紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

カメのかけっこ はらぺこかめさん(Schildkrötenrennen)

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Kniziaさんが続いてる…

カメが走ることはほとんどありません。
…が、たまにはかけっこをすることもあります。
たとえば、野原のはじにあるおいしそうなサラダを食べるために。
ただ、カメたちは持久力がないので、しょっちゅう他のカメのこうらにのっかって運んでもらおうとします。
積み重なった状態では、方向を間違えることもあります。
それでも、サラダに一番乗りできれば、おいしいサラダをむしゃむしゃ食べるのです。

No.237

・カメのかけっこ はらぺこかめさん(Schildkrötenrennen)

Reiner Knizia

・Winning Moves

・6歳から

・2人から5人

・時間…20分

・日本語化…必要ありません

先日、ふと「そういえば、誰がどのこまか隠して競争するゲーム、あったなぁ…なんだっけ?(大さっぱすぎ)」と思い、棚を探すと…あったっ、「カメのかけっこ」!
これは、昔(笑)よく遊びました。
小さかった2号がすぐバレる走り方をして、負けて大騒ぎ…までがワンセット(笑)。
今でも負けると大騒ぎしてるけど(笑)。

ちなみに、偶然なのですがこのところKniziaさんのゲーム記事ばかり書いてます。
ロストシティ」書いて、「ケルト」を書き、「カメのかけっこ」も書き始めたという…隠れファンなんじゃないの?って言われそうですが、Kniziaさんがそれだけ多作ってことです(笑)。

ボードを広げ、スタート地点にカメをならべます。
カメタイルはよくきって、各プレイヤーに1枚ずつ配り、他の人に見えないように確認します。
カードはよくきって、各プレイヤーに5枚ずつくばり、残りは裏返しに積み重ね山札とします。

ゲームの目的は、カメタイルの色のカメを1番早くゴールさせることです。

手番がきたら、手札から1枚選んで表にして出します。
カードの色のカメを指示通り動かします。
プラスのしるしは、前に、マイナスのしるしは、後ろにすすみます。
やじるしのしるしは、ビリのカメを1ます前にすすめます。
ビリのカメが2匹以上いる場合は、1匹選んで1ます前にすすめます。

すでにカメのいるますにすすんだら、そのカメの上に今すすめたカメをのせます。
積み重なったカメをすすめる時は、上にのっかったカメもおんぶしたまま一緒にすすみます。

カメをすすめたら、山札からカードを1枚補充して、手番終了です。
カメがゴールに到着したらゲーム終了で、ゴールしたカメのプレイヤーが勝ちです。
もし、積み重なったカメがゴールしたら、1番下のカメが1番です。

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いきなり大人プレイ炸裂(笑)

天気の悪い午後1号、2号、わたしの3人でプレイ。
「あー、これ、遊んだよねー。すぐバレちゃうんだよねー」と2号(笑)。
バレちゃうとこまで覚えてんだ(笑)。

手札をくばって、カメタイルもくばる。
わたしのカメは紫。

序盤は、考えてもしょうがないっとバレないように出す方に重点をおく…と思ったのは、他の2人も同じだったらしく、序盤からカメが全匹積み重なる(笑)。
…いきなり大人プレイ炸裂(笑)。

途中、上の2匹だけですすんだので、わたしが「そうかたいこと、おっしゃらずに…」と言いながら、残りの3匹をまたのせる(笑)。
次は、上の3匹がすすむ…と、今度は2号が「そうかたいことを、おっしゃらずに…」と残りの2匹をまたのせる(笑)。

どんどんゴールは近づくのに、カメは重なったまま(笑)。
大人プレイにもほどがある(笑)。
おかげで誰がどれだか全然分かんない!

わたしのカメは紫だったので、途中で紫と青を重ねてすすめたんだけど、2号がまたそのうえに3匹積み重ねる。
激しく入れ替わる積み重なったカメたち(笑)。

山積みのまま(笑)ゴール直前まできたわたしたちは、ここで激しく争う(笑)。
積み重なってゴールしたら、1番下のカメが1番…ということは、自分のカメを1番下にしたい…のに、他のやつら(笑)は上にのせる(当たり前)。
かと思えば、2号はマイナスカードをうまくつかって、よりによって青と紫のかめを下げる!
ぎゃー、差をつけられたーっと思ったら、そのスキをついて1号が赤のカメをおんぶした緑のカメをゴールさせる!
にんまりしながらタイルを表にする1号…当然緑(笑)。
「ちくしょー!」と言いながら2号のカメは黄色…うっそー、わたしビリじゃん(笑)。

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紫、思いっ切りビリ(笑)

めっちゃおもしろいってんで、すぐにもう1回(笑)。
タイルをよく混ぜて、1枚ずつ渡す…あ、また紫だ(笑)。

今度も、3人ともさっさと5匹重ねる(笑)。
重ねるんだけど…手札には色指定のあるカードばかりで、本能的につい自分の色をすすめようとしてしまい、1匹だけすすめることも多々…

それはわたしだけではなかったようで、1号がやたらと単独で緑をすすめるので1号は緑とあたりをつける。
後で聞いたら、「ままは紫だろうなって思った」と言われたので、たぶんわたしも同じことをやっていたと思われる(笑)。

多少ばらけることもあったけれど、基本は5匹重なったまま移動。
めずらしく2号のカメが分からない(笑)。
あと1ますでゴールというところで、相変わらずカメ5匹重なってる(笑)。
わたしの手札は…全部1ます前へすすむカードで、すべて色指定アリ。
…なのにわたしの紫だけないっ!
困った…
青と赤は論外だけど、黄色のカードを出せば、緑だけ置き去りにして(笑)、黄色、紫、青、赤でゴールできる。
ただ2号のカメが黄色なら、2号におぜん立てすることになる…

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緑、おきざりっ(笑)

えぇい、一か八かかけてみる!
黄色を動かして、おんぶされたカメたちと一緒にゴール…すると。
「ちぇー、負けたー!」と2号…2号のカメは赤!
1号は、わたしの予想通り緑のカメで、わたしが1位、以下2号、1号でした。

 

これ、子ども向けにはなってるけど、子ども向けにしとくのがもったいないっ!
少ないルールで、めちゃくちゃ激しいです(笑)。

たぶん、ルールが少ないから対象年齢6歳からなんでしょうが、本当に楽しめるのはもう少し年齢が上じゃないかなと思います。
自分の正体がバレないようにすすめるというのはかなり高度なテクニックですし、しかもそれを楽しめるとなると6歳では難しいのではないかと。
実際、小さかった2号と遊んだときは、ひたすら自分のカメをすすめまくって、すぐバレて、バレちゃったからおもしろくないという悪循環に陥ってました(笑)。
しばらくして、ゲームのコツを理解したら楽しんでいましたが、「プレイできる」というのと「楽しめる」というのは別物だなぁと思ったのを覚えています。

あと、「カメのかけっこ」は、フルの5人じゃなくて3人か4人で遊ぶのが一番おもしろいと思います。
5人で遊んだこともあるのですが、ダミーが混じっていた方が、断然楽しいです。
ぜひ、誰がどのカメか推理しながら出し抜いてください(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
夫の仕事場の近くまで行ったので、こっそりポストにお菓子を入れといたら、夫は大よろこび。
よろこんでくれてありがとう!