紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

むかつく牛たち(Fiese Kühe)

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丑年にちなんでみました

1日中放牧されていた牛たちが、小屋に帰る時間になりました。
どの群れも1番最初に小屋に戻ろうと必死です。
ところが、狭い放牧地のいたるところにフンが落ちているので、牛たちはお互いにわめきながら、おしあいへしあいの大騒ぎ。
どの牛の群れが1番最初に小屋に戻れるでしょうか。

No.220

・むかつく牛たち(Fiese Kühe)

・Anita Mazzoli , Peter Ratschiller作

・Spiel Spass

・8歳から

・2人から4人

・時間…40分

・日本語化…必要ですが、和訳シートがあれば充分です

今年は丑年!
じゃあ、牛にちなんだゲーム特集をやろうと思ってから気がつきました、わたしは牛のゲーム、そんなに書いてない(笑)。
ちぇ、いきなり企画倒れじゃん(笑)。

4つのボードは、自由に4枚ならべて、5列12ますのコースを作ります。
スタート地点にフンが落ちていないようにします。
各プレイヤーは、同じ色の牛4匹とカードセットをうけとります。
自分のカードをよくきって、山札を作ります。
上から5枚をとって、手札にします。
スタート地点の手前に牛をおきます。

手番がきたら、以下の2つから1つ選んで行います。

・カードを実行
手札から1枚選んで出します。
かかれた数ぶん、自分の牛を動かします(必須)。
カードの効果を利用します(任意)。
山札から手札を補充し、手番は終了です。

・カードを交換
どの手札も使えないときは、カードを交換することができます。
その場合は、手札から1枚選んで捨て札にし、残りの4枚を山札にまぜてよくきります。
それから、山札の上から5枚を手札として、手番は終了です。

牛をうごかすときは…
→まっすぐ動かします。
途中で方向を変えることはできません。
→前か、真横にすすむことができます。
ななめ、真後ろにすすむことはできません。
→ふんや他の牛をとびこえることはできません。

また、牛は群れで移動する動物なので、牛をすすめた後に同じ色の牛同士の間が3ます以内になるようにします。
4ます以上離れてしまうときは、牛を動かせません。
つまり、ゲーム中は自分の牛をどんどんボード上に送ることになります。

カードの効果

・STOSS
かかれた数すすめた先のますに牛がいたら、その牛を1ますつきとばすことができます。
つきとばされた牛がすすんだ先にも牛がいたら、その牛もつきとばされます。
自分の牛をつきとばしてもかまいません。
つきとばされた先にフンがあっても、そのますに牛をおきます。
真横につきとばして、つきとばされた牛が柵をこえなければならなくなる場合は、このカードは使えません。

・GRR!
かかれた数すすめた先のますに牛がいたら、威嚇されてその牛は1歩下がり、すすんできた牛に場所を譲ります。
場所を譲った牛は、場所をとった牛が来た方向に1歩さがります。
さがった先にフンがあっても、そのますに牛をおきます。
自分の牛を威嚇してもかまいませんが、あまり効果はないでしょう。

・MUH!
かかれた数すすめた先のますは、空いていなければなりません。
そこに牛をすすめたら、牛は「もぉぉぉぉ」と叫び、そのますにたてよこななめに接するますにいる牛は驚いて、全匹1ます前、ヨコ、あるいは例外的に後ろに動きます。

・PLATSCH
かかれた数すすめた先のますは、空いていなければなりません。
このカードの牛は長ぐつをはいているので、フンのあるますにも入ることができ、そこを通り過ぎることもできます。

・ZIG-ZAG
かかれた数すすめた先のますは、空いていなければなりません。
このカードに限り、牛をすすめる際に好きなだけ方向を変えてもかまいません。
ただし、後ろと斜めにはすすむことはできず、同じますに2回入ることもできません。
また、すでに牛がいるます、フンがあるますには入ることができません。

・HÜH!
かかれた数すすめた先のますは、空いていなければなりません。
このカードに限り、かかれた数から1つ選んですすむことができます。
途中で方向を変えたり、すでに牛がいるます、フンがあるますには入ることができません。
また、群れから離れすぎないように注意してください。

