紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

おばけの試験 カードゲーム(Schloss Schlotterstein Das Kartenspiel)

f:id:konpekino:20201218052612j:plain

グラグラ城のオバケのカード版

さぁ、おばけ試験が始まります。
小さなおばけたちは、お城に住んでいる人たちを「お~ば~け~だ~ぞ~」としっかり怖がらせなければなりません。
でも、それはちっとも簡単なことではないのです。
というのも、いつも決まった人たちだけが怖がるからです。
でも、記憶力のいいきみたちなら、お城に住んでいる人たちをいっぱい怖がらせて、マイスターになれるでしょう。

No.211

・おばけの試験 カードゲーム(Schloss Schlotterstein Das Kartenspiel)

・Kai Haferkamp & Markus Nikisch作

・HABA

・4歳から99歳

・2人から4人の小さなおばけたち

・時間…10分から15分

・日本語化…必要ありません

グラグラ城のオバケ(Schloss Schlotterstein)」で遊んだので、じゃあ次はカードゲームっと出してきました。
説明書読んだら、記憶力ゲームって書いてある…えー、そんな記憶ない(笑)。

お城カードはよくきって裏返しに積み重ね、10枚は裏返しのまま、得点カードとしてわきに縦にならべます。
住人カードは、表にしてお城カードのまわりに輪になるようにおきます。
各プレイヤーはおばけを1つずつもらい、得点カードの一番はじのますにおきます。

おばけのボス(スタートプレイヤー)を決め、ボスになった人はお城カードの1番上のカードを表にして、みんなに見えるようにおきます。
全員そのカードに誰がいるか覚えます。

ボスは、お城カードを表にする時間を決められます。
5秒でもいいし、30秒でもかまいません。
もう充分だと思ったら、お城カードを裏返しにします。

ボスの左側に座っているプレイヤーから始めます。
表になったお城カードにいたと思う住人カードを自分の前におきます。
もし、もうお城カードにいたと思う住人カードがない場合は、パスします。

それを繰り返し、全員がパスしたらラウンド終了です。
お城カードを表にして、自分が集めた住民カードがいるかどうか確かめます。
→いた場合。
おばけこまを1ますすすめます。
→いなかった場合。
おばけこまを1ます戻します。

お城カードがなくなったら、ゲーム終了です。
おばけこまが1番前にあるプレイヤーの勝ちです。

 

f:id:konpekino:20201218052853j:plain

「グラグラ城のオバケ」のイラストが使われています

時間も余裕も0の午後に、「ごめん、ほんっとにネタがないのー」と2号に泣きついて、2号とわたしの2人でプレイ(笑)。

「記憶力ゲームだし、そんなに時間かからないと思う」と言ったら、「記憶力ゲームねぇ…あ、でもHABAなんだ。じゃあいいよ」と2号。
HABAに対する絶大な信頼、ありがたい(笑)。

じゃあ、お城カード表にして…「これをできるだけ覚える。めくった人がいつでもまた裏返しにできる。それからみんなで誰がいたか当てる。それだけ…って、ちょっと待った、こんなに大小あったっけ??」とわたし。
いろんな大きさだってのは覚えてたけど、こんなに差があるとは…

…えーっと、あの住人とこの住人とそっちの住人と…ダメだっ、これ以上表にしておいても、わたしはどんどん忘れて、2号がどんどん覚えるだけだっ(真理・笑)。
「んじゃ、ここまで」と言って、お城カードを裏返しにする。

2号から交互にいたと思う住人カードをとってゆく…当たり前だけど、2号もわたしも覚えやすい人物を覚えているので、あっという間にわたしが覚えている人物がいなくなる(笑)。
「えー、もう覚えてない…」とパスするわたしに対して、「これもいたはず。あと、これも」と、ひょいひょいカードをとってゆく2号。
ちくしょー、2号とは記憶力ゲームやっちゃいけなかったのにー!
記憶力ないから、それすら忘れるー(笑)。

