂回しなければならないというのもあります。
…雲出てきたら、わたしはきっとどこにも行けないだろーなー(笑)。

いずれにせよ、リックをくるりくるりしながら笑って欲しいと思います(笑)。

 

☆今日のありがとう☆

その1
やることてんこ盛りなのに、CDラックの前で悩む(笑)。
本日は…なんと中島みゆきさま。
「空と君のあいだに」は圧巻!

その2
帰宅した1号が、「あれ?これ聞いてんの?久しぶりじゃない?」…確かに。
「だってさ、中島みゆきさんは…こっちにパワーないと、踏みつぶされるから…」と言ったら笑われました(笑)。
あ、でも、これ誉め言葉。
みゆきさんは、どっちかってーと崖から突き落とすタイプではないかと(笑)。
だから、こっちがしっかり立ってないと聴いてられない。
その代わり、しっかり立ってたら、ものすごい力をくれる音楽だと思います。

その3
今朝は今にも雨が降りそう…夫「とうとう電車だな…(ため息)」…そんなに電車、イヤなの(笑)?
…と思っていたのに、どたばた探し物が始まり、次に現れた時はレインコートに短パン、裸足にサンダル!
「どうも、財布忘れてきたみたいだから、電車乗れない。だから自転車で行く」え?
とりあえず、いってらっしゃーいと見送ってから、爆笑(笑)。
財布忘れてくるとか、だから定期ないとか、レインコートに短パンとか、もうツッコミどころ満載すぎ(笑)。
いやー、楽しい朝をありがとう(笑)!

その4
ちなみに、夫の格好と勢いに負けたか、雨には降られなかったらしい(笑)。
よかったね!

その5
…で、思い出したけど、日本で夫を空港まで迎えに行ったとき、白いズボンに茶色いコーヒーのシミ。
「どしたの?」と言ったら、「飛行機の中でコーヒーこぼした」。
家について、「洗濯してあげるから、着替えて」と言うと、「替えのズボン持ってきてないよ」…はい?
スーツケース開けると…パンツが数枚、Tシャツ数枚、かろうじて化粧バッグ、わたしが頼んだお土産…それだけ!
「だってさ、持ってきたら、持って帰らなきゃいけないでしょ。キミ、日本食いっぱい持って帰りたいだろうなと思って…」…それは涙が出るほどありがたいけど、日本の夏で着替えナシはムリだってば(笑)。
…その足でユニ〇ロ言って、短パン買いました(笑)。
その短パン、今でもはいてます(笑)。

その6
さぁ、今日も顔を上げてゆきましょっ!
ルンルン♪