紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

タルギ(Targi)

パッケージはあんまり好きくない…

タルギは、砂漠の民であるトゥアレグ族の一員だ。
部族を率いる者として、彼らは高価な金貨や恩恵を得るために、なつめや塩、胡椒の取り引きを行う。
タルギをどこに置こうか。
タルギを商人に行かせなければ、取り引きはできないし、最悪の場合、相手プレイヤーのタルギが商人の元に行ってしまうかもしれない。
しかし、キャラバンが人気のある商品を運んでくるかもしれない…数ある選択肢のなかから、あなたはどれを選ぶのか?
かといって待ちすぎると、取引をする機会がふいになるかもしれない。
なぜなら次のラウンドでは、他の物が取り引きされるからだ。
先を読み、金を得た者が勝つことができるだろう。

No.413

・タルギ(Targi)

・Andreas Steiger作

・Kosmos

・12歳から

・2人用

・時間…60分

・日本語化…必要ですが、日本語版が出ています

「タルギ」は、2012年発売です。
すぐにおもしろいと評判になり、2012年のKennerspiel des Jahresにノミネートされました(受賞は「村の人生」、同じノミネートに「K2」)。

ただ、わたしはパッケージがあまり好きになれなかったので、保留。
この手の被り物(笑)の女性って、リアルでいろいろあるので…ねぇ。

…なーんて思ってたのに、師匠がおもろいっておっしゃるんですもの、これは買うしかないなと購入(単純)。
確かに、パッケージだけでパスってのはもったいない(笑)。

さて、ルールですが。

外周カードを、説明書の図のようにならべます。
商品カードと部族カードは、分けてよくきります。

外周カードの内側に縦3枚横3枚計9枚のカードをならべますが、商品カードと部族カードを交互にならべます。
最初は、商品カード5枚、部族カード4枚になるようにします。
残りの商品カードは、外周カードのキャラバンカードわきに置き、部族カードは外周カードの部族拡大カードのわきに置きます。

盗賊は、1のカード(貴族)に置きます。
各プレイヤーは、タルギ3人と部族マーカー2つ、なつめ2つ、塩2つ、コショウ2つ、金貨1つ、勝利点1点を1つ、3点を1つを受け取ります。

このゲームの目的は、まずタルギを置き、そのあとそのアクションを行って部族を広げることです。

スタートプレイヤーマーカーを持ったプレイヤーから始めます。
1.タルギを置きます
スタートプレイヤーから交互にタルギを外周カードの1つに置きます。
その際
・盗賊がいるカード
・角の略奪のカード
・すでに自分のタルギか相手のタルギがいるカード
・すでにカードの向かい側に、相手プレイヤーのタルギが置かれているカード
には、タルギを置くことができません。

それを交互に行い、3つ置いたら、自分のタルギを置いたカードからたてとよこで交わるカードに部族マーカーを置きます。

2.アクションを利用します
スタートプレイヤーからアクションを行います。
タルギを置いたカード、部族マーカーが置かれたカードのアクションを好きな順番で行います。
アクションを行ったら、タルギは自分の手元に戻し、タルギの置かれていたカードはそのままにします。
部族マーカーの置かれたカードが…
→商品カードだったら、商品カードの捨て札置き場におき、部族カードを裏返しにしておきます。
→部族カードだったら、購入して自分の前に置くか、購入したくない、できない場合は1枚だけ手札として持つことができます。
すでに手札を1枚持っている場合は、場にある部族カードを捨て札にします。
部族カードのあった場所には、商品カードを裏返しにして置きます。
それから、部族マーカーを手元に戻します。

商品カードは、かかれた商品をもらうことができます。

部族カードは、カードにかかれた物を払って購入すると、自分の前に置くことができます。
各プレイヤーは、自分の前にたて3枚、よこ4枚カードを置きます。
1列目が完成してなくても、2列目を始めてかまいません。
・同じシンボルのついたカードを4枚ならべたら、ボーナスとして4点。
・すべて違うシンボルのついたカードを4枚ならべたら、ボーナスとして2点。
・4枚並ばなかった列には、ボーナスはありません。
もし、部族カードに部族マーカーをおいたけれど、購入することができない、あるいはしたくない場合は、自分の前にはおかず手札として1枚だけ持つことができます。
1度手札にしたら、他のカードと交換することはできません。
手札にした部族カードは、外周の貴族カードにタルギを置けば、カードにかかれたものを払って、自分の前に置くことができます。
あるいは、カードをただで捨て札にすることもできます。