そして答え合わせ。
まずわたし。
しろくま、ドラキュラ、ぶたと、よろい着て逃げてる人」…全員いた(笑)。
つぎは2号。
「えーっと、よろい着ておの持ってる人でしょ、にわとりでしょ、ふくろうでしょ、かめでしょ」
「ちょっと待って、かめ、どこ?」
「ここ」…ホントだ、おしりしか見えないけど(笑)。
「で、わに」
「どこ?」
「ここ」…また体半分しか見えないっつーの(笑)。
「で、コックさん」
「うっそー、こんな小さいやつ覚えてたの??」
いきなり2号6点、わたし4点。

f:id:konpekino:20201218053215j:plain

大きさが違うってだけでこんなに混乱するとは…

そのうえ、今使ったカードを見ながら、2号は「こんなところに、よろい着てる人がいる!!」と叫ぶ。
どこ…うっそー、入り口の飾りになってる(笑)。
…こんなのまで見つけて覚えんのー?
マジっすか…

2枚目。
…えーっと、ぶたでしょ、こうもりでしょ、ふくろうでしょ、しろくまと、よろい着て逃げてる人と、くつの召使と、ドラキュラと…「はい、おしまい!」

今度は結構覚えた!と思ったけれど、2号もわたしも覚えているものは同じで、しかも住人カードを選んでいるうちにどんどん薄れていく記憶(笑)。
あっというまに覚えていた住人カードがいなくなる…ような気がする(笑)。

2号は「くつ持ってる召使いでしょ、とかげでしょ…ほら、召使いの背中にいるの(全然気がつかなかった)、かめでしょ、わにでしょ、ふくろうでしょ(あーっ、それ天井にいたっ!)、こうもりでしょ」…6つ全部正解。
わたしは「しろくまと、ドラキュラと、ぶたと、よろい着て逃げてる人」…全部正解だけどまた4つ。

3枚目。
表にすると…2号もわたしも思わずふき出す。
「ちょっとこれ…」「うん…」…1人だけ巨大すぎて、それに意識がいっちゃって全然覚えられない(笑)。
しかも、3枚目ぐらいになると「さっき見た人」と「今見た人」がごっちゃになる(笑)。
「もうダメだっ、全然覚えられないー」と言いながら、カードを裏返し。
今回も、2号6つ、わたしに至っては… 3つ(笑)。
そんな風にすすんでいって、言わずもがな、2号圧勝(笑)。

要はメモリーなのですが、ひとひねりあって思ったよりずっとおもしろかったです。
絵の大きさを変えるというのは、ありそうでなかったアイディア!
大きさが変わっても、同じ絵なんだから覚えられそうなのに、それが意外に難しく、いざ住人カードを見ると「こいつ、いたっけ?」になります(笑)。
しかもラウンドを重ねると、記憶はもっとごちゃごちゃ…最後に頼るのは、記憶力ではなくカンになるという(笑)。

2号は、「これ、すごくいいじゃん。エクストリームミニよりずっとおもしろいよ」とのこと。
…まぁ、比較対象はおいといて(笑)、わたしもそう思いました。

唯一の難点は、お城カードが小さいこと。
4人で見るのはちょっと大変かも…というより、老眼にはつらいかも(笑)。
でも、小さい住人を見つけられるとうれしいです。

 

☆今日のありがとう☆
忙しさマックスっ!
思わず2号が「もー、最悪なことばっか…」とつぶやいたら、夫は「そうだね、確かに大変だ。でも、おいしいご飯があるし、暖房もきいてるし、とりあえずぼくらは健康だ。それにジェームスボンドのボックスも届いた。これはすごくいいことじゃないか?」と。
思わずわたしも目が覚めました。
どんなに大変な日でも、かならずいいこと、うれしいことがあるから、この「今日のありがとう」を始めたのに、それ忘れかかってました。
思い出させてくれて、ありがとう!

ちなみに、クレイグボンドにはまったわたしたちはボンドのボックス購入しちゃいました(笑)。