紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

オーバーブッキング(Overbooking)

満室になる前に部屋を予約!

昔、ある王さまが最高級の宴を開くことにしました。
それを聞きつけて、国中から何千人ものお客がやってきました。
そのようにして、残り少なくなったホテルの空室の取り合いが始まったのです。
王さまの召使として、ホテルが満室になる前にお客に部屋を見つけることができるでしょうか?

No.490

・オーバーブッキング(Overbooking)

・Filippo Landini作

・Huch

・10歳から99歳

・2人から4人

・時間…30分

・日本語化…必要ありません

「オーバーブッキング」は、2022年のSpiel新作です。
会場で見かけて、おもしろそうだなと思ったものの、Huchならばちゃんと流通するだろうとあえて買わず(笑)。
で、予想通り「オーバーブッキング」は、すぐにあちこちで見かけるようになったので、すかさず購入。
Made in Germanyだそうで、やっぱりなーっという感じ(いろいろ含んでるな、この文・笑)。

さて。ルールは。
各プレイヤーは、カードセットを受け取り、よくきって裏返しに積み重ね、9枚を手札とし他のプレイヤーに見えないように持ちます。
ホテルタイルはよくきって、3枚並べます。
左側には、コインを1枚ずつ置きます。
スタートプレイヤー、はスタートプレイヤーマーカーを受け取ります。

手番がきたら…
ホテルの左右どちらかにカードを裏返しに置きます。
右側は、正面口でそこに並んだカードが順番待ちをしていることになります(最大4枚まで置けます)。
右側は、裏口でそこに並んだカードは、そのカードの効果を使います(最大2枚まで置けます)。
コインが置いてあったら、コインを獲得します。

全員カードを置き終えたら、場のカードをすべて表にします。
まず、裏口のカードの効果を確認します。
それから、正面口のカードを確認します。
基本的に…
1.まず、一番数が大きいカードが部屋をもらいます
2.同じ数のカードがある場合は、より正面口に近いカードが先に部屋をもらいます。
3.残りのベットの数より、カードの数が大きい場合は、そのカードは泊まれません。その次に小さい数のカードが部屋をもらう権利を得ます。

そのようにして、部屋をもらったカードはカードにかかれたコイン分の勝ち点を獲得しますが、部屋をもらえなかったカードは捨て札となります。
すべてのホテルを確認したら、ホテルタイルを裏返しにし、自分の山札から手札が9枚になるまで補充し、次のラウンドを行います。
4ラウンド行い、コインの勝ち点が1番多い人の勝ちです。

ホテルは3軒

天気のよい午後に、1号(緑)、2号(オレンジ)、わたし(赤)の3人でプレイ。
ルールをざっと説明するけれど、特に難しい部分はナシ。
ただ、ホテルのアイコン、カードのアイコンの早見表は全員が確認できるように、机の上に置いておく。

1ラウンド目。
スタートプレイヤーは、わたし。
ホテルは上から、11人、10人、8人泊まれる…まぁ、そうなると大きいホテルから…かなぁ。
手札は、人数多めのカードが多かったし、人数5人の兵士を1番上のホテルに置いてみる。
2号も1号も、1番下のホテルにカードを置く。
1番下のホテルは、1人から3人までのカードしか出せない。
カードに書かれたワッペンが小さければ1人から3人、大きければ4人から6人と、多少分かるようになるようになっているのがカワイイ(笑)。

徐々に列ができる

その後、わたしも1番下のホテルを狙う。
定員8人ってことは、さっさとカード置いとかないと入れない可能性大っと後で気付くってどんだけマヌケ(笑)?

真ん中のホテルは、1枚目のカードは表にして出す。
ふーん、2号は2人ね…

このあたりから、裏口にもカードを置くようになるわたしたち。
最初においたらコインももらえるし、いたずら気分で1号もわたしもカードを置く。

裏口は、コインもらえるもんね

1号とわたしがコインをもらったのがうらやましかったらしく、その後2号も裏口へ。
ラストプレイヤーは、最後の1枚を置いても置かなくてもいいのだけれど、1号は「置かない」とのことで、終了。

さぁ、誰が泊まれるのか?

さて、運命の一瞬(大げさ)。
表にしてみると…

1番上のホテル。
裏口には、2号の貴族。
貴族は、正面口にいる自分のカードを1番前に持ってくることができる。
わたし「…でも、2号のお客さん、正面口にいないけど?」
2号「だから置く時言ったじゃん、よく分かんないけど置くって」
…確かに言った(笑)。
でも、ホントに分かってなかったのね(笑)。

んで、正面口。
数の大きい順だから、まずわたしの兵士5人入って、わたしの貴族が4人入って、1号の商人2人…「ちょうどぴったりじゃん!」
全員部屋に入れた!

