紺碧のSpielplatz

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バイソン将棋(Bison)

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Alex Randolphさん作です

地面がゆれ、遠くに大きな砂煙が見える。
蹄のとどろく音が、大地に広がる。
これは、川にはさまれた小さなインディアンの村にとって良い兆しではない。
バイソンの群れが一直線にインディアンの村に向かっているのだ!
村の酋長は四匹の犬とともに村を守ることができるだろうか。
あるいは、バイソンが二つ目の川を渡り切ってしまうだろうか。

No.223

・バイソン将棋(Bison)

・Alex Randolph作

・Piatonik

・7歳から

・2人用

・時間…30分

・日本語化…必要ありません

「バイソン将棋」は、Alex Randolphさん作で前々から気になっていたのですが、なかなか購入まで至らず。
別に理由はないけれど、なんだかタイミングが合わないってやつです。
でも、ブラックフライデーにのせられてあっさり購入(笑)。

ボードを広げます。
バイソンを川向こう(ボードの一番はじの列)にならべます。
各列に1匹ずつです。

反対側の川岸(ボードのはじから2列目)には、ボード中央にインディアンをおき、インディアンの両脇に2匹ずつ犬をおきます。
プレイヤーのひとりが、バイソンとなり、もうひとりはインディアンと犬になります。
どちらも、一手番につきこまを1つだけ動かします。

バイソン側は、バイソンをインディアン側の川向こうまですすめること、インディアン側は、バイソンを1匹も川向こうに行かせないことが目的です。
バイソンは、一手番につき1匹だけ1ます前進することができ、川向こうまですすむことができます。
ただし、すすむますにインディアンか犬がいる場合、すすむことができません。
また、インディアンや犬を攻撃することもできません。

インディアンは、たてよこななめのますに1ますすすむことができます。
川向こう(ボードの1番はじの列)に行くことはできず、川と川のあいだだけ移動することができます。
また、バイソンを攻撃することができます。
すでにバイソンがいるますにインディアンがすすむと、バイソンを攻撃し、バイソンはボートから取りのぞかれます。

犬は、たてよこななめのますに好きなだけすすむことができます。
川向こう(ボードの1番はじの列)に行くことはできず、川と川のあいだだけ移動することができます。
犬は、バイソンを攻撃することはできず、ますにとどまってバイソンが前進するのを阻止します。

ゲームは…
・バイソンがインディアン側の川向こうに到達した場合
あるいは
・インディアンがバイソンをつかまえ、他のバイソンも犬に止められた状態となり、バイソンが1匹も動かすことができなくなった場合
終了です。
バイソンが川向こうに到達したら、バイソン側が、バイソンが1匹も動けなくなったら、インディアン側が勝ちです。

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バイソンとインディアン+犬の戦い

天気の悪い午後に、1号とわたしの2人でプレイ。
「バイソン側がなかなか勝てないらしいから、わたしが先にやるね」と言って、わたしはバイソン、1号はインディアンと犬でスタート。

「バイソン将棋」というぐらいなんだから、将棋なみに最初の一手だって熟考すべきなんだろうけど、基本熟考しない、長考キライ(…というか、できない・笑)なわたしは、何も考えないで一番はじのバイソンを動かす。
1号犬を移動させる。
そのままバイソンを動かす…犬が来る…その隣のバイソンを動かす…犬が来る…その隣のバイソン…

…と、何も考えてないバイソン(笑)は目についたバイソンをすすめる。
途中から、ちゃんと先をよみ始めた1号は、インディアンでバイソンをつかまえまくる。
あわてて反対側のバイソンを動かし始めるけど、時すでに遅し。
インディアン、村を守り切る。

そして、交代。
同じようにやってるはずなのに、インディアン側苦戦…なぜ(笑)?
なんでかな、後手になってる気がする…
あと1歩及ばず、バイソン側勝利。

「おかしいっ、なんでバイソンが勝つのよっ」とわたし(笑)。
「とにかくもう1回やってみようよ」と1号が言ってくれたので、交代してもう1回。
…やっぱりあっさりバイソンが負け。
途中から、どんどんインディアンに食べられちゃって(注・食べるのではなく、攻撃するはず・笑)、バイソンほとんど残らないのはなぜ?

…気を取り直して、わたしインディアン、1号バイソン。
…どーしても間に合わないんだけどっ(笑)!!

インディアン、バイソンにかかわらず、わたし4連敗(爆)。
バイソン将棋の才能、全くないと思われる(笑)。
「なんかさぁ、『ファミリア』思い出す…あれも負けまくったよね…何やったらいいのか全然分かんないとこも同じ」と言ったら、1号が「ねぇ、もう1回やってみようよ」…ヤツは気に入ったらしい(笑)。

まずは、わたしがインディアン側。
今度はちょっと考えてみる(今ごろ・笑)。
えーっと、犬で止めるだけじゃなくて、たぶんインディアンでバイソンを減らさないとダメなんだよな…でも、行き過ぎると戻るのに時間かかるから…この辺で…犬はここに行って…脳みそフル回転(笑)。

…ようやく勝てた!!
次は、バイソン側。
今度は一か所集中じゃなくて、何匹かグループで動かしてみる。
片側に引き付けて、反対側で攻めるっと思ってたけど、それでは間に合わないのが分かったから、反対側も動かしてみる。
…なんでそれを最初からやらなかったのか(笑)。
犬はどこまでもすすめるけど、インディアンは1ますだけというのがようやく利用できる。

犬に止められつつも、バイソンを数匹一緒に前進させてゆく。
インディアンが来るまでに、反対側もすすめはじめると…1号、インディアンでどんどんバイソンを食べるものの、反対側のバイソンが前進してしまい、あわてて犬で止めにいくものの、間に合わず…

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バイソン、村に突入っ!

勝った!
バイソンで勝った(笑)!
やったーっ(笑)。
1号「よかったじゃん」…めっちゃ余裕の発言、さすが4連勝しただけある(笑)。

これは、遊ぶ人を選ぶゲームかなと思います。
ルールは簡単なのに、ゲームは難しいという一筋縄ではいかないタイプ(笑)。
わたしみたいな行き当たりばったり派(そんな派あるの?)には全然向いてません。
しっかり先をよんでこまを動かさないと、まず勝てないし、おもしろさも半減なのではないかと。
先をよんで、戦略を立てるのがお好きな方は、すーごく楽しめると思います。

まだ、数回遊んだだけではおもしろさは分かりません。
プレイ時間も短いし、だまされたと思って、何度か遊んでみてください。
もしかしたら、「あ!」と思う瞬間にめぐりあえるかもしれませんし、めぐりあえないかもしれません(笑)。

無責任な発言ですが、ゲームに限らず、やってみなきゃ分からない、やってみても分からないかもしれないことっていっぱいあると思います。
だから、まずはとりあえず何度か遊んでみて欲しいです。

ちなみに、作者のRandolphさんは1966年から6年ほど日本に住み、そのあいだに将棋の有段者になられたそうです。
とことん「ゲーム」を極めた方だからこそ、シンプルなルールでここまで深いゲームが作れたのだろうなと思います。

 

☆今日のありがとう☆
朝、夫が「今日は、いつもより早く帰れるから、ゲームやろう!」と言ってくれました。
それだけで、1日がんばろうって気分に(笑)!
ステキな言葉&遊んでくれてありがとう!