ズーロレット・デュエル（Zooloretto Duell）

プレイヤーは、動物園の園長となり、できるだけ大きな放飼場を作り、来園者を増やします。
向かい合って座った2人のプレイヤーの戦いは、今までにないほど厳しいものになるでしょう。
このゲームは、緊張感いっぱいで、嫌がらせも可能なのです、
売店で必要な小銭を稼げば、相手の一番のアトラクションを引き抜くこともできます。
ただし、同じ動物同士でも仲がいいとは限りません。
タイミングよく、ピッタリの動物を集めた人が、勝者となるチャンスを得るでしょう。

No.508

・ズーロレット・デュエル（Zooloretto Duell）

・Michael Schacht 作

・Abacus Spiele

・8歳から

・2人用

・時間…20分

・日本語化…必要ありません

「ズーロレット」、ものすごく気に入っているわけではないんだけど（ご多分にもれず、「コロレット」でいいんじゃ…と思ったクチ・笑）、「ズーロレット・ダイス」がすごくおもしろかったのです。
なので、もしかしたら2人用の「ズーロレット・デュエル」もおもしろいかも…と（笑）。

ちなみに、「ズーロレット・ダイス」は、ひげダイス (id:higedice) のところで紹介されているのを見て購入。
「ズーロレット・デュエル」も、ひげダイス (id:higedice) さん購入なさってまーす（って、これじゃーただのストーカー・笑）。

さて、ルールは。
動物園タイルは、動物と数字が書かれた面を表にして組み合わせます。
トラックタイルは、並べて置きます。
ボーナスマーカーは、上からアルファベット順に積み重ねます。
得点チップは、わきに置きます。
お金は、各プレイヤー1お金ずつ受け取り、残りはわきに置きます。
動物カードはよくきって、裏返しに積み重ね、下から6枚目に最終ラウンドカードを差し込みます。
一番上の動物カードを1枚表にし、捨て札置き場にします。
子ども動物カードは、わきに置きます。

手番がきたら、以下の3つから1つ選んで実行します。
・山札から動物カードを1枚表にし、トラックにのせる
・トラックを自分の動物園に運ぶ
・お金を払って特別アクションを行う

・山札から動物カードを1枚表にし、トラックにのせる
まだ場所があるトラックなら、どれにのせてもかまいません。

・トラックを自分の動物園に運ぶ
1枚以上動物カードがのっているトラックを自分の動物園に運び、動物カードを自分の動物園に並べます。
→雷がついた動物は、2匹になるとケンカになり、マイナスの得点チップを受け取ります。
→ハートがついた動物は、2匹集まると子どもが生まれます。
すぐに場にある子どもカードを受け取ります。
もう子どもカードがなければ、子どもは生まれません。
→四角がついた動物は、2匹集まると、捨て札から好きなカードを1枚選び、自分の動物園に連れてくることができます（それによって、四角がついた動物が2匹になっても、捨て札からカードはもらえません）。

同じシンボルが3つ集まってしまったら、3枚目のカードは捨て札にし、マイナスの得点チップを1枚受け取ります。

・お金を払って特別アクションを行う
2お金を払うと…
相手の動物園の動物を1匹自分の動物園に連れてくることができます。
あるいは
マイナス得点カードをすべてストックに戻すことができます。

売店
 売店は、同じ食べ物（アイス、ブレッツェル、飲み物）が2つそろったら、1お金がもらえます。
ただし、3つ同じ食べ物が集まってしまったら、3枚目のカードは捨て札にし、マイナスの得点チップを1枚受け取ります。
4種類の売店を集めたら、すぐに得点計算になります。
4種類集めたプレイヤーは、一番上のボーナスマーカーを受け取ります。
売店のタイルを裏返しにします。

動物園タイルに書かれた枚数にカードが置かれたら、どちらの動物園がその動物が多いか確認し、多いプレイヤーが一番上のボーナスマーカーを受け取ります。
それから、その動物園タイルを裏返しにします。

それを最終ラウンドカードか、最終ラウンドボーナスチップが出るまで続けます。
最終ラウンドカードが出た場合は、そのラウンドを最後まで行います。
最終ラウンドボーナスチップが出た場合は、そのチップの下のボーナスチップをどちらかのプレイヤーが獲得するまで行い、ラウンドを最後まで行います。

最終得点として、それぞれの動物でどちらのプレイヤーが多いか確認し、多いプレイヤーが1得点マーカーを受け取ります（売店は、最終得点はありません）。
2お金で1得点マーカーとなります。
それに、それまでに獲得したボーナスチップの得点を加え、多かったプレイヤーの勝ちです。