山札がなくなって手札が補充できなくなっても、捨て札を山札には戻さず、そのまま続けます。

ゲームは、
・4匹すべて小屋に戻った
あるいは
・プレイヤー全員が、手札をすべて使った
ら、終了です。
4匹すべて小屋に戻したプレイヤーか、あるいは、手札をすべて使った時点で一番多く牛を小屋に戻したプレイヤーが勝ちです。

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赤、すでに出遅れ(笑)

天気の悪いお昼に1号、2号、わたしの3人でプレイ。
ざっとルールを説明したけれど、カードの効果がややこしい&多すぎる(笑)。
まぁ、やってみたら分かるか…と始めてみる。

序盤は、3人ともとりあえず牛を野に放つという感じ。
フンのある列をさけて、3人とも牛を出してゆく。
「えーっと、これなんだっけ?」…そのたびに早見表で確認。
…予想はしてたけど、テンポ悪い…まぁ、牛歩って思えばいいのか。

1号は、牛のくせにうまくスタートダッシュをかける。
それに続く2号…わたしは…まだ野に出てない牛がいる…フンのない列は満員御礼(笑)なので、あえてフンの列に出して、PLATSCHを使う。
これは、牛が長ぐつはいてるし、分かりやすい(笑)。

2号がここでSTOSSを使って、自分の牛をまとめて2匹動かす。
あ、それはいい考え…って、まだ牛が全部野に放たれてないわたしはできないけど(笑)。

1号は、全部まとめて移動させる作戦らしくきれいに横並び。
ZIG-ZAGを使っているのに、みんなまとまっているのは見事。
ZIG-ZAG、わたしは使いたくても前がつかえてるし、フンはあるしで使えなーい(笑)。

そのうち2号の2匹組がすすみすぎる(笑)。
「2匹一緒だから群れじゃん。それじゃーダメなの?」と2号。
「ダメらしいよ、4匹一緒なんだって」と言うと、「えー、そしたら…」と手札をもう一度見直す。
GRR!カードを出したので、わたしの牛、場外に放り出される(笑)。
「なんかなぁ…牛って確かにゆっくり歩くけど、こんなに遅いもんなの?」とわたし。

1号はタイミングよくHÜH!カードを出して、一気にすすむ…わたしも一気にっと思うんだけど、前がつまりすぎで動けない(笑)。
んじゃーSTOSSだっと思っても、行き先にフンがあるから使えない、せっかくのHÜH!は直線で使いたい、ZIG-ZAGもますが足りない…どうせなら効果を使いたいのに、全然使えなーい(笑)!
仕方がないので、MUH!で1ます…まわりの牛を蹴散らす…って1匹だけじゃん(笑)。

わたしのカードの使い方、どっからみても空回り(笑)。
そんなわたしを横目に、1号は堅実に着実にすすんでゆく…

ようやく前が空いたので、ZIG-ZAGで飛び出してみる…焼け石に水にしか見えないけど(笑)。
だって、前が空いたということは、他の牛たちはもっと遠くに行っているというわけで。

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牛の歩み…

終始うまく立ち回った1号が、あっさり全匹(笑)ゴールさせ、次に2号。
わたしは…聞かないでください(笑)。

このゲーム、レース系だと思って遊ぶとがっかりすると思います。
しょせん、走る(というより歩く)のは牛。
なので、めちゃくちゃのんびりすすみます。
ただ、カードの効果でうまく玉突き(牛突き?)できると、すっごく楽しい!

同じレースカード使ってるのに、ちゃんと差がつくのもおもしろかったです。
…って、要はわたしの使い方が極端にヘタだったということだと思いますが(笑)。

問題は、カードの効果が多すぎること。
いちいち確認すると、牛のレースだということを差し引いてもテンポが悪いです。
何度か遊んでカードの効果が分かれば、もっと楽しいのかもしれませんが…レースと、テンポがかみ合ってない気がします。
何度か遊んで効果を覚えたら、また違う感想になるとは思います。

ちなみに、牛のこまだけでなく、ボードも両面印刷。
何度も遊んでくれーっといわれているような気がしますが…と、とにかく、コンポーネントは、豪華です(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
朝、夫が「ぴーぴーぴー」と叫ぶ…何だろ?と思ったら、「目覚ましになってあげたんだけど?」…あ。
目覚まし時計、かけるの忘れてた…
起こしてくれて、ありがとう。