真ん中のホテル。
定員は10人。

裏口は、わたしの商人がいる。
商人は、ベッドを3つ増やす!
ふふ、奉仕の精神(笑)。

そして、正面口。
わたし「まず、1号の労働者が6人、で、2号の兵士が5人…うっそ、もう11人???わたし3人増やしたのに、わたしの貴族入れないの???なのに、2号の商人は入るの??」
…1号と2号爆笑。
するよね、そりゃ。

わたしは悟った。
奉仕の精神は、役に立たないことを(笑)。

奉仕活動してしまった…

一番下のホテル。
定員は8人…こじんまりとしたホテル(笑)。
裏口には、1号の修道士。
修道士は、そのホテル正面口の列の1番最後に移動する…

召使に人気のホテル(笑)

正面口。
わたし「1号の召使が入って、わたしの召使も入って…2号の召使は入れない。んで、2号の修道士が入って、1号の修道士も入れる!」
1号「入った、修道士!」
2号「召使、追い出された…」

2号の召使、門前払い(笑)

なるほど、そういうことか!
ここで3人とも理解する(笑)。
全体像がようやく見えたって感じ(笑)。

2ラウンド目。
カードを補充して、せっせと並べる。

ラストプレイヤーのパス、理解(笑)

ラストプレイヤーは、わたし。
1ラウンド目でラストプレイヤーの1号が最後のカードを出さなかったけれど、その気持ちが今分かった(笑)。
これ、最後に1枚出しても意味がないような気になる(笑)。

だいたい一番上のホテルは裏口がないので、カードを出す場所もない(笑)。
なので、出さずに終了。

一番上のホテル。
定員15人で、裏口なし。

さすが裏口がないホテル(笑)

全員無事入れる。
しかもピッタリ(笑)。

真ん中のホテル。
裏口には1号の商人。
商人はベッドを3つ増やしてくれる(太っ腹)。

ここもピッタリ!

こちらもまたピッタリ全員入る。
3人のカン、すごいな(笑)。

一番下のホテル。
定員は14人。
でも、裏口にわたしの労働者がいるので、ベッドが3つ減る(笑)。

うっほっほっ(笑)

わたしの兵士、2号の労働者が入った時点で残り1ベッド(笑)。
2号の修道士、1号の商人は野宿(笑)。
2号「まま、労働者なんて裏口に置いたんだ…」
…かなり恨まれている模様(笑)。

そんな感じで、進んでいく。
カードとホテルの定員とにらめっこしてたら、あっという間に4ラウンド終了。
計算してみると…ワッペンのボーナスで稼いだ1号の勝ち。
以下、わたし、2号。
と言っても、各3点差の僅差(笑)。

1号「おもしろい。おもしろいけど、もっと泊まれない人がいたほうがよかったかも」
2号「最初は分かんなかったけど、分かったらおもしろかった」

 

おもしろかったです。
最初のうちは、カードの効果を確認するので手間がかかりますが、1ラウンドやってみたらすぐに理解できるし、そうなってからが本番(笑)。
あーでもない、こーでもないと悩みすぎて、自分がどこに誰を置いたか忘れるぐらい…なのは、わたしだけ(笑)?
特に裏口に誰を置いたか忘れて、どきどきしながら正面口にカードを置いたりしてました(フツーしない・笑)。

でも、1号の言うように、泊まれない人がもう少し多い方が盛り上がったのではないかと。
わたしも、泊まれない人が多くて阿鼻叫喚(笑)を期待していたので(おい)、思ったよりずっとマイルドな印象です。

ただ、わたしたちは3人プレイだったので、4人プレイとは違う展開だったと思います。
正面口、裏口に置くカードの制限は、プレイ人数に関係なく同じなので、それがどう影響するのか…ぜひ4人プレイをやってみたいです。

家族で遊ぶには、ちょうどいいマイルドさだと思います。
いろいろ考えて、裏口にも仕込んで、楽しいゲームです。

 

☆今日のありがとう☆
その1
今朝起きたら、雪降ってた…
一体何月よ、今(笑)。

その2
そのせいか、ほんっと調子が上がらない。
やらなきゃいけないことだけやって1日が終わったという感じで、すごく不満!
…と言ったら、1号「でも、今日まま、いろいろやったんじゃないの?」
わたし「確かにね、やらなきゃいけないことはやった」
1号「すごいじゃん、ちゃんとやったんでしょ?何もやらずに1日が終わったわけじゃないじゃん」
わたし「…うん」
そうだった、できなかったことを数えるんじゃなくて、できたことを数えよう!

その3
しかも、今日は夫が早く帰って来て「ゲーム、やる?ぼくはできるよっ」と宣言してくれたので、平日だけど急遽ボードゲームで遊べた!
楽しかった~!
一緒に遊んでくれて、ありがとー!

その4
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