天気の悪い（しか書いてない気がする…）午後に、2号とわたしの2人でプレイ。
ルールをざっと説明するけど、「ズーロレット」も「ズーロレット・ダイス」も、なんなら「コロレット」も経験済みの2号には、おなじみの流れ（笑）。

スタートプレイヤーは、わたし。
ぺらっとめくって、トラックに置くだけ。
いきなり売店…となれば、2匹（？）のトラックよね。
2号も売店。
…あら？ちゃんときれてなかったかなぁ…

次のカードは、雷つきのバイソン。
売店と一緒にのせる。
2号は、雷つきのアンテロープ…売店と一緒にのせる。
…わたしは多少迷って、序盤だしってんでもう1枚表にすると…

あー、ハートのクマ…こ、こいつだけ1匹でトラック？？
ずるい…
もちろん、2号はハートのクマを引き取り、わたしは…アンテロープと売店を引き取る。

引き取ったトラックに乗っていたカードを、自分の動物園に並べる。
引き取られなかったトラックのカードは、捨て札となる。

雷ついてるけど、アンテローペ1匹だしね、まぁいいや…
次のトラック。

もう1枚表にすることもできたけれど、これで2号にハートのクマとられたら、子ども生まれちゃうってんで、わたしはハートのクマと、雷つきのトラをもらう。

ようこそ～（笑）。
少しずつ動物が集まってくるのは、単純に楽しい！

次のトラックは、満員までカードが置かれた！

うーん、ハイエナに四角がついてるなぁ…
トラは2匹セットだけど、雷とハート…わたし、もう雷つきのトラいるんだよね…

かなり消極的な選択だけど、無印のクマとゴリラをもらってくる。
2号は、トラの2匹セット。

わたしたちは、ついシンボルだけが見えるようにカードをずらして置いてしまい、あとで何匹いるか何度も数えるハメに陥る（笑）。
説明書の図では、動物の一部が見えるようにしてずらしていたので、一目で分かるようになってたのに（笑）。

次のラウンドでは、売店で同じ食べ物を2つあつめたので、1お金を稼ぐ。

2号は、見事にハートのクマを2匹そろえて、子どもが生まれる。
2号「カードが増えるって、いいね、これ」
そりゃそーやろ、2号の動物園、クマだらけ（笑）。
あっという間に規定枚数に到達。

数えなくても分かるほど（笑）2号のほうが多いので、2号がボーナスマーカーを獲得。
…ぐやじい（笑）。

ここまで来ると、2人とも流れを理解してどのトラックにカードを置くかで燃える（笑）。
相手の邪魔はしたいけど、順番によっては、押し付けたかったトラックが自分のところに来たり、欲しいカードといらないカードの組み合わせだったり（笑）。
写真撮るのも忘れて、2人であーでもない、こーでもないと悩みまくり。

序盤は、2号がいい感じに過半数をおさえてボーナスマーカーを取り、子どもも生まれていたけれど、中盤以降は四角マークを集めまくったわたしが捨て札からカードを掘り返し（笑）ボーナスマーカーを取り始める。

結局、最終ラウンドカードも、最終ラウンドボーナスマーカーもほぼ同時に出て、終了。

得点計算してみると、なんと2点差でわたしの勝ち。
2号「悪くないけど、すごくいいってわけでもないかな」とのこと。

思ったよりおもしろかったです。
コロレットシステムは、3人以上じゃないとおもしろくないだろうと思っていたけど、遊んでみたら、これはこれでアリではないかと。
発売側の「2人しかいないときでも、ズーロレットで遊ぼうぜ！」という執念（笑）を感じました（笑）。

デュエルは、1匹トラックがミソです。
そこに何をのせるか…お互い相手が欲しい動物はのせたくないと思っているので、ウチの場合、2匹のせるトラックが埋まってから、1匹トラックにのせることが多く、そこがかなり勝負所だった気がします。
欲しい動物が1匹トラックにのっていたら、迷わずそれを取りますが、そればかりだと総数が増えないので、過半数が取りづらくなる…悩ましいったらありゃしない（笑）。

ルールは、多少多いし、分かりづらいのもありますが、公平にするためなんだろうなという感じ。
もう少し直感的だったらよかったな。

デュエルは、もう少し遊んでみたいと思う深みがあります。
再プレイ、できるかな？

おまけ。