すべてのタルギと部族こまが取り除かれたら、盗賊を1ます進ませます。
盗賊が強奪のますにとまったら、各プレイヤーはかかれた商品や金、勝利点などをストックに戻します。
それから、商品は10つ、金は3つになるようにします。
多すぎるときは、ストックに戻します。

ゲームは、
・12枚目の部族カードが置かれたとき

・盗賊が4回目の強奪に到着したら
終了です。

部族カードにかかれた勝利点、集めた勝利点などを足して、多かったプレイヤーの勝ちです。

今回は、指示が書かれている面を上にしました

天気のよい午後に、2号(水色)とわたし(白)の2人でプレイ。
実は、前に2人で遊んだら、時間が足りなくて最後まで遊べなかったので、今回は、時間しっかり確保してスタート。

スタートプレイヤーは2号。
序盤は、2人とも商品集め。
部族カードを買うにも、いろいろ足りないので、自然そうなる(笑)。

なにはともあれモノが欲しい(笑)

2号は先手を活かして、うまく商品カードを狙う。
わたしも商品欲しいけど、いい列が狙えなかったので、外周カードで商品をもらうことにする。

2号は、前回味を占めた(笑)蜃気楼(部族マーカーを移動させることができる)を使って、より多く商品がもらえる位置に部族マーカーを動かす。
わたし「そうだ、その手があった」←ケロリと忘れてるヒト。
なんせ外周カードの効果は12種類、そんなにあったら覚えられないっつーの(笑)。

わたしは、買えるというだけで、部族カードを購入(バカ)。
しかも、効果はすでに置かれた部族カードの位置を変えることができるというもので、1枚目に購入するカードじゃない(笑)。
でも、そこに部族マーカーがあったんだものー(違っ)。

2号は、部族カードを1枚ずつしっかり確認してる。
わたしも確認したけど…途中で飽きる(笑)。
クセのある活字なので、読みづらいだものー(言い訳70%)

2号はこつこつと商品を集め、狙いの部族カードを購入。
…って、わたしも考えてなかったわけじゃない。
オアシスカード置いたから、ちゃんとオアシス狙う。

ただ、このゲームって中のカードだけでなく、外周のカードの効果もすごく大事。
それを組み合わせて考えると、外周狙って中のカードを狙いそこなったりする。
実は、それがめちゃくちゃおもしろい!

2ラウンド目は、商品集めすぎて没収されるわたし(商品は10つまで、金は3つまで)。
…くっそー、これぐらいならさっさと部族買った方がいいじゃん(勘違い)。
2号も「あ、そうだ、没収されるんだった。これぐらいならなんか買ったほうが…」
…こういうゲームをウチで遊ぶと、なんでこんなに生活臭プンプンなんだろう(笑)。

4ラウンド終了時のわたしの部族。

砂漠とくれば、やっぱオアシスでしょう!

ちゃんとオアシスならべたっ!
次は、ラクダ乗りかな…商品はぎりぎり10つなので、没収なしっ!

5ラウンド目…なんと井戸がどさっと出て来る…これは、井戸狙うしかないよねっ(行き当たりばったりの王道を突っ走る!)。

これは…井戸以外考えられない!

でも、よく見たら、どれも金が必要…でも、今わたしは金を持ってない。
…となると、外周の「商人」で同じ商品3つを金にかえてもらうか…でも、そこにタルギを置くと…その列では、井戸が取れないんだよなぁ…2号も金は欲しそうだしなぁ…どっちを先に置こうか…とまぁ、悩ましいったらありゃしない!

結局わたしは、商人を優先、それでもどうにか井戸に部族マーカーが置ける。
まず商人で商品を金に交換して、井戸購入。
自分の手番に、好きな順番でアクションを処理していいというのは、ものすごく楽しいし、計算が合うと、すごくうれしい!

2号は2号で、「これは買えないから、手札にする。手札にしたらどーなるんだっけ?」
わたし「外周の貴族にタルギを置いたら、お金払って置けるよ」
2号「えーっと、あ、ここね」
カードに全部書いてあるんだけど、ちょっと多すぎ(笑)。

その後のわたしの部族。

計画性ゼロ(笑)

…行き当たりばったりというのがよく分かる(笑)。
どーすんだろ、こんなならべ方して(他人事)。

その頃の2号。

計画性…あるのか?

あら?2号もなの?
親子そろって、チャレンジャーだな(笑)?

2号は、井戸に興味がないらしく取らなかったので、わたしはちゃくちゃくと井戸を集める。
3枚ならべて、あと1枚でコンプリートっ、しかも井戸のカード1枚、場に出てるっ!
これは行けた、絶対行けたっ!

…と思ったのに。
他の列にあった金目当てで、2号にタルギを置かれてしまう…いくら頭をひねっても、わたしは井戸に手が届かないっ!!
おーまいがー(笑)。
しかも、2号は井戸のカードに部族マーカーを置くことになり、すでに手札を持っていたために「これ、いらない」と言って捨てる!!
おーまいがー(笑)。

…いいもん、じゃあ、外周の部族の拡大を使ってやるっ!
…でも、井戸は出てこない…

最後まで金不足に悩まされつつ、盗賊に支払いを済ませて、さくっと終了…

最後はこんな感じ!

2号「盗賊、むかつくなー」
わたし「あ、でも、わたしは盗賊に払わなくていいカードがあるからダイジョウブ!」
2号「あ、そっか、いいなぁ」

2号の部族。

よーく見ると勝利点がぎっしり(笑)

1列コンプリート。
枚数少なく見えるけど…

わたしの部族。

井戸、行けたっと思ったんだけどなー

井戸…集めたかった…

計算してみると、なんと2号の勝ち!
わたし「えー、部族カードの枚数はわたしの方が多いのに!」
2号「でも、部族カードは勝利点の多いのしか買わなかったもん」
わたし「え、買うとき見てたの?」
2号「当たり前じゃん」
…わたしは「買えるのを買う」だったのに、ちゃんと見てたんんだ…
おみそれしました(笑)。

 

これはすごい!
Kennerspiel des Jahresノミネート、納得のおもしろさ!
ルールというか、選択肢がちょっと多いので、慣れていないとおもしろいと思う前にめんどくさくなっちゃうと思いますが、それを乗り越えたらめちゃくちゃおもしろい!

ルール自体は、シンプルで分かりやすいです。
指示や効果はすべてカードに書いてあるので、確認すればいいわけで。
ただ、新しく出て来るカードを毎回確認するのは、めんどうっていえばめんどう(笑)。
なので、わたしみたいに「買えるのを買う」になっちゃったりするんですが(すっげー言い訳・笑)。

でも、何度か遊んでカードになじんできたら、ものすごくおもしろいと思います。
2つのタルギでクロスしたところのカードが使える、でもタルギが置かれたカードの効果も使えるっていうのが、ほんっと悩ましいです。
外周の効果と欲しい部族カードの位置が一致してくれることなんてまずなくて、外周の効果を優先すると、欲しくない部族カードに部族こまが置かれるし、欲しい部族カードを優先すると、外周の効果が「…いらない、これ」になります(笑)。

難点を上げるなら、プレイ時間が長めかもしれません。
おもしろいんだけれど、長すぎるとどうしてもダレてきます。
2号も「これ、おもしろいけど、ちょっと長いかな」とのこと。
ただ、それこそ何度か遊んでカードの構成が分かってきたら、もう少し短縮できるのではないかと思います。

いずれにせよ、2人でじっくり遊びたいっと思ったら、ピッタリのゲームだと思います。
…そーいえばこれ、拡張出てるんだよなぁ…どうしよう(笑)。

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日も天気悪し。
ただ、雨は午前中で上がったので、気持ち上向きです!

その2
天気が悪い日が続いて、気分がどよんっとしてたので、本屋さんに寄る。
…おもしろそうなカードゲームを見つけてニンマリ(笑)。
すっかり気分よくなってます(単純)。

その3
夕飯は、きのこスパゲティ。
先日ようやく入荷してくれたダシを使って作ったら、夫が「ねぇ、これ、いつもよりおいしい。作り方変えた?」と言うので、「作り方は変えてないけど、ダシはこの間買ったわたしが好きなやつで作ったからかな?」と言ったら、「うん、おいしい!」
おいしいって言ってもらえて、わたしもうれしい!

その4
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